干し芋にカビが生えたときの見分け方!白い粉の正体は?保存方法も解説!
干し芋のカビの見分け方ついて解説していきます。干し芋には白い粉が付くことがありますが、これを「カビなのか?」と感じる人も多いです。本記事では干し芋の粉は洗うことが可能なのか?また、賞味期限や保存方法なども紹介していきます。
干し芋にカビが生えたかもしれない!
サツマイモ(シルクスィート、紅はるか)蒸して丸干しにします✌️
— 紅 (@BENI0053) December 2, 2017
地元では白いサツマイモでかんそいも(干し芋)を作るのですが手に入らないので💦
糖分があるとカビが出やすいのかも🤫 pic.twitter.com/bEz15FU2sY
干し芋はスーパーや百貨店などで販売されています。甘くて美味しく食物繊維が豊富なので、健康で美容にも良いとされている食品です。サツマイモを干しただけの素朴なおやつですが、砂糖を使っていないため、自然な甘さを味わうことができます。こうした理由から健康的なおやつとして重宝されています。
しかし、干し芋はカビが生えやすいことから、いざ食べようとしたときに食べられなくてガッカリしてしまうことも多い食べ物です。本記事では干し芋のカビの見分け方や種類、食べてしまった場合の対処法や生やさない保存方法などを紹介していきますので参考にしてください。
干し芋のカビの見分け方
干し芋は購入する際に白い粉が付いている場合があります。白い粉はカビだと思っている人も多く、購入するのをためらってしまう人や、この白い粉を洗うという人も多いです。干し芋のカビの見分け方や生えた時の臭いや形状などを見ていきましょう。
干し芋の表面の白い粉はカビ?
干し芋を作る課程で、表面が白い粉で覆われている場合があるが、これは芋の自己分解で生まれた糖分が表面に出て結晶化したもので、カビではない。よって白ければ白いほど甘い干し芋ということになる。 pic.twitter.com/BokcLNIAhk
— ほしいもbot (@HOSHllMO) January 24, 2015
購入した干し芋には未開封で賞味期限内でも白い粉がついており、傷んでしまっているとびっくりする人も多いです。しかし、スーパーで販売されている商品や、保存している干し芋の表面に付着している白い粉はカビではなく、干し芋から出た糖分の可能性が高いです。
さつま芋を干した際にでんぷんが糖化され、徐々に白い粉が吹き出します。食品の糖分が甘ければ甘いほど白い粉が出てくるので、購入する際や賞味期限が近い時に白い粉がある干し芋は、カビではなく糖分の可能性もあるので食べることが可能です。ただし、白カビも存在するので、食べる際には注意が必要です。
干し芋の表面に白い粉がふいていることがありますね。
あの白い粉をカビだと思ってしまう人もいるのですが、そうではなく、白い粉の正体は干し芋の『糖分』です。
もちろん、そのまま食べられます。
白いカビの見分け方①干し芋の臭いをかいでみる
初詣で買った干し芋がカビていた件。
— めいめい (@meimei0139) January 2, 2020
(゜д゜)(ピンクくなってて匂いがアルコール臭かった。)
パッケージに賞味、消費期限が書いてなくて、今日買って今日開けたからカビてるのはおかしいんだなぁ…(´・ω・`) pic.twitter.com/Gksowo7V3A
干し芋は賞味期限内でも傷んでしまうケースが多く、カビと白い粉を見極めるのが非常に困難です。干し芋には白いカビも存在しますので、カビだと思って洗うと糖分だったというケースが多くみられます。白い粉なのか、白いカビなのか見極めるには見た目ではなく、臭いを確認しましょう。
見た目だと少しわかりづらい場合はいつもと臭いが違っていたり、酸っぱい刺激臭を感じたり干し芋が水っぽくなっている時は、賞味期限内でも傷んでしまっている可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
白いカビの見分け方②透かすなどの目視確認
昨日買った干し芋
— はやしかおり (@rosemary884926) March 21, 2016
カビてます😓 pic.twitter.com/D5DGng3X4J
干し芋の傷みを見つけるには、やはり目で見て確認すると確実に見つけることができます。干し芋を食べる際は、干し芋の裏と表と必ず確認してから食べるようにしましょう。また、白い粉が付着していて分からない場合は、水で洗うなどをして白い粉を落として見ましょう。
