【孤独のグルメ】福岡出張編のロケ地は？グルメな聖地巡礼店を紹介！

2012年1月期からテレビ東京系において放送されているテレビドラマシリーズ・『孤独のグルメ』。主人公・井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたグルメドラマで、そんな『孤独のグルメ』の原作は『月刊PANJA』『SPA!』誌上で連載されていた漫画であり、2018年現在ではドラマシリーズはSeason7まで放送されています。

そんな大人気ドラマシリーズの『孤独のグルメ』では主に関東エリアを拠点とし、時には出張編として日本国内の様々な地のグルメを紹介してくれます。そんな中でも話題を呼んだのが、2014年7月〜9月にかけて放送された『孤独のグルメ Season4』の、ドラマ版初となる1時間特番の『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』です。

福岡・博多と言えば、ラーメンやうどん・もつ鍋・焼うどんなどと多くのグルメがある地で、食の宝庫と呼ばれています。そんな食の宝庫・福岡でロケがされた『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』では、一体どんなメニューがご紹介されたのでしょうか？今回は、『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』でご紹介された福岡グルメを調査してみましょう。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で紹介されたお店は、『みやけうどん』と『一富（かずとみ）』です。『みやけうどん』はその名の通り、うどん店であり、地元では名の知られたうどん店となっています。一方、『一富』は、割烹・小料理として知られており、地元のサラリーマンたちはもちろんのこと、観光客や出張サラリーマンにも人気のお店です。

福岡と言えば、ラーメンを想像される方が多いと思いますが、実はうどん屋が意外に多いことで知られています。福岡県民はラーメン派とうどん派に二分されますが、意外なことにうどん派の方が多い様です。そんな福岡県は、うどん・そば店の従業者数は21大都市中堂々の1位となっており、店舗の数もかなりの多さとなっています。

その理由は、福岡県がうどんの発祥地として知られている為です。また、「うどん県」と呼ばれている香川県は、強いコシのあるうどんが最大の特徴ですが、福岡県のうどんはコシが一切なく、フニャフニャとした柔らかい麺になっています。そんな福岡県のうどんスープは、アゴやイリコ・鰹節・昆布などの魚介類を使っただしに薄口しょうゆを加えた薄味が特徴です。

うどんの発祥地であるという福岡県。『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で放送され、井之頭五郎が福岡出張編で訪れた店・『みやけうどん』とは一体どんなお店なのでしょうか？まずは、井之頭五郎が福岡出張編で訪れた『みやけうどん』の場所や営業時間について調査してみましょう。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で放送された『みやけうどん』は、福岡出身の武田鉄矢やタモリにもテレビで紹介されたお店として知られています。『みやけうどん』は昭和29年に創業され、50年以上にわたり博多っ子に愛される名店として知られています。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で放送された『みやけうどん』では、福岡県では珍しい極太麺が特徴となっています。これは、お店を始めた初代店主のこのみが太麺だったということで、『みやけうどん』では福岡で珍しい太麺を提供してくれる様になったそうです。太麺と聞くと、待ち時間が長くなってしまいそうな印象を感じる方もいらっしゃるでしょう。

博多の人はせっかちと言われており、待つのが嫌いな習性があると言われています。その為、福岡ではラーメンでも免の硬さを選べる様になっていたり、少し硬めに茹でられる様になっています。極太麺のうどんを提供してくれる『みやけうどん』では、事前に製麺所にて15分〜20分ほど予め茹でており、注文を受けてから温め直す様にしているので提供時間は他のうどんと変わらず早い様です。

うどんの美味しさを引き立てる為に必須のつゆについてですが、『みやけうどん』では、昆布やカツオ節・その他の魚の削り節などでとった出汁に、大分県日田産の薄口醤油を加えて作られている様です。ほんのりと甘さが感じられる九州ならではの薄口醤油と、香り豊かな出汁はついつい飲み干してしまうほどの美味しさです。

