掛川市の名産品＆特産品をチェック！日本一の栄冠を持つあのお茶も

掛川市の名産品＆特産品についてまとめてみました。国内屈指の茶産地には、果たしてどの様な名産品＆特産品があるのか？深蒸し掛川茶はもちろん、気になる他の特産品についてもチェックしてみました。

12万人弱が暮らす静岡県掛川市は、静岡県西部に位置する地方都市です。掛川城を核とした城下町として発展し、江戸時代には東海道の主要宿場町の1つ「掛川宿」として大いに栄えました。2005年4月1日に、旧掛川市、大東町、大須賀町の1市2町が合併する形で、現在の掛川市が誕生しています。

知っての通り、掛川市と言えば緑茶です。全国屈指の産出量を誇るとともに、品質の非常に優れた緑茶を作り続けています。

人気テレビ番組でも取り上げられるなど、大きな話題を呼んだ「深蒸し掛川茶」。深蒸し掛川茶とは、おいしいお茶の味を追求した、先人の知恵と努力により編み出された製法により作られます。

温暖な気候の掛川市では、茶葉がたっぷりと日射しを浴びるため、葉肉の厚い、味の濃い茶葉が収穫されます。この茶葉は、カテキン量が多く、苦みが強いことが難点でしたが、一般的な煎茶より蒸し時間を長くすることで、葉の芯まで熱が通り組織がほぐれ、色が濃く濃厚で甘く深い味わいのお茶ができあがります。

さらに、深蒸し茶は、カテキンやテアニンといった様々な栄養成分がより多く抽出さるため、生活習慣病予防の効果も認められています。深蒸し掛川茶を飲めば、健康で長生きする近道になるかもしれません。

全国茶品評会では、掛川市が深蒸し煎茶の部で産地賞を最多受賞するなど、その品質の高さを広くしらしめています。お茶のまちと言われるだけであって、そのレベルの高さは伊達ではありません。

詳細はこちら→【掛川茶振興協会】https://www.kakegawa-greentea.jp

掛川市には、人が集まる席で「いも汁」を囲むという特有の文化があります。このいも汁というのは、市の山間部で収穫される特産品の自然薯を、すりおろして鯖だしや味噌汁と混ぜ合わせた郷土料理です。栄養価が高くビタミンやミネラルも豊富で、滋養強壮、疲労回復、生活習慣病等の効果が期待できると言われています。

鯖から摂った出汁は深いコクと豊かな香りが特徴です。これを味噌で仕立て、自然薯に混ぜながらゆっくりとすり上げていきます。そのふんわりとした薫りと奥深い味わいはまさに絶品！麦飯にかけるも良し、刺身にかけるも良しの逸品です。

いも汁は掛川市に暮らす人々の間で、古くから親しまれ続けてきました。その習慣は今も変わらず、秋になれば親戚や友人などが集まり、皆でこのいも汁を囲むことを目的とした「いも汁会」が開かれています。掛川市の人々にとってこのいも汁は、アイデンティティの1つであると言っても決して過言ではないでしょう。

詳細はこちら→【掛川観光情報】http://www.kakegawa-kankou.com/imo/

掛川市は葛の産地としても有名です。葛は古くから秋の七草の一つに数えられている植物であり、食用や薬用に用いられたり、天然繊維の材料としても用いられてきました。この葛の根本部分から得られるデンプンを生成したものが「葛粉」で、これをお湯で溶いたモノが「葛湯」になります。

葛湯は砂糖と本葛粉を原料とした飲み物です。トロリとして滑らかな口当たりと、ほんのりとした上品な甘さを楽しむことができます。中でも掛川市内にある桂花園の葛湯は有名で、過去には全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞も受賞しているのだとか。

詳細はこちら→【掛川観光情報：桂花園】
http://www.kakegawa-kankou.com/kanko/guide/facility_detail.php?_mfi=154

掛川市の名産品＆特産品について紹介してきました。ここでは紹介することが出来ませんでしたが、掛川市にはまだまだ多くの名産品＆特産品があります。気になる方は、ぜひこちらをチェックしてみてください！

掛川市観光情報サイト：いちおし逸品
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/gem/ichioshiippin.html