母乳のカロリー消費はどのくらい?母乳育児がダイエットになる?

母乳育児ダイエットについて解説します。母乳で育てているお母さんが産後母乳で痩せるとか体重が落ちる理由を詳しく説明!気になる母乳のカロリー消費や母乳育児に必要なカロリー、食事や間食、母乳育児と混合育児との違い、産後ダイエットなど紹介します。

母乳のカロリー消費はどのくらい?母乳育児がダイエットになる?のイメージ

目次

  1. 1母乳のカロリー消費について解説!
  2. 2母乳育児でのカロリー消費量
  3. 3母乳育児におすすめの食事方法
  4. 4母乳育児中の産後ダイエットの注意点
  5. 5母乳育児で健康的にカロリーを消費しよう!

母乳のカロリー消費について解説!

母乳を飲んでいる赤ちゃん

産まれた赤ちゃんが初めて口にするものの多くが母乳です。母乳には栄養はもちろん様々な免疫成分も含まれています。母乳のカロリーですが、計算すると100mlで65kcalといわれています。これは、有酸素運動であるウォーキングは25分、ジョギングの場合は15分するカロリー消費と同等といえます。

母乳育児でのカロリー消費量

母乳育児中の母親は母乳をあげていない人と比べて、1日約500kcal多くのカロリーを必要とします。必要なエネルギー量は赤ちゃんの月齢、大きさ、母親の年齢や活動量によっても左右されるので目安として参考にしてください。

毎日授乳していると、授乳しているだけで運動をしている同等のエネルギーを消費しています。そのため、母乳育児のカロリー消費量は大きいといえます。

母乳育児で痩せる?

母乳育児で痩せるのは母乳をあげているだけで、1日で約500kcalのカロリー消費ができるためです。故に、母乳育児をすることでダイエット効果が期待できます。授乳中は普段と同じ食事でも摂取エネルギーより消費エネルギーの方が多くなるため、痩せると考えられています。

1mlあたり0.65kcalと産院で習いました。
1回100ml飲んだとして65kcal消費することになります!

母乳育児と混合育児のダイエット効果の違い

母乳育児と混合育児の効果の違いは、母乳育児は1日で500kcalくらいのカロリーを消費しますが、混合育児の場合は粉ミルクも飲むことにあります。そのため、母乳育児に比べると消費するカロリーは少ないです。母乳育児ダイエットという観点からみると、混合育児の場合はダイエットの効果は低くなります。

【母乳と粉ミルクのカロリー比較】

・母乳/100ml(101.7g)/66kcal
・ミルク/100ml(粉ミルク13g使用)/67kcal

母乳育児ではどのくらいのカロリーが必要?

母乳育児中のお母さんは1日に必要なカロリーはどれくらいでしょう?昔は赤ちゃんの分もと2人分食べろなんて時代もありましたが、成人女性の推奨摂取エネルギーよりも350kcalほど多く摂取すると良いといわれています。

1日の授乳回数によっても必要なエネルギーは変わってきますが、母乳は欲しがるだけ与えて良いとされています。いつもの食事プラス間食でエネルギーを多く摂取するように心がけてください。

母乳育児におすすめの食事方法

母乳育児で痩せるためにおすすめな食事方法は、食事は母乳のことを考え和食中心の食生活にし、飲み物はあたたかい飲み物を飲むことをおすすめします。また、あたたかい飲み物は血行を良くしリラックス効果もあります。では、どういった食事や間食、水分摂取の仕方、母乳のために控えた方がいいものなどを紹介します。

和食を中心にバランスよく

授乳中の食事は和食がいいといわれています。食べてはいけないものはありませんが、和食は豆腐、鶏肉など低カロリーで高タンパク質の食品がおすすめです。根菜など体を温めてくれる食材も多いため、栄養をしっかり摂れます。和食は出汁を使うものが多いので薄味で、主食、主菜、副菜、乳製品、果物をバランスよく摂るのが和食です。

和食には豆腐や鶏肉などの低カロリー・高タンパクの食品や、根菜など体を温める食品が多いので、栄養分をしっかり摂りながら無理なく体重を落とすことも可能です。

間食は和菓子を

授乳中は妊娠中と同様に食べてはいけないものはありません。和菓子は洋菓子に比べて脂質が低いので、授乳中のお母さんにはおすすめです。母乳は血液から作られていますから甘いチョコレートやアイスクリームなどは、乳化や酸化の原因となるのであまりおすすめできません。

和菓子の他には、小さめのおにぎりやナッツ類、寒天なども授乳中の間食にはおすすめな食べ物です。

産後に必要な栄養は食事で摂ることが重要なので、おやつはあくまでも小腹がすいたときの対策や、リラックスタイムのお楽しみととらえ、必要な栄養は1日3回の食事でしっかり摂るよう心がけましょう。

