ソイとはどんな魚?味は?クロソイなど種類や値段おすすめレシピを紹介

ソイという魚を知っていますか?北海道の海で主に取れる魚でとても美味しいと言われています。しかし北海道をはじめとした北の方にしかとれない魚であることからなかなか食べる機会がありません。しかしそれでもどんな魚か気になります。しかもソイってお名前の由来もだし、味や種類、そして値段に美味しい食べ方が出来るレシピ等色々あると思います。そんなソイの魅力を改めて知ることでソイについて理解を深める為に紹介します。

ソイとはどんな魚?味は?クロソイなど種類や値段おすすめレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1ソイはこんな魚
  2. 2ソイはどんな味?
  3. 3ソイのおすすめレシピ
  4. 4ソイを料理するときの注意
  5. 5ソイは美味しい魚

ソイはこんな魚

ソイはスズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属の魚

ソイという魚を聞いたことありますか?ソイはスズキ目メバル科に分類される魚であります。そのソイには8種ほど存在しています。特にソイの中で代表的と言われている種類はクロソイ・ムラソイ・キツネメバルがいます。冬の寒さが厳しい北の地である北海道では高級魚と言われている真鯛の漁獲量が少ない為に、このソイが「北の鯛」と言われ、クセがない上品な白身で人気です。北海道で鯛といえばソイなのです。

いざ、ソイについてどんなものか?と聞かれたらすぐに答えられる人はなかなかいません。そもそもソイという魚自身が北の地をメインにしか生息していないので、知らない人が殆どです。しかし近年は冷凍技術も発達したおかげか、ソイも都市部へとやってくるようになりました。北海道では「北の鯛」と呼ばれているソイですが、一体その生態はどうなっているのか知りたいところです。そこでここから順番にソイについて紹介します。

ソイにはクロソイなどの種類がある

上で言った通り、ソイはそもそも限られた場所に生息する魚の為にどんな魚かいまいちよく知られていません。先ほど言った通りソイには8種類のソイの種類がいます。その8種類の中でも特に有名な3種類が、クロソイ、ムラソイ、キツネメバルです。ソイは釣り人の間でもよくメバルと間違えるほどで、学会的には同じ種類の魚の為に素人ではまれに間違えます。しかし、このソイの種類で有名な3種類はソイの中でも美味しい魚です。

メバルにも種類的に似ている事から勘違いされるソイという魚ですが、種類の内でムラソイ、クロソイ、キツネメバル以外にいるソイの種類としては、オウゴンムラソイ、ゴマゾイ、シマゾイ といます。また地方によっては「ベッコウゾイ」と呼ばれる魚もいますがこれは、「タケノコメバル」が正式名でメバル属の魚なのでソイの種類には入りません。ソイの種類が分かった所で、次にソイという名前の由来について軽く紹介します。

ソイという名前の由来

さて、ここでソイという魚の由来について触れてみようと思います。そもそもソイってどこから来ている言葉なのかというと「ソイ」の語源は磯魚(イソイオ)が短くなったものだと言われています。しかもソイという魚種はありません。メバル科メバル属に分類される魚種のうち、いくつかをまとめて俗にソイと呼んでいるのでソイは本当にいくつかのメバル属にいる魚の種類を纏めている名前だと受け入れていいのではと思います。

クロソイとメバルの見分け方

所でソイとメバル。実はプロの漁師でなけば間違えやすい位そっくりの魚です。なので素人の釣り人であれば「メバル」を釣ったつもりでいても実際「ソイ」だったという事もよくあります。そこでソイとメバルの違いについてご紹介したいと思います。一番解りやすい所で区別するならばクロソイとキツネメバルを使って説明してみたいと思います。見分け方とはクロソイは涙骨(目の下)に、3本の棘があるのでそれで区別するといいです。

またそんな所よりも見てすぐぱっ!と分かりやすい見分け方として言うならばキツネメバルはメバルらしく、目張と言われているだけあり、目が張り出しています。ソイはそこまで目が張り出していませんので、これもソイとメバルを区別する方法です。またキツネメバルの場合、エラブタ付近の棘が、クロソイよりは丸みを帯びているます。ソイは完全に尖っているのでこれもまたメバルとソイを区別できる方法です。

ソイはどんな味?

ソイは別名「北の鯛」?

