めんつゆの代用には何がおすすめ？家庭の調味料でできる簡単な作り方

そうめんやうどん、おそばに煮物、炒め物、和え物など、めんつゆはあらゆる料理に使えて万能なので、今や生活に欠かせない調味料のひとつです。常備しているご家庭も多いと思いますが、いざ使おうとした時に切らしていたら大変です。味付けはめんつゆ頼りという方は本当に困ってしまいますよね。でも、めんつゆは意外と家庭でも簡単に作れることはご存知でしたか？家庭に常備している材料であっという間にできます。

めんつゆの材料はとてもシンプルで、だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖だけでできています。どのご家庭にもある材料ばかりです。もともとめんつゆは、そばのつゆとして作られたもので、しょうゆ、みりん、砂糖を加熱して作られたかえしがベースです。このかえしを濃縮していつでも使えるようにしたものがめんつゆです。始めの頃は麺類のつゆくらいしか使い道がありませんでしたが、今やめんつゆの使い方は進化しています。

例えば、鶏の唐揚げの下味に使ったり、煮豚のつけ汁に使うと大さじを出してきて、調味料を入れて量って、という手間をかけずに簡単に作ることができます。炊き込みご飯や鮭の南蛮漬け、筑前煮などの家庭料理もめんつゆさえあれば簡単に味付けでき、いつでも同じ味に決まります。めんつゆは和食だけではなく、ラタトゥイユやピクルス、カレーなどの隠し味に入れると驚く程ご飯に合います。めんつゆは和洋あらゆる料理に大活躍です。

もし、めんつゆが家庭にない場合どうしたらよいのでしょうか？この後ご紹介するて手作りの代用めんつゆレシピを参考にしていただき作ると一番いいのですが、それでも材料がなかった場合の代用法をご紹介します。たとえば白だしやだし醤油があればめんつゆの代わりに使えます。濃縮タイプのものだと水で薄める必要がありますが、めんつゆの代用調味料としては十分役割を果たしてくれます。

あとはポン酢を使うのもひとつの手です。本来ならめんつゆを使って調味する鶏肉の煮物などは、ポン酢を代わりに使うとさっぱりと食べやすく、また酢の効果で柔らかく仕上げることができます。ただ、ポン酢の煮物は好き嫌いが分かれるところなので、やはりしょうゆ、みりん、砂糖の3大調味料が家庭にある場合は、手作り代用めんつゆがおすすめです！

おいしい料理は調味料から、と言いますが、おいしい調味料があれば手作りの代用めんつゆがぐんとおいしくなります。調味料は昔ながらの製法を守りながら、いい素材を使って無添加で作られた安心なものを選びたいものです。家庭で作るめんつゆにおすすめの調味料をご紹介します。

国産丸大豆100％で作られた「イチビキの無添加国産しょうゆ」は、原材料は大豆、小麦、食塩のみで作られた安心安全が魅力です。あっさりとしたくせのない味わいなので、どんな料理にも合います。だしの味などの繊細な風味を邪魔しないので、家庭でめんつゆを作る場合、とても適したしょうゆと言えます。無添加しょうゆの中では、価格も割とリーズナブルなので、家庭に常備しておくのがおすすめです。

おすすめのみりんはプロの料理人や、料理好きの間でも人気の本みりん「三河みりん」がおすすめです。少量使うだけでもコクのある甘味で、濃厚で深い味わいが出せます。そのままお酒として飲んでもとてもおいしいみりんです。なおみりんは甘味やうまみを加えたみりん風調味料ではなく、従来のもち米を使って作られた本みりんを選びましょう。本みりんとは仕上がりが全然異なります。購入するときに表示をよくチェックしてください。

お酒では白扇酒造で作られている「福来純純米料理酒」がイチオシです。国産の好適米を使って丁寧に仕込まれたお酒は、お酒本来の風合いを感じることができておいしいと評判です。スーパーの他、通販でも販売されています。お酒もみりんと同様に選ぶ時はは原材料がなるべくシンプルなものを選びましょう。無添加の料理酒は米、米こうじ、食塩だけでできています。水飴や醸造調味料などが入っている料理酒は避けたほうが賢明です。

一般的に売られているめんつゆは未開封の場合で半年～1年間は日持ちしますが、開封後は冷蔵保存でメーカーによっても異なりますが、3日～1週間以内に使いきることが推奨されています。意外と賞味期限が短いことに驚きます。めんつゆのタイプによっても賞味期限が異なっていて、希釈して使うタイプのめんつゆはストレートタイプのものよりも塩分が高いので保存期限は長めに設定されています。

