蜂楽饅頭を徹底解説！味・特徴・値段・カロリーや販売店・通販も！

蜂楽饅頭は、小麦粉で餡を包んで焼いたお菓子です。小麦粉で餡を包んだお菓子は今川焼や大判焼き、回転焼きなどという名前で全国にありますが、九州では蜂楽饅頭という名前で親しまれています。見た目は今川焼に似ているものの、蜂楽饅頭にしかない美味しさがあり、一度食べると他の今川焼や回転焼きを食べられないという声もあります。

九州のソウルフードともいわれる蜂楽饅頭は何故人気なのか？その味や値段、こだわり、販売店などの情報について調査しました。

蜂楽饅頭の発祥は、熊本県の水俣市です。蜂楽饅頭の会社を創業した先々代の社長は、養蜂業を営んでいました。そこで蜂蜜を使った商品を考案したのが始まりといわれています。小麦粉を型に流し込み、その中心に餡を入れて焼くお菓子は全国にありますが、この一般的な今川焼と蜂楽饅頭の違いは自家製の蜂蜜が使われていることです。

餡に蜂蜜が練りこまれているので、濃厚で優しくまろやかな甘みがあります。関東では巡り合うことのできない味ですので、福岡や熊本の人々には懐かしい故郷の味でもあります。

蜂楽饅頭の味には、黒あんと白あんの2種類があります。黒あんは小豆が使われており、粒あんの濃厚で深い味わいと食べ応えがあります。白あんには大手亡豆が使われており、しっとりと滑らかな舌触りです。黒あんより甘みが優しく、蜂蜜の味をより感じることができます。

どちらも蜂蜜と餡の味が合わさって優しくまろやかな甘みが美味しいですが、黒あん派と白あん派で意見が分かれるほど人気が二分しています。中には子供の頃は黒あんだったけれど、大人になって白あん派になったという人もいます。大人から子供まで人気の味わいです。

蜂楽饅頭は福岡や熊本などにあるお店で、1個100円という安さで購入できます。1個の大きさは一般的な今川焼や回転焼きと同じくらいの手のひらサイズです。餡もぎっしり詰まっているので、小腹が空いた時やお昼ごはんなどにちょうどよく、コスパが非常に良いお菓子といえます。

また、1度に購入する数は1個から50個まで選べて、購入した数によって1個当たりの値段が変わることはありません。気軽におやつとして、またお土産としてのまとめ買いにもちょうどよい良心的な値段です。

蜂楽饅頭には美味しく作り上げるため、様々なこだわりがあります。まず、蜂楽饅頭の中身の餡は、昔ながらの手作りで作られたものです。市販の餡子が使われたお菓子では、短時間で練り上げるための増粘剤や日持ちさせる保存剤などの添加物が入っていますが、蜂楽饅頭にはそういった添加物が一切入っていません。

蜂楽饅頭の餡は、豆の状態から餡になるまで時間をかけてじっくり炊き、砂糖を入れて練り上げています。その製造方法は創業した当初から変わっていません。昔からの心をこめた手作りで優しい味をしており、無添加ですので小さな子供などでも安心して食べられます。

蜂楽饅頭の美味しさは、手作りというだけではありません。素材からもこだわっています。蜂楽饅頭の餡で使われる小豆と大手亡豆は北海道十勝の肥沃な大地で生産された豆です。コンピューターを使って徹底した品質管理を行い、手作業で餡に使う豆を厳選しています。

さらに蜂蜜は、蜂楽饅頭を創業する元となった養蜂業の技術を使い、高品質の国産純粋蜂蜜を使っています。1個100円のお手軽価格ですが、品質にもこだわった美味しいお菓子です。

蜂楽饅頭に使われる小豆は、人間の身体に必要な栄養素がたっぷり含まれています。北海道の豊かな大地で太陽の光を浴びてミネラルが豊富に含まれるほか、良質なたんぱく質やビタミンB1、B2、サポニン、カルシウムや鉄分、食物繊維なども含まれています。また、蜂蜜にもカルシウムやビタミンB1、B2などの栄養がたっぷり含まれています。

ビタミンB1、B2には疲れにくくしたり、肌の代謝をよくして美しく保つために必要な栄養素です。また、サポニンは酸化を防いで老化防止にも繋がります。

小豆には糖質も含まれます。摂りすぎはよくありませんが、脳を働かせるための大切なエネルギー源となっているので、身体にとって必要な栄養素です。蜂楽饅頭はそんな五大栄養素をはじめとする人間に必要な栄養が含まれたお菓子です。

蜂楽饅頭の美味しさを保つ工夫は、材料や製造方法だけでなく梱包資材にもありました。蜂楽饅頭の梱包には箱と袋がありますが、そのどちらともに特殊な紙が使われています。紙箱の素材に使われる紙は、余分な蒸気を吸収し蜂楽饅頭の柔らかさを適度に保つことに役立ちます。

紙袋の髪は、蒸気を外に逃がして外から入ってくることを防いでいます。そのため、家に持って帰るまで固くならず、美味しさが続くのです。

蜂楽饅頭のアレンジの一つとして、揚げて食べるという食べ方があります。そのまま油の中に入れて素揚げするのも、天ぷらのように薄く衣をつけて揚げるのもどちらも美味しいです。皮がサクサクしていつもと違う蜂楽饅頭の食感や味を楽しむことができます。

