2019年03月22日公開
2024年09月09日更新
チーマージャン(芝麻醬)の作り方!代用品や使い方8選も紹介
チーマージャン(芝麻醤)は中華の代表的な調味料です。本格的な中華料理には不可欠な、栄養豊富な調味料と言えます。チーマージャンは胡麻が原料ですが、簡単な作り方もあります。あるいは、練りゴマやピーナッツバターで代用することも可能です。チーマージャンを料理に利用する使い方とレシピなども8選して紹介します。栄養豊富なチーマージャンを、是非おすすめしたい人もいます。チーマージャンはネットでも購入が可能です。
目次
チーマージャン(芝麻醬)を使って本格中華が作りたい!
チーマージャン(芝麻醤)は、中華料理で幅広く使用されている調味料です。どなたもが、一度はチーマージャンを使った料理を、口にされているはずです。そんなチーマージャンの、簡単な作り方があります。
この記事では、チーマージャンの作り方から代用の方法、チーマージャンの使い方、栄養と効能、あるいはチーマージャンのネット販売なども、詳しく紹介していきます。参考にして、チーマージャンを使った本格中華を作ってみてください。
チーマージャン(芝麻醬)について
チーマージャンは原材料が胡麻ですから、栄養価が高いのは想像つきます。けれども、そのチーマージャンは作り方も至って簡単です。そして、調味料としてのチーマージャンは、使い方の用途は思った以上に広いのです。
チーマージャン(芝麻醬)は胡麻の調味料
チーマージャンは胡麻から作られる、中華料理の調味料です。容器のフタを開ければ、炒りゴマの香ばしさが鼻を衝いてきます。よく見かけるチーマージャンは白胡麻を使用したものですが、黒胡麻を使ったチーマージャンもあります。「担々麺」や「棒棒鶏」などで使われている調味料ですが、チーマージャンの使い方は多岐にわたっています。
栄養が豊富な中華の調味料
チーマージャンは胡麻が原材料ですから、その胡麻由来の高い栄養成分が含まれています。炭水化物を除く三大栄養素をはじめ、ビタミンやミネラルも豊富です。本場中国では、滋養強壮を目指した薬膳料理にも使用されているのが、チーマージャンです。単なる調味料としてではなく、栄養価も豊富な中華の調味料として見直すべきでしょう。
味や種類
チーマージャンの味は、甘いとか辛いとかの味はありません。チーマージャンは、純粋な胡麻の味がするだけです。これが、チーマージャンを調味料として幅広く活かせる理由でもあります。つまり、チーマージャンをベースにして、他の調味料で味を加えることで、無限に使い方の可能性が出てきます。
チーマージャンの種類は、白と黒のチーマージャンがあるので、それらを使い分ければ、「付けダレ」「スープ」「トッピング」「ドレッシング」「合わせ調味料」「煮物つゆ」など、簡単にバリエーションが広がります。
チーマージャン(芝麻醤)の簡単な作り方
チーマージャンの簡単な作り方を紹介します。アッケないほどシンプルなチーマージャンのレシピと、その保存方法を解説します。
材料とレシピ
- 白胡麻100g
- サラダ油70cc
- 胡麻油10cc
- フライパンを中火にかけ、白胡麻を加えて絶えずかき混ぜながら10分ほど炒ります。
- すり鉢に移し、滑らかになるまで摺ります。
- 鍋にサラダ油と胡麻油を入れて、人肌に温めたら摺り胡麻に加え、混ぜ合わせたら完成。
「チーマージャンの作り方」の簡単なレシピです。胡麻の量が多いと摺りにくいので、2~3回に分けて摺るのもかまいません。
保存方法
保存方法は、上記の簡単レシピで作ったチーマージャンが冷めたら、保存容器に移して冷蔵庫で保存します。約2週間は保存が可能です。使用するときには、よく撹拌して使います。作る量は、2週間で使い切る量をメドに作れば、ムダを省けます。なお、サラダ油をエキストラバージンオリーブオイルにすれば、ベストのチーマージャンになります。
チーマージャン(芝麻醤)と練りゴマの違いと代用
チーマージャンと日本人には身近な練りゴマとの違いについて解説します。また、チーマージャの代用として練りゴマやピーナッツバターを使う方法も紹介します。
作り方が違う?
