デコポンのカロリーや糖質は?ダイエット中の食べ方から旬の時期まで!

デコポンは可愛らしいネーミングがされている、みかんの産地で有名な熊本や愛媛で多く栽培されています。デコポンは別名「不知火」と言われているのを知っていますか?デコポンになるまでには全国で統一された基準をクリアする必要があります。今回は1個当たりのデコポンの糖質、健康、栄養、カロリーなどをみかんと比較してみたり、気になるカロリー、健康でバランスを考えたダイエット中のデコポンの食べ方、旬の時期などまで見ていきたいと思います。

デコポンのカロリーや糖質は?ダイエット中の食べ方から旬の時期まで!のイメージ

目次

  1. 1デコポンとはどんな果物?
  2. 2デコポンにはどれぐらいカロリーや糖質がある?
  3. 3低カロリーなデコポンのダイエット中の食べ方
  4. 4デコポンと不知火の違い
  5. 5デコポンは低カロリーで甘くておいしい果物!

デコポンとはどんな果物?

デコポンってどんな果物でしょうか?デコポンはみかん科みかん属の柑橘系の果物です。デコポンという名前は熊本果実農業協同組合連合会(熊本果実連)によって登録商標したものになり、正式名称は「不知火(しらぬひ)」と呼ばれています。

デコポンの特徴

デコポンの特徴はなんといっても見た目です。デコポンの頭部が少しだけこぶの様に出っ張っていてその部分をデコと呼びます。デコポンの皮の部分はオレンジや、はっさくなどと比較しても薄く、みかんの様にするすると剥けてしまいます。果汁もたっぷりで、なんといっても糖度が高いのが特徴の果物です。

デコポンの味わい

デコポンは1972年に長崎県の農林水産試験場で清見(みかん)とポンカンを掛け合わせて作られたものが後のデコポンになりました。みかん科みかん属に属するので味はみかんのようであり、甘味の強い果物で他の柑橘系の果物と比較しても酸味は控えめです。中の果肉は柔らかく、とってもジューシーで中の薄皮も薄いのででとても食べやすくなっています。

デコポンの旬の時期と値段

デコポンの旬の時期ですが、デコポンの栽培にはハウス栽培と自然環境での栽培になっており、ハウス栽培物のデコポンの旬の時期は12月頃より始まります。一方、自然栽培で育ったデコポンの旬の時期は収穫が始まって少し時間を置いた3月から5月が旬の時期になります。デコポンは追熟をするとさらに甘味を増します。完熟したデコポンの旬の時期は4月前後で、食べごろの時期も同時期になります。

デコポンの1個当たりの値段はマチマチで、訳アリで安いものだと100円から、高級品のデコポンになると500円から1000円はするそうです。1個当たりのデコポンはおおよそ200gから280gでオンラインショッピングなどの取り寄せ商品では1個からではなくキロ単位での販売が一般になっています。用途やお値段を比較して購入するのが良いでしょう。

デコポンに含まれる栄養

デコポンにはβクリプトキサンチンやビタミンC、カリウムなどのミネラル類、クエン酸などが含まれています。聞きなれないβクリプトキサンチンは温州みかんに多く含まれる栄養素の一つです。デコポンの色でもある、黄色やダイダイ色の色素成分でファイトケミカルの一種です。ファイトケミカルは抗酸化作用に優れた栄養素を含む物質になっています。

デコポンに含まれる聞きなれないファイトケミカルですが、こちらは総称名であり、カテキンやリコピンと同じような働きをします。主に病気の原因となる活性酸素を取り除く役割をし、健康な体を維持してくれる栄養物質になります。さらには肥満予防の効果や美肌効果、抗酸化作用の働きをするビタミンCや、むくみ解消効果の働きをするカリウムを含みます。

デコポンの薄皮はジュウノウと呼ばれます。そのジュウノウには多くのペクチンが含まれており、その果皮には食物繊維が多く含まれ、調整作用があります。お腹の調子が良くないときや、便秘のときなどにデコポンを食べると整腸作用が期待されるでしょう。

デコポンにはどれぐらいカロリーや糖質がある?

デコポンの1個当たりのカロリーや糖質はどれくらいなのか気になるところです。

デコポン100gあたりのカロリーと糖質

デコポンはおおよそ200gから280gほどの大きさなので100gの大きさだとおおよそデコポン半分サイズになります。気になる100グラム当たりのカロリーは51kcalです。みかんと比較してみると46kcal/100gなのでデコポンのほうが少し高めのカロリーということがわかります。

デコポンの100g当たりの糖質は12,9gになっています。糖質とは三大栄養素の一つで炭水化物が糖質にあたり、身体のエネルギー源の重要な役割を果たします。今話題になっている糖質制限ダイエットをしている人などにとっては糖質の量は確認しておきたいところでもあります。

デコポン1個分のカロリーと糖質

デコポン1個当たりのカロリーと糖質はデコポンのサイズによって異なります。M玉から5L玉までサイズわけされいて、Mサイズは160gから190g、Lサイズは190gから220gとなっています。市場に出回っているデコポンはMサイズのものが多く、Mサイズのデコポンはカロリーおおよそ83kcal、糖質は21gになります。

