2018年09月12日公開
2024年08月04日更新
万願寺とうがらしのレシピ集!人気おかずの煮物・煮浸しなど紹介!
万願寺とうがらしのレシピを厳選。おかずになる万願寺とうがらしの煮物や煮浸しチーズを使ったレシピを紹介しています。旬の期間が短く市場に出回るのが限られている万願寺とうがらし。せっかく旬の食材を食べるならいつもより美味しく食べて欲しいということで素材の味を活かした簡単に作れるレシピを集めてみました。こちらの記事を参考に万願寺とうがらしのレシピをマスターしましょう。
万願寺とうがらしレシピのおすすめは?
万願寺とうがらしの特徴は何と言っても果肉が肉厚でハリがあり、大きいというのが特徴です。見た目は緑がとても鮮やかでツヤツヤと輝いています。一口食べるとジューシーで柔らかくとうがらしの名前とは裏腹に口の中にじわっと甘みが広がります。そんな万願寺とうがらしのレシピで一番人気なのは、万願寺とうがらしの煮浸しや煮物、後はシンプルに焼いただけの万願寺とうがらしにじゃこをかけて食べるといった食べ方が人気です。
万願寺とうがらしは、旬の時期を迎えるとスーパーや地元の野菜屋さんの店頭で見かけます。食卓に出したいけどいまいちレシピが分からない、とうがらしだから子供でも食べれるのか不安といったことはないですか?今回は、万願寺とうがらしを使ってみんなが食べれるレシピを紹介します。どれも簡単に作れるご飯に合うおかずや、お酒のつまみなど幅広く紹介しているので是非お試しください。
万願寺とうがらしとは?
万願寺とうがらしは、京都舞鶴地方の万願寺地区で作られている京野菜の一種で地元では万願寺甘と呼ばれています。大正末期から昭和初期に元々作られていた伏見とうがらしとカリフォルニアワンダーの仲間であるとうがらしを掛け合わせて作られたと言われ、肉厚な果肉と柔らかさが特徴で種が少なく食べやすいとうがらしです。また通常のとうがらしよりも大きいのでとうがらしの王様とも呼ばれています。
また、現在では舞鶴地方の他に、綾部市や福知山市でも生産されています。万願寺とうがらしの歴史は古く特徴があり、伝統的に生産されていることから品質や量共に優れているということで京都府が認証しているブランド京野菜に指定され煮浸しや煮物といった京のおばんざいに良く使われている有名な食材です。万願寺とうがらしは、万願寺甘とうという名前で京都府や大阪府、東京に向けて出荷されています。
万願寺とうがらしの旬や味
ハウス栽培がさかんになり通年食べられるようになりましたが、露地物の万願寺とうがらしの収穫時期は5月上旬から9月中旬で10月下旬ごろまで市場に出回ります。旬の食材として美味しく食べられるのは、6月から8月にかけての夏の時期です。また万願寺とうがらしの特徴の一つに味があります。とうがらしという名前からイメージされる辛い味とは違って、万願寺とうがらしは柔らかくほんのりと甘いのが特徴です。
万願寺とうがらしは様々な食材と相性がピッタリです。肉厚の万願寺とうがらしをシンプルに素焼きにして醤油をかけて食べたり、ジューシーな柔らかい肉質を活かした煮浸しや煮物、チーズと合わせてメインのおかずにしたり天ぷらなどの食べ方がとても美味しいと人気です。旬の時期にスーパーや野菜屋さんなどで万願寺とうがらしを見かけたらレシピを参考に是非お試しください。
ピーマンやししとうとの違い
万願寺とうがらしに良く似た野菜でピーマンやししとうがありますが、万願寺とうがらしもししとうもピーマンも同じナス科のとうがらし属の植物でそれぞれ、唐辛子甘味種という品種です。デコボコとしていて見た目にも小ぶりなのがししとう。一方万願寺とうがらしは大きく細長い形をしていて肩の部分がくびれているのが特徴です。ピーマンとの掛け合わせの為肉質や食感はピーマンと似ていますがピーマン程青臭くないのが違いです。
また、万願寺とうがらしは見た目にふっくらとしていて大きさは約10センチから18センチほど、鮮やかな緑色をしています。スーパーや店頭で見かけて購入するときは、ヘタが折れていたり傷があるものは避け、皮にハリとつやがあり緑色がキレイな物を選ぶのがおすすめです。また、完熟してから収穫された赤万願寺とうがらしも店頭に並ぶことがあります。赤万願寺とうがらしはさらに甘みが強く感じられます。
万願寺とうがらしの栄養や効果
万願寺とうがらしには、ビタミンAやビタミンC、カロテンなどの栄養素が含まれています。ビタミンAは正常な目の働きを保ってくれる栄養素で乾燥から粘膜や皮膚も守ってくれます。万願寺とうがらしにはこのビタミンAがピーマンのおよそ2倍含まれているとされています。またビタミンCは鉄分の吸収を高めてくれる効果や細胞の酸化を防ぐ抗酸化力があります。さらにカロテンもビタミンAやビタミンCと同じような働きがあります。
