ビッグカツの原材料と中身を調査!カツ丼やアレンジレシピも紹介!

みんなが大好きな駄菓子「ビッグカツ」。昭和の駄菓子屋さんに売っていた懐かしいお菓子ですが、今ではコンビニやスーパーでもよく目にします。「カツ」というからには、とんかつをイメージしている方も多いと思いますが、実は意外な材料を使っています。また、ビッグカツは料理にも使えることを知っていますか?少しひと手間加えるだけで豪華な料理に変身する、アレンジレシピを紹介します。

ビッグカツの原材料と中身を調査!カツ丼やアレンジレシピも紹介!のイメージ

目次

  1. 1ビッグカツについて徹底調査!
  2. 2ビッグカツの原材料を見てみよう
  3. 3駄菓子とは思えないビッグカツ驚きアレンジ紹介!
  4. 4ビッグカツはアレンジ自在な万能駄菓子

ビッグカツについて徹底調査!

ビッグカツとは、カツレツの形を模した駄菓子です。甘辛いソース味のサクサクした衣の触感が特徴で、13cm×4cmの大きなボリュームでありながら、ひとつ約30円程度で販売されています。子供向けのお菓子なのですが、子どものころからファンという方も多く、現在ではスーパー・コンビニでも手軽に手に入ることから、大人にも人気があります。好きな駄菓子ランキング10位に入るほどの人気ぶりです。

ビッグカツの原材料を見てみよう

「カツ」というと、カツ丼のイメージからとんかつを思い浮かべてしまいます。また、その見た目から中身は実際は誤った情報ですが段ボールでできているとの都市伝説もあったようです。そんなビッグカツの中身は、何が原材料なのでしょうか?

「すぐる」のビッグカツの中身

ビッグカツを開発したのは、広島県呉市の駄菓子メーカー「株式会社すぐる」です。戦後間もない時代、日本中が貧しく、質素な食生活を強いられており、今ではワンコインで食べられるカツ丼は、めったに食べられない高級品でした。そんな時代に、「ごちそうの代表格であるとんかつを手軽に食べてほしい」との思いから作られました。半世紀以上経った今もみんなに親しまれる、ロングセラーの人気お菓子に成長しました。

実は、「すぐる」のビッグカツの原材料は「スケトウダラのすり身」とのことでした!商品裏面の原材料名にも、「魚介加工品」としっかりと記載されています。値段は30円で、カロリーは1枚75kcalです。

原材料の欄をよく見ると、魚介のシートを、パン粉でくるんで油で揚げています。また、甘辛い味の正体は、オイスターソースとカレー粉ということが分かります。衣にもソースを練りこむことで、スパイシーで味わい深い美味しさになっているとのことです。子どもから大人まで人気の秘密は、ここにありました。

「菓道」のビッグカツの中身

また、茨城県常総市の株式会社菓道からも、「Big Katsu」という類似商品が販売されています。とんかつソースのかかった風味が人気で、関東ではこちらの「Big Katsu」の方が出回っています。しかし、発売されたのは1987年で、比較的新しい商品と言えます。ちなみに、開発元のすぐる製ビッグカツのパッケージには、「ずっとかわらないおいしさ!」とあり、本家としての自信と対抗心が感じられます。

「菓道」のBig Katsuの原材料も、「すぐる」と同じく魚肉すり身となっています。また、カロリーは98kcalで、「すぐる」に比べると少し高めですが、これはサイズの違いによるものが大きいです。味は、こちらの方が甘めになっています。値段は30円ですが、「すぐる」よりもサイズが大きいので、お得感があります。

ビッグカツの嬉しい点は安さとボリューム感

代表的な2社のビッグカツを紹介しましたが、どちらも30円でボリュームのあるカツが食べられるので、お小遣いでおやつを買う子どもには嬉しい商品です。こんな理由もあって、長く愛されているロングセラーなのかもしれません。

他にもいろいろ駄菓子カツ

上記で紹介した以外にも、ビッグカツの様々な派生品が発売されているので、こちらで紹介していきます。後で紹介するアレンジレシピにも使える商品ばかりです!

