ドレス・ド・オムライスの作り方！失敗しないコツやソースアレンジも！

ドレス・ド・オムライスはドレスをまとったような華やかさと、芸術的な見た目が特徴です。テレビ番組などで紹介され、自宅でチャレンジする人が増えています。材料は定番オムライスと同様で、コツを押さえれば自宅でも簡単に作ることができます。一品で普段の食卓を明るく彩るドレス・ド・オムライスの、基本的な作り方とコツを紹介します。

ドレス・ド・オムライスは、定番のオムライスにひと手間加えて、まるで華やかなドレスをまとったように仕上げるオムライスです。見た目が美しいタンポポオムライスから、さらに美しさを追求し誕生しました。タンポポオムライスとは、食べる前にオムレツを切り開くとトロトロの半熟卵が広がるオムライスのことです。

ドレス・ド・オムライスの発祥は、大宮の老舗洋食屋「紅亭」です。紅亭では、月に数回の金曜日のディナータイムのみドレス・ド・オムライスが食べられます。大阪の「aparte'de envue」も人気が高く、ランチでは、ソースが月替わりで提供されます。

【材料】

• 卵･･･2個
• ご飯･･･120g
• 鶏肉･･･20g
• ケチャップ･･･大さじ2
• 水溶き片栗粉･･･大さじ2
• 牛乳･･･大さじ1
• コンソメ･･･小さじ1
• 塩コショウ･･･ひとつまみ
• バター･･･15g

1. フライパンに、バター5gを入れます。
2. バターが溶けたら、鶏肉を加えて炒めます。
3. 塩コショウを入れ、味を調えます。
4. ご飯を加えて炒めます。
5. ケチャップを加えてさらに炒めます。
6. コンソメで味を調え、皿に盛りつけておきます。
7. ボウルに卵を割り、かき混ぜます。
8. 水溶き片栗粉と牛乳を加えて混ぜたら、卵液の完成です。
9. バター10gをフライパンに入れ、溶かします。
10. 中火にし、卵液を流し込みます。
11. 周りが固まったきたら、菜箸で卵の端と端を中央に寄せます。
12. フライパンを時計回りに回転させます。
13. 菜箸は動かさず、火を止めます。
14. 6の上に卵をのせ、菜箸は上にそっと抜いたら完成です。

ドレス・ド・オムライスは見た目の美しさを決める、卵のプリーツ作りがポイントです。大き目のサイズのフライパンを使うと、プリーツが長くできるのでおすすめです。

プリーツが上手くできないときは、卵の端と端を中央に寄せるところから、焦らずもう一度作りましょう。プリーツが少しできたら、フライパンと菜箸を反対方向に回すイメージで、ひねります。極端にひねると卵が破けてしまうため、卵を絞るようにひねりましょう。フライパンは、ゆっくりと回します。

盛り付ける前にプリーツを仕上げようとすると、卵が固くなってしまいます。フライパンの上では、卵液にプリーツが隠れています。プリーツが少し薄く感じる程度で、盛り付けましょう。ご飯の上で綺麗なプリーツが見えてきます。コツをつかめば、プロのような仕上がりになります。

【材料】1人前

きのこデミグラス

• デミグラスソース･･･150g
• しめじ･･･60g
• ホワイトマッシュルーム･･･2個
• ①ケチャップ･･･大さじ2
• ①水・・・大さじ2
• 有塩バター･･･5g

• ごはん･･･200g
• 玉ねぎ･･･1/4個
• ②ケチャップ･･･大さじ2
• ②コンソメ顆粒･･･小さじ1
• 有塩バター･･･5g

• 溶き卵･･･2個分
• 有塩バター･･･15ｇ

• 乾燥パセリ･･･適量

1. しめじは石づきを切り落とし、ほぐします。
2. マッシュルームは軸を切り落とし、5mm幅に切ります。
3. 玉ねぎはみじん切りにします。
4. きのこデミグラスを作ります。フライパンに有塩バターを入れて中火で熱します。
5. 1を加えてしんなりするまで炒めます。
6. デミグラスソースと①を加え、ひと煮たちさせて弱火で4～5分煮込み、火から下します。
7. ケチャップライスを作ります。フライパンに有塩バターを入れて中火で熱します。
8. 2を加えてしんなりするまで炒めます。
9. ごはんと②を加え、全体になじむまで炒めたら、お皿に盛ります。
10. ドレス卵を作ります。フライパンを中火で熱し、有塩バターを入れて溶かします。
11. 溶き卵を入れ、底面が焼けてきたら、菜箸で両端を中央に向かってつまみ、そのままぐるっと1周半フライパンを回します。
12. 半熟のまま火から下し、4の上にかぶせるようにのせます。
13. 周りに3をかけ、パセリを散らして出来上がりです。
14. 混ぜ合わせ、とろみがついたら完成です。

