2018年12月15日公開
2024年08月23日更新
カニの食べ方を徹底解説!綺麗に食べるコツや必要な道具なども紹介!
カニは冬の風物詩とも言える食材で、解禁されると多くの家庭やお店でカニが食べられますが、皆さんはカニをより簡単に、無駄なく身が取れる食べ方をご存知ですか?道具の使い方やコツを知っていれば、カニの身をこれまで以上に綺麗に食べることができます。道具を使った食べ方、使わない食べ方がありますが、どちらにしろ手順は簡単ですので、参考にしてみてください。また、カニをアレンジした美味しいレシピも紹介します!
目次
カニの食べ方をマスターして綺麗に楽しく食べよう!
カニが解禁されると、お店に並ぶようになったり旅館で取り扱われるようになったりして、カニを食べる機会が多くなります。カニは決して安くないので中身をなるべく綺麗に食べたいと思われますが、正しい食べ方を知らないと身が上手く取れなかったり、隠れている身に気づかなかったりします。
また、カニ食べ放題ツアーやカニ専門店の食べ放題メニューなど、カニを沢山食べる機会があれば、限られた時間で沢山カニを食べたいかと思われますが、正しい食べ方を知っていればスムーズに身を取ることができるので、沢山のカニの身を食べることができます。また、食べ方のコツを掴めば、手をほとんど汚さずに綺麗に食べることができます。
正しい食べ方とは言っても複雑ではないので、覚えれば簡単に実践できます。お店や旅館でカニを食べるのであれば道具も揃っているので、コツも掴みやすいでしょう。また、家庭でカニを食べる際の、道具を使わない食べ方や、カニを美味しく料理したレシピも紹介します。
カニを食べる前に準備しておこう
カニを綺麗に食べるには、前もって準備をしておくことが重要です。レストランや旅館だとある程度捌かれたものが出されますが、カニを一体まるまる、捌かれていない状態から始めるのでしたら、コツを知らなければカニを食べる前に、解体の段階で疲れてしまいます。まずはカニを解体するところから紹介します。
カニをさばくときに必要な道具
カニを捌く時に必要な道具は、基本的には家庭にあるもので揃えられます。捌く道具は包丁とキッチンバサミのみです。キッチンバサミのみで捌く人もいますが、タラバガニなど脚の太いカニを捌く時は上から体重をかけて切り落とすことのできる包丁も使った方がより捌きやすいです。すでにボイルされたカニを捌くかと思われますが、捌いたカニをそのまま食べるのでしたら、包丁やハサミはきちんと洗って綺麗にしておきましょう。
また、カニを捌くのに必要不可欠というわけではありませんが、カニは水分量が多く、汁がまな板の外までこぼれたり飛び散ったりすることがあります。また、アレルギーでなくても直接カニを触ると手が痒くなったりします。そうならないように、まな板の下に新聞紙を敷いたり、汚れても良い服やエプロンを着用したり、軍手を着けてカニを捌いたりしましょう。
カニはニオイが強いので、捌く際に捨てる部分を三角コーナーに捨てるとニオイが気になります。まな板の下に新聞紙を敷いておくと、捨てる部分は新聞紙の上に置いておき、捌き終わったら新聞紙にくるんでビニール袋に入れ、簡単に捨てられます。ボウルなどを用意せずまな板のスペースも確保できて一石二鳥です。
次の日にゴミ出しをするのでしたらビニール袋を固くしばりゴミ箱に捨てれば良いですが、カニのニオイは傷み出すと強くなり、ビニール袋の外に漏れ出してしまいます。2日以上ゴミ箱に入れておくのでしたら、消臭効果のある乾燥した茶葉を一緒に入れておくのがおすすめです。
まずはカニを解体しよう
道具の準備ができたらいよいよ解体を始めましょう。解体の程度ですが、ある程度カニの形を保った状態で食卓に出した方が盛り上がるので、子供でも簡単かつ安全にハサミを入れられる程度まで解体しましょう。家庭にあるキッチンバサミの数や子供の年齢により、どのくらいまで解体するかは調整してください。
まずはまな板の上に、お腹が上になるようにカニを置き、ふんどしを外します。ふんどしとはカニのお腹にある三角形の部分で、メスのカニだと卵によりふんどしが持ち上がっていることもあります。このふんどしは上の頂点の部分に指を入れ、剥がすようにして外すと簡単に外れます。こちらのふんどしは殻のみに見えるので捨ててしまいがちですが、この中にも身が詰まっているので、解体後、一緒にお皿に乗せてください。