冷めてしまった蜂楽饅頭や、お土産に買って食べきれなかった蜂楽饅頭を消費する食べ方としておすすめです。

冷めて固くなった蜂楽饅頭をもう一度美味しく食べるには、じっくり焼いてみると良いでしょう。表面は香ばしくパリッと焼け、中の餡は熱々でほくほくした美味しさになります。バーベキューの締めのおやつとしても最適です。また、オーブントースターで焼いても表面がカリカリになって美味しくなります。

お土産に持って帰ったり買いだめする人の中には、余った分を冷凍して保存し、解凍したりそのままオーブンで焼いて食べるという人もいるようです。

蜂楽饅頭のホームページや口コミサイト、SNSなどで蜂楽饅頭の口コミが多く寄せられています。カリッと香ばしい皮や蜂蜜の味がする餡が美味しいという口コミや、全国にある今川焼の中で一番好きといった、高い評価の口コミが多いです。

また、口コミを寄せる人は福岡や熊本住まいの人が、他の地域にいる人でも子供の頃によく食べたという口コミもありました。このことから、蜂楽饅頭が福岡や熊本の人々をはじめとした九州の人々のソウルフードとなっていることがわかります。

蜂楽饅頭は持ち帰りだけでなく、イートインスペースもあります。ここではお店で出来立ての蜂楽饅頭を熱々のまま食べることができるほか、夏季限定で登場するかき氷を食べるのも人気です。蜂楽饅頭店頭で味わえるかき氷を紹介します。

蜂楽饅頭の店舗では、蜂楽饅頭以外にも夏季限定で登場するかき氷が楽しめます。食べられるメニューは氷蜂楽、宇治蜂楽、コバルトアイス、ミルク金時、宇治金時、あずき白玉、みつかけ、金時、宇治がけ、ミルクセーキの10種類です。かき氷には蜂蜜が使われており、シロップとは違うほんのり優しい甘さがあります。

蜂楽饅頭のかき氷は一番安いみつかけが250円、一番高級な宇治蜂楽が450円と手ごろな価格で楽しめます。また、冷たいかき氷と一緒に食べる蜂楽饅頭も美味しいです。

蜂楽饅頭の中で一番人気があるのは、コバルトアイスのかき氷です。八代海をイメージして作られているコバルトアイスは、鮮やかな青色が印象的で清涼感があります。青いアイスといえば甘酸っぱいブルーハワイやソーダ味のかき氷が思い浮かびますが、印象とは違いコバルトアイスは優しい蜂蜜ミルク味です。

細かいふわふわした食感の氷は、口の中に入れた瞬間柔らかく溶けていきます。氷のシャリシャリ感はなく、あっという間に食べ進められます。蜂蜜ミルクの味もこのふわふわな氷との相性が抜群です。

かき氷の中ではコバルトアイスが一番人気で、九州に在住の人はもちろん、色合いが印象的であるためか初めて食べる人にも高評価の口コミが多くありました。見た目と優しい甘さのギャップや、ふわふわで食べやすい氷への評価も高いです。値段が300円と手ごろな価格設定であることにも人気があります。

蜂楽饅頭は九州ではソウルフードとなっており、人気の高いお菓子ですが、どこで購入できるのでしょうか？蜂楽饅頭の店舗は福岡と熊本に多いですが、その他宮崎や鹿児島にも支店があり、購入することができます。また、九州以外で買えるのかどうかについても紹介します。

蜂楽饅頭を購入できる店舗は、福岡県内で7店舗あります。福岡市内では福岡西新店、天神岩田屋店、博多阪急店の3店舗、久留米市内では久留米岩田屋店の1店舗、北九市内に黒崎井筒屋点、小倉colet店、小倉井筒屋店の3店舗です。どの店舗も人気ですので、営業時間や定休日をチェックして行きましょう。ここでは福岡市内の店舗を紹介します。

 

蜂楽饅頭発祥の地、熊本では5店舗で蜂楽饅頭を購入することができます。熊本市内では熊本上通店と熊本鶴屋店の2店舗、本渡市には本渡店の1店舗、水俣市では水俣店と水光社店の2店舗です。どの店も地元の人にはもちろん、熊本観光に来た人からも人気で、行列ができます。

蜂楽饅頭は、公式ホームページや大手通販サイトをなどでの通販の情報がありませんでした。保存料などが入っておらず日持ちがしないため、通販での販売がないと考えられます。店頭での冷凍販売もありません。そのため、蜂楽饅頭を食べたい場合は九州の販売店に訪れるか九州土産に買ってきてもらうしかないようです。

東京でも通販をしてほしいという声や、スーパーや百貨店の催事で出店してほしいという声も、口コミやSNSで多く見かけます。

蜂楽饅頭は、九州の福岡、熊本、宮崎、鹿児島の販売店でのみ食べられる、地元で人気の和菓子です。今川焼や回転焼きと同じ部類ですが、丁寧に手作りされた餡に国産の蜂蜜を加えた優しい甘さは九州以外の他の地域にはなく、お店には行列ができるほどの人気となっています。また、夏季限定で食べられる蜂蜜を使ったかき氷も人気です。

九州旅行に行った際は、ぜひ九州のソウルフードともいわれる蜂楽饅頭を味わってみてください。