シュトーレンのレシピでドイツ伝統菓子を作ろう!簡単で本格的な作り方は?
シュトーレンはたっぷりのドライフルーツが入ったドイツの伝統菓子。作り方が難しいと思われていますが、実は簡単に作れるレシピがたくさんあります。今回はドイツの伝統菓子であるシュトーレンの作り方と簡単に作れるレシピを紹介していきます!
目次
- 1シュトーレンとは?
- 2シュトーレンの基本の作り方とレシピ
- 3簡単シュトーレンの作り方レシピ①シュトーレンキット
- 4簡単シュトーレンの作り方レシピ②ホットケーキミックスと水切りヨーグルト
- 5簡単シュトーレンの作り方レシピ③ホットケーキミックスのみ
- 6簡単シュトーレンの作り方レシピ④物足りない方におすすめ
- 7簡単シュトーレンの作り方レシピ⑤時短レシピ
- 8簡単シュトーレンの作り方レシピ⑥スパイスを効かせる
- 9簡単シュトーレンの作り方レシピ⑦豆腐を使う
- 10簡単シュトーレンの作り方レシピ⑧ホームベーカリーを使う
- 11簡単シュトーレンの作り方レシピ⑨ホームベーカリーで本格的
- 12簡単シュトーレンの作り方レシピ⑩ホームベーカリーのみ
- 13簡単な作り方のシュトーレンレシピを家で作ろう!
シュトーレンとは?
最近では日本でもクリスマスの時期にお菓子屋さんやパン屋さんで見かけるようになったシュトーレン。一度は食べたことがあるという人も多いのでは?シュトーレンはドイツの伝統的なお菓子パンの1種で、クリスマスの前に作り、1日1切れずつ食べてクリスマスを待つという風習があるお菓子パンです。
バターや砂糖、ドライフルーツをふんだんに使ったシュトーレンは、寝かしながら食べることでフルーツなどの風味がより生地にしみこんで味わい深くなるため、クリスマスの当日が待ち遠しくなるという仕組みですね。しかし、日本ではクリスマス前だけでなくお菓子や食事パンとして食べられることも多くなってきています。甘くておいしいシュトーレンは簡単な作り方のレシピもたくさんありますので、ぜひ家でも作ってみたいですね。
シュトーレンの基本の作り方とレシピ
基本的なシュトーレンの作り方は、強力粉にスパイスや牛乳を合わせた生地にバターを加え、練りこんだらドライフルーツにナッツを混ぜ込んで一次発酵をさせたらマジパンを包み、オーブンで焼きます。仕上げに表面にバターを塗って砂糖をまぶせば完成。作り方が難しそうと感じつかもしれませんが、コツさえ掴めばパン作りと同じなので簡単ですよ。
パン作り初めてという人もチャレンジしやすい簡単なレシピやわかりやすい作り方もありますので、安心してください。それでは、さっそくシュトーレンの簡単な作り方レシピを紹介していきます!
