雲丹醤とは雲丹を発酵させた福井県の調味料!レシピも紹介!

「雲丹醤」は、福井若狭小浜の名物調味料です。ウニが凝縮させたような濃厚な香りと風味が特徴で、しょうゆのように料理に使うことができます。丁寧に造られているので豊かな味わいを感じることができ、食材そのものをグレードアップさせてくれる調味料といえます。ここでは、雲丹醤を使って作る絶品レシピも数多く紹介しています。料理初心者でも簡単にできるレシピばかりなので、ぜひ雲丹醤を手に入れた際は試してみてはいかがでしょうか?

雲丹醤とは雲丹を発酵させた福井県の調味料!レシピも紹介!のイメージ

目次

  1. 1雲丹醤について特徴や使い方を詳しく知りたい
  2. 2雲丹醤を詳しく解説
  3. 3雲丹醤のおすすめの使い方
  4. 4雲丹醤を使ったおすすめレシピを紹介
  5. 5雲丹醤の味をぜひ確かめてみよう!

雲丹醤について特徴や使い方を詳しく知りたい

「雲丹醤」は、ウニを使った調味料です。福井で生まれた雲丹醤は、熟練の技と長い時間をかけて丁寧に造られています。いまや全国的に人気のある調味料となった雲丹醤は、食材や料理をワンランクアップさせることができるとっておきの調味料といえます。ここでは、雲丹醤を使った絶品レシピも数多く紹介しているので、ぜひ料理の参考にしてください。

雲丹醤を詳しく解説

福井若狭小浜の調味料、雲丹醤はどんな調味料にも負けない魅力がたっぷり詰まっています。まずは、雲丹醤が造られる過程や魅力などを詳しく紹介していきます。美味しいものに目がないグルメ通の方は特に必見の内容です。

雲丹醤とは福井の若狭伝統の調味料

福井県の若狭小浜の特産品のひとつに「ひしお」という伝統の調味料があります。「ひしお」とは、いわゆる魚をつかった醤油のことをいいます。海の幸が豊富にとれる若狭小浜では古くからひしおが造られてきました。その特産品の「ひしお」をアレンジし、ウニを原料にしたのが「雲丹醤」です。新鮮なウニは、味が濃厚で塩で調味すると更に旨みが凝縮されて絶品になるといわれています。

そのウニを使った福井を誇る調味料、雲丹醤の作り方を紹介しましょう。まず、獲れたての新鮮なウニをペースト状にしていきます。そこに塩を加え、完全に合わさるまで丁寧に攪拌します。その後、容器に入れ一定の温度で発酵させていきます。ここから雲丹醤になるまでは、3カ月以上を要します。じっくり発酵を促すことで、抜群の風味と旨みが出てくるのです。

発酵させている間も気は抜けません。毎日毎日かきまぜながら、発酵が完了するのを待ちます。この攪拌作業は、発酵を促す微生物の働きを整えるために欠かせない作業といえます。発酵が終わると、今度はたまねぎを加えて味を調整していきます。ここでは火にかけ、全体が焦げつかないようにじっくりかき混ぜます。完全に火が通ったら丁寧に裏ごしします。この作業は、滑らかな口当たりにすることも目的とされています。

これで、雲丹醤造りは終了です。その後1本ずつ手作業で瓶詰めし、煮沸消毒します。最後にラベルを貼ったら完成です。雲丹醤を造るには、丹精を込めた熟成と発酵が必要です。温度管理や時間管理は、雲丹醤の出来上がりを大きく左右させます。毎日ウニの発酵状態を確認し、かき混ぜる作業を続けることこそが深いコクを生み出しています。機械に頼ることなく丁寧に人が造ることで、あの繊細な味と濃厚な旨みが味わえるのです。

雲丹醤の特徴は?

