ざるそばのカロリー・糖質は？ダイエット中におすすめの食べ方も紹介！

皆さんはただざるそばが食べやすいから、作りやすいからという理由でよくざるそばを食されることが多いかもしれません。しかし、ざるそばはカロリー指数が低く糖質も低いという健康食品でもあるのです。皆さんにはそもそもざるそばがどんなものなのか、どんな種類があるのかそのあたりの基本的な事柄にも注目していきたいと思います。

多くの場合ざるそばの定義として、海苔が売れにかかっているのがもりそばであり、ないものがざるそばであるという認識であることが多いです。しかしこれ以外にも実は定義となる基があります。諸説としては江戸の中期にある蕎麦屋さんが他店との差別化を図るために竹ざるにそばをもってそばを出したことからざるそばという名称が流行したといわれています。つまり海苔の有無だけがもりそばとの違いではないのです。

具体的に言うとざるそばに種類があるというよりは調理製法や、一番粉、二番粉、三番粉、四番粉という風にそばの実のどの部分を使うのかによってどのような麺に仕上がるのかによる違いがありますが、今回はそこに触れると話がそれてしまうので、今回はざるそば、かけそば、せいろそばの違いをもう少し突っ込んで反したいと思います。

かけそばの起源はせっかちな江戸っ子のニーズに合わせて作られたものです。彼らは食べる時間も惜しんでいたのでそば切りをそのままつゆにつけて食べるという方法を採用した方法から広まったものです。ざるそばは先ほど説明したように広まりました。ではせいろそばとは何でしょうか？

そもそもせいろとは蒸し器のことです。江戸前期にまだそばが広まり始めた時代、切れやすいそばしか作ることができなかった側面もあり、せいろで蒸して、そばが切れにくいようにするために使用されていたものです。その後せいろをそのまま器として使用する店が出てきました。そしてせいろのすのこで底上げを行いそばの単価を上げるためにせいろそばという名前で大盛りにして提供し始めたことが起源といわれています。

カロリーが低い低いと先ほどから何度か言っていますが、実際のところはどうなんでしょうか。ざるそば一人前（100g）のカロリーは90kclといわれています。数字だけ聞いてもわからないでしょうから試しに日本人なら一度は食べているであろうごはんのカロリーを取り上げたいと思います。ごはん100gのカロリーは168kclといわれています。そば二人前、大盛りとはいきませんがそれに近い数値なのです。

巷で炭水化物をぬくダイエットが流行っていますが、うなずける数値です。しかしあまりお勧めはしません。話を戻して。ざるそばの糖質を見ましょう。ここまでの話の流れを聞くと糖質も低いだろうと思われがちですが、実はその逆です。ざるそば一人前の糖質は47.3gと比較的高い数値であることは認識しておくべき項目です。

ざるそば大盛り（150g）のカロリーは単純計算で135kclとなっています。糖質は提供されるお店次第なところもありますが約50gくらいであるといわれています。カロリーに関してはそのまま増えていますが、糖質に関しては元々高い位置にあるので大盛りであろうと一人前であろうと大盛りだろうと変わらない値であるのでそこは大盛りであることをあまり気にする必要はないでしょう。

今回はおもなコンビニメーカー三社のカロリーを比較していきたいと思います。まずはセブンイレブンのざるそばから見ていきましょう。セブンイレブンのざるそばは約240gでカロリーは329kclです。つゆは荒れ枯節をつかっているので風味にこだわりがある一品となっています。次にファミリーマートのざるそばです。内容量は約200gとなっています。カロリーに関しては323kclとなっており三社の中で最も低い値となっています。

味に関しては地域別の風味を尊重した仕上げとなっており例えば関西では、かつおだしがきいた仕上げとなっていたりします。食べ比べてりしてみると面白いかもしれません。最後にローソンです。内容量は約235gでカロリーは324kclとなっています。

こちらの味に関してですがローソンは三社の中で唯一の手打ち式製法を使っています。ですので面の硬さのちょうどよさであったりのど越し加減には非常に定評があります。切り分けにもこだわっていますのでつゆとの絡みもよいと評判です。皆さんも食べ比べてみてください。

ざるそばのカロリーや糖質をより明確にとらえてもらうために、よく比較に挙がるうどんについても取り上げます。　うどんのカロリーは一人前で100gあたり約105kclとなっています。うどんもカロリーはごはんと比べても低くなっており、そば一人前ともあまり変わらない低カロリーとなっています。糖質は一人前で約41gとこちらも比較的高くなっています。

今の下りだけ見ると結局うどんもそばもあんまり変わらないと思われがちなのですが、ダイエットに適した食材となるとやはりそばが挙がります。その秘密は次の章を使ってじっくり述べていきたいと思います。

ここまで見てきたようにざるそばは低カロリーで高糖質な食品です。ダイエット食品として定評があるのは。低カロリーであるという事実が要因であることは間違いありません。しかし同時に糖質が高い食品であるということも事実なのです。ではなぜうどんより健康食品として人気があるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

糖質が高いからと言ってやみくもに制限しすぎることはお勧めしません。人が活動するために必要な栄養分であることは変わりません。だからと言って摂取しすぎれば糖尿病の原因となりかねませんので、食べすぎは控えるようにしましょう。大盛りのそばを食べすぎたりするのではなく、その日その日のメニューと加味して一人前に控えておくなどの努力はするべきしょう。

GI値を皆さん知っていますか。GI値とは簡単に説明すると炭水化物が体内に入って消化された後に糖に代わる時間の短さを表した指数です。別名グリセミック指数といいます。一般的にグリセミック指数が低い食べ物であればあるほど血糖値が急激に上がることを防ぐだけでなく、糖が体内に上がることを防ぐことで糖が脂肪に代わることを防ぐのです。

ざるそばはこのGI値が低いことがダイエット向きであるといわれる所以なのです。決してカロリーが低いということがダイエットに向いている食品だと決めつけるのは良くないということです。

ルチンはざるそばに含まれる栄養素の一つでありポリフェノールの一種です。穀物ではなんとそばにしか含まれていません。ルチンは血管の弾力を保つことで高血圧や動脈硬化症の予防にもつながります。また血管の流れを促進することで悪玉コレステロールの値を下げることで体脂肪率を下げ肥満を抑制するダイエット効果があります。カロリー値が低いことだけでなくいろんな効果がざるそばにはあります。

ざるそばにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1は疲労回復を促して食欲不振を改善してくれます。またイライラを抑える働きがあるので、ダイエットをうまく付き合う手助けをしてくれます。またビタミンB2は皮膚や粘膜の状態を整えることで健やかに保つ助けがあります。

デメリットと銘打ってあげるほどではないかもしれませんが、糖質が高い面は忘れてはいけません。時々この面を忘れて何度も同じメニューでざるそばを食べられる方がいますが、そこはバランスを見ながらいろんな食材をたべていかなければならないことは覚えていてください。

薬味として使われることが多いネギですがじつはざるそばと一緒にたべるとネギに含まれるアリル化合物ビタミンB1の吸収を促進してくるので非常にお勧めの食べ方です。

わさびにも実は体内の血流を促進する効果があったり、ほかには消化液の分泌を良く促し結果消化機能が活性化されることにより体内に脂肪が蓄えられにくくなります。このような効果があるので一緒に食べることをお勧めします。

ざるそばのカロリーや糖質から始まりそのほかの栄養素の効果について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか？ざるそばには時短メニューという側面だけでなく健康食品の面あります。ただし糖質が高い面は忘れてはいけないのでその面ともうまく付き合いながら食べてみてはいかがでしょうか？