タマリンドとは?効能は?熱帯の甘い果実の食べ方やレシピを紹介

皆さんタマリンドという食材を知っていますか?日本ではあまり馴染みのない食材なので、知らない方の方が多いかもしれません。そこで今回は、タマリンドとは一体何なのか、どんな効能を持った食材なのか調査し、詳しくお伝えしていきます。さらに、タマリンドの食べ方やタマリンドを使ったレシピも併せて紹介していきますので、興味のある方は是非ペンとメモを準備して、最後までゆっくりとお楽しみください!

タマリンドとは?効能は?熱帯の甘い果実の食べ方やレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1タマリンドってどんな食材?
  2. 2タマリンドの食べ方は?
  3. 3タマリンドはどこで購入する事が出来るの?
  4. 4タマリンドにはどんな効能がある?
  5. 5タマリンドソースの基本的なレシピ
  6. 6タマリンドソースの食べ方/レシピ3選!
  7. 7タマリンドを食べてみよう!

タマリンドってどんな食材?

皆さんタマリンドという食材を知っていますか?見た目からも果物なのか野菜なのか判断する事も難しく、日本ではあまり馴染みのない食材なので、知っている方の方が少ないかもしれません。しかし最近、タマリンドは万能食材の上嬉しい効能が沢山ある食材だとテレビで紹介される程話題になり、注目を集めています。そこで今回は、まずタマリンドとは何なのか、どこで収穫される食材なのか、という所から詳しく説明していきます。

タマリンドとは?

タマリンドとは、マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド族の常緑高木で、タマリンド属で唯一の種であり、別名をチョウセンモダマといいます。タマリンドの樹高は20メートルにもなります。幅が約2センチほどあり、やや湾曲した肉厚なサヤの中にある7~15センチある果実が食用になり、タマリンドは果物になります。アフリカの熱帯が原産で、インドやタイをはじめとする東南アジアなどの亜熱帯および熱帯地域で栽培されます。

先程タマリンドとは別名チョウセンモマダと呼ばれるとお伝えしましたが、実はこれどちらも和名なので実際海外では通じない可能性があるそうです。タイではマクカム、マレーシアではアサムジャヴァ、インドネシアではアサム、インドではイムリ、英語圏ではインディアンデーツと呼ばれ、正式な学名はタルムヒンディーです。タルムヒンディーがタムルンドになり最終タマリンドと転じて今の名前になったとされています。

じわじわと注目を集めているタマリンドは、タイやインドやアジア圏内では料理のアクセントに使われたり、ガムやハイチューなどの味に使われたりしています。マメ科の食材なので、果物と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、その実はとても柔らかくそのまま食べる事が出来るので、タイやフィリピンでは子供のおやつなのにもなり、常備している家庭が多く、現地では知らない人は居ないメジャーなトロピカルフルーツだそうです。

そしてタマリンドの殻は比較的簡単に手で割れ、中の果実の部分は柔らかいので優しく扱うと良いようです。また、果実はネットリとしていて、その果実の中に種が入っているので手で果実を触ると少しネバネバしているのが特徴だそうです。また、実際その果実を食べてみると、大半が小石のようなツルツルとした種になっていて食べれる部分は少なく、手で種を取り除く事は難しいので口に一度果実を含み種を取りのながら食べます。

タマリンドってどんな味がするの?

サヤの中に入っているので見た目はさやえんどうのようですが、最初は緑色をした酸っぱい果実が熟して来ると茶色や黒褐色に変化し、熟せば熟すほど甘さが増しコクがあるそうです。その味を一言で言い表すならば、梅干しと柿を足して割った味だ、と表現されているようです。甘酸っぱく、酸味のあるトロピカルフルーツなので、夏など暑い時期にはピッタリの食材です。その個性的な味にハマってしまう人も多いようです。

タマリンドの食べ方は?

熱帯地域で栽培される甘い果実のタマリンドは、上記でもお伝えしたように、果実をそのまま食べる事も可能ですが、酸味があり少しクセのあるその独特な風味を生かし、調味料やソース、ジャムや飲み物など多くの食べ方があります。また、ペースト状のものをそのままお湯に溶かしお茶として飲んだり、お酒に混ぜて飲むなど食べ方や使い方は多様にありそうです。

また、タイやインドなどの現地では、果実のねばりを活かしてとろみ付けにも使われています。タイ料理やインド料理が好きな方であれば、タマリンドを使い本場の本格的な味を、家庭で表現出来るレシピが沢山あります。タマリンドの食べ方が多様にあるように、レシピも多様にあります。タマリンドを使った上手な食べ方のレシピは下で詳しく紹介していきます。

タマリンドはどこで購入する事が出来るの?