雲丹醤は、鮮度抜群の生で食べるウニだけを使って発酵させた調味料です。そのため、力強い旨みが一番の特徴だといえます。発酵させているので長期で保存できるのも魅力の一つです。醤というだけあって、調味料として使うと抜群の威力を発揮します。雲丹醤は、いまや福井若狭小浜を代表する製品の一つになっています。

通販で若狭小浜丸海の製品が人気!

雲丹醤は、基本的に未開封のものであれば1年間の保存がききます。そのため、福井の若狭小浜を訪れる観光客には特に人気の製品です。そんな雲丹醤ですが、現在通販でも製品が取り扱われており、福井に行けなくても自宅で絶品の美味しさが味わえるといいます。雲丹醤を扱う通販サイトは数多くありますが、中でもおすすめの製品が「若狭小浜丸海」のものです。

若狭小浜丸海では、小瓶と大瓶の2種類の雲丹醤を販売しています。こちらの製品が140g入りの小瓶タイプです。サイズは胴径40×高さ140mmで1本1,188円で購入が可能です。未開封で1年、開封後は10℃以下の保存で30日を目安に楽しむことができます。いろんな料理にアレンジすることもできるので、一人暮らしにもおすすめのサイズです。

続いて、こちらは390g入りの大瓶の雲丹醤です。サイズは胴径60x高さ190mmでたっぷり味わいたい方には、大瓶タイプが良いでしょう。日持ちは、小瓶と同じく未開封で1年、開封後は30日が目安です。濃厚なウニがたっぷり入った雲丹醤は、驚くほどコストパフォーマンスも高く料理にも幅広く使える調味料なので、贈答品としても高い人気を集めています。

雲丹醤の味は?

それでは、雲丹醤の味とはいったいどのようなものなのでしょうか?そのまま舐めてみると、まずは濃厚なウニの味が口の中に広がります。醤油のようなしっかりとした塩味もあり、深い旨みとコクが感じられます。単にウニを食べているという感覚ではなく、ウニの旨みをぎゅっと凝縮した味わいがあります。福井若狭小浜の雲丹醤は、ひしおの独特な風味とウニの豊かな味を同時に味わえる素晴らしい調味料といえるでしょう。

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雲丹醤のおすすめの使い方

雲丹醤は、製品自体がしっかりとした味わいなので、いろんな食材と組み合わせて楽しむことができます。ここでは、福井若狭小浜の名産品である雲丹醤を使ったおすすめの使い方や食べ方を紹介します。

料理や食べ物の味がワンランクアップ

初めて雲丹醤の存在を知った方は、どんな食べ方ができるのか想像もつかないかもしれません。ぎゅっと旨みがつまった雲丹醤は、普段食べている食材や料理をワンランクアップさせることができるのです。発酵させた雲丹醤は、いわばウニの醤油のようなものといえます。そのため、醤油のような使い方を考えるとアレンジしやすいでしょう。

たとえば、淡白な海の幸を醤油でなく雲丹醤で食べると、ウニの旨みが新鮮な魚を更に美味しくさせてくれます。ウニが苦手な方でも食べられるという雲丹醤は、変なクセがないのでどんな料理に合わせられるのも人気の秘訣です。

濃厚な味わいが楽しめる「卵かけごはん」

また、雲丹醤の旨みを存分に味わえるもう一つの食べ方が「卵かけごはん」です。卵かけごはんといえば、それぞれの素材の美味しさが際立つ食べ方の一つです。専用の醤油が売り出されたり、卵かけご飯のみを提供するお店もあるなど、素材にこだわった食べ方を好む人も多いでしょう。その味つけに使う醤油を雲丹醤に変えると、いつも食べている卵かけごはんとは全く違う味わいを楽しむことができるのです。

雲丹醤を贅沢にたっぷりかけた卵かけごはんは、ウニの香りが豊かでまろやかな味わいが口いっぱいに広がります。醤油で食べる卵かけごはんと比べ雲丹醤を使った卵かけごはんは、まるで料亭で味わうような高級料理を感じるほどの美味しさです。一口食べると雲丹醤の口当たりの良さもわかることでしょう。

