クアトロフォルマッジは4種のチーズの基本ピザ！カロリーや糖質は？

クアトロフォルマッジとは簡単に言うと4種類のチーズがのったピザで最近ではドミノピザなどのデリバリーピザ店でも通常メニューとして販売しているお店も多いです。まずはクアトロフォルマッジの基本情報を紹介します。

クアトロフォルマッジのは4種類のチーズを使ったピザの名前ですが好みの4種類のチーズをのせて焼いたものもクアトロフォルマッジです。ですが一般的にクアトロフォルマッジに使うチーズは青カビ系のゴルゴンゾーラ・ウォッシュ系のタレッジョ・ハード系のパルミジャーノレッジャーノ・フレッシュ系のモッツァレラを使うことが多いピザです。

クアトロフォルマッジの名前の由来ですがイタリア語でクアトロは数字の「4」、フォルマッジは「チーズ」を意味していてクアトロフォルマッジはその名の通り4種類のチーズを使ったピザということになります。使うチーズの種類は一般的に青カビ系・ウォッシュ系・ハード系・フレッシュ系のチーズが使われます。

クアトロフォルマッジの特徴を紹介した後はクアトロフォルマッジに使われるチーズのそれぞれのチーズの特徴を紹介していきます。

青カビ系のチーズはブルーチーズと一般的によばれていますがその代表格がゴルゴンゾーラチーズです。ゴルゴンゾーラチーズはイタリアの代表的なチーズでフランスのロックフォール・イギリスのスティルトンとともに世界三大ブルーチーズと呼ばれています。

刺激臭が特徴的で青カビの量によって味が異なってくるため青カビが多く辛味の強いものはピッカンテ、青カビが少なくクリーミーでほんのり甘いものはドルチェと呼ばれています。

モッツァレラチーズはイタリア産のチーズの一種でクセのない味わいで弾力のある歯ごたえが特徴的です。チーズ自体を熟成していないので一般的にフレッシュチーズに分類されます。

モッツァレラチーズのモッツァレラは作り方の工程でもある引きちぎるをイタリア語で訳した説が有力です。本来の原料は水牛の乳で作りますが牛乳で代用したモッツァレラチーズも多くあります。一般的に水牛の乳で作ったモッツァレラチーズのが良質なチーズとされています。

グラナパダーノチーズはイタリアで生産されるチーズの種類でハード系のチーズに分類されます。

グラナとは粒状という意味でパダーノはイタリアのポー川周辺の平地のことを言います。その名の通り割るとボロボロと崩れるのでこの名がつけられました。似たチーズでパルミジャーノレッジャーノがありますが、グラナパダーノはパルミジャーノレッジャーノより熟成期間が短いので安く販売されています。その分塩分濃度が低いのが特徴です。

エダムチーズはオランダの代表的なハード系チーズで牛乳を原料として作られています。昔は全乳を使用していたが最近では脱脂乳をしようしていることがほとんどです。そのため脂肪分が少ないチーズとしても有名です。

また、エダムチーズは戦後日本に輸入された最初のチーズとも言われていてオランダからの輸出用のエダムチーズには赤色のパラフィンワックスが塗られていたため日本では赤玉とも呼ばれていました。ちなみにオランダ国内消費用のエダムチーズには黄色のパラフィンワックスが塗られていました。

ここからはクアトロフォルマッジの気になるカロリーと糖質を紹介していきます。さらには糖質制限中のおすすめの食べ方も紹介していきます。

クアトロフォルマッジに使うチーズの種類にもよって変わってきますが、チーズのカロリーは一般的に100gあたり250kcal~350kcalぐらいです。ハード系のチーズになると密度が高くなるので100gあたり480kcalになるものもあります。

一般的なゴルゴンゾーラチーズ・タレッジョ・モッツァレラチーズ・パルミジャーノレッジャーノでクアトロフォルマッジを作った場合のカロリーは約754kcalです。モッツァレラチーズとバシルで作るピザの代表格のマルゲリータは約565kcalなのでクアトロフォルマッジのほうが使っているチーズも多いのでカロリーが高いのがわかります。

ピザを食べるにあたり気になるのは糖質ですが糖質制限中に小麦粉はよくないといわれています。小麦粉は糖質が高いので小麦粉をメインとしたピザ生地は糖質制限中には不向きです。