次に甲羅から脚と胴を外します。外し方は二通りあります。一つははさみと脚の根元を5本まとめて掴み、内側に倒すように折る方法です。軽く倒すだけだと外れません。甲羅は丈夫なので、倒しすぎというくらい倒しましょう。そうすると外れてくれます。反対側も同様です。大きいカニだと片方ずつ折りますが、小さいカニならコツを掴めば一度に両方折ることもできます。
甲羅から脚と胴を外したら、脚と胴を切り離します。切る箇所は二通りあります。一つは、脚と胴の間にある関節の部分です。殻は固く切り落としにくいですが、関節の部分は比較的柔らかく、ハサミでも簡単に切り落とせます。もう一つは関節から少し脚側にずれたところです。こちらは殻なので固いですが、脚の身が取り出しやすくなります。
もう一つは、脚を切り落としてから胴を甲羅から外す方法です。まな板に甲羅を上にしてカニを置き、包丁やハサミで脚を切り落とします。脚が太かったりして切りにくい場合はハサミではなく包丁を使いましょう。次に、ふんどしを外してできた穴に親指をかけ、甲羅を外します。ふんどしを外した後であれば、少し力を入れるだけで外れます。かにみそがこぼれないよう、甲羅を下にして外しましょう。
ここで、不要な部分を取り外します。まず甲羅から、甲羅に沿うようにくっついている薄い膜を外します。身のようなものが付いていますが、膜が破れやすいため、付いている身を剥がすのは難しいです。この身はそれほど美味しいというわけではないので、もったいないですが捨ててしまいましょう。
次に胴に付いている、ガニと呼ばれるものを取り除きます。ガニとはカニのエラを差し、水中の酸素を取り込む際にフィルターとなる役割をしているので、不純物や寄生虫が付着していることがあります。毒はありませんが、味も悪いので食べてはいけません。見た目や触感からして食べられる部位には見えないので、構わず捨てましょう。
甲羅・腹部・脚を解体したらいよいよ身を取り出そう!
ここまで解体したら、お皿に盛り付けて食卓出しても良いでしょう。ここで、カニを食べるために用意する道具について紹介します。必要な道具は、取り皿、殻入れ、キッチンバサミ、カニフォーク、手を洗うお茶、手を拭くタオルです。
準備の段階である程度解体し、またキッチンバサミがあればある程度の身は簡単に食べられますが、細かい部分の身はカニフォークを使った方が食べやすいです。カニフォークは100円ショップにも売られていますので、可能であれば買っておいてください。また、100円ショップには他にもカニ剥き用ピーラーやカニ割りなども売られているので、他の商品もチェックしてみてください。
また、先程も書いたようにカニはニオイが強く、なかなか取れませんが、お茶には消臭効果があり、お茶を使うことでカニのニオイも簡単に取れます。お茶に含まれるフラボノイドやカテキンなどのポリフェノールが消臭効果を持っているようです。1人1つずつ、どんぶりや小さいボウルにぬるめたお茶を入れて置いておくとこまめに手を洗えるのでおすすめです。
カニの脚の食べ方
カニの脚は比較的身が取り出しやすいですが、細かい身を取り逃してしまいがちです。簡単かつ綺麗に取るにはコツがあります。ハサミを上手く使いこなし、正しい食べ方で、プリプリとした旨味たっぷりの身を無駄なく取り出しましょう。
関節から2つに切る
カニの脚は先に向かって細くなっています。特に身がたっぷり詰まっているのが一番太い付け根側の部分です。まずは身を簡単に取り出せるよう、付け根側の部分とそれより先の部分に二分割しましょう。関節の手前にハサミを入れると簡単に身が取り出せるようになります。ここから切り落とすと、もし身が取り出せなくてハサミを使う場合も、関節の段差が無いため簡単にハサミを入れられます。
よく、脚の関節を折ると脚の身がスルリと抜ける場面をテレビで見ますが、いざ家庭で実践しようとすると軟骨だけが抜け、身は殻の中に残っているということが起こりがちです。関節で折るのではなく、関節手前でハサミを入れるとこの悩みは解消します。脚の付け根も関節より内側にハサミを入れると、振るだけでも簡単に身が出てくれます。
