シャコは甲殻類最強?食べ方・調理方法とレシピを紹介!

シャコという生物を聞いて、どうしてもエビに似たものを連想する人が多いと思います。しかし、エビとシャコの違いについて説明できる人も多くないと思います。そこで、今回はシャコの生態や、シャコの旬などを紹介していきたいと思います。また、シャコの食べ方や、さばき方、シャコを使った美味しい料理やレシピについても紹介していきたいと思います。気になっている人はぜひ参考にしてみてください。

シャコは甲殻類最強?食べ方・調理方法とレシピを紹介!のイメージ

目次

  1. 1シャコは似ているけどエビではない
  2. 2シャコの生態を知ろう
  3. 3シャコの下処理やさばき方
  4. 4シャコのおすすめな食べ方
  5. 5シャコのおすすめ料理レシピ
  6. 6シャコを美味しく食べよう!

シャコは似ているけどエビではない

みなさんはシャコという生物を知っていますか。なんとなく思い浮かぶ人や、シャコの写真を見るだけなんとなく思い出す人がいると思います。しかし、シャコを思い浮かべている時にエビと勘違いする人もいると思います。そこで、今回はシャコとエビの違い、シャコの名前の由来、そして、シャコが獲れる旬の時期がいつかわ紹介していきたいと思います。なんとなくシャコの旬や生態が気になっている人は参考にしてみてください。

シャコとエビの違い

海老

まずは、シャコとエビの違いについて紹介していきたいと思います。どうしてもシャコはエビと似ていることからシャコはエビの一種と勘違いする人がいると思います。そもそも、細かい話をするとシャコはトゲエビ亜綱に属しています。一方、多くの人が思うエビは真軟甲亜綱に属しています。そして、実際のシャコはエビよりも全身が大きいです。

一般的なシャコの体長はおよそ15cmほどです。しかし、大きなものでは20cmを超えるものもいます。エビで20cmを超えるものはそこまで多くないと思います。そして、エビとの最大の違いは、シャコの最大の特徴でる鎌のように鋭い脚を持っていることです。エビとシャコの違いが判断できないという人は、エビの手が鋭い脚のようになっているかどうか確認してみてください。

シャコの名前の由来は?

疑問に思う女性

そんなエビと勘違いされがちなシャコですが、そんなシャコにも名前の由来があります。名前の由来は諸説ありますが、茹でるとシャクナゲに似た紫色になることから、シャクナゲがシャコに変わったといわれています。ちなみに、青森や北陸ではガサエビ、福岡ではシャッパ、熊本ではシャクとも呼ばれています。

また、シャコをつかまえると、猛烈な癇癪(かんしゃく)を起こすことから、かんしゃくからシャコへと変化したという説もあります。どの説も特徴や習慣から派生して名付けられていることが分かります。

シャコの旬はいつ?

カレンダー

そんなユニークな特徴があるシャコですが、最近では旬のタイミング関係なく食べることができます。しかし、旬の時期に食べるシャコほど美味しいシャコはありません。今回はシャコの旬の時期について紹介していきたいと思います。シャコの旬は、春から初夏にかけて旬のシャコです。そして、旬のシャコは産卵期でもあるので、メスの場合は卵を持っており、なおかつ身が大きいです。なので、できれば旬のシャコを食べてください。

Thumb芝エビはどんなエビ?エビチリなどの料理や簡単レシピも紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

シャコの生態を知ろう

シャコの旬や、シャコとエビの違いについて紹介してきました。エビとシャコの違いが分からなかった人はぜひ参考にしてみてください。また、シャコの旬を狙ってシャコを獲ってみてください。先ほどエビとシャコの違いについて紹介してきました。それらの違いに加えて、シャコの生態もエビとの違いがあります。そこで、今回はシャコの生態について紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

シャコは凶暴なの?

海中にいるシャコ

シャコは甲殻類最強と言われていますが、そんなシャコは凶暴なのでしょうか。シャコは凶暴な生態と言われることがありますが、実はシャコはそこまで凶暴ではないのです。ここでいう凶暴というのは、好戦的で片っ端から攻撃を仕掛けてくるという意味です。そのような意味では、シャコは好戦的な生物ではないのです。獲物を捕らえる時に一時的に攻撃をしてきます。

シャコのパンチ力は強烈

しかし、シャコのその生態故にどうしても凶暴な生物と言われがちです。そして、シャコが凶暴と言われる理由であるのは、シャコのパンチ力です。先ほど紹介したように、シャコの全長は大きくても20cmです。しかし、そのサイズ感だからと言って侮ってはいけません。シャコのパンチは本来、甲殻類のとても固い甲羅を破壊して、身を食べるために進化しました。甲殻類の甲羅の硬さは簡単に想像できると思います。

