2019年02月15日公開
2024年09月04日更新
西洋野菜ルタバガ(スウェーデンカブ)とは?おすすめの食べ方や味など!
ルタバガという野菜食材を知っていますか?スウェーデンカブとも呼ばれている西洋野菜で、日本では残念ながらあまり知られていません。しかし、ルタバガの味はとても美味しく、ポテトの代用のような形で使用することができます。ルタバガには栄養もぎっしり含まれていて体にも良い、今おすすめの食材です。ルタバガ(スウェーデンカブ)を使用する食べ方や調理レシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
西洋野菜ルタバガ(スウェーデンカブ)について
どんな野菜?
ルタバガという野菜を知っていますか?ルタバガとは、スウェーデンが原産で、スウェーデンカブとも親しまれている野菜です。北欧の方からロシアにかけて、幅広く栽培されていて、スコットランドやイギリスや北米にまで広まっていった野菜です。実は、日本にも明治時代には伝わっていたのですが、当時日本のカブの方が美味しく感じられ、あまり人気が出ず広まらなかったと言われています。
出典: http://noupro.jp
味はカブみたい?
スウェーデンカブという名前から、一見カブと味が似ているのかと思いますが、実はカブとは違う野菜として捉えた方が良さそうです。カブというよりはポテトの方が近いような気がします。カブとは違う美味しさがあります。食べたことが無い方も多いでしょうが、ぜひ挑戦してみてください。
日持ちする?
野菜はどれくらい日持ちするのか気になるものです。気になるルタバガ(スウェーデンカブ)は、とても日持ちします。非常に長持ちする野菜で、乾燥だけしないように、ラップで包んで冷蔵庫に入れておくだけで、1ヶ月くらいは持ちます。さらに、冷蔵庫ではなく、凍らない程度の0度くらいの場所で貯蔵すると、約4ヶ月ほども日持ちすると言われています。
西洋野菜ルタバガの食べ方
葉っぱはふりかけにしてみよう
ここからは、ルタバガの食べ方について紹介していきます。ルタバガの葉っぱは絶妙な美味しさでおすすめです。ルタバガの葉っぱはまず、しおれてしまう前に切り落としてください。そして悪くならないうちにすぐに料理しましょう。かぶや大根の葉っぱのように、美味しく調理でき、その中でもふりかけがおすすめです。ちりめんじゃこや鰹節とともにご飯の上にかけて食べると、ハマること間違いなしです。
ポテトのような食べ方がおすすめ
ルタバガはポテトに似ているので、マッシュポテトのように、マッシュにして食べることもできます。また、ルタバガはフレンチフライポテトにもできます。見た目はポテトにそっくりだけれど、いざ食べてみるとポテトとはひと味違う美味しさがあります。さらに、日本食の肉じゃがにも、ジャガイモの代わりとして入れることもおすすめです。
生でも加熱調理でも食べ方が豊富
このように、ルタバガには様々な食べ方があり、幅広く調理することができます。生で食べても良し、加熱しても良し、今まで使用していた野菜の代替として、ルタバガを取り入れてみて下さい。根塊以外にも葉っぱまで美味しく余すことなく頂けるのは嬉しいです。いろいろな食べ方で、新たな美味しさを発見できることでしょう。次にルタバガを使用したレシピを詳しく紹介していきます。
西洋野菜ルタバガのおすすめレシピ
これから、ルタバガという食材を使ってできる、おすすめレシピを紹介していきます。あまり手の込んだものはなく、簡単に作ることができるでしょう。食べたことが無い人は、このレシピでなんとなくルタバガの味を想像できることでしょう。3種類紹介しますが、どれも美味しいおすすめのレシピなのでぜひ参考にしてみてください。もっと知りたいという方は、ご自身で調べてみると他にも多くのレシピを知ることができ楽しいでしょう。
バーニャカウダ
- にんにく1個
- 牛乳適量
- アンチョビ25g
- オリーブオイルカップ1/2
- ルタバガすきなだけ
- にんにくを縦半分に切って、芯を除きます。そしてそのにんにくを鍋に入れます。
- 牛乳と水をだいたい同量ずつ、にんにくが鍋で浸るくらいまで加えます。
- 15分ほど弱火で煮ていきます。目安としては、竹串がにんにくにスッとと通るようになら程度です。それくらいになったら、にんにくをざるに上げます。
- そのにんにくをまな板で押しつぶしていき、ペースト状にします。そこにアンチョビを混ぜ合わせます。
- 鍋にその混ぜ合わせたものを入れて、オリーブ油を加えます。弱火で煮ていきます。これでバーニャカウダソースの出来上がりです。
- 最後にルタバガの皮をむいて、好きな大きさに切ります。
- 切ったルタバガをソースに付けて食べれば、バーニャカウダの完成です。
フレンチフライ
- ルタバガ2個
- オリーブオイル大さじ2
- 塩、胡椒適量
- チリガーリックパウダー適量
- パルメザンチーず適量
- オーブンを予熱220℃で温めておきます。
- ルタバガの皮を向いて、お好みの太さにカットしてください。
- オーブンシートの上に千切りにしたルタバガを並べて、オリーブオイルとその他全ての調味料をふりかけます。この時、味付けが均一になるようにまんべんなくしてください。
- オーブンで30分ほど焼きます。その後オーブンから取り出して、削られたパルメザンチーズをふりかけます。これで完成です。
スウェーデン式マッシュ
- ルタバガ2個
- 塩適量
- 粗挽き黒胡椒少々
出典: http://noupro.jp
- 最初にルタバガの皮をむいて、サイコロ状に切っていきます。
- 次に、鍋にひたひたの水を注いで、そこにルタバガをサッと入れます。この時、水に適量の塩を入れて、火に掛けていきます。沸騰し始めたら、弱火にして煮ます。
- 煮ていくと、15分から20分ほどでルタバガが柔らかくなるので、水を切って鍋から取り出します。鍋から取り出してボールに移し替えて、マッシュになるまで潰していきます。
- 最後にお皿に盛りつけて、粗挽き黒胡椒を上に振りかけて、完成です。
西洋野菜ルタバガの栄養は?
