2019年03月12日公開
2024年09月08日更新
インド料理「シークカバブ」の作り方/食べ方!チャトニが必須?
シークカバブというインド料理があるのを知っていますか?スパイスをきかせたひき肉を串につけて焼き上げた料理なのですが、食べたことがない方にとってはどんな特徴で、どんな味がするのか謎だらけです。そこで今回はシークカバブについてどこよりもくわしく解説していきます。おすすめの食べ方や自宅でも簡単にできる作り方と材料、相性抜群の調味料チャトニについても紹介していますので、ぜひご覧ください。
目次
シークカバブの作り方が知りたい!
インド料理好きなら絶対知っているシークカバブ。スパイスを混ぜたひき肉を串につけて焼いたシークカバブはインド料理の定番料理であり、人気の高いメニューでもあります。そんなシークカバブが自宅で簡単に作れることを知っていましたか?
今回はシークカバブの特徴やおすすめの食べ方、スーパーでも手に入りやすい材料を使った作り方までたっぷりとお届けします。シークカバブに欠かせない調味料チャトニについても紹介します。今度のお休みは、インドカレーと一緒にシークカバブを作ってインドパーティを開催していてはいかがでしょうか?
シークカバブの特徴
シークカバブってなに?と初めて聞いた方のために、シークカバブがどのような料理で、どんな食べ方、味わいなのかその特徴を解説します。
シークカバブはインド料理の串焼き
シークカバブはひき肉を練ったものを串につけて焼き上げたインド料理です。日本のつくね串のようなものをイメージしていただければわかりやすいです。
シークカバブのシークは串、カバブは肉料理の総称のことで、もともとは肉や魚、野菜などの材料を串に刺して火に焼いて食べていたことが始まりとされ、古代より中東を中心にアジア全域で食べられてきました。
地域によって発音によってシークカバブをシシカバブ、シシカバブー、シークカバーブなどと呼ばれることもありますが、どれも同じ料理になります。シークカバブは一般的なインド料理で、現地でも多くのレストランで提供されていますし、日本のインド料理店でも出会うことができます。
お店の作り方によってスパイスの具材や配合が異なるのが特徴で、それぞれの個性を楽しめるので、食べ比べしてみて楽しんでみるのもおすすめです。
どんな味?
シークカバブはひき肉と多くのスパイスをよく練ったものを串につけて焼き上げたインド料理なので、味わいは噛むたびに肉の旨みが溢れ出し、後からスパイシーな香りが口いっぱいに広がっていきます。
インド料理やエスニック好きの方はどっぷりハマること請け合いの味わいなので、まだ試したことのない方はぜひこれを機会に食べてみて欲しいです。
ケバブとは別物?
シークカバブはよくトルコ料理のケバブと同じものと勘違いされがちなのですが、実はこれは全くの誤りになります。ケバブはトルコでよく食べられている料理で、特製のスパイスで味付けした薄切り肉を重ね、専用の機械でじっくりと回し焼きしたものになります。
お祭りの屋台やワゴンなどで大きな肉の塊肉を店員さんが切り落としてその場で食べているシーンをよく見かけるようになりましたが、あれこそがケバブになります。一方のシークカバブはスパイスをミックスしたひき肉を串に刺して焼いた料理なので、全くの別物なのです。
ちなみにケバブもシークカバブもよく使われるお肉はラム肉なのが特徴で、これは宗教上の理由で不浄になるという教えから豚肉を使われることはあまりありません。日本ではラム肉より食べやすい鶏肉や牛肉を使ったシークカバブやケバブが多いので、気になった方は店員さんに材料を訪ねてみることをおすすめします。
シークカバブの作り方
シークカバブをおうちでも作ってみたいと思った方はいませんか?一見作るのは難しそうでハードルが高いイメージではありますが、実は材料さえ揃えたら簡単な作り方で誰でも手軽に作ることができます。初心者でも作りやすいおすすめの作り方を紹介します。
ここでは本格的にマトンのひき肉を使用した作り方を紹介していますが、苦手な方や手に入らない場合は合いびき肉や鶏ひき肉などで代用してもOKです。記載している材料は4人分となっています。
材料
- マトンひき肉400g
- にんにく(おろし) 小さじ1
- しょうが(おろし) 小さじ2
- Aクミン 大さじ2
- Aコリアンダー大さじ1.5
- Aナツメグ 小さじ1
- Aカルダモン(パウダー)10粒分
- Aターメリック 大さじ1
- Aチリパウダー 適量
- Bたまねぎ中1/2
- B香菜大さじ3
- 塩小さじ1
- こしょう適量
- レモン汁 適量
材料を切る