チーマージャンと練りゴマは、結論から言うと同じ製法で造られています。ただ、練りゴマは商品によって、胡麻が100%ではない物もあるために、そのあたりのチェックは必要です。練りゴマが胡麻油で伸ばされていたり、あるいは他の調味料が合わされて、ドレッシングやトッピング用に味付けがなされている場合があります。
練りゴマで代用
練りゴマをチーマージャンの代用にする際は、前章で述べた練りゴマが100%の物かどうかを確認して、100%の練りゴマであるならば、十分に代用できます。ただ、一般的には練りゴマは固めに仕上げられていますから、使うときには用途に応じて伸ばす必要が出てきます。
ピーナッツバターで代用
ピーナッツバターをチーマージャンの代用にする際は、ピーナッツバターの甘みを考慮しなければなりません。代用は不可能ではありませんが、使用する料理によってはピーナッツバターの甘みが、邪魔になるケースも考えられます。甘みを調整する組合せの味付けにすれば、代用は可能です。
チーマージャン(芝麻醤)の使い方とレシピ8選
チーマージャンの使い方とレシピを8選して紹介します。定番の「担々麺」や「棒棒鶏」などを始め、簡単で美味しい料理ばかりです。
担々麺
「担々麺」はチーマージャンを使用した定番メニューです。「水・創味シャンタン・挽肉・赤味噌・砂糖」を合わせて肉みそを作ります。別の鍋で「水・創味シャンタン・麻辣醤・芝麻醤・醤油」を煮合わせてスープを作れば、麺とスープ、肉みそを器に盛って完成です。
棒棒鶏
これも定番の「棒棒鶏」です。鶏むね肉は茹でて手で割いておきます。キュウリとトマトは千切りと薄切りにしておきます。「芝麻醤・酢・砂糖・醤油・辣油・胡麻油・長ネギ・ニンニク・生姜」を、合わせてタレを作ります。器に鶏むね肉やキュウリ、トマトを盛って、タレを回し掛けて完成です。
芝麻醤うどん
うどんと組み合わせた「芝麻醤うどん」です。鍋に「水・芝麻醤・豆乳・中華だし・塩・胡麻油・辣油」以上を入れて、スープを煮立たせます。別に茹でたうどんとスープを器に入れて、ザーサイと茹で桜エビを飾ったら完成です。
春菊モヤシ鳥胸肉の芝麻醤和え
芝麻醤を使った味付けの「春菊モヤシ鶏胸肉の芝麻醤和え」です。鶏胸肉と春菊、モヤシはそれぞれ別に茹でておきます。「芝麻醤・辣油・白胡麻・麺つゆ・胡麻油」以上を混ぜ合わせてソースにします。器に具を並べてソースを回し掛けて完成です。
しゃぶしゃぶ芝麻醤タレ
各種のしゃぶしゃぶ用のタレに「しゃぶしゃぶ芝麻醤タレ」です。「芝麻醤・玉ねぎ・ニンジン・ニンニク・サラダ油・紅花油・酢・醤油・砂糖」以上を、ミキサーで混ぜ合わせたら完成です。しゃぶしゃぶ用ばかりでなく、サラダのドレッシングにも流用できます。
胡麻坦々もつ鍋
芝麻醤を使った「胡麻坦々もつ鍋」です。スープは「水・芝麻醤・鶏ガラだし・醤油・胡麻油・砂糖・摺り胡麻・スライスニンニク」以上を、鍋で煮立たせます。具は、もつ・豚肉・キャベツ・モヤシ・ニラ・豆腐が定番ですが、好みで何でもどうぞ。
紅油水餃
辣油と芝麻醤をたっぷり使った四川の水餃子「紅油水餃」です。別に餃子を作り置いておきます。タレは「芝麻醤・甜醤油・醤油・酢・辣油」以上を混ぜ合わせます。餃子を沸騰した湯で茹でて、水切りし器に盛って、タレを回し掛けます。万能ねぎを飾って完成です。
夏野菜のごま風味
芝麻醤を使った和風の「夏野菜の胡麻風味」です。「冬瓜・南瓜・茄子・オクラ・海老」それそれ別に火を入れて、粗熱を取っておきます。「出汁・芝麻醤・薄口醤油・ミリン・酒・酢。砂糖・摺り胡麻」以上を合わせてから、冷蔵庫で冷やしておきます。器に野菜などを盛って、タレを回し掛けたら完成です。
チーマージャンの栄養
胡麻に由来するチーマージャンの栄養価が高いことは、すでに述べました。ここでは、チーマージャンの栄養成分と効能効果や、チーマージャンを特におすすめしたい人を紹介します。
栄養成分と効能
チーマージャンに含まれている栄養素は豊富で、栄養価も高いものがあります。炭水化物を除いたほぼすべての栄養成分がそろっています。良質なタンパク質や脂質のほか、豊富なカルシウムは正常な骨や歯の発育に役立ちますし、レバーより高い鉄分は貧血予防に大きな効能をもっています。
おすすめな人
重い肥満の人を除けば、ほぼすべての人におすすめのチーマージャンです。特に、「骨粗しょう症」「便秘」「体力低下」「白髪」「抜け毛」「皮膚の衰え」「がんの予防」「虚弱体質」などの、症状が心配な人にはおすすめできます。
チーマージャン(芝麻醤)はネットでも購入可能
芝麻醤はネットでも購入が可能です。有名な「ユウキの芝麻醤」や台湾産でコクのある「すりごま味噌入りの芝麻醤」などを紹介します。
ユウキ食品の芝麻醤
芝麻醤としては、一番ポピュラーなユウキ食品の「芝麻醤」110g入りが347円です。芝麻醤が必要になる料理の際には、これが一瓶あればあわてなくても済みます。
味噌の入った芝麻醤
台湾産の芝麻醤で、業務用の「すりごま味噌入りの芝麻醤」1kg入りが1,389円です。鍋物の際の付けダレや担々麺などにも、そのまま使用できます。普通の芝麻醤よりもコクがあるのが特徴です。
チーマージャン(芝麻醤)の使い方を覚えて中華料理に活用しよう!
チーマージャン(芝麻醤)についてさまざまな角度から解説してきました。栄養成分豊富なチーマージャンを活かすレシピなども紹介しました。チーマージャンの使い方を覚えて中華料理に活用しよう!ではありませんか?