みかんやその他の果物のカロリーと比較

デコポンのサイズや個人の食べる量にもよりますが、果物を丸々1個食べる設定で比較すると、バナナ(中くらい)一本ではカロリー103kcal、リンゴ(中サイズ)145kcal、はっさく97kcal、グレープフルーツ(中くらい)85kcalとなっています。比較してみてもデコポンのカロリーの低さを確認することができます。
 

低カロリーなデコポンのダイエット中の食べ方

デコポンのカロリーの低さが他の果物と比較してわかったと思います。ダイエット中だったり、糖質ダイエット中の方も多く見えるでしょう。低カロリーでダイエット向きですが、糖質が多めなので注意が必要です。以下の食べ方で糖質を抑えながらどのようにダイエット中にデコポンを食べたらよいのか食べ方を見ていきたいと思います。

デコポンは低カロリーでダイエット向き

デコポンは1個当たりのカロリーがおおよそ83kcalと他の果物と比較しても低カロリーなのがわかりました。できるだけ少ないカロリーで満足したいのはダイエット中の人たちみんな同じ気持ちだと思います。甘味の強いデコポンをダイエット中にケーキやスナックの代わりにおやつとしていただくと満足いくことでしょう。

大きいデコポンは半分に切って糖質オフ

デコポンのサイズにもよりますが100g当たりの糖質はおおよそ13gになります。糖質制限ダイエット中の方は身体の大きさ、体重によって異なりますが、糖質を1日30gから60gにするとよいとされています。デコポンをマルマル1個摂取すると20gの糖質を一気に採ることになるのでダイエット中の方は半分に切って摂取されることをお勧めします。

朝食や昼食のあとに食べる

デコポンのおススメの食べ方は、夜ではなく朝、昼頃に食べることです。糖質の量が他の果物に比べても比較的多いのも理由の一つです。活動の少ない夕方、夜にデコポンを食べると糖質が体脂肪として体内に蓄積されてしまいます(摂取しすぎた糖質が脂肪として蓄積されるので糖質の食べすぎには注意が必要です)。食べ方に気を付けて上手に美味しいデコポンをいただきましょう。

他の食材とのバランスを考えて食べる

デコポンのカロリーが低いからついつい旬の時期の美味しいデコポンをたくさん食べがちになってしまったりデコポンばかり食べるというようにならないように、健康面、栄養面を判断してバランスよくデコポンを食事に取り入れましょう。

デコポンの皮の剥き方・切り方

デコポンの皮ははっさくやオレンジの様にぶ厚くないので簡単にみかんの様にするすると剥けてしまいます。デコと呼ばれる頭部の部分から皮をむくと良いでしょう。食べ方の難しいことなどないので、薄皮ごと気軽にサクサク食べれてしまいます。皮の部分にペクチンという栄養分が含まれているので一緒に採ると良いでしょう。

デコポンを包丁を使って切る場合は、頭部のデコ部分をカットしてからひっくり返し、真ん中の白い部分も好みで切り落とします。好きな大きさに包丁で切り分けます。食べやすい大きさにしてお皿に盛ったら食しましょう!

美味しいデコポンの選び方

デコポンの選び方は、見た目ではないようです。外見はそこまで気にせず、ずっしりと重みのあるダイダイ色が濃いものが美味しいといわれていますし、ヘタの部分に少し青みが残ってるデコポンを選ぶと良いでしょう。重みのあるデコポンはすっしりと果汁がたくさん含まれているしるしになります。

デコポンと不知火の違い

デコポンは不知火のうちの一つ

デコポンは別名不知火(しらぬい)と呼ばれています。長崎県で登録商標されたみかん科みかん属の果物です。デコポンは不知火のブランド名として市場に出回っており、デコポンのブランド名を名乗るためには条件があるようです。

デコポンと名乗るための条件

デコポンと名乗る条件は糖度が13%以上でクエン酸1%以下が基準になっています。さらに全国のJAから出荷される不知火のみデコポンと名乗ることが出来るようです。これらの条件を満たさない不知火は不知火の名前のまま世に流通することになっています。

デコポンは甘くて不知火は酸っぱい

デコポンのブランド名を名乗るには厳しい条件をクリアしたもののみが条件になります。デコポンの特徴は甘くて他の柑橘系の果物に比べて酸味が少ないことです。条件を満たされなかった不知火の場合はデコポンに比べ甘味がなく酸味を感じる果物と言えます。少しでも酸味を抑えたい場合は追熟をさせるために不知火をしばらく貯蔵することで酸味を抑えることができるかもしれません。

「デコポン」の商標について

デコポンは別名不知火(しらぬい)と呼ばれています。1972年に誕生し長崎県で登録商標されたみかん科みかん属の果物です。日園連に加入している全国のJAだけがデコポンという名称を使用することが出来、デコポンという名称を簡単に使用できないようになっているのがわかります。

デコポンは低カロリーで甘くておいしい果物!

デコポンのカロリーの低さは他の果物と比べても一目瞭然でした。規定の条件を満たしている甘くておいしいデコポンを一度食してみるのはいかがでしょうか?

Thumbデコポンの食べ方・旬は?皮のむき方から保存方法まで紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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