水分たっぷり摂取する

授乳中の水分摂取こまめに摂ることが大切です。1日1.5L〜2Lを目安に水分を摂ることをお勧めします。何故なら、母乳は血液からできていることにあります。授乳時は水分だけでなく栄養も母乳として一緒に出ていくので、脱水だけでなく乳腺炎の原因にもなってしまします。

食事は数回に分けて

母乳育児中のダイエット成功の食事は、栄養バランスを考えるだけでなく1日3食の食事を摂ることが大切です。いい母乳は健康な体から作られます。特定の食べ物を意識して食べるのではなく、トータルバランスでいい食事を心がけましょう。食事だけでなく間食でもエネルギーを補ってあげることで、質のいい母乳を赤ちゃんに与えることができます。

油や塩分は控えめに

揚げ物などのを多く摂取すると、血液がドロドロになります。血液から作られている母乳にも影響し母乳の味も悪くなってしまうので、食べ過ぎには注意が必要です。ドロドロした母乳は赤ちゃんにとって、飲みにくい母乳になるといわれています。さらっとした母乳が望ましいので、脂肪分や塩分には気をつけると良い母乳を与えることができます。

食物繊維を多めに

妊娠をするとホルモンの影響で腸の働きが弱まり、妊娠後期には大きくなった子宮で大腸が圧迫され便秘気味になる妊婦さんが多いです。産後は、食物繊維を多めに摂るとこで、さらっとした飲みやすい母乳になり、体内の水分量も増えてくれます。

特に根菜類は体を温める作用と血行よくしてくれる効果があるので、授乳中の食事に取り入れると痩せる体質にもなり母乳にも良いでしょう。キャベツやごぼうなどの野菜の繊維は、産後の大きな悩みの1つである便秘の解消にも役立ちます。

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母乳育児中の産後ダイエットの注意点

妊娠によって体重が増えてしまい、産後ダイエットを頑張ろうと思うお母さんは少なくありません。ですが、無理なダイエットは健康に害を及ぼすだけではありません。母乳育児をしているお母さんは、無理な食事制限をすることで母乳の分泌量が減ってしまう場合もあります。

また、慣れない育児も重なりストレスが溜まってしまう場合もあるので、無理なダイエットはせず自分にあったペースで体重を落として痩せるのが一番いいです。

しっかり栄養をとる

産後は体重の事ばかりが気になって食事の量を減らしたりするお母さんがいますが、産後も妊娠中と同様に必要な栄養やエネルギーを適切に摂ることが必要です。母乳育児をされている方はもちろん、混合育児やミルク育児のお母さんもしっかりと栄養を摂るようにしましょう。産後の体は、とても疲れています。

カロリーだけでなく、栄養バランスも大切でご飯やパンなどの主食を必ず摂取してください。その他にも、お肉や魚などの主菜、野菜などの副菜や果物や乳製品などを組み合わせて、バランスの良い食事をしましょう。

無理な減量はしない

母乳育児をされるお母さんで無理な減量をしてしまうのはおすすめできません。なぜなら、離乳食が始まるまでの赤ちゃんの栄養源は母乳やミルクです。お母さんが体重や体型ばかり気にして食事を減らしてしまうと、赤ちゃんにとって大切な母乳という栄養源が不足し危機が生じてしまいます。

カロリーを調節は二の次にして頂き、主食、主菜、副菜、乳製品、果物などバランスの良い食事を心がけましょう。また、ストレッチや運動も取り入れると健康的にダイエットできます。

ストレスになるダイエットはしない

「産後痩せる!」と思っていても、なかなか思うように体重が落ちないと悩むお母さんがいます。母乳をあげているのに痩せない原因の1つは、摂取したエネルギーが消費エネルギーを上回っていると考えれます。

痩せないからと暴飲暴食になってしまったり、ストレスが溜まることによって副腎皮質刺激ホルモンが体内に分泌されてしまうことが挙げられるでしょう。ストレスによって体脂肪がつきやすくなり、ダイエットを成功に導けない場合があります。

離乳食が始まったら元の量に戻す

離乳食が始まると母乳のみで必要な栄養を補っていた時と違い、徐々に母乳から離乳食で栄養を摂取するようになります。ですので、離乳食が始まった頃には少しずつ食事量や間食なども見直す必要があります。

母乳は欲しいだけ飲ませて良いと言われていますが、赤ちゃんの胃の容量は約200mlと決まっています。離乳食が始まると離乳食分を差し引いての授乳になるので、今までと同じだけのカロリー摂取をしているとせっかく落ちた体重も増え太る要因になってしまいます。

母乳育児で健康的にカロリーを消費しよう!

母乳育児中のお母さん

母乳をあげているだけで痩せる人が多い母乳育児は、母乳をあげることによって1ヶ月0.5〜1kgずつ減量ができるといわれています。脂質が多い食事は血液がドロドロになり、乳腺炎などのトラブルの原因にもなる為、できるだけ食事は和食を心がけて栄養がいい母乳を赤ちゃんに与えることで、健康的にカロリーの消費もできます。

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