洗うようにしてもわかりづらい場合は、電灯の下など明るい場所で芋を透かして見ると、より分かりやすく見つけることが可能です。
干し芋のカビの種類
干し芋は甘くておやつなどに手軽に食べることができる食品ですが、カビが生えやすいので注意が必要です。しかし、干し芋には白いカビの他にもさまざまな色のカビが存在します。次は、色別のカビの状態について見ていきましょう。
緑のカビ
サークルKの干し芋カビ生えとる😵 pic.twitter.com/h7Ivcx5Wwa
— ゼファー 売ります (@tsukasa46491116) January 2, 2015
干し芋のカビの中で緑色はもっともよく見かける種類となっており、その多さからあまり毒性がないとされています。しかし、緑色のカビの中には発がん性の毒を出すものもあるので注意しましょう。菌種によって変わってきますが、青緑、緑、ピンクなどの色が見えた場合は傷んでしまっている可能性が高いです。
また、緑色は毒がありませんが、ピンクのカビが見えた時は非常に危険なので食べないようにしましょう。ピンク色のカビは下痢や嘔吐などを伴う中毒症状を起こす恐れもあり、ピンク色のものを見つけたらもっとも危険な状態だと頭に入れておきましょう。
茶色のカビ
昨日お酒を飲みながら干し芋食べていました。
— 真骨頂 (@elpr4047) January 4, 2020
朝も干し芋食べようと見てみたら、カビ生えてるし۳( ̥O▵O ̥)!!
今のところ平気だから大丈夫かな。 pic.twitter.com/XAt7qseoz7
茶色のカビは一般的にワレミア・セビと呼ばれている種類です。直径は2mm~3mm程度の小さなチョコレートのような粒が密集しているのが特徴で、ホコリが絨毯、カーペットなどからも検出されることがある、日常生活に潜んでいるカビです。
茶色のカビは食べても基本的に害はありませんが、どうしても気になる人は茶色くなっている部分を取り除いてしまうか、食べないようにするのがおすすめです。
黒いカビ
干し芋にカビ生えてたwww
— アカウント変えます (@blacky_yayu) May 27, 2016
そしてカビを生えているとも知らず私の干し芋を食べた兄なんてお腹を壊してもがき苦しめばいいw
干し芋の恨みだっ! pic.twitter.com/8T4bSKyMw7
白いカビと比べて比較的見つけやすい色の種類です。黒色のカビは緑色と同様に毒性のないものとなっており、万が一食べてしまっても問題ありません。しかし、緑色のカビと同様に発がん性の毒をだす種類もあるので、なるべくなら食べないようにしましょう。
干し芋をカビさせない保存方法
普通に保存していてもカビが生えてきてしまう家庭も多いです。では、干し芋は一体どのようにして保存すればカビの発生を抑えることができるのでしょうか?続いては干し芋をカビさせない保存方法について見ていきましょう。
干し芋の保存に最適な環境とは
昨晩の雨による湿度を吸って乾燥具合が後退。直接雨に晒されていないのにかなりの変化。
— りきち (@rikichi0327) February 3, 2019
湿度高くて更に温度が上がったら確実にカビはえるな。
干し芋は太平洋側地域の乾燥した冬に作る食べ物だわ。改めて。#干し芋 pic.twitter.com/9Oyj4c3hgV
干し芋の賞味期限をご存知でしょうか?業者によって多少の誤差はあるものの、平干しの場合60日前後、丸干しの場合40日前後、角切りの場合は60日前後といわれています。ただし、気温が高い夏場での保存の際は賞味期限が少し短くなるので注意が必要です。
そして、干し芋の保存に最適な環境は直射日光が当たらない定温で気温が10℃以下の場所となっています。そのため、夏場での保存は冷蔵庫や野菜室、冬場の場合は暗い冷暗所や家の床下収納がおすすめです。基本的には気温が20℃以上になる環境でなければ、常温保存が可能な商品です。
なお、干し芋を常温で保存した際には、購入した商品の袋に印字されている賞味期限内に食べきるようにしましょう。冷蔵で保存する場合も同様で袋に印字されている賞味期限を守るようにしましょう。
長期保存には冷凍がおすすめ
芋が好きすぎて、干し芋をストックしてます。
— マサミ@ゆるやか生活 (@chillout_masami) January 4, 2019
紅はるかの干し芋、ねっとりで美味しい!!