次にソイの味について紹介しましょう。ソイは限られた生息地にしかいない魚です。しかも北海道と三陸のみにしかいないと言われています。そのソイには最初に紹介した通りあるあだ名がついています。それは「北の鯛」というあだ名です。というのも北海道では真鯛を見かけることがありません。真鯛自身が温かい気候のエリアにいる魚であることもあり、なかなか目にかかる機会がないのです。代わりにソイがよく釣れるのです。

そのソイが北海道では真鯛の代わりとして使われることが多くなったためについたあだ名が「北の鯛」というあだ名という事です。北の鯛というあだ名がついている訳通り、ソイは鯛と同じように白身魚でその身はとてもブリブリしているという事です。ただソイを釣られた場合、アニキサスが寄生している場合もあるので必ず生で食される際は十分に注意し、見つけても正しい対処を行う様にしてください。刺身で食べると美味しいです。

ソイの値段の相場は?

ソイの中でも特に有名なイクロソイは、鯛が水揚げされない北海道において「北海道の鯛」とも称される程の高級魚です。もちろんソイを扱う料理店でも使われますが、割烹料亭などで取り扱われています。またソイの旬の時期になると一般の鮮魚店でも見かける事ができますがやはり「北の鯛」と言われている魚です。高級魚である味もあり、なかなか見かけることはありませんが、見かけたらぜひ一度ソイの味を食べてみるのもいいです。

一般的な店といっても殆ど出回っていても北海度や三陸のエリアがメインでなかなか内陸まで回ってこないソイですが、その味は本当に美味しく、ぜひ見かけたら一度は食べてみてもいいぐらいの魚です。味は本当に蛋白なのでいろんな料理にも使えますし、刺身は特にソイの味そのものを感じることが出来ます。値段は、通販等で販売されているものでも1500円から3000円という価格で売り出されている事が殆どです。

ソイのおすすめレシピ

ここまでソイの生態を始め色々ご紹介してきました。ここからはそんな限られた場所にしかいないソイをもしもらったり、釣り上げたときにどうやって料理しようか悩む人もいます。またソイには毒がないのか?とも心配する人もいると思います。そこでそんな人たちの為におすすめするソイの料理レシピそして、毒の有無など、もしあるならばどうやって対処すればいいのか等を紹介します。最初は料理レシピから紹介します。

ソイの刺身

ソイの本来の味を楽しむならばやはり刺身です。しかし、ソイも養殖のソイならば安全ですが天然で釣り上げた物はたまに食中毒の原因になる「アニキサス」がいることがあるので、必ず確認をしてください。ソイのさばき方は簡単です。鱗を丁寧に取り、えらとワタを取ります。腹を切り開き、エラの上下の付け根で後ろの膜を切リ浮袋のあたりを包丁の切っ先で切ると、エラとワタが一緒に取れます。後はしっかり水洗いです。

エラとワタが取れたら腹腔内を流水で洗い流します。背骨の下、腹骨の付け根、エラの付け根に血が溜まってるので、しっかり洗わないと刺身として食べた時に匂いが残って「まずい」という事になります。スーパー等で見かけたけど、刺身で欲しいと思った時はスーパーでさばいてもらうといいでしょう。刺身はソイの本来の味を感じることが出来る料理レシピです。ぜひ見かけたら刺身として食べるのが一番のレシピです。

ソイの煮付け

次にソイの料理レシピとしておすすめするのは魚ならば大半は作る「煮つけ」です。ソイも白身魚の為に煮つけにすると味がしみ込んで美味しい魚です。ご飯も思わずどんどん進んでしまうレシピなので、ぜひ作りましょう。材料は、ソイ、塩、●水200cc、●酒50cc、●みりん大1、●砂糖大1、●濃口醤油大2、●液状昆布出汁(塩混)大1、生姜のスライスしたのが20g、昆布は10cm程度の長さを5枚あれば大丈夫です。

煮つけをするときはソイは内臓をとった後塩を振りかけて15分置いた後水で洗い流してください。●の材料を混ぜたら底が広い鍋に入れてその上に昆布を引き締めて、さらにその上に食べやすく塩洗いしたソイを置きます。ソイの上に鍋敷を置き、中火で15分煮込んでいきます。煮汁が半分になったら煮汁をソイにかけながら弱火で見て行きます。そしてソイに照りが見えてきた所で、火を止めてしばらく味をしみ込ませれば完成です。

ソイの塩焼き

次におすすめするソイの料理レシピは、恒例の「塩焼き」です。刺身で食べれないときはこの塩焼きで食べるのもソイの味を知る料理です。塩焼きはもちろん名前通り、ソイに塩を振ってグリルで焼き上げるだけです。ただし、ちゃんと内臓、ワタ、はらはしっかり取り除いて塩水でしっかり洗い流しておくといいです。塩は魚の上から軽く振るぐらいで十分です。あまり塩をかけすぎるとソイの美味しい味が消えてしまいます。