白い裏側を向けてつけ根からハサミを入れて切る
脚の身は縦にハサミを入れて殻を切り、殻を剥くようにして割ると身のほとんどが剥き出しになり、簡単に食べられます。ハサミを入れる際のコツは、裏側の白い部分にハサミを入れることです。カニの殻は赤い部分よりも白い部分の方が柔らかく、力を入れなくてもハサミが入ります。
細い方の脚は関節を折って手で抜く
細い方の脚にも少ないですが身が詰まっています。こちらはハサミを入れるのではなく、関節の部分を手を使って折りましょう。そのままそっと引き抜くと、身が付いてきます。もし殻に身が残ったら、先に付いている爪で押し出したり、太い部分と同じように縦にハサミを入れましょう。
包丁を使って殻をそぎ落とすと簡単に食べられる
「かに道楽」などカニ料理を出すレストランでは、よくカニの太い方の脚の殻が削がれた状態で出てきます。殻が削がれているとハサミを入れなくても身が綺麗に取れるので、子供でも安全です。削ぎ切りと言われる手法ですが、削ぎ切りをするのでしたら脚を二分割する前にしましょう。その方が脚の細い方が持ち手となり、やりやすいです。包丁では危なくて不安という方は、ピーラーを使うと簡単に削ぎ切りができます。
はさみも同じ方法で食べられる!
はさみは他の脚と形が異なるので食べにくいように思えますが、一つの手順を挟めば、後の食べ方はほとんど変わりません。その手順とは、はさみの中の軟骨を取り除くことです。はさみの中の身は軟骨で二つに仕切られている状態ですので、軟骨を取り除くことで身が取り出しやすくなります。
軟骨を取り除くために、はさみの爪をパキッと音がするまで開きます。そして動く方の爪を引き抜くと、一緒に軟骨も抜けます。あとは脚と同じように、白い部分に根元からハサミを入れて殻を剥くようにして折ると身が綺麗に出てきます。はさみの身は脚よりも歯ごたえがあり、はさみの身の方が好きという人も多いです。是非コツを掴み、無駄なく食べましょう。
カニの甲羅の食べ方
脚はカニの身がぎっしり詰まっており、まとまって取れるので食べ応えがありますが、甲羅には味噌が沢山詰まっています。また、胴も食べにくいですが旨味たっぷりの身が沢山詰まっています。胴の方が食べるのにコツのいる部位といえるでしょう。ここからは、甲羅と胴の食べ方紹介します。
かにみそは甲羅に移しておこう
カニを解体した時点で大部分のかにみそは甲羅の中に貯まっていますが、ふんどしや胴に付いていることもあります。食べる際にかにみそが付いていると手が汚れたり、殻に付いたまま捨ててしまいがちですので、かにみそはまとめて甲羅に移しておきましょう。甲羅にかにみそをまとめておくことで、スプーンで豪快にかにみそを食べたり、身をかにみそに付けて美味しく食べられます。
胴を2つに切ろう
胴は甲羅から外した時点では甲羅と同じ形をしています。この状態だとほとんどの身が殻に覆われて見えにくく、食べるのにも不便です。胴の身を食べやすくするために、まずは胴を右脚側と左脚側に分かれるように2つに切りましょう。胴の殻は柔らかいので、ハサミで簡単に切ることができます。
脚のつけ根側からハサミを入れて半分に切ろう
胴は身が5つに細かく仕切られているので、たいへん身が取りにくい部位です。胴を食べやすくする切り方は2つあります。1つは、仕切りに合わせて半分に切る方法です。胴は大きいので、初めに脚と脚の間からハサミを入れて胴を真っ二つにします。脚の間から切ることで切った部分身が外にさらされ、取りやすくなります。切り口の身がなくなったら、また他の脚の間にハサミを入れて地道に身を取っていきましょう。
もう1つは、胴を表側と裏側に分ける方法です。ハサミの刃を別々の脚の付け根に入れて、脚の間を切ります。同じようにして全ての脚の間を切ったら、その切れ目に包丁を入れて真っ二つにします。この方法なら身が全て外にさらされるので身を見逃しにくく、身を取るのも簡単です。包丁で切った時点で身が取れやすくなっているので、小さいカニにはおすすめできません。
身を丁寧にほぐし取ろう!