こちらはハムカツを模した製品。味が通常のビッグカツよりハム寄りになって、少し塩気が感じられます。しょっぱい味が好きな方におすすめです。大人の方には、ビールのおつまみとしての相性もぴったりです。

こちらは、ソースがデミグラスソースに変わり、まろやかな風味になった「デミグラスソースカツ」です。高級感を感じさせながら、値段は通常のビッグカツと同じ30円なので、お得感があります。

こちらは、江戸時代から続く老舗八丁味噌メーカー「カクキュー」とコラボレーションした「名古屋みそカツ」です。名古屋の味噌として有名な八丁味噌は、大豆のうまみを凝縮した濃厚なコクと、酸味、渋み、苦みのある独特の風合いが特徴です。そんな味噌を使用しているだけあって、深みのある味わいが楽しめます。

こちらは、カレー風味の「カレーカツ」です。通常のビッグカツにもカレー粉は含まれていますので、こちらはよりカレー風味を強くした商品となります。

こちらは、世界一辛いと言われるトウガラシ「ハバネロ」を使ったビッグカツです。色味も通常のビッグカツより赤っぽくなっています。

辛みがあるため、お子様や辛さの苦手な方は注意が必要です。食べていくと徐々に辛さが感じられるので、辛い料理が好きな方にはおすすめです。

おつまみで有名な「なとり」からも、魚介すり身を原材料にしたソースカツが販売されています。お得な4枚セットもありました。

駄菓子とは思えないビッグカツ驚きアレンジ紹介!

お菓子として食べるのが、本来のビッグカツの楽しみ方ですが、少し手間を掛けて料理にアレンジすれば、さらに美味しく食べることが出来ます!原材料がスケトウダラで、中身が豚肉ではないので、ヘルシーなこともアレンジのポイントです。ここでは、料理の中身にビッグカツを使ったアレンジレシピを紹介します。フライパンひとつでできるレシピもあるため、時間のない主婦や、自炊が面倒という一人暮らしの方にもぴったりです!

たっぷりキャベツで食感も楽しい「ビッグカツサンド」

実はスケトウダラが中身の原材料だったということに、驚かれた方も多いのではないでしょうか?しかし、ビッグカツが美味しいことに変わりはないので、カツサンドにもおすすめです。たっぷりのキャベツと、マスタードを添え、中身にビッグカツをプラスすれば、さっぱりと食べられる夏バテ防止のメニューにもなります。先ほど紹介した「味噌カツ味」を使えば、マヨネーズとよく合っておいしく頂けます。

作り方はいたってシンプルです。ビッグカツ、千切りにしたキャベツ、ソースを用意して、マスタードとバターを塗った食パンに挟めば完成です!中身はお好きな具材にアレンジ可能なので、トマトや薄焼き卵をプラスすれば、栄養満点のランチが完成です。原材料が魚介類なので、ヘルシーでダイエット中の息抜きとしてもおすすめです。また、最初に紹介したみそカツ味のビッグカツにすると、マヨネーズとよく合っておすすめです。

甘めダシと相性抜群「ビッグカツでソースカツ丼」

もはや、「カツ」という名前の付く料理なら、何でもアレンジして作れそうなビッグカツですが、しっかりした食感とサクサクの衣を活かしてカツ丼にアレンジすることが密かに流行中です。大手レシピサイト「cookpad」でも、とんかつの代わりに、中身にビッグカツを使ってカツ丼にアレンジしたレシピが数件掲載されています。

一人分であれば、用意するのはビッグカツ3枚、玉ねぎ半分、きざみねぎ適量、卵、ご飯だけです!味付けは、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、酒を大さじ1を使います。こちらはめんつゆでも代用できます。本当なら手間がかかるカツ丼が、ほとんど家にある材料で作れるので、休日のお昼ごはんなど、手を抜きたい時にもぴったりです。

まず、小型のフライパンにしょうゆ、みりん、酒(めんつゆでも大丈夫です)をいれて、たまねぎを煮立たせます。たまねぎがくったりとしてきたら、一口大にカットしたビッグカツを並べ、蓋をして1分待ちます。その後、溶き卵を回しいれ、また蓋をして1分蒸らします。お椀にご飯を盛り付け、具を乗せたら立派なカツ丼の完成です!面倒なカツ丼が、フライパンひとつでできるので、時短・節約レシピとしても活用できます。

さらに、ボリューム感を味わいたい方には、ミルフィーユカツ丼のアレンジがおすすめです!ビッグカツを3枚重ねて、小麦粉を水で溶いた液にくぐらせ、溶き卵を付けて、パン粉をまぶしてから油で揚げれば、3倍のボリュームになった超ビッグカツ丼の完成です!見た目からは、中身がビッグカツということは想像できない仕上がりになっています。

食べる時は、直前にソースをかけるのがおすすめです。また、ビッグカツはもともと少し固めに作られているので、衣がすこしふやけるまでじっくりと煮込むことが、おいしくカツ丼を作るポイントです。

簡単にリッチ気分「ビッグカツでカツカレー」

カレーはたくさん作った方が美味しくできると言われます。そのため、余ったカレーを2~3日かけて食べるという家庭も多いのではないでしょうか?でも、毎日同じ味が続くと飽きてしまいます。そんなときにおすすめなのが、ビッグカツを使ったカツカレーです。普通にとんかつを作るより断然ラクで、見た目も豪華になって一石二鳥なアレンジレシピです。

一人分なら、余ったカレーと、ビッグカツが1枚あればOKです。まず、ビッグカツを食べやすい大きさにカットします。それから、トースターで1分ほど温めると、余分な水分が飛び、衣のサクサクした食感が復活してより美味しくアレンジできます。それをご飯に載せ、温めたカレールウをかければ完成です!

