わさび丼は伊豆近郊の河津の名物!孤独のグルメで紹介された「かどや」も紹介

今回の記事は、お刺身や蕎麦の横にちょこっと添えてある脇役的なわさびが名物の丼ぶりになっている店の紹介です。伊豆市の南、河津さくらで有名な河津町に「わさび園かどや」があります。アクセスが便利な場所にあるわけではないのですが、100年以上続く超ベテラン農家さんが育てたわさびを使った「わさび丼」は、足を運んで食べる価値があるそうです。「最近よく来るね」と店員に言われるほど通ってお店を決めるという、孤独のグルメのスタッフが惚れた「わさび丼」を、あなたも食べてみませんか?

わさび丼は伊豆近郊の河津の名物!孤独のグルメで紹介された「かどや」も紹介のイメージ

目次

  1. 1伊豆近郊の河津の名物わさび丼とはどんな料理?
  2. 2人気のわさび丼が楽しめる「かどや」はどんなお店?
  3. 3かどやに行ったら名物わさび丼を注文しよう
  4. 4かどや以外にわさび丼が楽しめる店を紹介
  5. 5伊豆近郊の河津の名物わさび丼を味わおう!

伊豆近郊の河津の名物わさび丼とはどんな料理?

ごはんに鰹節と生わさびをのせたシンプルな丼

名物の「わさび丼」は、ご飯に鰹節とすりおろした生わさびに醤油。とたったの4種類の材料で出来る料理です。料理と断言してしまっていいのか悩む程簡単です。生わさびさえ手に入れる事が出来れば、ズボラ飯の仲間入りになる料理です。この料理の味を決める主役のわさびに相当な自信がないと出せないと思います。

チューブわさびでは再現できない?

名物「わさび丼」を食べてみたいと思うけど、伊豆までは行けないし、だったらチューブのわさびで作ろうと思った方は多いと思います。でも、この「わさび丼」が、料理番組ではなくグルメ番組で紹介されているのは、「かどや」での旨さがそんな簡単に再現ができないのです。
 

わさびは1年中収穫する事が出来ますが、時期によって辛さが違います。また、わさびの上の方・真ん中部分・下の方でも辛さが違うそうです。チューブのわさびはメーカーによって味の違いはありますが、同じチューブのわさびなら同じ味しかしません。それも、再現出来ない理由の1つです。

Thumb【孤独のグルメ】福岡出張編のロケ地は?グルメな聖地巡礼店を紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

人気のわさび丼が楽しめる「かどや」はどんなお店?

孤独のグルメで主人公が立ち寄ったお店

孤独のグルメは扶桑社の月刊誌に連載された漫画がドラマ化されて、深夜番組にも関わらず、今やシーズン7まである人気番組です。主人公の、井之頭五郎がサンプルのパイプをお客の佐々木に持ってきた事から、この回は始まります。せっかく来たのだから。と散策しスイーツを食べ、さらに散策し、お腹がすき「かどや」へ入って「わさび丼」を食べたのです。

孤独のグルメの放送後、テレビ朝日の「モーニングバード」などグルメ番組ではない番組でも紹介されて、行列が凄かったようです。平日でも20分待つこともあり、土日だと長くて50分程待つ事もあるそうです。お店に着いて待っているお客さんが少なくても、喜ぶ事は出来ないです。名前だけ書いて、近くに観光に行ってる人もいます。リストを見て、これは待てない。と諦めて帰る人もいるそうです。

かどやはどこにあるの?

かどやは、伊豆市と下田市の間の河津町にあります。日本の桜の中でも開花予想の難しい河津桜がある事で有名な町です。その桜の並木道の河津川を上流へ7・8キロ向かい行きます。さらにそのまま山の方へ歩いて行くとパワースポットの河津七滝や、カエル専門の博物館のKwaZooがあります。また、河津七滝温泉という温泉街もあり日帰り入浴を出来る旅館もあります。

山の中にある温泉街なので、正直アクセスのいい場所ではないです。公共交通機関で行くと、最寄り駅は伊豆急行河津駅です。そこから伊豆市の修善寺行きのバスに乗り山道を揺られること25分、河津七滝で下車し歩いて1分程のところにあります。

バスは得トクパックという往復チケットを買うと施設の割引やお店のサービスが受けられます。ただ、バスは1時間に1本位しかないので、日帰りの際は時刻表をきちんと確認する事が必要です。また、人数によりけりですが、河津駅近くのレンタカーで車で行くのもおススメです。  

店内は昭和レトロな落ち着く雰囲気

お店に入るとまずあるのは、コケに覆われた3段の小さなわさび田です。そこでは、お土産用の生わさびを販売しています。その奥に客席がありますが、繁盛店の割に広くはないです。テーブル席が2席と、窓に沿ってある小上がりの座敷に5卓あるだけです。定員は40名だそうですが、どんなに混んでも相席をしない店なので1人で来ても焦らずわさび丼に集中する事が出来ます。どこか懐かしい、あたたかい雰囲気のあるお店のようです。

ちなみに、孤独のグルメの五郎さんは一番奥のテレビのすぐ左側の席を使ったようです。あそこに座って同じように食べたい。と松重さんファン、五郎ファンなら思うかもしれないですが、残念ながら座席の指定を出来るほど、お店が空いている事はないようです。番組の事を知らずに行く方もいるかもしれませんが、最後お会計をすれば、サインや孤独のグルメ万年カレンダーが飾ってあるので松重豊さんが来たんだな。と分かります。

かどやの営業時間は?