シークカバブの作り方、はじめに材料を切ることから始めます。材料Bを細かいみじん切りにしてください。香菜は茎も一緒にすべてみじん切りにします。材料Aはすり鉢などですべてパウダー状にしておいてください。みじん切りの大きさは細かいほうがほかの材料とよく馴染んでスパイスが際立つ味わいになるので細かなみじん切りがおすすめです。
ボウルに入れてこねる
ボウルに全ての材料を入れて手でよくこねます。粘り気がでて、手に白い脂が出るくらいこねると焼いた時にお肉のジューシーさがさらに引き立ちます。こちらで紹介した作り方では生のたまねぎを使っていますが、甘みが欲しい方は玉ねぎのみじん切りを炒めたものを使うのがおすすめです。炒めた玉ねぎは粗熱をしっかりとってからこねてください。
串に刺す
よくこねたタネを等分に分けたら、用意した串につけていきます。この時両手でしっかりと包み込むように串につけることと、なるべく空気を抜いて付けるのがポイントです。
オーブンで焼く
最後にオーブンの天板にお肉がくっつかないオーブンシートを敷き、230度に余熱したオーブンで約12分焼きます。焼き時間はあくまでも目安なので、お使いのオーブンの特徴をよく知って時間を調整してください。全体的にこんがりと焼き色がついたらできあがりです。
シークカバブの作り方のコツ
シークカバブを家庭でも上手につくるコツを紹介します。シークカバブ作りが初めての方も、コツを頭に入れながら作るとインド料理店のような本格的な料理が作れるのでしっかりとチェックしてから作ることをおすすめします。
竹串を使う場合はアルミホイルで巻く
シークカバブに使う串は金属製のものがおすすめですが、竹串を使う場合は焼いている途中で串が焦げてしまうため、持ち手の部分にアルミホイルを巻いてから焼きましょう。
肉の種類によって合うスパイスを効かせる
シークカバブに使うお肉はラム肉の他、合いびき肉や鶏ひき肉を使ってもOKなのですが、使うお肉に合わせてスパイスを使い分けてください。例えばクセが強いラムやマトンはクミンを多めに、合いびき肉の場合はナツメグを多めに使うのがおすすめです。鶏ひき肉はあっさりとしているためスパイスの量は控えめにするとよりおいしくいただけます。
トースターやフライパンでも作れる
本格的なインド料理店では大きな釜を使って焼き上げるシークカバブですが、家庭ではトースターやフライパンを使って作ることができます。トースターで焼く場合はお肉に全体的に白くなるまで火を通したらアルミホイルをかぶせて中まで火を通し、最後にアルミホイルをとって焼き色がつくまで焼き上げます。
フライパンで焼く場合は、バターやオイルで焦げないように転がしながら中まで火が通るまで焼いてください。
シークカバブのおすすめの食べ方
シークカバブ初心者の方のために、おすすめの食べ方を紹介します。おいしい食べ方を知ってぜひおうちで楽しんでみてください。
チャトニに付けて食べる
シークカバブの食べ方でおすすめなのが、チャトニにつけて食べる食べ方です。チャトニはインドでよく食べられているソースで、シークカバブにつけることで最後まで飽きずに食べることができます。
パンに包んで食べる
シークカバブはインド料理なので、インドのパンに包んで食べる食べ方もおすすめです。特にふっくらとしたチャパティや、薄いパイのようなパラタとの相性が良いので、一緒に用意してみてください。
ビールやワインと一緒に楽しむ
シークカバブはスパイスが効いた料理なので、お酒のおつまみとしてビールやワインと一緒に食べる食べ方も人気です。インドのビールやワインが用意できたらさらに相性がよいので、本場さながらの雰囲気が楽しめます。
シークカバブに必須のチャトニの作り方
シークカバブに相性ぴったりの調味料、チャトニの作り方を紹介します。さまざまな種類のチャトニがありますが、ここでは使い勝手の良いトマトチャツネをピックアップしました。
材料
- 中玉トマト10個
- 玉ねぎ1/2個
- にんにく 1片
- Aクミンシード 小さじ1/2
- Aマスタードシード小さじ1/4
- Aローリエ 2枚
- A鷹の爪 1本
- Aなたね油大さじ1
- ブラックペッパー1振り
- はちみつ 小さじ2
- 塩小さじ1/2
- ガラムマサラ 小さじ1/4
作り方
鍋に材料Aを入れて火をつけ香りが立つまで炒めたら、ローリエ、唐辛子を取り出します。みじん切りにしたたまねぎのみじん切りとニンニンを入れ、トマトのざく切りを入れて煮込みます。残りの材料をすべて入れて煮詰めたらチャトニの完成です。
シークカバブを自宅で作ってみよう!
シークカバブの特徴やおすすめの食べ方、作り方などについて紹介してきましたが、参考になりましたか?ハードルが高そうですが、材料さえ揃えれば簡単に作ることができるので、ぜひおうちで作ってみてください!