また、ビタミンAは脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂ると良いとされています。私たちの健康に欠かせない栄養素をしっかりと含んでいる万願寺とうがらしは、油いためにしたり煮浸しや煮物といった調理法にすることで効率よくその栄養を吸収することが出来るといえるのです。また、唐辛子のように辛くないので成長期の子供でも美味しく食べる事が出来るおすすめの食材と言えます。煮浸しや煮物にするとより甘さが引き立ちます。
万願寺とうがらしの人気レシピ厳選
とうがらしなのに辛くなく甘みがあり、肉厚でジューシーな味わいが特徴の万願寺とうがらしのおすすめのレシピを紹介します。万願寺とうがらしは種ごと食べる事も出来る野菜です。さらにくせのない野菜なのでどんな食材ともマッチしてくれます。煮浸しや煮物などように京のおばんざい的なレシピやメインのおかずとして食べられるじゃこやチーズを使ったレシピなどどれも簡単なので是非試してみてください。
甘みが増して美味しい「万願寺とうがらしの煮浸し」
万願寺とうがらしは辛みがなく肉厚なので煮浸しにしても食感が感じられ美味しく食べる事が出来ます。さらに煮浸しにすることで甘みが引き出され、ヘタも種も丸ごと食べられるのが嬉しいポイントです。材料は2人分で、万願寺とうがらし12本を用意します。調味料はサラダオイル大さじ1と顆粒だし小さじ1、醤油と砂糖を大さじ1ずつ、水200㏄、お好みで鷹の爪を少量準備します。
作り方はまず万願寺とうがらしをそのままの状態で、きれいに水洗いしてからキッチンペーパーなどで表面の水気をしっかり拭き取っておきます。熱したフライパンにサラダオイルを引き万願寺とうがらしを両面焼きます。別の鍋に調味料をそれぞれ入れ煮浸し用のつゆを作ります。つゆがひと煮立ちしたら先程の万願寺とうがらしを加え柔らかくなるまで煮ます。つゆが煮詰まり万願寺とうがらしが柔らかくなったら出来上がりです。
素朴で母の味を思い出す「万願寺とうがらしの甘辛煮物」
万願寺とうがらしをシンプルな味付けで食べる事ができる煮物のレシピを紹介します。鶏肉と一緒に煮物にしたら満足度の高いおかずとして、万願寺とうがらしだけを煮物にしたらお酒のつまみに最適なレシピとなっています。用意する材料は万願寺とうがらしを1袋と鶏肉120グラムを準備します。調味料は生姜1かけと酒大さじ2、醤油、みりん、砂糖をそれぞれ大さじ1、ごま油適量を準備します。
作り方は万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから食べやすい大きさに切ります。鶏肉を食べやすい大きさにカットしたらボウルに調味料をすべて混ぜ合わせて準備しておきます。よく熱したフライパンにごま油をひき鶏肉を炒めます。鶏肉の両面に焼き色がついたら万願寺とうがらしを加えしんなりするまで炒め混ぜわせた調味料を入れ煮ます。味がしみてきてら出来上がりです。お好みで七味唐辛子をかけても美味しくなります。
お酒のつまみにもピッタリな「万願寺とうがらしのチーズ焼き」
万願寺とうがらしをシンプルに焼いて醤油で食べたり、煮浸しや煮物といった和風のレシピばかりだと飽きてしまう時があります。そんな時におすすめするのが、お酒のつまみにもぴったりなチーズを使ったこちらのレシピです。用意する材料は万願寺とうがらしを5から6本程とベーコン50g、ピザ用チーズ60gとオリーブオイル適量を準備します。ピザ用チーズにはチェダーチーズを混ぜるとより美味しくなります。
作り方はまずオーブンを220度に余熱しておきます。次に万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから表面の水気を拭いておきます。そしてベーコンを1cm幅に切って熱したフライパンに油を引かずそのまま炒めます。弱めか中火でベーコンがカリッとするまで炒めて余分な脂を切るのにキッチンペーパーの上に取り出します。フライパンに残ったベーコンの油で万願寺とうがらしに焼き色がつくまで焼き塩ひとつまみふります。
耐熱皿に先程焼いた万願寺とうがらしを並べて、ベーコンを上に散らすように乗せます。そしてチーズを乗せて220度のオーブンで5分から7分チーズがとろけるまで焼きます。オーブンがない人はトースターを使っても大丈夫です。焼きあがたっらお好みで胡椒を振って出来上がりです。焼くと万願寺とうがらしの甘さが際立ちジューシーになります。チーズのこくと相性ぴったりなのでおすすめのレシピです。