洋食の定番デミグラスソースは、ドレス・ド・オムライスのソースアレンジレシピの中でも、人気が高いです。濃厚なデミグラスソースは、フランスパンとも相性がよいので、仕上げに添えてみるのもよいでしょう。

ハウス食品から発売されているハヤシソースを使った、「ハヤシ・ド・オムハヤシ」のレシピを紹介します。ドレス・ド・オムライスを作り、まわりにハヤシソースをかけるだけで、レストランで食べるプロの味に近づきます。老若男女問わず、幅広く愛されるオムライスとハヤシライスの組み合わせは、おもてなしにもおすすめです。

【材料】

• オリーブオイル･･･40g
• にんにく･･･1かけ
• 玉ねぎ･･･1/4(小1/2個)
• 塩･･･少々
• ホールトマト缶･･･1缶(400g)
• 塩･･･小さじ1/4
• バジル･･･数枚
• ローリエ･･･1枚

1. にんにく・玉ねぎをみじん切りにします。
2. 鍋かフライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて火にかけます。
3. ふつふつとしてきたら弱火にして、じっくりにんにくの香りをオリーブオイルに移します。
4. ホールトマトをボウルに出し、手で潰して皮や筋を取り除きます。
5. にんにくが軽く色づき始めたら、玉ねぎを加え、塩少々入れて炒めます。
6. 玉ねぎが透き通って甘い香りがしてきたら、4を加えて混ぜます。
7. 塩小さじ1/4を入れ、バジルとローリエをちぎって加えます。
8. 全体を混ぜて弱火のまま30分煮込み、塩で味をととのえます。
9. 5分おきくらいに焦げないように混ぜ、好みの濃度にして完成です。

テレビ番組でドレス・ド・オムライスが紹介された際に、トマトソースで作られていたことで話題になりました。トマトソースはドレス・ド・オムライスと相性抜群です。自宅で作ることができ、他の料理にも使える万能ソースを、ぜひ作ってみてください。

【材料】

• 小麦粉･･･20g
• コンソメ･･･小さじ2
• 牛乳･･･200ml

1. 耐熱容器に小麦粉、コンソメ、牛乳50mlを入れ、しっかり混ぜます。
2. 1に牛乳150mlを加え、さらに混ぜます。
3. 600wの電子レンジで、2分加熱します。
4. 一度電子レンジから取り出し、さらにしっかり混ぜます。
5. 再び600wの電子レンジで、2分加熱します。
6. 電子レンジから取り出し、しっかり混ぜ、とろみがついたら完成です。

シチューやグラタンで使うホワイトソースは、ドレス・ド・オムライスにもとてもよく合います。ドレス・ド・オムライスのドレスのような美しさに、真っ白なホワイトソースをかけると、さらに見た目の美しさがアップします。紹介するレシピは、自宅で簡単に作ることができます。ぜひ一度試してみてください。

ドレス・ド・オムライスが食べられるレストランでは、明太子クリームソースが人気です。自宅で作れる、明太子クリームソースの作り方を紹介します。明太子クリームソースの可愛らしいピンクが、ドレス・ド・オムライスを一層華やかに彩ります。

和風ソースのアレンジレシピを紹介します。出汁が効いた、あんかけ風のソースです。ドレス・ド・オムライスの卵に、あんかけ風のソースがかかると輝きが増します。包み込むご飯には、にんにくを入れるので、香ばしいかおりが食欲をそそる一品です。

ドレス・ド・オムライスの基本レシピと作り方のコツ、ソースアレンジレシピを紹介しました。華やかで芸術的なドレス・ド・オムライスは、コツをつかめば自宅でも簡単に作ることができます。ソースアレンジは人気のソースをまとめました。和風ソースやホワイトソースは、キノコなどの具材を組み合わせて、バリエーションを楽しむことができます。

食卓を明るく彩るドレス・ド・オムライスは、特別な日やおもてなしにも最適です。紹介したレシピを参考に、ぜひ作ってみてください。