野菜スティックなどを付けて楽しむ「ディップソース」

手軽に楽しめる雲丹醤は、簡単なディップソースにしても格別の美味しさを楽しめます。マヨネーズと雲丹醤を同量混ぜて好きなカット野菜をディップするだけなので、時間のない時にもおすすめの食べ方です。野菜のみずみずしさと濃厚なディップソースは最高の組み合わせです。色も綺麗なので、おもてなしの料理やお酒のおつまみとしても最適です。マヨネーズの酸味が雲丹醤の風味をマイルドにし、またひと味違った楽しみ方が味わえるでしょう。

せんべいやおかきに塗って食べる

もっと気軽に雲丹醤を楽しみたいという方は、せんべいやおかきに塗って食べてみてはいかがでしょうか?せんべいやおかきに雲丹醤を塗ると、しょうゆの香ばしい香りとウニの風味の相乗効果でいつものお菓子もグレードアップさせることができます。しょうゆと雲丹醤は同じ発酵食品なので、合わないはずはありません。

お茶の間のお菓子というイメージが強いせんべいやおかきも、雲丹醤を塗るとあっという間にお酒のおつまみに変身します。ただ雲丹醤をつけるだけなので、面倒な準備もいらないため料理ができなくても楽しめるというのも利点です。意外な組み合わせですが、一度食べたら止まらないクセになる美味しさです。

雲丹醤を使ったおすすめレシピを紹介

続いて、雲丹醤を使ったおすすめのレシピを紹介していきます。雲丹醤を使うと、料理をワンランクアップさせ高級感のある味わいに変えることができます。使い方も普段の調味料の代わりに雲丹醤を加えるだけなので手間のかかる作業はいりません。ぜひ、雲丹醤の魅力を存分に味わってください。

超簡単で美味しい「雲丹醤と温玉のパスタ」

初心者でも簡単に作れる「雲丹醤と温玉のパスタ」のレシピを紹介します。1人分のレシピの材料は、パスタ100g、雲丹醤大さじ1と1/2~2、油大さじ1、濃縮めんつゆ(3倍)小さじ1、温泉卵1個、塩こしょう適量です。まず、パスタをゆでていきます。表示の時間より1分早くゆでるのがポイントです。パスタがゆであがる頃に、フライパンへ雲丹醤、油、めんつゆを入れ味つけの準備をしておきます。

そのフライパンにゆで汁大さじ2を追加し、弱火で加熱して混ぜながらソースを乳化させます。そこへゆであがったパスタを投入し全体をかき混ぜたら完成です。盛りつけたら仕上げに温玉をのせましょう。雲丹醤を使うだけで、お店で食べるような濃厚ウニクリームのパスタが作れます。和風の味つけなので、彩りに青ネギや刻みのりを散らしても美味しいです。

体にしみわたる美味しさ「雲丹醤の雑炊」

次に、優しい味わいが楽しめる「雲丹醤の雑炊」のレシピを紹介します。4人分のレシピの材料は、ご飯茶碗3杯分、雲丹の瓶詰め大さじ3、昆布だし1,000cc、雲丹醤大さじ3、アサリ缶1/2、卵1個、しょうゆ適量です。まず鍋に昆布だしとご飯を入れ、やわらかくなるまで10分ほど煮込みます。そこへアサリ缶を汁ごと加え、雲丹醤も入れてかき混ぜながら2、3分煮込みます。

雲丹の瓶詰めを入れてざっくりと混ぜ合わせた後、しょうゆで味を調えます。最後に溶き卵を加えてさっと混ぜ合わせたら完成です。卵を入れたあとはすぐに火を止めてください。そうすることで、ふんわりとした仕上がりになります。盛りつけたら三つ葉や青ネギを散らすと色も綺麗です。雲丹の瓶詰めやアサリ缶も使った贅沢なレシピです。美味しさが体にしみ渡ることでしょう。

