豆腐は腐るとどうなる?状態の見分け方や保存方法・賞味期限も解説!

豆腐が腐るとどのような状態になるのか、見分け方を解説。常温で置いた場合や、冷蔵、冷凍した場合の賞味期限もまとめました。腐る前に豆腐を長持ちさせる保存方法、期限が過ぎても加熱すれば大丈夫なのかについても紹介します。

豆腐は腐るとどうなる?状態の見分け方や保存方法・賞味期限も解説!のイメージ

目次

  1. 1豆腐が腐る状態の見分け方や賞味期限を紹介!
  2. 2豆腐は腐るとどうなる?
  3. 3腐った豆腐を食べたときの対処法
  4. 4豆腐の保存方法と賞味期限
  5. 5豆腐が腐るのを防ぐポイント
  6. 6豆腐は腐る前に消費しよう!

豆腐が腐る状態の見分け方や賞味期限を紹介!

冷奴の豆腐

味噌汁や鍋、サラダなど、さまざまな料理で活躍するのが豆腐です。買い置きをしていると、賞味期限が切れたり、うっかり常温で放置してしまったということもあるかもしれません。

賞味期限が切れた豆腐が食べても大丈夫なのかどうか、判別する方法はあるのでしょうか?また、賞味期限が切れても、加熱すれば食べられるのでしょうか?この記事では、豆腐が腐るとどうなるかの見分け方や、対処法について紹介します。

豆腐は腐るとどうなる?

腐った状態の見分け方①見た目

鍋の材料の豆腐

豆腐が腐っているかどうかは、まず見た目をチェックしましょう。腐ると、色が黄色になったり、表面にカビが生えたり、浸けている水が白く濁るといった変化が出ます。そのほか、パックがパンパンに膨らんでいることもあります。未開封のパックが膨らんでいるのは、発酵してガスが出ているためです。

未開封の状態でも、パックの中に入っている水や空気によって菌が繁殖しますので、時間が経つと腐ります。上記の特徴を知っておくと、開封前でも腐っているかどうかを判別できます。

腐った状態の見分け方②触った感覚

四角の木綿豆腐とサイコロ状の木綿豆腐

見た目で「大丈夫だろう」と思っても、実は腐っていて食べられないこともあります。触った時に、違和感がないか確認しましょう。豆腐が腐ると、納豆のように表面に粘り気が出て、触るとぬるぬるするという特徴が出ます。場合によっては豆腐や周りの水が糸を引いたり、柔らかくなりすぎて、触るとすぐに崩れてしまうこともあります。

こういった特徴が出ていると、見た目に変化がなくても、腐敗が進んでいる証拠です。食べられないため、廃棄しましょう。

腐った状態の見分け方③臭い

スライスした豆腐

豆腐が腐ると、見た目が変わっていなくても、臭いで分かることもあります。開封した時に、ツンと鼻を刺すような酸っぱい臭いや、カビのような臭いがした場合は危険です。雑菌が繁殖すると酸性のガスが発生するため、中で腐敗が進んでます。通常は豆独特の臭いや、豆乳のような匂いがあるだけなため、刺激臭がするとすぐに判別できるでしょう。

また、開封時は臭わなくても、包丁で切った時に中から異臭がすることがあります。少しでも臭いがしたら、廃棄してください。

腐った状態の見分け方④味

薄く切った豆腐

最後に、豆腐が腐る時に表れる味の違いについても確認しましょう。通常は大豆の味やほのかな甘味がありますが、腐ると雑菌が繁殖して酸化が進むため、酸っぱい味がします。また、細菌の種類によっては苦味が出ることもあります。

自家製でにがりを入れすぎて苦くなる可能性もあるでしょう。品種によっては大豆独特の苦みやえぐみを感じることがありますが、食べられないほどの苦さでなければ問題ありません。

舌が受け付けないほどの苦味がある場合は、腐っている可能性があるので、廃棄しましょう。また、舌にピリピリ痺れるような刺激がある場合も、腐敗が進んでいます。

豆腐が腐る時の変化に気づかず料理に入れると、料理全体も酸っぱくなります。料理を廃棄することになってしまうため、使う前に問題ないかどうかチェックしましょう。

腐った豆腐を食べたときの対処法

豆腐が腐ると食中毒の危険がある

精製された豆腐

豆腐が腐ってしまっても、「生で食べるのは危ないけれど、加熱すれば大丈夫」と考えている人もいるでしょう。しかし、菌によっては加熱しても死滅せず、食中毒になることもあります。豆腐が腐ると、黄色ブドウ球菌やセレウス菌といった、食中毒を引き起こす菌が繁殖します。

腐る原因となる黄色ブドウ球菌は、加熱すると菌自体は死滅します。ただし、豆腐に残った毒性は変わりません。また、セレウス菌は加熱しても完全には死なず、冷めた後に増殖します。そのため、加熱して食べても食中毒になることがあるのです。腐ると表れる臭いや見た目などの特徴が見られた場合は、食べずに廃棄してください。

食べたときの対処法

鍋に使われる豆腐

腐った豆腐を誤って食べてしまった時は、どうすれば良いでしょうか?食べてから30分~6時間の間に激しい吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などが起こった場合は、食中毒にかかった可能性があります。症状が悪化する前に、すぐ病院で診察を受けましょう。