営業時間は、わさびの直営所が9時から17時までの営業で、食堂は9時30から14時までと異なります。定休日は水曜日ですが、臨時休業もあるそうです。行く前にはホームページを見る事をオススメします。食堂は完売する事もあり早く店を閉める場合もあるそうなので、おひるごはんに食べよう。とのんびりした考えでいると、食べられずに帰る。なんて事にもなりますので注意しないといけないです。

お店ではお土産が買える

かどやの直売所では、わさびやわさびを使った商品をお土産として買う事が出来ます。まず、生わさびです。季節や大きさによって値段は変わりますが、ホームページでは540円~1620円となっています。「わさび丼」の衝撃を伝えたいと思うのなら、絶対必要不可欠です。

他にも、全て手作業で大量生産出来ないわさび漬けや、岩のりわさびなど、ご飯とこれだけあればいい。と思うようなお土産がたくさんあります。わさびを使った焼酎も販売していますので、わさびをつまみにわさびの焼酎を飲む。なんて事も出来ます。

かどやに行ったら名物わさび丼を注文しよう

「わさび丼」はお値段550円です。孤独のグルメの放映時は400円だったので少し値上がりしているようです。すりおろしたばかりのわさびなので、食べる前から香りで楽しむ事が出来ます。口に入れると、わさびの辛さが最初にやってきて、次に鼻へのツーンとした刺激と涙が同時にやってきて、そして甘みを感じます。辛いけど、どこか爽やかで食べ始めから食べ終わるまで色んな感覚で食べる事が出来ます。

わさび丼を注文すると最初にわさびが運ばれてくる

お店に入り注文します。「まだかなぁ?」と待っていると、店員さんがやってきます。運ばれたものは、生わさびと、鮫川のおろしの、たった2つです。「自分でおろすの?」とか「まだ時間かかるの?」なんて思わない事です。このミッション次第で、これから食べる「わさび丼」の星の数が左右される事になります。

わさび丼のわさびはおろし方が重要

「頭のほうから白いところまで、まあるくおろして」とレクチャーがあります。細かく、でも優しくおろすと、空気にふれ香りもよくなり辛みもでるそうです。みんながおろしているので、部屋はわさびの香りでいっぱいです。おろし方で味も変わるので、数人で行ったのなら、他の人のも食べてみると、少し違いを感じるかもしれないです。

ねこまんまにわさびを乗せるとわさび丼の完成

わさびをまあるく優しくおろし終えた頃に運ばれてくるのは、待望の丼ぶりです。いわゆる、ねこまんまってやつです。そこに、大事に育てられ、優しくおろしたわさびを乗せれば、はれて名物「わさび丼」が完成します。あとは、わさびの香りや味を消してしまわないよう、わさびから離れた所に醤油をかけて食べるだけです。

わさび丼を食べる時の注意点

長い時間待って、さらに、わさびをおろして、やっとの思いで食べる事となった「わさび丼」ですが、食べる時に忘れてはいけない事があります。それは、一気に大量に食べない事です。これをやると、チューブわさびで作った時と同じ運命をたどる事となります。辛い物は辛いのです。せっかく新鮮なわさびが食べられるのだから、ゆっくりと少しづつ食べる事をオススメします。

ご飯がすすむわさび尽くしの付け合わせ

わさび丼を注文すると、付け合わせがついてきます。本来、付け合わせは、飾りだったりメインの料理を引き立たせる物。らしいのですが、こちらはメインになれるレベルの物です。お土産でも紹介しましたが、もう一度紹介します。右上から時計回りに、わさびの茎三杯酢漬け、、岩のりわさび、わさび味噌、わさび漬けになります。

かどや以外にわさび丼が楽しめる店を紹介

かどやの近くにはかどや以外にも「わさび丼」を食べる事が出来る店がありますので、紹介したいと思います。

わさび丼や猪汁が名物「出合茶屋」

最初は「出合茶屋」を紹介します。かどやのすぐ近くですが、ライバルではないようです。こちらのウリは猪汁です。野菜もたくさん入っていて、猪の肉は弾力とコクがあり美味しいそうです。他のお店にも猪汁はありそうですが、「わさび丼」と一緒に猪汁を食べる事が出来るのは、ここの店だけだそうです。かどやと違って、最初からわさびがご飯の上に乗ってきます。

そば処 亀屋

2つ目には「そば処亀屋」を紹介します。かどや、から下田街道を北上した伊豆市にあります。こちらは、蕎麦屋なのでもちろん蕎麦がメインなのですが、こちらでも猪肉を食べる事が出来ます。猪以外にも鹿肉も食べる事が出来るようです。「わさび丼」はこちらも、最初からわさびがご飯の上に乗ってきます。でも、蕎麦には写真のように、わさびがそのままの姿で付いてきます。

七滝茶屋

最後は「七滝茶屋」を紹介します。こちらは、孤独のグルメの五郎が「かどや」へ行く前に立ち寄ったお店で、かどやの少し手前にあります。五郎の食べたイチゴのスイーツが名物のようですが、「わさび丼」もあります。甘いのと辛いのを一緒に食べる事が出来ます。こちらの「わさび丼」はかどやと同じスタイルで、自分でおろして食べます。ただ、わさびに一番合う鮫川のおろしは使っていないようです。

伊豆近郊の河津の名物わさび丼を味わおう!

今回は伊豆市のお隣、河津にある「わさび丼」について紹介しました。どんな色んなチューブわさびを使っても、同じからさや甘みを出す事は出来ず大量の涙が出るだけです。生わさびには勝てないです。決して交通の便がいい場所にあるわけではないですが、不便の先には、そこでしか味わえない美味しさが待っています。孤独のグルメの、美味しい物を食べて喜ぶ、ほんの少しの幸せ、癒しというコンセプトをあなたも感じてみて下さい。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