ビタミンCが豊富
ルタバガは栄養豊富です。ルタバガをカットしてみると、ジャガイモのように断面が黄色くて、まさに栄養がたっぷり詰まっていそうです。実際その通りで、ルタバガには、たくさんの栄養素が含まれています。まずルタバガにはビタミンが豊富です。ビタミンCやビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6など、多くあります。
特にその中でも、ルタバガにはビタミンCがとても多く含まれています。食事でしっかりビタミンCを摂取したいと思う方に、ぴったりの食材となっています。ビタミンCは、皮膚や粘膜を健康に維持するのに役立っていたり、ストレスに抵抗する力を強めたり、鉄の吸収力を良くしてくれたりもします。さらには動脈硬化や心疾患などを予防することも期待できるとのことです。ビタミンCをとると、体に良いことばかりです。
食物繊維
ビタミン以外にも、さらにルタバガには食物繊維も豊富な含まれています。ビタミンCと並び、食物繊維は特に多く含まれていると言われています。食物繊維は、腸の調子があまり良くない方など、ルタバガを食べることによって、体の不調を改善できるでしょう。また最近では、食物繊維は心筋梗塞や糖尿病や肥満等の生活習慣病になるのを防ぐ働きもあると言われています。
カリウムやカルシウム
ルタバガには、カリウムやカルシウムもバランス良く、豊富にふくまれています。ルタバガは、あまり知られていない野菜ですが、栄養を多く含まれていることがわかります。こんなにも栄養がたくさん詰まっていて、さらにいろんな料理に使用でき、美味しいとなると、手にとってみたくなることでしょう。
西洋野菜ルタバガの選び方や保存方法
選び方
良いルタバガを選ぶポイントは、ふっくらとしていて丸みがあって、さらに表面にひび割れだったり傷等が見当たらない物を選ぶことです。長期保存されているルタバガは、葉柄がすでに切り落とされていて、根塊部分だけになっています。逆に新鮮なものは、葉が付いた状態で売られていることが多いです。スーパー等でルタバガを見つけた際は、葉っぱを目安に選んでみてはいかがでしょうか?
冷蔵保存の場合
ルタバガを冷蔵で保存したい場合、普通の野菜と同じように、乾燥しないようにラップなどで包んで冷蔵庫の野菜室に入れれば大丈夫です。普通の野菜よりも冷蔵で保存できる日数は比較的長いので、急いで使うことなく、使用することができるでしょう。
冷凍保存の場合
ルタバガは冷凍保存もすることができます。冷凍保存をしたい場合は、ルタバガを使いやすい大きさにあらかじめ切っておき、さっと下茹でをしてから冷凍するようにしてください。そしてそのあとに、冷凍したルタバガを保存バッグ等の密封容器に入れて冷凍をすると、冷凍ストックすることができます。長持ちさせたい場合は、このように保存すると良いでしょう。
西洋野菜ルタバガ(スウェーデンカブ)をポテトの代わりにして使ってみよう!
ルタバガという野菜食材について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?なかなか耳にすることのない食材ですが、日本以外では親しまれていて、なんと日本料理にも合う、これから試したい野菜食材の一つです。分かりやすく言うとポテトの代わりのような、代用することができる食材です。美味しさだけでなく、ルタバガは栄養もしっかり摂ることができるので、ぜひ見かけた際は、紹介したレシピを参考に調理して頂ければと思います。