胴は細かい身が詰まっているため、殻に身が残ってしまいがちです。脚ほど食べ応えはありませんが、旨味がぎゅっと詰まっている部位ですので、小まめにハサミを入れてなるべく無駄なく身を取り出しましょう。少しずつ身をつまむのではなく、まずは身を全て取り出し、豪快に口に入れるのがおすすめです。
基本的なカニの捌き方、食べ方は以上です。下の動画に捌き方、食べ方がまとめられているので、参考にしてみてください。また、ハサミや包丁を使っても、小さいカニだと胴や脚先などの身が取れないことがあります。そんな時は無理をせず、ダシに活用してしまいましょう。
道具なしでカニの脚を綺麗に食べるコツ
上ではカニスプーンやキッチンバサミを使ったカニの食べ方を紹介しましたが、急にカニが手に入り、道具が揃わないということもあるでしょう。また、道具は食べる人数の分だけ用意する必要がありますが、カニスプーンはカニを食べる以外に使いませんし、キッチンバサミも何本も必要ないので、キッチンに物を増やしたくない方にとっては、道具を使うに越したことはありません。
脚先に近い部分を折れば殻から簡単に身が出せる
実は、コツはいりますがカニはある程度解体してあれば道具なしでも食べられます。ここからは、道具を使わないカニの食べ方を紹介します。手をフルに活用するので、手を洗うものや拭くものを準備して取り掛かりましょう。
脚を綺麗に食べるコツは、「関節で折らないこと」です。関節は身と身のつなぎ目なのでちぎれやすく、ひっぱると軟骨だけが出てきてしまうことが少なくありません。脚を折る時は、関節よりも脚先に近い部分を折りましょう。反対の関節側も、関節ではなくそれより内側を折りましょう。この状態で引っ張れば、身が綺麗に付いて出てきます。
殻を折るときは両手で持って親指の力で
カニの殻は固く折れにくいので、つい力が入ってしまいがちです。脚の端の方を持って力任せに折ると、執拗以上の力がかかる上に殻が細かく割れてしまい、周りに飛び散ってしまうこともあります。殻を折るときは折りたい箇所を両手で持ち、親指の力で割るようにしましょう。
カニの脚は白い部分が柔らかい!
カニの脚は赤い部分は固く、白い部分は柔らかくできています。そのため脚を折るときは、白い部分が割れるように、白い部分を上にして折ると折りやすいです。赤い部分を親指で押し上げ、他の指で脚を握って折るようにしましょう。
はさみも道具なしで食べられる
はさみの殻は脚よりも固いですが、はさみも道具を使わずに食べるコツがあります。はさみをもう一つ用意し、はさみの身が詰まっている部分をもう一つのはさみで挟み、上から握りしめると、殻がバリバリと割れます。割れた殻を取り除き、爪を開いて動く方の爪を引き抜いて軟骨を取り除けば、道具なしでも固いはさみを食べることができます。これは丁寧なカニのむき方ですが、コツを掴めば下の動画のように剥くことができます。
カニの美味しい食べ方やレシピを紹介!
カニは茹でたものをそのまま食べるのが一番素材の味を味わうことができますが、冬のうちに何度かカニを食べる機会があるのでしたら、さらに美味しく調理してみましょう。カニは素材の味が良いので、どのような食べ方でもカニの味が際立ちます。
甲羅に乗せたかにみそを直火にかけて絶品!
かにみそはそのまま食べてもおいしいですが、ポピュラーな食べ方に、甲羅焼きというものがあります。かにみそを甲羅に入れた状態で直火にかけると水分が飛び、より濃厚な味わいになります。かにみそのみ焼いてもおいしいですが、こちらではかにみそがよりお酒のすすむものになる食べ方を紹介します。材料は甲羅1つ分です。
- カニの甲羅(かにみそ付き)1つ
- カニの身適量
- 酒小さじ1
- みりん小さじ1
- 味噌小さじ2分の1
- ボウルにかにみそ、酒、みりん、味噌を入れ、よく混ぜ合わせます。特に味噌は溶けにくいですが、よく溶かしましょう。
- カニの身をほぐし、ボウルに投入して軽く混ぜ合わせます。
- 甲羅にボウルの中身を映し、かにみそがスクランブルエッグくらいの固さになるまで直火で焼きます。
直火が一番水分が飛びやすく、かにみその旨みが出やすいです。直火で調理するのが難しければ、オーブントースターや魚焼きグリルで、様子を小まめに確認しながら焼いてください。IHで、オーブントースターや魚焼きグリルがなければ、フライパンに魚焼き用のクッキングシートやアルミホイルを敷いて焼いても上手く出来上がります。
カニの脚はバターと醤油でシンプルに焼いて絶品!