しかし、シャコのパンチの強さはそれだけではありません。シャコのパンチは、とにかく速すぎるのです。どのくらい速いかをあえて説明すると、シャコがパンチを放った瞬間に周りの海水が一瞬沸騰してしまうのです。さらに、シャコのパンチが速すぎるがゆえにアニメやマンガみたいにパンチが光ってしまうのです。漫画やアニメの世界だけの話だと思っていた人は気を付けてください。

シャコのパンチが威力抜群なのは言うまでもないことが分かったと思います。ちなみに、シャコのパンチ力の平均は、ベンチプレス70~80kgを持ち上げるのと同様の力と言われています。そして、場合によっては150kgのベンチプレスを持ち上げるのと同じパワーのパンチを繰り広げるシャコの猛者もいます。

もしダイビング中などにシャコと出くわしても、絶対に近寄らないでください。シャコのパンチを受けると大けがをする可能性があります。もちろん、シャコの速すぎるパンチを避けるのもほぼ不可能です。生きたシャコを見つけても絶対に近寄らないことを忘れないでください。

シャコは色の識別に優れている

そして、意外なことにシャコは地球上の生物の中で最も色の識別に優れているのです。そして、シャコは地球上でもっとも複雑な目を持っている生物の一匹でもあります。シャコのそれぞれの目には12もの光受容体という光を刺激として受容する感覚器官があるのです。この光受容体のおかげで、シャコはさまざまな色を識別することができます。とはいってもいまいちイメージが掴めないと思います。

ちなみに、人間には光受容細胞が3つしかありません。なので、赤、青、緑を見ることしかできません。しかし、先ほども紹介したようにシャコには12もの光受容細胞があります。つまり、シャコは人間が見ることができない色を見ている可能性があります。

シャコ同士で秘密の言葉がある?

シャコ同士には独自のコミュニケーション方法があります。いわゆる秘密の言葉のようなコミュニケーション方法です。この秘密の言葉によって、他の生物に悟られることなくコミュニケーションをすることができます。その秘密は、シャコの目の特徴です。シャコは円偏光(えんへんこう)という特殊な光を見ることができる唯一の生物だと言われています。

秘密の言葉を理解できない猫

シャコが人間を含む他の動物が理解することができない特別な暗号をシャコ自ら発光させている可能性があるのです。詳しいことは分かってはいませんが、シャコ自ら円偏光を発光しているという説が有力です。また、シャコの研究者は一部の種類のシャコは円偏光を尾で反射できると考えています。そして、円偏光を視覚できる生物はシャコだけです。

なので、もし反射できるとしたらシャコは秘密のコードを送り合っている可能性が高くなります。なので、天敵が近づいたときに隠れたまま、ほかの仲間に天敵の接近を円偏光を利用して知らせることができるということになります。凶暴なうえに、ほかの生物が知ることができない信号を送り合っているという事実が本当だとしたら、シャコは甲殻類最強という称号が最もふさわしい地球上の生物ということになります。

シャコの下処理やさばき方

シャコの生態について紹介してきました。シャコの生態について把握できた人はぜひ参考にしてみてください。シャコの生態を知れば、シャコがいかに甲殻類の中で最強たるゆえんについて把握できたとと思います。そんなシャコの生態に反して、身はとても美味しいです。そこで、今回はシャコの下処理のやり方とシャコのさばき方について紹介していきたいと思います。さばき方を知らない人は参考にしてみてください。

シャコの茹で方

シャコのさばき方を紹介する前に、シャコの茹で方について紹介していきたいと思います。シャコの茹で方の手順自体はとてもシンプルです。なので、生のシャコを手に入れた人はさばき方を行う前にぜひやってみてください。まず初めに、生のシャコを一度氷水でしめてください。その間に、お鍋にお湯を沸かしてください。そして、そのお鍋に塩を投入します。塩の濃度はお湯に対して1%くらいを目安に入れてください。

水1リットルに対して、お塩は10gほどです。パスタをゆでるときと同じくらいの塩分濃度だと思ったら分かりやすいと思います。お湯が沸騰したら、お湯の中へシャコを入れます。シャコを入れてからお湯が再沸騰したら、そこから4分間茹でたら完成です。簡単に茹でることができるので、ぜひやってみてください。

シャコの茹で方のポイントをまとめると、生のシャコを氷水で冷やす、お湯の中にしっかりめにお塩を入れる、再沸騰してから4分間ゆでるという3つのポイントです。この3つにポイントをしっかり守って、ぜひやってみてください。

茹でたシャコの殻のむき方

シャコの茹で方を紹介してきました。茹でる時の3つのポイントについても紹介してきましたので、ぜひ参考にしてみてください。そんなシャコのさばき方を紹介する上で、初めに茹でたシャコについている殻の剥き方について紹介していきたいと思います。シャコの硬い殻をむくには、素手だと硬すぎると思う人がいると思います。そこで、手で殻を剥くことができない場合は、キッチンバサミを使ってみてください。