現地では、まだサヤの緑色をした状態のものから、熟してサヤや果実が茶褐色になったのもまで、様々なタマリンドを市場やスーパーなどで購入する事は出来ますが、残念ながら日本では生の状態のものを購入する事は難しいようです。また現地で購入しても検疫の問題で、生の状態のまま国内には持ち込む事は出来ないのでご注意ください。その為、現地で見かけた場合は、興味がある方は是非食べてみて下さい。

では一体国内でどのようにタマリンドを購入する事が出来るのかというと、タイやインドなどの輸入食材店やインターネットの通販で購入する事が出来るようです。またタイフェスなどのイベントでも購入出来たという情報が見つかりました。基本的に輸入食材店や通販では生の状態のタマリンドではなくペースト状になったものが販売されていますが、一部生の状態のものを国内で見つけた人もいるようなので探せば手に入るかもしれません。

価格は約500グラムで1000円以下で購入可能のようです。タマリンドをそのままお茶やジャムにする食べ方をする場合以外では、レシピでも大量に使う事はあまりないので、気になる方はまずは500グラム程度購入してみると良いかもしれません。また、500グラムのぺーストが100グラム程度の小分けになって販売されている物や、種が完全に無い状態で販売されているものなど様々ありますので、ご自分の用途に合わせ選んでみて下さい。

タマリンドにはどんな効能がある?

タマリンドには嬉しい効能が沢山あり、特にダイエットや美白、アンチエイジング効果も高く期待できる効能が多いので、是非女性には積極的に摂取してもらいたいのがタマリンドです。もちろん女性以外にも男性や年配の方など幅広い年齢層の方にも有効な効能が沢山あります。それでは詳しく見ていきましょう。

まずは美容の効果を高める効能ですが、タマリンドにはフルーツ酸とも呼ばれている酒石酸やクエン酸などアルファヒドロキシ酸の栄養が含まれており、これがピーリング効果をもたらし肌のターンオーバーを正常にする為美肌に対する効能があります。さらに抗酸化作用も強いので、肌を酸化ダメージから救いアンチエイジング効果が期待出来ます。ビタミンCも豊富に含まれているので全てが上手く結びつき美肌効果をもたらします。

タマリンドはダイエットに対する効能もあり、現地ではダイエットフードと呼ばれている程です。その理由は、タマリンドには食物繊維やカリウムが含まれ腸を調える効能があるからです。先ほどお伝えしたアルファヒドロキシド酸にも整腸作用があるので、腸内環境改善に期待出来る反面、あまり食べ過ぎてしまうとタマリンドは体を冷やす食材なので、お腹を壊してしまう事もあるので摂取しすぎないようにすると良いです。

他にも疲れが溜まりやすい夏の時期などは、不規則な生活やストレスから身体の不調が出てくると思いますが、タマリンドが含む鉄分はヘモグロビンを作る働きがありそれが貧血予防に繋がり、ビタミン類や抗酸化化合物により免疫力を高める効能があります。タマリンドの効能は、生活習慣の予防や鎮痛作用、ドライアイの改善や神経機能の改善など、紹介しきれない程体に良い効能を持つ素晴らしい食材です。

タマリンドソースの基本的なレシピ

基本的なタマリンドソースの作り方は①タマリンドペーストの塊を袋から取り出し、作りたいソースの分量をちぎります。②ちぎったタマリンドをボウルに入れ、10分程度ぬるま湯でふやかします。この時水を使っても大丈夫なようですが、ぬるま湯の方が早くふやけるそうです。③ふやけたら一度手でバラバラになる位にもみほぐし、更に10分程度ふやかします。こうする事で良く水分を吸収し柔らかくふやけるそうです。

④時間を置きまた良く揉み、手で揉みほぐせる限り揉んだら、別のザルとボウルを準備します。ザルにタマリンドを移しゴムベラやスプーンなどで濾します。⑤ザルにまだペーストが残っているようなら、ボウルでもう一度水でふやかし、再度ザルで濾し、濾したソースを密閉容器に移せば完成です。水で戻したタマリンドは徐々に発酵する為、作る濃度にもよりますが、約3週間程度は保存が可能だそうです。

タマリンドソースの食べ方/レシピ3選!