カニの脚はほぐれにくいので、剥いた身をフライパンで焼いても身が崩れません。焼きガニという食べ方もありますが、調味料を加えて焼いても美味しく出来上がります。カニも他の魚介類と同じくバターが合うので、豪快にまるまる1本ずつ、バター醤油で焼いて食べましょう。材料はカニ1杯分です。
- カニ脚10本
- バター大さじ1
- 醤油小さじ2
- パセリ適量
- レモン汁適量
- カニ脚に殻が付いていれば、殻を綺麗に剥きます。
- フライパンを中火で熱し、バターを溶かします。
- バターが溶けたらカニ脚をフライパンに並べ、片面1分、もう片面は30秒焼きます。
- 醤油を上から回しかけ、水分を飛ばしたら皿に盛り付けます。
- パセリとレモン汁を好みでふりかけます。
カニに殻が付いていたらまずは殻を剥く必要がありますが、ポーションといい、殻の向かれたカニ脚も通販などで売られています。もしポーションを使うのでしたら持ち手の部分がフライパンからはみ出る可能性があります。その時は持ち手を折り曲げてフライパンに入れるか、ホットプレートを使いましょう。こちらのレシピではパセリとレモン汁をかけましたが、ブラックペッパーをかけても美味しいです。
王道の食べ方!カニすきで出汁まで食べつくす
カニの食べ方といえば、カニすきと呼ばれる鍋が定番です。鍋にすると野菜も一緒に摂れるだけでなく、カニの殻からも出汁が出るので〆の雑炊も美味しく食べられます。カニの旨みが沢山汁に溶け込みますので、だし汁の味付けはシンプルに済ませましょう。材料は4人分です。
- 水1600cc
- 昆布1枚
- 酒大さじ3
- みりん大さじ3
- 醤油200cc
- 塩少々
- 白菜4分の1株
- 長ネギ2本
- 春菊1束
- カニ2杯
- カニを解体します。
- 白菜、長ネギ、春菊を食べやすい大きさにざく切りします。
- 鍋に水を入れ、昆布を入れて火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出します。
- 酒、みりん、醤油、塩を加え、温まったら野菜を投入します。
- 野菜に火が通ったらカニを投入し、カニに火が通ったら完成です。
カニは煮れば煮るほど出汁が溶け出すので、あまり煮込みすぎないようにしましょう。鍋の汁にカニの出汁がたっぷり含まれているので、〆にご飯ととき卵を投入し、雑炊にしたり、焼いたお餅と水解き片栗粉を入れたりして出汁まで美味しく食べましょう。
冷凍ボイルのカニはそのまま食べるのがおすすめ
冷凍ボイルのカニは既に茹でられているので、料理に使わずそのまま食べるのがおすすめです。大量に手に入り、アレンジして食べたくなったら料理に使いましょう。解凍の仕方を間違えるとカニの旨味と水分が外に流れ出てしまったり、食感が悪くなったりします。せっかくのカニが解凍により味が落ちてしまうともったいないので、正しい方法で解凍しましょう。
冷凍ボイルのカニを解凍する時は、室温ではなく冷蔵庫で解凍します。解凍の際にかにみそがこぼれてしまうおそれがあるので、甲羅を下にして解凍してください。キッチンペーパーでくるんでからビニール袋に入れた状態で解凍すると水分が失われません。カニを姿で解凍すると溶けるのに1日ほどかかります。時間に余裕をもって解凍しましょう。
カニの食べ方は意外と簡単ですぐ実践できる!
カニを食べる機会はなかなか無いので食べ方も難しく思われがちですが、コツさえわかれば簡単に食べることができます。道具がなければ道具なしでも食べることができるので、カニを食べる時はコツを思い出し、美味しく、無駄なくカニを味わってください!