保存はアイラップに入れてから冷蔵庫へ。
カビたら嫌だから、賞味期限内でも要冷蔵ですわ。 pic.twitter.com/MNTmbJIz37
お徳用の商品や賞味期限以内に食べきれない場合は、冷凍して長期保存しましょう。干し芋を冷凍した場合は半年前後は保存することができ、食べたい時に解凍して食べることが可能です。ただし、人によっては冷凍してしまうと、芋の風味が落ちていると感じることもあるので注意しましょう。
解凍方法
冷凍保存をした場合の解凍方法は、冷蔵庫などの冷暗所に移して解凍してから食べるようにしましょう。冷凍されている干し芋が解凍されるまでは、約12時間前後かかってしまうので、寝る前に冷凍室から移しておくのがおすすめです。
オーブントースターなどでも解凍することはできますが、急激に解凍すると芋の表面に結露が発生してしまい、カビの原因となってしまうので、オーブントースターを使う場合でも一度冷暗所などで解凍しておきましょう。
ひとつずつ丁寧に空気を抜きながらラップして、ジップロックかビニール袋へ入れて、冷凍庫で保存してください。
召し上がる時は、前日から冷蔵庫か、常温でもOKですよ!
干し芋のカビに気づかず食べてしまったときの対処法
カビの種類にはさまざまありますが、表面の白い粉と非常に似ている白カビは誤って食べてしまうケースも多いです。その場合は、どういった対処方法が正しいのでしょうか?続いては誤ってカビた部分を食べてしまった際の対処法について解説します。
少量であれば大きな影響はない
まさか干し芋がカビると思わなくて普通に食べてしまった pic.twitter.com/8udi1Bv5Bb
— らご (@Lagopusmuta2580) March 5, 2016
少量のカビであれば、基本的に心配する必要はありません。体内に入った少量のカビは胃酸で死滅させることが可能です。ただし、少量でも食べた際に嘔吐や下痢などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
見分けが付かない場合は、白い粉の部分を水で洗うなどして、なくしてから食べるのもいいでしょう。洗うことで白い粉を落とし、細部まで確認することができるため、カビの発見にも繋がります。
殺菌効果のある食べ物を食べて胃の中を中和する
個人店のめちゃくちゃ美味い干し芋🍠
— 品川セレブリティ (@celebclubday) January 21, 2020
貰ってしばらく家に放置してて食べなアカンと思って持ってきました😌
この白いのカビじゃないですよね⁉️
糖分❓とかですよね⁉️😅
デリケートな体なので…と言いつつ気にせず食べました🤤#深夜3時のオヤツ #干し芋大好き#大好き干し芋 #食物繊維たっぷり pic.twitter.com/8vot91ehQO
カビを食べてしまった際に、殺菌効果のある食品を一緒に摂取すると胃の中で中和させることが可能です。殺菌作用が期待できる食品はわさびやショウガ、レモン、梅干、にんにく、パセリ、ネギ、唐辛子などです。基本的に体への影響はありませんが、これらの食品と一緒に食べることでより安全性を高めることができます。
干し芋のカビまとめ
干し芋ってさ、罪だよね pic.twitter.com/IqBZ61Rs5f
— クウラ (@EXwLm7icRA8TlkW) January 26, 2020
干し芋を購入する際に白い粉が付いている商品も多く、カビと勘違いして購入しない人や洗うことで落としてしまう人も多いです。しかし、付着している白い粉は干し芋が充分に甘い証拠となっているので、スーパーで購入する時や食べる時に心配する必要はありません。
そして、カビの正しい見分け方や正しい保存方法を知ることで、最後まで干し芋を美味しく食べられるので購入を考えている場合は、事前に見分け方や保存方法を把握しておきましょう。