ちなみにクアトロフォルマッジの糖質は100gあたり約24gです。これをMサイズのピザ1枚に換算するとだいたい163gになります。糖質制限中であれば糖質摂取目安が一食20g前後なので100gまでなら許容の範囲内です。100gはおよそMサイズのピザを8等分した場合1.5ピースほどなのでほかの食事とバランスを考えれば2ピースまでは許容範囲になります。

クアトロフォルマッジは高カロリーで高糖質と印象を持ってしまった人がほとんどだと思いますがおいしいピザをカロリー気にせず食べていですよね。そこでカロリーをオフするおすすめの食べ方があります。
一番簡単にカロリーをオフする食べ方はやはり一番の高カロリーであるチーズの種類を変えることです。チーズには高カロリーから低カロリーまで様々なチーズがあります。

その中でもおすすめなのがカッテージチーズやリコッタチーズといった100gあたり100kcal~150kcalの物を選んでつかうとカロリーも脂質も少ないのでたっぷり使えます。ハード系のチーズは密度が高いのでカロリーオフしたいときには避けるか量を極力少なくしましょう。

カロリーをオフするのは使うチーズの種類を注意すれば簡単にカロリーを抑えられますが、糖質は小麦粉が主体になってる以上なかなか難しいと思う人もいると思います。しかしほかのピザにもクアトロフォルマッジにも使える糖質制限中のおすすめの食べ方があります。

自宅で糖質制限のクアトロフォルマッジを食べたくなった時におすすめなのがピザ生地の代わりに油揚げを使ったクアトロフォルマッジです。もともとクアトロフォルマッジはピザソースを使わないピザなのでピザ生地を工夫すれば糖質が大幅に抑えられます。さらにブルーチーズやカマンベールなどをメインで使えばさらに糖質は抑えられるクアトロフォルマッジになります。

クアトロフォルマッジのカロリーや糖質を紹介した後は実際に自宅でクアトロフォルマッジを作れるレシピを紹介します。ベースとなる作り方なので糖質制限中やダイエット中の人は先ほど紹介した方法で試してください。

• 強力粉…100g
• 薄力粉…75g
• 塩…小さじ1
• オリーブオイル…大さじ1
• ドライイースト…小さじ1
• ぬるま湯…100cc
• スライスチーズ(とけないもの)…3枚
• カマンベールチーズ…1箱
• 粉チーズ…適量
• ピザ用チーズ…適量
• 生クリーム…50cc
• ブラックペッパー…少々

1. 強力粉・薄力粉・塩・オリーブオイル・ドライイーストをボウルに入れドライイーストにぬるま湯がかかるように入れ全体が混ざるようによくこねます。
2. 生地がまとまったらビニール袋にいれて空気を含ませて口を閉じ炊飯ジャーの保温で20分寝かせます。
3. 寝かせた生地を取り出し打ち粉をしながら綿棒で薄く円形に伸ばします。
4. 伸ばした生地にフォークで数か所穴をあけます。
5. スライスチーズをちぎりながら全体にのせます。
6. カマンベールは16等分に切って生地の円形に沿って外側8個、内側8個並べます。
7. 粉チーズを全体に振りかけます。
8. 生クリームを軽く全体に回しかけます。
9. ピザ用チーズをまんべんなくのせます。
10. オーブンで230℃で20分~25分(予熱なし)で焼きます。
11. お皿に移したら仕上げにブラックペッパーをふって完成です。

生クリームの代わりに仕上げにはちみつをかけると一気にデザートピザにアレンジできます。生地も小さく作ればおやつにもなるピザにアレンジできるのでおすすめです。お酒に合わせたいときにはブルーチーズを多く使ってはちみつをかけると甘みとブルーチーズの辛味がマッチしておつまみピザにもなります。

今回はアレンジ次第でおやつにもおつまみにもなるクアトロフォルマッジについて紹介しました。ピザソースを使わないピザなのでピザ生地のアレンジ次第ではダイエット中でもクアトロフォルマッジを楽しむことができます。

まだクアトロフォルマッジを食べたことがない人も好みのチーズを4種類使ってオリジナルのクアトロフォルマッジを楽しんでください。