2022年06月14日公開
2024年06月15日更新
ココナッツミルクを保存する方法は?冷蔵・冷凍のケース別に紹介
ココナッツミルクを保存する方法を解説します。余ってしまったココナッツミルクの保存方法を、冷蔵と冷凍のケースに分けてまとめています。それぞれの日持ち期間や解凍方法も詳しく説明!ココナッツミルクを使い切りたいときに活躍する、おすすめの簡単レシピも紹介します。
目次
ココナッツミルクの保存方法を紹介
ココナッツミルクはヤシの実から取れる食材で、主にタイ料理やインド料理に使われます。日本でもスイーツや料理に使われますが、使い切れずに余ることもあるでしょう。余ってしまったココナッツミルクは、正しく保存することが大事です。
本記事では、余ったココナッツミルクの保存方法や日持ち期間を、解説します。ココナッツミルクを使い切りたいときに利用できる、簡単なおすすめレシピも紹介します。
ココナッツミルクを冷蔵で保存する方法
冷蔵で保存する方法
ココナッツミルクには、缶詰めになっている商品もあります。缶のままで保存すると、酸化しやすくなってしまいます。缶詰めのココナッツミルクが余った場合は、他の保存容器に入れ替えて保存しましょう。ジップロックなど、ジッパー付きの保存袋でもOKです。
保存袋に入れる場合は、空気を抜いてから封をしてください。紙パックの商品の場合は、そのまま冷蔵庫で保存しても大丈夫です。ただし開封後は、できるだけ酸素に触れないように、ラップをかけておきましょう。
ラップをかけなくても、注ぎ口をクリップでしっかり閉じて保存することもできます。残るのがわかっているときは、注ぎ口をできるだけ小さく開けるのがおすすめです。冷蔵庫で保存した場合の日持ち期間は、約2〜3日です。
ココナッツミルクが腐っているかの見分け方
ココナッツミルクは腐ると、表面に膜が張ってきます。また、トロリとして粘度が高くなったり、糸を引くようなこともあります。これらの状態になっていたら、すでに腐っていると判断しましょう。
また、見た目に異常がなくても、酸っぱいにおいがするときは要注意です。酸っぱいにおいがするときは、ココナッツミルクの中で雑菌が繁殖しています。少しでもにおいが変だと感じたら、すぐに捨てるようにしましょう。
ココナッツミルクは雑菌が繁殖しやすく、油分も高いため風味も落ちやすい傾向があります。ココナッツミルクを使用する際に、糸を引くような粘り気のあるとろみや、酸っぱい臭いがしたら速やかに処分しましょう。
ココナッツミルクを冷凍で保存する方法
冷凍で保存する方法①製氷皿を使う
ココナッツミルクを小分けに冷凍したいときは、製氷皿を使うのがおすすめです。よく混ぜたココナッツミルクを製氷皿に流し入れて、フタをして冷凍庫に入れましょう。フタがない場合は、ラップで代用してもかまいません。
完全に凍ったら取り出し、保存袋に入れましょう。空気を抜いて封をして、再び冷凍庫に入れればOKです。製氷皿を使って冷凍すると、少量だけ使いたいときに、すぐに使うことができます。冷凍した場合の日持ち期間は、約1ヶ月です。
冷凍で保存する方法②ジップロックを使う
ココナッツミルクは、ジップロックを使って保存することも可能です。製氷皿で保存するときと同じく、まずはココナッツミルクをしっかりと混ぜておきましょう。混ぜたらジップロックに入れて、空気を抜いて封をします。
封をしたらジップロックを平らにして、薄くなるように凍らせましょう。薄い状態で冷凍することで、必要な分だけ折って使うことができます。ジップロックで冷凍した場合の日持ち期間も、製氷皿を使ったときと同じく1ヶ月程度です。
解凍方法①冷蔵庫で自然解凍する
特に急ぎでない場合は、冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。冷蔵庫での自然解凍であれば、使い忘れてしまっても、すぐに腐ることがありません。製氷機のキューブ1個分の場合、1時間程度で解凍することができます。
解凍方法②電子レンジで加熱する
自然解凍する時間がないときは、電子レンジで加熱しましょう。電子レンジの加熱時間は、製氷皿のキューブ1個分で10〜20秒が目安です。量が多い場合は一度20秒ほど温め、全体を混ぜてからさらに20秒加熱します。
それでも溶け切らなければ、完全に解凍するまで同じ工程を繰り返してください。レンジで解凍したココナッツミルクは、雑菌が繁殖しやすくなります。解凍したら、すぐに料理に使うようにしましょう。
ココナッツミルクを使い切るおすすめのレシピ
ココナッツチキンカレー
【材料】(1人分)
- ご飯 1人分
- 油 20cc
- 玉ねぎ 100g
- にんにく 5g
- 生姜 5g
- トマト 30g
- カレー粉 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/2
- 鶏肉 130g
- ココナッツミルク70cc
- 水 60cc
- ハーブ 適量
- ブラックペッパー 適量
【作り方】
- 鶏肉はひと口大に切っておきます。
- 玉ねぎをみじん切りにします。
- フライパンに油と2を入れて、飴色になるまで炒めます。
- 生姜とにんにくを加えて炒めます。
- トマトを加え、水分が飛ぶまで炒めます。
- 一度火を止め、塩とカレー粉を加えます。
- 再び火をつけて1分ほど炒めたら、鶏肉を入れて軽く混ぜ合わせます。
- 水とココナッツミルクを加えて混ぜ、弱火で10分煮込みます。
- 皿にご飯と8を盛りつけ、ハーブとブラックペッパーをかけたら完成です。
ココナッツミルクを使うと、まるでお店のような本格的なカレーが楽しめます。スパイシーなカレーの味を、ココナッツミルクがまろやかにしてくれます。
美味しく作るポイントは、玉ねぎを飴色になるまで炒めることです。先にレンジで加熱しておくと、炒める時間を減らすことができます。
さつまいもとココナッツミルクのポタージュ
【材料】
- さつまいも 400g
- 玉ねぎ 1/4個
- 水 600cc
- ココナッツミルク 150g
- ジンジャーパウダー 少々
- 七味唐辛子 少々
- 塩 適量
- コショウ 適量
- オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
- さつまいもは輪切りにし、玉ねぎはみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、さつまいもの順に炒めます。
- 塩コショウで下味をつけます。
- 水を加えて沸騰させ、落し蓋をして10分ほど煮込みます。
- ジンジャーパウダーを加えて混ぜます。
- 5をミキサーで撹拌し、フライパンに戻します。
- 泡立てたココナッツミルクを加えて混ぜ、火にかけて沸騰させます。
- 器に盛りつけ、七味唐辛子をかけたら完成です。
さつまいもとココナッツミルクを使った、濃厚なポタージュのレシピです。砂糖は一切使わず、素材の味だけで甘さを出しています。甘い中にもピリッとした辛さがあり、飲んでいても飽きることがありません。
子どもが食べる場合は、ジンジャーパウダーや唐辛子を抜いてもOKです。ココナッツミルクを泡立ててから加えることで、さらにトロリとした食感に仕上がります。
ココナッツミルクを上手に保存して使い切ろう
開封後のココナッツミルクは、それほど日持ちしません。冷蔵庫でも2〜3日しか持たないため、冷凍で保存するのがおすすめです。冷凍保存しておけば、1ヶ月程度は日持ちさせることができます。
凍ったココナッツミルクは、解凍して使えますが、凍ったままスープなどに利用することも可能です。余ってしまったココナッツミルクは正しく保存して、最後まで美味しく使い切りましょう。