ソイ鍋

次に紹介するソイの料理レシピは、やはり旬である冬の時期におすすめの「ソイ鍋」です。元々寒い地域である北海道で釣れる魚であることから、北海道ではソイは刺身以外に食べるならば鍋!と言われている位鍋料理に使われる魚です。もちろん地元の人はソイの頭やアラで使った出し汁の鍋を使うのでソイの味がこれでもかという位鍋の中に入っています。お鍋なので野菜は鍋に合う野菜を入れてもいいですが意外とキノコは相性いいです。

鍋に入れる出し汁は鍋2/3に水、 昆布30cm・薄口醬油大4・塩小1・ほんだし小1です。そこにぶつぎりしたソイを沸騰したお湯で下茹で1分いれて生臭さを取ります。ゆですぎると折角のソイの出汁まで出てしまうので1分で出します。それを出し汁と一緒に入れてしっかり味を出せば最高のソイ鍋の出来上がりです。もちろん人参やネギ、きのこ等も一緒に入れて弱火でしっかり味がしみ込ませるように作ってください。

ソイのアラ骨唐揚げ

ソイをさばいていると出てくるものがあります。それはソイのアラ骨です。しかし実は、ソイのアラ骨を唐揚げにして食べるレシピがあるのです。骨なので包丁では切れないのでキッチンバサミで食べやすい大きさに切り、塩胡椒、薄力粉を付けた後160度くらいの油温で、時間をかけて唐揚げにします。一度取り出した後、油の温度を上げて2度揚げをすれば美味しいアラ骨を使った唐揚げの完成です。お酒のおつまみに最高です。

ソイの煮込み料理

最後にご紹介するするソイの料理はソイと玉ねぎの煮込みです。材料はソイ2匹、生姜中位1つ、玉ねぎ2つ、小麦粉微量、油適量、●醤油、酒、大3、●だしの素小1●味の素小1/2●水200mlです。玉ねぎ、生姜を切って炒めた後、●の材料を入れます。その前にソイはしっかり洗って小麦粉をかけて油で軽くフライパンで炒めたら●の材料入れて味をしみ込ませれば完成です。煮つけとは少し違うけど美味しい料理レシピです。

ソイを料理するときの注意

ソイの背びれの棘には毒がある

ここまでレシピについてご紹介してきましたが、最後に一つ大事な事を知らせておかないといけないのでそれについて紹介します。それはソイの毒です。ソイにも毒があります。もちろん天然のソイには寄生虫であるアニキサスがいるの可能性があることはいいましたがそれとは別にソイは元々カサゴの仲間なので、とげの部分に毒を持っているのです。その為に知らずに裁いてしまった時にそのとげが刺さってしまうと大変な事になります。

ソイの毒性と触れた時の対処方法

ではそのソイの毒というのはどういうものなのでしょうか?それは指に刺さるとしばらくものが持てないほどの痺れが続くのです。なのでソイをさばいていて注意していてもとげを触ってしまった時は急いで病院へ行くことをお勧めします。またとげが刺さりやすいのはウロコを落としているときに多くあるので、ウロコを洗い落としているときは特に気を付けて落としてください。鱗取り器を使えば殆ど大丈夫ですが包丁の場合は要注意です。

しかしウロコ取り器もない、包丁しかない!だけど毒は怖い!という人の為におすすめの方法があります。それはゴム手袋をすることです。ただゴム手袋も安全とはいえません。薄い100均にもあるゴム手袋をはめた後、分厚いゴム手袋をはめておけばほぼ毒を触れることはありません。片方だけでは不安なので、必ず両方の手にゴム手袋をしてください。これで少しでも毒への被害は収まります。毒はとげにある事を覚えていたら大丈夫です。

ソイは美味しい魚

ここまでソイという魚に関して紹介してきました。ソイがどうしてなかなか知られていない魚なのか、もしソイを食べる機会があった時に使えるレシピやソイのさばき方、そしてソイについている毒など色々知ることが出来たかと思います。ソイという魚は真鯛と並ぶぐらいの高級魚です。もしお祝いで使う魚って何?という質問に「ソイ」という人がいたらその人は北海道の出身だと分かるぐらいです。ソイはそれだけ地域限定の魚です。

もし釣りの趣味がある人は一度ソイがいるエリアまで行って釣りに行くのも悪くないと思います。そんなソイの魅力を多くの人に分かった所ではないでしょうか?ソイは地域限定の魚でありながらも、そのおいしさはなかなか伝わっていないのも現実です。こんな美味しい魚を知らなかったなんてもったいないですよ。ぜひ食べてみて下さい。

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