『みやけうどん』は福岡市博多区にあり、出張で来られたサラリーマンや観光客にも足を運びやすいエリアです。そして、『みやけうどん』は、地下鉄空港線『呉服町駅』5番出口から徒歩約5分ほどの場所にあり、営業時間は平日が11:00～18:30、土曜日が11:00〜17:30となっており、日曜・祝日が定休日になっています。

孤独のグルメで放送されたことや、多くの芸能人が美味しいと絶賛していることもあって、観光客や出張サラリーマンにも大変注目されている『みやけうどん』。そんな人気店・『みやけうどん』に来店するときに気になるのが駐車場の有無です。残念なことに、こちらのお店には駐車場がありません。

しかし、近くに非提携のコインパーキングあるそうですから、車で来店を考えている方も安心です。また、地下鉄利用しても『呉服町駅』から徒歩約5分ほどの場所ですし、西鉄バスを利用した場合は、『呉服町』で下車してから徒歩約3分ほどで着きますので、公共機関を利用してのアクセスも便利なのでご安心下さい。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で放送された『みやけうどん』では、一体どの様なメニューがあるのでしょうか？また、孤独のグルメの主人公・井之頭五郎が食べたメニューとは一体どんなものだったのかについても、併せて調査してみましょう！

まず、『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で主人公・井之頭五郎が食べたメニューの『丸天うどん』について調査してみましょう。そもそも『丸天』とは、魚の練り物を揚げたものを指し、丸い形の天ぷらという事から『丸天』と呼ばれる様になりました。

イメージとしては、鹿児島のご当地グルメ・薩摩揚げです。そんな丸天がまるまる一枚乗った、『みやけうどん』の『丸天うどん』を、主人公・井之頭五郎は脳内で「こっちのうどんって柔いんだよな…。でもそれがまた悪くない。」「丸天は優しい歯触り」と褒め続けながら黙々と食べ続けました。

『みやけうどん』名物のメニューが、『ごぼう天うどん』です。一般的なうどんで天ぷらがのっている場合、先にうどんとつゆを入れてから後の背にする事が多く、サクサク食感が楽しめます。しかし、『みやけうどん』では、温めたうどんの上に天ぷらを乗せた後につゆを注ぐ様になっています。

天ぷらを乗せた後につゆを注ぐため、『みやけうどん』では天ぷらの衣がしっかりお汁を吸い込んで柔らかくなっているのが特徴です。そんな『みやけうどん』名物である『ごぼう天うどん』は、ホロホロになった衣とごぼうを極太麺のうどんと一緒に絡めながら食べるのが絶品な食べ方です！

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で紹介された『みやけうどん』は、うどん・そばを320円で選び、好みに合わせてトッピング追加可能となっています。トッピングは、『えび天』・『ごぼう天』・『丸天』・『わかめ』・『玉子』・『きつね』の6種類から好きなものを選べますので、その日の気分でトッピングを選ぶのも楽しいでしょう。

特に人気のトッピングは、やはり『ごぼう天』ですう。福岡県では、『みやけうどん』以外の多くのうどん店でもごぼう天うどんがダントツ人気を誇る、福岡県のソウルフードとも言えるメニューですから観光客の方は是非ごぼう天うどんをおすすめします。ちなみに、『みやけうどん』では、卓上に大振りカットの刻み葱と一味唐辛子が置かれていますので、お好きなだけトッピングする事ができるのも嬉しいポイントです。

井之頭五郎は、『丸天うどん』だけではなく、『いなりずし』も楽しんでいました。こちらは『みやけうどん』でも定番のメニューで、多くの方がうどんとセットで注文する様です。いなりずしは一個50円というリーズナブルな価格になっています。通常、いなりずしといえば甘めな味付けが特徴的ですが、『みやけうどん』では甘くないいなりずしとなっているので、いつもとは少し違ったいなりずしが楽しめます。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』後半戦でご紹介されたのが、『一富』です。こちらのお店は、中洲で古くから人気の割烹・小料理として知られている様ですが、井之頭五郎が福岡出張編で訪れた店・『一富士』とは一体どんなお店なのでしょうか？お次は、井之頭五郎が福岡出張編で訪れた『一富』の場所や営業時間・名前の由来について調査してみましょう。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で井之頭五郎が訪れた『一富（かずとみ）』は中洲でも古くからある老舗として知られています。中洲は九州地方の歌舞伎町とも呼ばれるほど、飲み屋が多く集っている繁華街で、地元の方はもちろんのこと、出張や観光客も多くの方が足を運ぶエリアです。そんな中洲の中で『一富』は1959年に創業開始し、約60年ほど前から営業されています。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で井之頭五郎が訪れた『一富』は、福岡市博多区の中洲にあります。そんな繁華街の中洲の中でも最も古くて、最も小さいと言われている『人形小路』エリアに『一富』はあります。

