みりん干しの作り方は？基本レシピやおすすめのアレンジメニューも

「みりん干しはスーパーで買うもの」と思っている方も多いですが、実は家でも簡単に作ることができます。本記事では、みりん干しの作り方やポイント、焼き方のコツをわかりやすく解説していきます。おすすめのアレンジレシピも紹介するので、日々の献立に役立ててください。

手に入れやすい、いわしを使ったみりん干しの作り方を取り上げます。材料はいわし、しょうゆ、みりん、ごまです。いわしは腹から開いて中骨や腹骨を取り、全体に塩をふります。10分程度置いたら臭み成分を含んだ水分が上がってくるので、しっかり水洗いしましょう。

水気を拭き取ってバットに入れ、1：1で合わせたしょうゆとみりんを流し入れてください。途中で何度か裏返して2時間ほど漬け込み、たれを拭き取ってからごまをかけます。あとは風通しの良い日陰で2～3時間干したら出来上がりです。

美味しいみりん干しを作るコツは、できるだけ新鮮な魚を使うということです。魚は足が早く、日が経つごとに風味が落ちていくので、できるだけ新鮮なものを使用しましょう。

漬け込む時間は魚の大きさによって変えてください。大きな魚や脂の多い魚の場合は、漬け込み時間を伸ばすことが必要です。天日干しの時間も、魚の大きさやお好みの食感によって適宜調整しましょう。

みりん干しはタレに漬け込んでいるため、焼き方が難しい魚です。焦がさずに上手に焼くためには、フライパンで焼くのがおすすめです。フライパンの上にクッキングシートを敷き、身の方から焼いていきます。焼き上がりもくっつきにくく、きれいに仕上がります。焦げないように火加減は弱火をキープしましょう。

魚焼きグリルで焼く場合は、網に身がくっつかないように、油または酢を塗っておきましょう。火加減はフライパンと同様に弱火で、焦がさないように注意しながら焼いてください。

【材料】

• 鯖(さば) 4切
• Aみりん 50ml
• Aしょうゆ 大さじ2
• 白いりごま 適量

1. さばは塩をまぶして5分おき、水気を拭き取ります。
2. バットにさばを入れ、材料Aを混ぜ合わせて加えます。
3. 何度か上下を返しながら1〜2時間漬けます。
4. キッチンペーパーでさばの汁気を軽く拭き取ります。
5. ざる等に並べてごまをふり、天日で2時間干したら完成です。

魚の切り身を使えば、手軽にみりん干しを作ることができます。こちらのレシピではさばを使っていますが、あじやブリで作っても美味しいです。作ったみりん干しは、冷蔵庫で2～3日保存可能です。

【材料】

• さんま 3匹
• 水 2カップ
• 塩 小さじ2
• Aみりん 大さじ2
• Aしょうゆ 大さじ3
• A酒 大さじ2
• A砂糖 小さじ2
• 白いりごま 適量

1. さんまは頭を切り落として開き、骨と内蔵を取り除きます。
2. 水に塩を入れ、10分浸します。
3. 水気を拭き取り、材料Aを合わせた調味液に入れて3～4時間漬け込みます。
4. ごまをふって、干物網にのせ、4～5時間干したら完成です。

さんまで作るみりん干しのアレンジレシピです。ほんのり甘くて香ばしく、塩焼きとは違った美味しさを発見できます。天気が悪い日や干物網がない場合は、バットに広げて冷蔵庫でひと晩寝かせましょう。

お手頃価格の小さばは、みりん干しにしておくと保存できて便利です。こちらのレシピでは、酒、醤油、みりんを1：1：1で漬け込みます。小さばは背開きでも三枚おろしでもどちらでも構いません。脂が身に凝縮されているので、食べ応えがあり、ご飯のおかずにもぴったりです。

みりん干しの基本的な作り方と、アレンジレシピを紹介しました。調味液に漬け込んで干すだけでできるので、初めての方でも意外と簡単に作れます。魚が大量に手に入った時や、食べきれない時は、みりん干し作りにチャレンジしてみましょう。