トマトピューレを使った離乳食レシピまとめ！多彩なアレンジアイデア！

トマトは離乳食初期から子供に食べさせることができ、調味料代わりにも使える便利な野菜です。しかし、離乳食用に使う場合は皮むきをして種を取ったり、潰したものをさらに裏ごししたりとかなりの手間がかかります。そうした面倒な下処理の手間をなくしてくれるのが、市販のトマトピューレです。

トマトピューレはすでにトマトの裏ごしまで済んでいるので、何も手を加えることなくすぐに離乳食に使うことができます。本記事では、トマトピューレを使った人気の離乳食レシピを紹介します。初期から完了期まで、さまざまな時期に使える便利な離乳食レシピが満載です。

トマトピューレは裏ごししたトマトを煮詰めているため、トマト缶よりもドロっとしているのが特徴です。そのため、そのまま食べさせることもできるのですが、煮詰めている分味も濃くなるので料理に使ったほうが美味しく食べられます。

おすすめの与え方は、野菜出汁にトマトピューレを溶かしてトマトスープとして与える方法です。簡単に作れて栄養もしっかりと摂れるため、赤ちゃんにはぴったりのメニューです。

トマトピューレは商品によって濃縮度が違うので、その濃縮度に合った分量でスープに入れてください。例えばカゴメのトマトピューレなら3倍濃縮ですので、180mlの出汁に対してトマトピューレは60g（大さじ4杯）の分量になります。

作ったトマトスープはそのまま与えても良いですし、ミネストローネやリゾットなどの人気メニューにアレンジすることもできます。野菜出汁はわざわざ離乳食用に作らなくても、他の料理で使うために茹でた野菜の茹で汁でも十分です。もちろん市販の出汁を使っても大丈夫です。

トマトピューレを使いきれない場合は、凍らせて保存することができます。製氷皿などに入れて小分けに凍らせ、凍ったらジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫に保管しておきましょう。凍らせたトマトピューレは、そのまま煮込み料理などに使うことができます。

また、すでにトマトスープにした状態のものでも、同じように冷凍保存することができます。トマトスープの状態で冷凍しておくと、加熱するだけでそのまま食べさせることができるので便利です。自分が作る離乳食に合わせて、どちらの状態で保存しておくかを選びましょう。

【材料】

• 冷凍豆腐サイコロサイズ 20g
• トマトピューレ 小さじ2
• 出汁 小さじ2

1. 小鍋に出汁（分量外）を煮立て、冷凍豆腐を凍ったまま入れて5分ほど煮ます。
2. 豆腐を取りだしたら裏ごしします。
3. トマトピューレと2、出汁を合わせて混ぜたら完成です。

離乳食初期から使える、豆腐とトマトのスープを紹介します。レシピでは冷凍の豆腐を使っていますが、もちろん普通の豆腐を使っても大丈夫です。豆腐のまろやかな味がトマトの酸味を中和してくれるので、酸味が苦手な子供でも食べやすいスープに仕上がります。出汁はどのようなものでも大丈夫ですので、子供の好みに合わせて味を変えましょう。

【材料】

• トマトピューレ 大さじ1
• にんじんピューレ 小さじ1
• 野菜出汁 大さじ2

1. 野菜出汁にトマトピューレとにんじんピューレを混ぜ合わせます。
2. ラップをしてレンジで1分ほど加熱したら完成です。

野菜ピューレと出汁を合わせるだけで簡単に作れる、トマトとにんじんのポタージュのレシピです。野菜の栄養をあますことなく摂れるので、メインの離乳食に野菜が少ない時などにもおすすめです。トマトピューレとにんじんピューレおかげでとろっとしたスープになりますが、とろみが少ない場合は水溶き片栗粉や市販のとろみの素を使いましょう。

野菜出汁は市販のものを使っても良いですが、野菜スープを作る時に離乳食用にストックしておくといろいろと使えて便利です。

子供に人気のオムライスを赤ちゃん用にアレンジしたレシピです。ツナは上に乗せず、ひき肉の代わりにご飯の中に混ぜ込んでしまっても大丈夫です。ふわふわの卵が美味しいメニューですが、卵は全卵に慣れてから使うようにしましょう。