キッチンばさみ

シャコの殻を剥くのが慣れていない方でもお手軽かつキレイに剥くことができます。まず初めに、シャコの頭の部分を落としてください。キッチンバサミで切りづらい場合は、包丁を使っても問題ありません。シャコの頭をひっくり返したら、裏返してください。そして、頭とは反対の方からキッチンバサミを入れ、外側から斜めにカットしてください。ヒレの半分くらいを目安にするとやりやすいのでぜひやってみてください。

反対側も同じようにハサミを入れてください。少しだけ身も一緒にカットしてしまうことになります。もったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、思い切りよくハサミを入れることでキレイに身を切ることができます。このさばき方で、綺麗にシャコを食べることができます。少し難しいかもしれませんが、ぜひやってみてください。

シャコのおすすめな食べ方

シャコの茹で方と、シャコのさばき方について紹介してきました。シャコのさばき方をぜひ参考にしてみてください。次に紹介するのは、シャコのおすすめの食べ方やレシピ、料理について紹介していきたいと思います。シャコを使った料理やレシピは様々です。シャコの食べ方やレシピについてまだわからない人はぜひ参考にしてみてください。

茹でたシャコをそのまま食べる

まず初めに紹介するおすすめの食べ方は、茹でたシャコをそのまま食べる食べ方です。この食べ方は、シャコの茹で方を理解できたらまず初めに思いつく食べ方だと思います。茹でたシャコは味わい深い良い味をしていますので、料理の手間を省きたい人はぜひやってみてください。

お寿司のネタにする

次に紹介するシャコのおすすめの食べ方は、料理としてお寿司のネタにする食べ方です。生で食べるシャコはとてもプリプリなので、一度はぜひとも食べてみてほしいです。また、料理として寿司のシャコを提供しているお寿司屋さんも少ないので、寿司としての食べ方で食べてみてください。また、寿司を応用した料理で刺身で食べる食べ方もあります。刺身としての食べ方もぜひ試してみてください。

煮たり揚げ物にする

また、シンプルな食べ方としてシャコを煮たり揚げ物にしたりする料理もあります。煮られたシャコはホクホクしていてとても美味しいです。また、シャコの揚げ物はエビフライにはない味わいがあります。また、シャコの本来の旨味もあるので、ぜひ試してみて下さい。

シャコのおすすめ料理レシピ

シャコの美味しい食べ方について紹介してきました。シャコの美味しい食べ方を捜していた人はぜひ参考にしてみてください。そして、今回紹介したシャコの食べ方を踏まえた上で、シャコを使ったおすすめの料理レシピについて紹介していきたいと思います。シャコの料理レシピはどれもユニークな料理レシピばかりです。シャコを使った料理レシピを捜していた人は今回紹介する料理レシピを参考にしてみてください。

日本酒に合う「シャコの山椒煮」

  • しゃこ 6~8匹
  • 実山椒 小さじ1杯
  • 水 200cc
  • 酒 大さじ4杯
  • 醤油 大さじ2杯

  1. シャコを洗いすべての材料を鍋に入れて加熱する。
  2. 煮立ったら灰汁をとり、蓋をして7~8分煮る。
  3. その後、火を止め、粗熱がとれるまで放置する。
  4. キッチンばさみでシャコの頭をおとし、両脇をきって開いたら身を取り出す。
  5. 器に盛り付け完成です。

贅沢!シャコ飯

  • 米 2合
  • シャコ 6匹
  • 生姜 20g
  • 醤油 大さじ2杯
  • 日本酒 50cc
  • 塩 小さじ1/2杯
  • 水 2合弱

  1. シャコを茹でる。
  2. 米をといで炊飯器に入れ、シャコを並べる。
  3. 細切りにした生姜を加える。
  4. 水を加え、酒、醤油、塩で味を整える。
  5. 蓋をしめ、通常炊飯モードにする。
  6. 炊き上がったら蝦蛄を取り出し、粗熱をとって殻を外して身を取り出す。
  7. 再びご飯に加えて混ぜる。
  8. 蓋をして、3分蒸らして完成です。

Thumbガスエビは甘エビより甘くて濃厚!金沢由来の海鮮を紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

シャコを美味しく食べよう!

ご飯を食べている子

今回は海の幸であるシャコについて紹介してきました。シャコの特徴や、シャコの生態、旬や美味しいレシピ、食べ方なども紹介してきました。シャコはエビと見た目が似ているので、違いがわからないという人もいると思います。エビよりも危険な生態をしているので気を付けてください。シャコのさばき方は少し難しいですが、慣れると簡単なさばき方です。シャコのさばき方を参考にして美味しいレシピを食べてください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