簡単シュトーレンの作り方レシピ①シュトーレンキット
初めてのシュトーレンで作り方が心配という人はシュトーレンキットで作るのもおすすめです!すべての材料が入っているので別々に用意する手間もなく、しかも計量されているので順番に材料を混ぜ合わせて行くだけなので初めてのお菓子パン作りでも本格的なシュトーレンが楽しめます。ドイツの伝統お菓子パンを簡単に本格的に作ってみたい人はスーパーやネットで購入できるので、ぜひ購入してみてください。
簡単シュトーレンの作り方レシピ②ホットケーキミックスと水切りヨーグルト
粉の細かい計量が必要なく、パン作り初めての人も簡単に作れるホットケーキミックスを使ったレシピから紹介していきます。25㎝×11㎝のシュトーレンが2つ作れるレシピです。材料はホットケーキミックス300g、プレーンヨーグルト400g、バター70g、卵2分の1個、グラニュー糖70g、洋酒漬けドライフルーツ200g、塩小さじ2分の1、仕上げ用に使う粉等大さじ3とバター大さじ1です。
シュトーレンの作り方の前に、ヨーグルトは水切りをして70g程度にしておきます。1日水切りしておけば出来上がりますが、すぐに作りたい場合は耐熱容器に入れたヨーグルトに塩を混ぜ、600wのレンジで2分ほど加熱し、皿やクッキングペーパーで水切りすると時短できます。
水切りヨーグルトができたらホットケーキミックスにヨーグルト、バター、砂糖をすり混ぜるように混ぜ、卵を入れてよく混ぜたらドライフルーツを加え、つぶさないように混ぜ合わせます。生地がよく混ざったら生地を半分にし、ラップで包んで空気を抜きながら手で伸ばして13㎝×22㎝にしていきます。
伸ばせたらラップを持ち上げながらすこしずらして生地を重ね、厚さが6㎝くらいになるように調整します。厚みを出すときれいに仕上がりますよ。あとは160℃に予熱して置いたオーブンで35~40分焼き、竹串を刺して生地がついてこなければOK。熱いうちに溶かしバターを塗って、粗熱が取れたら粉等を振りかけて完成です。
簡単シュトーレンの作り方レシピ③ホットケーキミックスのみ
ホットケーキミックスを使ったシュトーレンレシピは水切りヨーグルトを使わないものももちろんあります。こちらも簡単な作り方なので初めてお菓子パンに挑戦する人も安心してくださいね。材料はホットケーキミックス150g、バター30g、砂糖大さじ2、卵黄1個、ヨーグルト大さじ1、ドライフルーツ80g、くるみ20g、仕上げ用のバター10g、粉糖適量です。
室温に戻したバターに砂糖を加え、泡だて器でよく混ぜたら卵黄とヨーグルトを加え、その都度よく混ぜていきます。ゴムベラに持ち替えてホットケーキミックス、ドライフルーツ、くるみの順に加えて都度さっくり混ぜ合わせ、まとまってきたら生地を手でこねて12×18㎝の楕円形に伸ばし、下が2㎝くらい出るように生地を重ねて180℃に予熱して置いたオーブンで28分焼きます。
熱いうちにバターを塗り、粗熱が溶けたら粉糖を振りかけて完成です。ドライフルーツは洋酒を使っていないレシピなので、子供にも安心ですね。大人の味にしたいならラム酒にドライフルーツをつけておくとより風味が出ます。さらにホットケーキミックスを加えるときに一緒にシナモンを加えると大人の味に仕上がりますよ。
簡単シュトーレンの作り方レシピ④物足りない方におすすめ
ホットケーキミックスを使ったレシピではしっとり感が物足りない人にはこちらのレシピがおすすめです。材料は12㎝のシュトーレン2本分でバター60g、砂糖20g、卵1個、ホットケーキミックス200g、アーモンドパウダー100g、ミックスドライフルーツ80g、くるみ30g、仕上げ用のバター30g、粉糖大さじ3です。バターと卵は室温に戻しておきましょう。バターに砂糖を加えて泡だて器で白っぽくクリーム状になるまで混ぜます。
溶き卵を少量ずつ加えて混ぜていきます。よく混ざったらホットケーキミックスとアーモンドパウダーを加え、軽くまとまってきたらドライフルーツとくるみを加えて手でまとめます。手で込めるようにして厚さ2㎝ほどに丸く広げたら下の生地が見えるようにずらして重ね、180℃に熱したオーブンで25分焼きます。熱いうちに溶かしたバターを塗り、粉糖を塗って完成です。