軽く食べられるのが魅力の「カツ茶漬け」

食欲が無いときに、さらっと食べられるお茶漬けですが、ビッグカツをプラスすることでボリューミーなアレンジメニューに早変わりします。ちょっと小腹がすいた時の、夜食などにおすすめです。お肉を食べている感覚なので、たくさん食べる子どもがいるご家庭にもぴったりです。

必要なのは、ご飯、ビッグカツ1枚、キャベツ適量です。味付けには、しょうゆ、みりん、だしが大さじ1杯ずつと、砂糖が小さじ1/3を使います。まず、フライパンでざく切りにしたキャベツを炒め、塩で味付けします。キャベツを別のお皿に移したあと、食べやすい大きさに切ったビッグカツを、同じフライパンに入れ、味付け用の調味料をすべて加えます。

ビッグカツの味付けができたら、キャベツとともにご飯の上にのせ、残ったたれをかけます。そこにアツアツのお茶をかければ、ビッグカツお茶漬けのアレンジレシピの完成です!さらに、お好みできざみねぎやわさび、のりを加えれば、大人の味に変身します。

満足できる軽食におすすめ「カツトースト」

こちらは、トーストの上にビッグカツをのせたアレンジレシピです。その見た目からカロリーが気になるところですが、原材料は、中身にスケトウダラを使ったビッグカツなので、ダイエット中の方でも罪悪感なく食べられます。

材料は、食パン1切れと、ピザソース、ビッグカツと、お好みでピーマン、タマネギ、とろけるタイプのチーズです。手順は簡単で、食パンにピザソースを塗り、食べやすい大きさに切ったビッグカツをのせ、お好みでピーマン、タマネギ、とろけるチーズを追加してから、オーブントースターで3分ほど焼けば完成です!

いつものピザトーストのように見えて、中身にビッグカツが使われているので、しっかり食べたいときの朝ごはんとしてもおすすめです。朝、おかあさんが準備で時間が無い時にも、火を使わないので子供だけでも作れるアレンジレシピです!また、ガーリックを少々加えて焼くと、風味がよくなり、より美味しく食べられます。

大胆な発想が溢れるアレンジ「カツロール」

こちらは、大胆にもビッグカツを海苔巻の中身に使用したメニューです。最近、節分の時期に見かけるようになった、とんかつの太巻きに似ています。

一人分の材料は、酢飯1膳、ビッグカツ1枚、のり1枚、マヨネーズ適量、キャベツやレタス適量です。作り方は、酢飯をのりの上に敷き詰め、ビッグカツ、キャベツ(レタスでもOK)、マヨネーズをかけ、くるくると巻いていけば完成です!この時、ビッグカツは長辺に平行に切ることがポイントです。

ビッグカツにはしっかりとスパイシーなソースの味が付いているので、調味料はマヨネーズだけでも十分おいしく出来上がります。太巻き用の巻き簾を持っていなくても、家にある食品用ラップで代用できるので、一人暮らしの方でも簡単に作れます。切った時の断面がきれいになるよう、ビッグカツは長辺に平行に切ってから巻くようにしましょう。

子供も大人も大好きな味「カツドリア」

こちらは、ドリアとビッグカツの融合です。大人から子供まで、どんな人にも愛されるレシピです。

使うのは、ビックカツ1枚、ご飯適量、ホワイトソース適量、とろけるチーズ適量です。まず、ビッグカツを食べやすい大きさにカットし、ご飯の上にのせます。ホワイトソースをその上にかけ、チーズをパラパラとかけてから、オーブントースターで20分ほど焼けば完成です!また、ビッグカツの代わりに最初に紹介した「デミグラスソースカツ」を使えば、ホワイトソースとの相性はバツグンです!

チーズが程良くとろけて、ビッグカツとからまり、絶品のおいしさです。こちらもカロリーが気になるところですが、ビッグカツの原材料はスケトウダラのため、とってもヘルシーです。ホワイトソースは、市販のものが缶詰などで販売されているので、作る時間のない一人暮らしの方などにも、手軽に作れておすすめです。

ビッグカツはアレンジ自在な万能駄菓子

ここまで、ビッグカツのなりたちから、さまざまなアレンジレシピまで紹介してきました。原材料が豚ではなくスケトウダラということに驚かれた方も多いと思います。駄菓子として食べるだけでなく、カツ丼やカツサンドなど、普通ならばとんかつを使った料理にも、代用品として使うことができます。時間のない主婦の方には、ピンチの時のお助け品として常備しておくのもおすすめです。ぜひ、普段の料理に取り入れてみてください。

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