濃厚ソースが抜群に合う「イカの雲丹醤炒め」

淡白なイカに雲丹醤の旨みがたっぷり絡んだ絶品レシピです。2人分のレシピの材料は、イカ100g、ブロッコリー1/2株、エリンギ4本、雲丹醤大さじ2、にんにく1/2片、しょうが1/2片、油大さじ1と1/2、塩こしょう適量です。まず下準備として、イカは内臓を取り胴体は輪切り、足はひと口大にカットします。ブロッコリーはさっとゆで、エリンギは食べやすい大きさにカットしておきます。

フライパンに油を入れて中火で熱し、エリンギとブロッコリーを炒めます。そこにみじん切りにしたにんにくとしょうがを加え、香りが出るまで加熱します。最後にイカを入れて炒め、雲丹醤と塩こしょうで味を調えたら出来上がりです。こしょうを多めに振ると、ピリッとスパイスがきいて酒のおつまみにもぴったりな一品になります。

生クリームと雲丹が相性抜群「雲丹醤のリゾット」

生クリームを使ったまろやかな雲丹のクリームリゾットです。2人分のレシピの材料は、冷やご飯茶碗2杯分、雲丹醤大さじ2、玉ねぎ80g、にんにく1片、オリーブオイル小さじ2、白ワイン50ml、A(顆粒コンソメ小さじ1と1/2、生クリーム大さじ2、水150ml)です。まず、冷やご飯にザルを入れ、水で洗いほぐし水気を切っておきます。玉ねぎ、にんにくはみじん切りにします。

鍋にオリーブオイルを入れて火をかけ、にんにくを香りが立つまで炒めます。そこに玉ねぎを加え透き通るまで炒めた後、白ワインを入れて沸騰させます。更に冷やご飯とAを入れて軽く煮込みます。水分が少なくなってきたら雲丹醤を入れて混ぜ合わせ火を止めます。器に盛り、仕上げにウニをのせ雲丹醤をまわしかけたら完成です。簡単なのにおしゃれに見えるリゾットは、おもてなしにもおすすめです。

バターとウニが香る「じゃがバターの雲丹醤がけ」

ホクホクのじゃがバターの上に雲丹醤をかけた絶品レシピです。まずじゃがいもを皮のまま洗い、水けをふく取らずにラップで包みます。600wの電子レンジで約5分加熱し、竹串がすっと通ったらOKです。お皿に入れてナイフで十字の切り込みを入れ、バターをのせて雲丹醤をかけたら出来上がりです。

普通のじゃがバターよりバターの量を減らし、雲丹醤を多めにかけると味のバランスが良くなります。バターの風味が雲丹醤をまろやかにしてくれるので、ウニが苦手な方でも食べやすいでしょう。

簡単なのに絶品!「雲丹醤のチャーハン」

最後は、雲丹醤を使って気軽作れるチャーハンレシピを紹介します。2人分のレシピの材料は、ご飯茶碗2杯分、卵1個、雲丹醤大さじ4、オリーブオイル大さじ2、にんにく(みじん切り)1片、青ネギ(きざみ)、塩こしょう適量、しょうゆ少々です。まず、フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ火にかけます。そこに溶き卵を加えてさっとかき混ぜたらご飯を入れます。

全体に火が通るまで炒めたら、フライパンの真ん中に穴を開けて雲丹醤を入れ混ぜ合わせます。味をみながら塩こしょう、しょうゆで味を調え、ネギを加えてさっと合わせたら完成です。フライパンの肌に直接雲丹醤を投入することで、香ばしい香りが立ち美味しいチャーハンが作れます。

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雲丹醤の味をぜひ確かめてみよう!

雲丹醤は、福井若狭小浜を代表する調味料です。新鮮なウニをたっぷり使っているので、濃厚な香りと旨みでどんな料理も美味しくさせることができます。通販でも購入が可能なので、気になった方はぜひ試してみると良いでしょう。雲丹醤は、自分のご褒美やお世話になっている方への贈り物に最適な製品です。紹介した内容を参考に福井若狭小浜の名産品、雲丹醤をぜひ存分に味わってください。

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