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑤時短レシピ
シュトーレンの簡単な作り方のレシピは混ぜてから焼くまで10分でできる時短レシピも!お菓子にちょうどいいレシピです。材料は1本分でホットケーキミックス150g、卵1個、砂糖15g、牛乳30㏄、ドライフルーツ60g、ナッツ30g、仕上げ用のバター10g、粉糖適量。ドライフルーツやナッツが大きい場合は軽く包丁で砕いておきます。ホットケーキミックスとドライフルーツ、ナッツを入れたら卵、砂糖、牛乳を入れて混ぜます。
牛乳はまず大さじ1を入れて足りないようであれば足してください。生地がまとまったら18×14cmほどの円形に伸ばし、下の生地が見えるように折りたたんで180℃に予熱して置いたオーブンで15分焼き、厚いうちにバターを塗って粗熱が溶けたら粉糖を振りかけて完成。牛乳の代わりに溶かしバターを加えたり、ラム酒を混ぜるとより本格的な味に仕上げられます。簡単にすぐ作れるシュトーレンのレシピは嬉しいですね。
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑥スパイスを効かせる
スパイスを効かせたシュトーレンはドイツの伝統のお菓子でも人気が高いですが、家にすべてのスパイスを常備している人は少ないですよね。そんな時は、スパイスのきいたミルクティーのティーバッグ「チャイ」を使うのもおすすめです。
ホットケーキミックスにチャイをティーバッグから出して混ぜ、後はホットケーキミックスを使ったシュトーレンレシピと同じように作るだけで簡単に本格的な味が楽しめます。手作りシュトーレンの味をワンランクアップさせたいときにぜひ試してみてくださいね。茶葉が大きいときはすり鉢などですってから入れると茶葉が気にならなくなります。
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑦豆腐を使う
シュトーレンのレシピではなんと豆腐を使ったレシピもあります。もちもちした触感のシュトーレンがお好きな人におすすめですね。材料はホットケーキミックス200g、絹ごし豆腐1丁、砂糖大さじ1、フルーツミックスゼリー20g、くるみ20g、粉糖適量です。くるみはフライパンで乾煎りしておきましょう。豆腐は水切りせずそのままボールに入れてつぶし、滑らかになるまで混ぜておきます。
潰した豆腐にホットケーキミックスと砂糖をいれたらよく混ぜ、くるみとフルーツミックスゼリーを入れ混ぜます。生地が緩いのでクッキングシートに厚めに形を整えて広げ、180℃に予熱して置いたオーブンで35分焼き粗熱が溶けたら粉糖をかけて完成です。甘さ控えめなので甘めが好きな人は砂糖を足してください。フルーツミックスゼリーはもちろんドライフルーツに変えてもOKです。冷めると固くなるので焼き立てをどうぞ!
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑧ホームベーカリーを使う
パン作りの味方、ホームベーカリーを使ったシュトーレンのレシピも簡単に本格的な味を出せるので人気です。手ごねの手間を省いてお任せできるのも嬉しいですね。材料は強力粉150g、薄力粉150g、イースト6g、砂糖50g、スキムミルク大さじ1、塩小さじ1弱、バター70g、40℃のお湯+卵1個150㏄、ドライフルーツ140g、くるみやナッツ合わせて60g、シナモン小さじ1、ナツメグ、カルダモン、グローブ各小さじ3分の1です。
オームベーカリーにドライフルーツとナッツ以外の材料をすべて入れ、材料をこねます。コースの時間が終わったら生地を取り出しドライフルーツやナッツ類を混ぜ込み、まんべんなく混ざったらホームベーカリーで1次発酵させます。発酵が終わったら3つに分割して丸め、10分ベンチタイムをとり台に打ち粉をして生地を楕円形に伸ばして閉じ目を少しずらし半分に折ります。