エビのタマリンドソース炒め

それではここから、タマリンドソースを上手に使った美味しい食べ方が出来るレシピを紹介していきますので、是非メモとペンを準備してご覧ください。

エビのタマリンドソース炒めの材料(2人分)は、ブラックタイガー中8尾・粗めのみじん切りにした玉ねぎ2分の1個・粗めのみじん切りにしたピーマン1個・みじん切りにしたにんにく1片・タマリンド20グラム・砂糖大さじ2~3・鶏ガラスープ大さじ2・ナンプラー大さじ1・輪切りの唐辛子1本分・サラダ油大さじ1を準備してください。

作り方は①ボウルに入れたタマリンドに同じ重さのお湯を2回に分けて入れ、ドロッとペースト状になるまでしゃもじで良く混ぜます。②タマリンドを粗いザルで濾して、出来たタマリンドソース大さじ1と、準備した砂糖と鶏ガラスープとナンプラーを混ぜておきます。③フライパンにサラダ油、唐辛子、にんにくを入れ火にかけ、香りが出たらエビを炒め、軽く焦げ目がついたら取り出します。

④同じフライパンに玉ねぎを入れ炒め、玉ねぎに火が通ったらピーマンを加えサッと炒めます。⑤先に作っておいたタマリンドソースをフライパンに入れ、海老を戻して煮ます。調味料の水分が少し飛んだら炒め合わせ完成です。こちらのレシピはタマリンドソースが甘酸っぱいエスニック料理だそうです。お酒も合いそうな一品ではないでしょうか?

パパイヤサラダ

パパイヤサラダの材料(2人分)は、青パパイヤ4分の1本・にんじん4分の1本・トマト2個・ささげ2本・干しエビ大1・落花生大2・みじん切りにしたニンニク2片・輪切りにした唐辛子1本・タマリンドソース小さじ2・ライム汁小さじ2・ナンプラー大さじ1・ヤシの砂糖大さじ1と2分の1です。作り方は①パパイヤとにんじんをピーラーで細く切ります。トマトは4つ切り、ささげは2センチ程度に切ります。

②すり鉢かボウルにニンニク、唐辛子、パパイヤを少し入れて麺棒などで軽く叩きます。③そこへささげと干しエビ、落花生、トマトを加え軽く叩き潰します。④最後、全ての調味料と残りのパパイヤとにんじんを入れ、混ぜながら軽くたたき潰して完成です。こちらのレシピのコツは、和えるのではなく叩き潰してながら混ぜていくと、タイ流の本格サラダが作れるそうです。

唐揚げのタマリンドソースがけ

最後に紹介する唐揚げのタマリンドソースがけの材料は、鶏もも肉300グラム・おろしにんにく小さじ1・おろししょうが小さじ1・酒大さじ2・ナンプラー大さじ1・片栗粉大さじ3です。調味料にきび糖大さじ3・タマリンドペースト大さじ2・ナンプラー大さじ1・レモン汁小さじ1・水大さじ1を準備し、他にお好みの野菜を適量と片栗粉も適量準備してください。

作り方は①鶏モモ肉を1口大の大きさに切りボウルに入れ、おろしにんにく、おろししょうが、酒、ナンプラー、片栗粉を加え良くまぜます。②鶏肉を少し寝かせ味を馴染ませたら、180℃程度の油できつね色になるまで揚げていきます。③小鍋に調味料で準備しておいたタマリンドペースト、ナンプラー、きび糖、レモン汁、水を入れ加熱しながら混ぜ合わせます。均一に混ざったら水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。

④お皿に唐揚げを盛り、子鍋で出来たソースをかけ、パプリカや玉ねぎなどお好みの野菜を散らせば完成です。こちらのレシピの材料で、もしナンプラーが準備出来ない場合は醤油を使い、きび糖は砂糖で代用可能だそうです。また、辛くないエスニック料理なので、小さな子供がいる家庭でも作れるタマリンドソースを使ったオススメのレシピだそうです。いつもの唐揚げに飽きたらいかがでしょうか?

タマリンドを食べてみよう!

以上、最近話題のタマリンドについて、効能や食べ方、タマリンドを使ったレシピを紹介してきましたがいかがですか?まだ、なかなか日本では浸透していないフルーツで、簡単に入手する事が難しいですが、出かけた際もし見かけた方は是非購入して食べてみてください。またエスニック料理などがお好きな方は、紹介したレシピで気に入ったものが見つかれば料理を作り、自宅で本格的な味をお楽しみください!

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