一方、家庭で手作りした代用めんつゆは、保存状態や冷蔵庫の状態にもよりますが1～2週間は日持ちすることが多いです。ただし、雑菌などが入るとたちまち日持ちがしないので、清潔な容器で保存することを心がけ、早めに使い切るようにしましょう。

もし、めんつゆをたくさん使って余ってしまった場合は、冷凍保存が可能です。おすすめなのは製氷機で小分けに冷凍しておくと、使いたき時に必要な分だけキューブ状のめんつゆを使うことができるので、そのまま煮物やお鍋にぽんと入れるだけで使えて便利です。家庭で手作りした代用めんつゆでも、市販のめんつゆでも同様のやり方で冷凍保存できるので、食べきれないなと思ったときは早めに冷凍保存しておくと安心です。

家庭にある調味料を使って簡単に作れる代用めんつゆの作り方をご紹介します。材料はみりん75g、酒25g、砂糖大さじ1、顆粒だし小さじ1/2です。作り方は、みりんと酒を鍋に入れ、煮立ったらしょうゆと砂糖を加えます。全体を混ぜ合わせ、再び沸騰したら顆粒だしを加えて弱火にし、沸騰しないように5分加熱します。保存容器に移し、粗熱がとれたら完成です。

料理に色をつけたくない時に使う白だしを使って、めんつゆを作ることもできます。白だしは塩分が多いので、足りない甘味と香りづけのしょうゆを足してあげると、簡単にめんつゆを作ることができます。用意するものは白だし30cc、水100cc、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1です。作り方はとても簡単で、材料をすべて鍋に入れ、ひと煮立ちさせたら冷ますだけで完成です。甘口のめんつゆがお好みの場合は砂糖を少し足してください。

代用めんつゆは電子レンジを使っても簡単に作れます。暑い夏の日などは火を使うのも面倒なので、レンジを使うと時短にもなっておすすめです。材料はしょうゆ50cc、みりん50cc、水200cc、だしの素小さじ1です。作り方は、耐熱容器に調味料を全て入れ、600wのレンジで2～3分加熱します。よく混ぜるとできあがりです。薄めずに使うことが出来るので、そのまま調理に使えて便利です。多めに作った場合は冷凍保存も可能です！

かつお、昆布、干ししいたけのだしが香る本格的な手作りの代用めんつゆレシピです。おもてなしやハレの席などに使う場合、少し気合を入れて本格的なめんつゆを作ってみましょう。香り高いだしのめんつゆは、日本人でよかったと思うおいしさです。本格的とはいえ、家庭に常備している調味料で作ることができます。材料はしょうゆ100g、砂糖大さじ1、みりん75g、酒25g、削りかつお節5g、だし昆布10cm、干ししいたけ1枚です。

作り方は全ての材料を混ぜ合わせてひと晩置いておきます。鍋にひと晩置いた材料を入れ、沸騰直前まで煮立てて弱火で5分ほど加熱します。具をざるで漉して、保存容器に入れ粗熱を取ったらできあがりです。材料ひと晩寝かせるというひと手間がかかりますが、寝る前にやっておけば、あとは材料を全て煮立てるだけなので簡単に作れます。調味料は無添加のよいものを使うとおいしさが全然違います。ぜひお試しください！

食欲がないときや、ダイエット中にもおすすめの栄養満点のぶっかけうどんです。胃腸にやさしい大根おろしをたっぷりと入れて、さっぱりといただきます。材料は冷凍うどん1玉、豚バラ薄切り肉60g、半熟卵1個、大根おろし2cm分、万能ネギの小口切り1本分、めんつゆ、水各大さじ2、ポン酢大さじ2、ごま油小さじ2です。

作り方は、冷凍うどんを袋の表示通りに加熱し冷水でしめておきます。たっぷりの水を入れた鍋を強火にかけ、沸騰したら弱火にして豚バラ薄切り肉を入れてしゃぶしゃぶします。豚らバラ肉のの色が変わったら、めんつゆ、水、ポン酢、ごま油が入ったボウルに2～3「ふん漬け込みます。うどんの水気を切って器に盛り付け、半分に切った半熟卵、大根おろしを乗せ、つゆを回しかけた後ねぎをトッピングしたらできあがりです！

夏の家庭料理の定番といえばなすの揚げ浸しです。この料理を食べると夏を感じるという人の多い人気のメニューです。代用めんつゆだしの旨みをたっぷりと吸い込んだとろとろ触感のなすは、ご飯が最高に進むごちそうおかずです。お酒のアテにもぴったりなので、お父さんに出すと喜んでくれそうです！材料はなす2本、大根おろし、2cm分、水150cc、めんつゆ50cc、みりん大さじ1、生姜チューブ2cm、ごま油大さじ2です。