『一富』は、地下鉄・中洲川端駅の1番出口から徒歩3分ほどのところにあり、アクセスも良好です。中洲で古くから親しまれている割烹・小料理の『一富』は、18:00～翌1:00（状況によって閉店が早くなる時あり）に営業されており、定休日は日曜・祝日となっています。

せっかく『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で井之頭五郎が訪れた中洲の名店・『一富』に来店するのであれば、お店の名前の由来についても学んでおきましょう。『一富』の由来とは、現在の2代目大将のご両親の仲人を務めたという昭和の時代劇スター・長谷川一夫さんから『一』の1文字を頂いてつけたそうです。時代劇スターが仲人を務めたなんてエピソードも驚きです。

『一富』は、カウンター席と座敷があるので、ワイワイ大人数で来店するのもよし、ひとりでしっぽり呑むのも良しです。カウンター席は10席程度、座敷が2人掛けのテーブルが4つほどの10席程度となっています。また、店内にはキープボトルが陳列されており、割烹・小料理店らしさを感じることができる店内になっています。

『一富』はカウンター席は10席程度と小上がり10席程度で、それほど店内が広いわけではないので、こじんまりとしている印象があるかもしれませんが、連日超満員の大人気店です。『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で紹介されたこともありますし、馴染みのお客様が多いこともあって、予約をしていないとお断りされることも多い様です。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で井之頭五郎が訪れた中洲の名店・『一富』。そんな『一富』で井之頭五郎が食べたメニューとは一体どの様なメニューだったのでしょうか？お次は、井之頭五郎が食べる姿に視聴者も思わず生唾をごくりとしてしまった、中洲の名店・『一富』のメニューを調査してみましょう。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で『一富』に訪れた井之頭五郎が最初に食べたメニューは、『鯖ごま』です。福岡県では『ごま鯖』と呼ぶのですが、こちらのお店ではあえて『鯖ごま』と呼ばれている様です。一般的には、鯖にゴマだれがたっぷりと掛けられているのですが、『一富』でのゴマだれは鯖の旨みを生かす程度の控えめになっているのが特徴です。

しかし、控えめながらもごまの風味がしっかりと働きかけていて、非常に美味しい井之頭五郎も大絶賛していました。九州では醤油が甘口になっているので、甘口醤油にわさびを溶いて鯖ごまをつけると、ご飯がどんどん進んでしまいます。孤独のグルメ主人公の井之頭五郎も「鯖とごま。飯、醤油。付け入る隙がないほどうまい！」と感動していました。

『鯖ごま』に感動しているところ、次に井之頭五郎が食べたメニューが、『鯵納豆』です。生魚メニュー2連チャンです。『鯵納豆』は、その名の通り、鯵と納豆をわさび醤油を和え、深ネギと紅蓼をトッピングした一品です。納豆と鯵といえばどちらも主張が強い食材なので、香りや味が喧嘩してしまいそうな気がしませんか？

しかし、意外なことにこの二つの組み合わせは素敵なものになっています。『鯵納豆』を食べた井之頭五郎は、「納豆が鯵を受け止めて、包み込み、でも鯵に華を持たせている」とコメントしており、二つの組み合わせは絶妙の美味しさであることがわかります。青唐辛子をつけて食べるとピリッとした辛味が感じられてまた違った味が楽しめます。