生地を成型したら天板に乗せたまま30℃で40分ホイロします。生地が乾燥しないようオーブンに霧吹きをするかラップをかけてくださいね。ホイロが終わったら180℃のオーブンで25~30分焼き、厚いうちに溶かしバターを塗って粗熱が取れてから粉糖を振りかけ完成です。材料が多いので難しそうに見えますが、ホームベーカリーを使うことで簡単に本格的なシュトーレンを楽しむことができますよ。
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑨ホームベーカリーで本格的
ドイツの伝統的なお菓子であるシュトーレンもホームベーカリーなら簡単に作ることができます。こちらもホームベーカリーを使った本格的なレシピです。材料は強力粉200g、イースト6g、砂糖24g、塩2g、バター50g、卵1個+牛乳120g、ラム酒漬けフルーツ80g、スライスアーモンド20g、くるみ20g、仕上げ用のブランデー、溶かしバター、アプリコットジャム、スライスアーモンド、粉糖各適量です。
バターと卵は室温に戻し、牛乳は人肌に温めておきます。ラム酒漬けのフルーツは汁気を切って、ナッツ類は軽くローストをしておき、フルーツとナッツ、アーモンドスライス以外の材料をすべてホームべーカリーに入れて生地作りコースで混ぜます。生地が出来上がたらミックスコースや専用の入り口からナッツとフルーツをすべて入れ、60分の一次発酵をさせ、2分割して丸めなおしベンチタイムを20分とります。
生地をひっくり返して綿棒で楕円に伸ばし、手前部分を真ん中より少し向こうに追ったら反対側を中心で重なるよう追って軽く手で押さえ両端を中心で合わせて左右の端まで指でつまんでしっかり閉じます。閉じ目を下にして形を整えたら仕上げの発酵40分、150℃に予熱して置いたオーブンで10分、180℃に上げてさらに18分焼き上げ。焼きあがったらすぐにブランデー溶かしバター、アプリコットジャムの順番に刷毛で塗っていきます。
仕上げ用のスライスアーモンドをトッピングして粉糖をかけたら完成。完全に冷めたらラップできっちり包み、乾燥を防いでください。すぐに食べてもおいしいですが、ドイツの伝統お菓子同様時間がたつ方が味が馴染んでおいしい本格的なシュトーレンです。1か月ほど保存できるので、ドイツの風習同様ゆっくり本格的なシュトーレンを楽しむのもいいですね。
簡単シュトーレンの作り方レシピ⑩ホームベーカリーのみ
本格的なシュトーレンが楽しみたいけどホームベーカリーで完結するレシピが知りたい!という人も多いはず。ドイツの伝統的な本格お菓子パンもホームベーカリーに全部お任せ。材料は強力粉260g、アーモンドパウダー30g、はちみつ50g、塩4g、バター50g、卵黄1個分+卵1個+牛乳合わせて170g、シナモンパウダー2g、ドライイースト5g、くるみ50g、ドライフルーツ60g、仕上げ用の溶かしバター、粉糖適量です。
くるみはローストして置き、ドライフルーツは湯通しして冷水につけ、すぐ取り出して水気をよく切ります。あとはホームベーカリーのパンケースにくるみとドライフルーツ以外の材料をすべて入れ、くるみとドライフルーツの半分も入れて「具後入れ」を設定してはやや気コースを開始します。タイマーが鳴ったら残りのくるみとドライフルーツを入れます。焼きあがったらすぐに溶かしバターを塗って冷めたら粉糖を振りかけて完成です。
くるみとドライフルーツを2回に分けて入れる事で生地に均一に混ぜることができます。本格的な味ですが、ホームベーカリーを使っているので簡単。ドイツの伝統的なお菓子パンもホームベーカリー一つで作れるというのが魅力的ですよね。
簡単な作り方のシュトーレンレシピを家で作ろう!
いかがでしたか?今回はシュトーレンの簡単な作り方レシピを紹介しました。ドイツではクリスマス前に食べる風習のある伝統的なお菓子パンですが、とっても食べ応えがあっておいしいシュトーレン、ぜひお菓子としても家庭で食べたいですね。今回紹介したレシピはどれも簡単なものばかりですので、パン作り初心者の人もぜひ挑戦してみてくださいね!