口に入れた時に味の異変を感じた場合は、すぐに吐き出して水で口を漱ぎましょう。時間が経っても腹痛や下痢、吐き気などの症状が出なければ問題ありません。しかし、症状が出た場合は病院で診察を受けてください。

豆腐の保存方法と賞味期限

冷蔵保存と賞味期限

皿に乗せた豆腐

豆腐を冷蔵保存した場合、パックに書かれている日付が賞味期限となります。加工している食品とはいえ賞味期限は短いので、なるべく期限内に食べるようにしましょう。

また、冷蔵保存時の温度は10℃以下です。ドア付近など場所によっては温度が高くなる場所もあるので、注意してください。

冷凍保存と賞味期限

更に乗せた豆腐

賞味期限が来る前に冷凍保存すると、腐る原因となる腐敗菌の繁殖を抑えられるため、約1ヶ月ほど持たせられます。冷凍保存する時は、キッチンペーパーで水気を取って使いやすい大きさに切り、タッパーや保存袋に入れて保存します。袋に入れる時は、平らになるようにしてください。

水分を取ることで、より菌の繁殖を抑えることができます。使う時は、ザルやバットに乗せて室温で解凍します。解凍後は滑らかさがなくなり食感が変わってしまうため、食感が気にならないようアレンジして料理に使うと良いでしょう。

期限切れの豆腐はいつまで食べられる?

しょうがとねぎを乗せた豆腐

賞味期限は味を保証するための期間です。期限が過ぎてしまっても、3日以内であれば、腐る前に食べることができます。ただし、期限が過ぎた後は鮮度が失われているため、自己責任となります。サラダや冷奴など生で使うことは避けて、必ず加熱しましょう。

冷凍保存する場合、賞味期限が来る前であれば1ヶ月ほど保たせることができます。しかし、賞味期限後は襟等してもあまり長持ちはしません。腐る原因となる腐敗菌が、繁殖し始めている可能性があるためです。

冷蔵庫に入れたままよりは、腐るのを遅らせることができます。しかし、冷凍した場合でも3日以内で食べきる方が良いでしょう。

豆腐が腐るのを防ぐポイント

ポイント①常温のまま放置しない

ざるに乗せた豆腐

豆腐を買った後、冷蔵庫に入れるのを忘れて、常温のまま放置してしまうこともあるでしょう。豆腐が腐る原因となる腐敗菌の繁殖は、10℃以下で抑えることができ、30~40℃で活発になります。腐るのを防ぐには、買った後はすぐに冷蔵保存か冷凍保存することが重要です。

特に、季節によっては常温で放置しておくとすぐに腐るので危険です。夏場は室温が菌の繁殖しやすい温度になりやすいため、未開封でも1~2時間程度で繁殖し始める可能性があります。見た目にわからなくても、臭いなどで異変を感じたら廃棄してください。冷蔵庫の温度が高い場合も腐る可能性があるので、温度には気を付けましょう。

冬場は、温度が10℃以下になる冷暗所でなら、常温で1~2日置いていても腐ることはありません。暖房が入っていたり、湿度が高い場所では1日置いておくと腐る可能性があるので、要注意です。しかし、温度変化が不安定であるため、知らないうちに温度が上がっていることもあります。なるべく冬でも冷蔵保存か冷凍しておく方が安心でしょう。

ポイント②別の容器に入れかえる

冷奴にした豆腐

冷蔵保存する場合、ひと手間加えることで、賞味期限よりも約3日ほど長持ちさせられます。お湯で2分茹でた後別の容器に移し替え、塩ひとつかみと清潔な水を入れて保存します。レンジで1分加熱する方法でも良いです。別の容器に移し替えるだけよりも、一旦加熱するのがおすすめです。加熱で殺菌できて、腐るのを遅らせられます。

容器を移し替えた後、数日保存する場合は毎日水を取り替えましょう。水を替えないままだと、豆腐を漬けている水にあくが出て、腐る原因になります。水を取り替えることで、腐敗菌の繁殖を抑えることができます。この保存方法は豆腐が使え切れず余った場合にも使えますので、ぜひ試してみてください。

ポイント③充填豆腐や高野豆腐を使う

高野豆腐を使った料理

日常的に豆腐をストックしておきたい場合、充填豆腐や高野豆腐で代用するのもおすすめです。通常の豆腐は冷蔵保存で賞味期限が数日ですが、充填豆腐は1ヶ月、高野豆腐は6ヵ月と長期保存ができます。充填豆腐は空気や水を入れずに密閉して加熱殺菌しているため、長期保存が可能なのです。食感も絹豆腐に近いため、冷奴などにも使えます。

高野豆腐は乾燥しているため、湿度の低い冷暗所で保存すれば常温保存も可能です。ただし、戻した場合は水分を含んでおり常温だと腐るため、冷蔵庫で保存してください。密閉して冷蔵保存をすると、約1ヶ月持ちます。高野豆腐は食感が通常の豆腐に比べて独特なため、煮物や味噌汁などに使うのが良いでしょう。

豆腐は腐る前に消費しよう!

水気を切った豆腐

豆腐は腐ると、見た目や味、臭いなどに変化が生じます。加熱しても食中毒になる危険があるため、少しでも異変を感じたら使わずに廃棄しましょう。賞味期限が過ぎる前に保存方法を一工夫すれば、期限が過ぎたとしても、腐る前に食べることが可能です。長持ちできる保存方法を、ぜひ参考にしてみてください。

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