そのまま食べても美味しい、鶏むね肉のトマトソースのレシピを紹介します。このソースだけでも十分おかずになりますが、チキンライスやパスタなどいろいろな料理に利用することもできます。アレンジしやすいソースですので、多めに作って冷凍しておくと便利です。

野菜嫌いの子でもソースに混ぜてしまえば美味しく食べられるので、子供が苦手な野菜を小さく刻んで入れてあげても良いでしょう。

トマトピューレのしらす和えは、野菜とタンパク質を同時に摂れる便利な一品です。トマトピューレだけだと少し食べづらい子供でも、しらすと和えるとしらすの旨みとほんのり残った塩気が加わり食べやすくなります。このまま食べさせても良いですが、お粥に混ぜてあげるのもおすすめです。

【材料】

• トマトピューレ 大さじ1
• 味噌 適量
• しゃぶしゃぶ用の豚肉 15g

1. お湯を沸かして豚肉を茹でます。
2. 1を子供が食べやすい大きさに切ります。
3. トマトピューレと味噌を合わせて混ぜます。
4. 3を豚肉の上からかけて、全体的に混ぜ合わせたら完成です。

豚肉のトマト味噌和えは、肉をしっかりと食べさせたい時におすすめの一品です。肉の歯ごたえをしっかりと感じられるため、食材を噛む練習にもなります。味噌を入れることでコクが出るので、トマトピューレだけで和えるよりも食べやすい味になります。味噌はほんの少量で大丈夫ですので、入れすぎないように気を付けましょう。

【材料】

• 全粥 90g
• 豚ひき肉 15g
• ブロッコリー 5g
• 玉ねぎ 5g
• トマトピューレ 15g
• にんじんピューレ 15g
• 粉チーズ 少々

1. ブロッコリーは柔らかく茹でて細かく刻みます。
2. ひき肉と玉ねぎを炒めます。
3. 2に火が通ったら野菜のピューレを加えて、水分を少しとばします。
4. 3を全粥の上にかけて、ブロッコリーと粉チーズを散らしたら完成です。

にんじんミートソース丼は、にんじんのほのかな甘さが広がる優しい味わいのメニューです。お粥だけでなくパスタやうどんなどいろいろなものにかけられるので、アレンジの幅も広がります。野菜の刻み方などは、子供の成長具合に合わせて変えましょう。

玉ねぎやブロッコリーは、あらかじめ下ごしらえして冷凍しておいたものを使うと便利です。下ごしらえから調理を始める場合は、多めの分量で作ったほうが調理もしやすく作り置きもしておけるのでおすすめです。

お粥にもパンにも良く合う、人気のなすとピーマンのトマト煮込みを紹介します。苦手な子供が多いなすとピーマンですが、トマト煮込みにすることで苦みも感じにくくなります。砂糖と粉ミルクを少し加えているため甘みが出て、トマトの酸味が苦手な子供でも食べやすくなります。粉ミルクは牛乳や豆乳でも代用可能です。

サバのトマト煮風は、火を使わずにレンジだけで調理できるお手軽な一品です。トマトピューレで煮込むことで魚臭さも減るので、鯖が苦手な子供にもおすすめです。大人が食べる場合はサバ缶の汁や骨も入れると、さらに旨みも栄養分も増します。調味料を一切使っていないため、調味料無添加の離乳食を作りたい人たちからも人気を集めています。

厚揚げピザは、離乳食としてだけでなく大人でも美味しく食べることができる人気のメニューです。油抜きした厚揚げにトマトピューレとチーズを乗せて焼くだけですので、他の料理の合間にぱぱっと作ることができます。手で持って食べやすいので、つかみ食べを始めた子にもおすすめです。

トッピングは何を乗せても良いので、好きな具材を乗せて楽しみましょう。大人は仕上げにブラックペッパーを振ると、ピリ辛味になってお酒のおつまみとしても使えます。

トマトピューレを使った離乳食の人気レシピをまとめました。トマトピューレを使った離乳食にはスープから丼ものまで多彩なメニューがあり、使い方次第でさまざまなアレンジも可能です。また、トマトピューレを使うと他の野菜も食べやすくなるので、そのままでは食べてくれない野菜を子供に食べさせたい時にも活躍します。

便利で美味しいトマトピューレを使ったメニューを、ぜひ毎日の離乳食に取り入れてみてください。