続いて井之頭五郎が頼んだのは、だしの香りがたまらない『変わり茶碗蒸し』です。名前を見ると、「一体何が変わっているんだろう？」と思いますが、見た目はいたってシンプルな茶碗蒸しです。変わっていることといえば、茶碗蒸しの具がなめこのみという事です。フルフルとした玉子の食感となめこのプニュプニュ感が面白い茶碗蒸しです。

井之頭五郎がメインで注文したのが『若鳥のスープ炊き』です。福岡と言えば、水炊きが名物なのですが、ここであえてスープ炊きを提供してくるあたりが、井之頭五郎は気に入った様です。もも・ハツ・キモなどの色んな部位の鶏と鶏つくねが入っているメニューで、水炊きの旨みを濃くした様な感じの鍋です。

鍋を一通り楽しんだら、一旦鍋を預け、〆に雑炊を作ってもらいます。一口食べると、若鶏のスープ炊きの旨みが優しく口いっぱいに広がってきます。ふんわりとした玉子の食感とアクセントの紅生姜が加わることで、いつもの雑炊とは少し違った味わいが楽しめます。こちらの雑炊を食べた井之頭五郎は「グレート！デリシャス！ワンダフル！」などと様々な言葉を使って上手さを表現しようとしていました。

『孤独のグルメ Season4 特別編! 真夏の博多出張スペシャル』で放送された中洲の名店・『一富』は、井之頭五郎が食べたメニュー以外にもまだまだ多くの絶品メニューが揃っています。最後に、中洲の名店・『一富』の数あるメニューの中でも特にオススメなメニューについてご紹介するので、是非チェックしてみて下さい！

まずご紹介したいメニューが、肉厚な身が旨いと人気の『焼あげまき貝』です。中洲の名店として名を誇り続けている『一富』では、新鮮な魚介類が自慢です。だからこそ、魚介類は積極的に頼んで欲しいものですが、中でも事らの『焼あげまき貝』はプリプリっとした新鮮な貝を楽しむ事ができておすすめです。

井之頭五郎がメインで注文したのが『若鳥のスープ炊き』の他に、肉料理として是非頼んで欲しいのが『砂ずりバター』です。コリコリとした食感の砂ずりと、シャキシャキと歯ごたえのあるピーマンが、バターと塩のシンプルな味付けで調理された一品です。こってりとしたバターの旨みがしっかり砂ずりに染み込んでおり、ついついお酒が進んでしまいます。

鯖や味などの魚介類、若鳥や砂ずりなどと、たくさんの肉や魚を食べて箸休めしたくなったら『レモンサンド』がオススメです。こちらのメニューは、大根お間にレモンを挟んだ一品で、食べた瞬間に口いっぱいにレモンの爽やかさが広がります。孤独のグルメ原作者である久住昌之さんも、こちらのメニューは大好きだと言い、『一富』に来店した際には必ず注文するそうです。

福岡に来たなら是非味わいたいご当地グルメ・『明太子』も、こちらのお店では楽しめます。『一富士』で提供されている明太子は、中洲の市場でもともと作られていたという、むかいの明太子だそうです。一粒一粒がしっかりしており、プチプチとした明太子ならではの食感が楽しめるメニューです。

孤独のグルメ・福岡出張編のロケ地のご紹介まとめはどうでしたか？人気グルメドラマシリーズとして注目されている孤独のグルメですが、ドラマ版初となる1時間特番で今回ご紹介した福岡出張編が放送されました。食の宝庫と呼ばれている福岡では、主人公の井之頭五郎も大満足の絶品料理が多数紹介され、その食事姿はいつも以上に視聴者の食欲をそそるものとなりました。

井之頭五郎が福岡出張編としてロケした店舗は、芸能人や博多っ子にも長年人気の『みやけうどん』と、中洲の名店として愛されている老舗店の『一富』です。どちらのお店もアクセスしやすい場所にあるので、井之頭五郎の様に出張で福岡に来られたサラリーマンの方はもちろんの事、観光客の方も是非一度来店して、孤独のグルメ気分を楽しんでみて下さい！