作り方はなすは、縦半分に切り斜めに切り込みを入れたら、長さを3等分に切ります。フライパンになすを並べ、なすの皮にしっかりとごま油を絡めながら焼きます。皮面を下にし、蓋をして中火にかけます。時々上下を返しながら5分蒸し焼きにします。なすに8割がた火が通ったら、水、めんつゆ、みりん、生姜チューブを加え再度ふたをし、弱火で5〜6分煮ます。

器に盛り、大根おろしを乗せ、刻んだねぎを散らしたら完成です。天かすを散らしても美味しいです！出来立てよりも少し時間をおいたほうが味が染み込んでおいしくなります！ このまま温かいうちに食べるもよし、夏は冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
 

代用めんつゆを隠し味に加えた和風キーマカレーはご飯との相性が抜群です！家庭によくある材料を使って簡単に作れるので、献立に困った時のお助けメニューとしても覚えておいて損はありません！材料は玉ねぎ1/2個、にんじん1/2個、にんにくひとかけ、生姜小さじ1、ひき肉100g、カレールー2ブロック、水200cc、めんつゆ大さじ1、サラダ油大さじ1、塩コショウ少々です。

作り方は、ねぎ、にんじん、にんにく、生姜をみじん切りに切り、玉ねぎとにんじんは電子レンジで3分加熱しておきます。フライパンに油を敷き、ひき肉と1を入れて中火で炒めます。ひき肉に火が通ったら弱火にして、カレールーをみじん切りにし、カレールーを入れて炒めながら、少しずつ水を入れて炒めます。仕上げにめんつゆ、塩コショウを入れて、コトコト煮詰めたら1時間寝かせて完成です！

味付けにしょうゆではなく、まろやかな味わいのめんつゆを使うことで風味よく仕上げたスパゲティです。家庭に常備してあるウィンナーやハムでも代用でます。作り方もとても簡単なので、子供にお手伝いしてもらうのも素敵です。材料はスパゲティ220g、しめじ1パック、生しいたけ2個、ピーマン1個、玉ねぎ1/4個、ベーコンの薄切り2枚、サラダ油大さじ1、めんつゆ大さじ2、バター20g、昆布茶小さじ2/3、塩こしょう少々です。

作り方は、しめじは石づきを取って小房に分け、しいたけは軸を切って細切りにします。ピーマンは縦半分に切って種とへたを取り、横に細切りに、玉ねぎは縦に薄切り、ベーコンは一枚を4等分に切っておきます。大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、スパゲティをゆでます。フライパンにサラダ油を入れて強火で熱し、ベーコンを入れて炒めたら、しめじ、しいたけ、ピーマン、玉ねぎを加え、そのまま強火で一気に炒め合わせます。

全体に油がなじんだら、鍋肌からめんつゆを入れてひと混ぜし、火を止めます。バターを加え、全体にからめるように手早く混ぜ合わせます。フライパンの向こう側に具を寄せ、フライパンをかるく手前に傾けて、あいたところにゆで上がったスパゲティ、昆布茶、塩、こしょうを加え、具のうまみが出た汁とからめたら完成です！

女子に人気のアボカドをめんつゆとわさびを使って和風に仕上げたコクのあるサラダです。アボカドの緑と、トマトの赤が華やかなので、パーティにもおすすめ！クリームチーズのこっくりとしたおいしさが絶妙に絡み合って、箸が止まらないおいしさです。材料はアボカド1個、クリームチーズ50g、プチトマト4個、めんつゆ大さじ1、わさび小さじ1、削りがつお適量です。

作り方は、アボカド・クリームチーズは2㎝の角切りにしておきます。ボウルにめんつゆ、わさびを混ぜ合わせ、アボカドとクリームチーズ、プチトマトを加え、和えます。器に盛り付け、削りがつおをのせたら完成です！

めんつゆが家庭でも簡単に作れることが分かったら、これからは焦ってスーパーに買いに走らなくてもすみますね！家庭に常備している調味料を使って作る、手作りの代用めんつゆは自分好みの味に調整できるだけでなく、余分な調味料や保存料を入れずに作れるので、家族に食べさせてあげる時も安心です。無添加で美味しいしょうゆやみりんなどの調味料も紹介しましたので、ぜひ手に入れてみてください！

また、めんつゆが家庭で作れるとなると、材料にこだわったオリジナルのめんつゆを作るのもおすすめです。出汁や調味料にこだわって、自分だけのオリジナルめんつゆを作ってみませんか？素材にこだわっためんつゆでいただく麺類やおかずの味はまた格別です！ぜひねんつゆを手作りして、健康的でおいしい食卓を作ってみませんか？