大人も子供も満足「万願寺とうがらしの豚肉チーズ巻き」
万願寺とうがらしと豚肉の相性はピッタリ。メインのおかずとして食べ応えも大満足な一品です。材料は1人から2人用で紹介するので人数が増えたらそれだけ材料をプラスしてください。用意する材料は万願寺とうがらし3本とスライスチーズ3枚、豚バラ肉3枚と塩コショウ適量を準備します。作り方はまず、万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから表面の水気をキッチンペーパーなどで拭いておきます。
そして、まな板の上に万願寺とうがらしを乗せ座りの良い位置を確認しておきその上側を開くようにしながら切り込みを入れます。この時種は取っても取らなくてもどちらでも大丈夫です。切り込みを入れた部分にスライスチーズを詰め豚バラ肉で切り目部分が閉じるように巻いていきます。巻いたら塩コショウを振りかけ切り目を下にしてトースターで約10分程焼き豚バラ肉の表面がカリッとなったら出来上がりです。
カルシウムたっぷり「万願寺とうがらしのじゃこ炒め」
白いごはんのお供にピッタリな一品、万願寺とうがらしのじゃこ炒めのレシピを紹介します。用意する材料は万願寺とうがらしを4本とちりめんじゃこを10グラム、酒小さじ1と顆粒だしとみりん、醤油とごま油をそれぞれ小さじ2/1ずつ準備します。作り方はとても簡単でまず、万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから表面の水気をキッチンペーパーなどでよく拭き取っておきます。
次に、万願寺とうがらしのヘタを切り、縦半分に切って中の種を取り除いたあと1.5㎝幅に斜めに切ります。熱したフライパンにごま油をひき、ちりめんじゃこを入れ炒めます。焼き色が付いてきたら混ぜ合わせた調味料を加え万願寺とうがらしも加えます。汁気がなくなるまで手早く炒めたら出来上がりです。
常備菜にピッタリ「万願寺とうがらしとじゃこの炒めあえ」
一度作っておくと常備菜として活躍してくれる万願寺とうがらしとしらすまたは、じゃこを使ったレシピを紹介します。ご飯のお供やパンに乗せてチーズと合わせピザ風にしても楽しめます。用意する材料は万願寺とうがらし4本から6本としらすまたは、ちりめんじゃこを100gから150g、ごま油と酒を大さじ1ずつと塩適量を準備します。作り方はとても簡単で、まずしらすかちりめんじゃこを油の引いていないフライパンで乾煎りします。
次に、万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから表面の水気をキッチンペーパーでよく拭き取っておきます。そして万願寺とうがらしのヘタを切り落とし、種ごと身の部分を輪切りにします。しらすを乾煎りしておいたフライパンに輪切りにした万願寺とうがらしを加え炒めます。水分が抜けてきたら調味料を加え万願寺とうがらしに火が通ったらごま油を入れ軽く混ぜ合わせたら出来上がりです。
甘さ際だつ「万願寺とうがらしの素揚げ」
万願寺とうがらしは焼いたり揚げたりすると甘みが増してとてもジューシーになり、肉厚なため食感が損なわれることなくおいしく食べる事ができます。シンプルながらもうま味が味わえる万願寺とうがらしの素揚げのレシピを紹介します。こちらも作り方はとても簡単なのでぜひ試してみてください。用意する材料は万願寺とうがらしを食べたい分の量と揚げ油と塩少々だけです。
作り方は、万願寺とうがらしを水できれいに洗ってから表面の水気をキッチンペーパーを良く拭き取っておきます。そしてヘタも取らずそのままの状態で揚げる時に万願寺とうがらしが破裂しないように竹串などで数か所穴をあけます。フライパンに油を熱し、180度ほどの温度で万願寺とうがらしを入れ表面が艶やかに鮮やかな緑色になったらキッチンペーパーなどに取り上げて出来上がりです。後はお好みで塩を振って頂きます。
万願寺とうがらしのレシピをマスターして美味しく食べよう!
いかがだったでしょうか?万願寺とうがらしは甘くて肉厚でジューシー、さらに栄養がたくさん詰まった野菜です。シンプルな食材だからこそ様々な料理と相性が良いのも特徴です。京のおばんざいのように和風料理やピーマンの代わりに洋風にアレンジしたりと幅広く応用できます。この記事をヒントに店頭で万願寺とうがらしを見かけたら色々な料理にチャレンジしてみましょう。