無印良品の小屋の販売価格と間取り図は?トイレやお風呂は?
シンプルな雑貨やインテリアなどで有名な無印良品ですが、実は小屋も販売していた事は知っていましたか?小屋の広さやインフラ、どのような場所に建っているのか、など『無印良品の小屋』の気になるポイントを一緒にチェックしてみましょう!
目次
小屋が密かなブーム!?
今、小屋が密かなブームとなっている事は知っていますか?引っ越したいわけでもなく、別荘も持ちたいわけでもない。『自分だけの趣味の時間が欲しい』『非日常感を味わいたい』など、様々な理由で小屋を持つ人が増えてきており、テレビなどで特集されることも多くなってきました。そんな話題の小屋を調査しました!
どうやら家とは違う、コンパクトなスペースに魅力を感じている人が多いようです。中には、販売している物を買うのではなく、自分の手で小屋を建ててしまう方まで居ます。多くの人が憧れを持つ小屋ですが、一体どのような魅力があるのでしょうか?
無印良品の小屋ってどんなもの?
無印良品というと雑貨などの小物や、インテリアなどを販売しているイメージがどうしても強いので、いきなり『小屋』と言われてもピンと来ないかもしれません。しかし、無印良品は『無印良品の家』という商品も既に販売しており、全国にモデルハウスもあります。それでは、はたして無印良品が販売している小屋とは、一体どのような物なのでしょうか?間取り図も気になります。
無印良品の小屋のサイズはコンパクトだけど狭くない
間取り図を見ると、小屋の中の広さは約9平方メートル。決して広い訳ではありませんが、屋根の傾斜をつけることで数人でもくつろげる広さを実現させました。コンパクト、だけれど窮屈では無いという小屋としては最適なサイズなのかもしれません。
無印良品らしいシンプルかつ『自分らしい小屋』
小屋は木造建築になっており、使用されている木材は全て国産の物。外壁は『焼杉』という手法が用いられ、強度もしっかり高めてあります。『焼杉』とは強度を高めるために杉板を焦がす手法の事で、造船業で古くから使われてきました。塗装にはない美しい黒色を出せるのも特徴です。そして、仕上げにオイルステインを塗ることで、防腐性、耐久性も高められています。
内装は、無印良品らしく非常にシンプルになっています。内壁はあえて無塗装になっているので、自分の好きなように変えてしまう事が可能です。自分の好きな色を塗ったり、壁にインテリアを自分好みに配置したりと、思いのままに楽しむことが出来ます。床もモルタルになっているので、改装がしやすくなっています。土間のように気兼ねなく使える点も嬉しいポイントです。
基礎にはベタ基礎を採用しています。ベタ基礎とは床板一面を鉄筋コンクリートで支える作りになっており、強度を増すことが出来る基礎のことです。強度だけでなく、地面からの湿気を守ってくれるのも頼もしいです。自分好みの床板やカーペットなどを敷いて楽しみましょう。
無印良品の小屋の間取り図をチェックしよう
上の欄でも説明した通り、やはり小屋ですので間取り図によると屋内9.1平方メートル、縁側3.1平方メートルがあるだけのシンプルな作りです。しかし、もし小屋の間取りが家や別荘ほどきちんとした間取りの物だと、小屋を選んだ意味は弱くなってしまいます。
実際、小屋の購入を決めた人の中には『日常とは別のコンパクトな暮らし』を求めて購入する人も居ます。中には、ゆったり読書をする場所が欲しいとか、ただただのんびりしたい、という人など。そういう人にとって、このコンパクトな間取りの小屋は落ち着けるので、おすすめです。
コンパクトな間取りで販売しているけど困ることは無い?
コンパクトな間取り図は意図して設計された物、という事は分かりましたが、困ることは無いのでしょうか?例えば、トイレやお風呂があるかどうかです。日常生活を送る上では欠かせない物ですので、チェックしていきましょう。
無印良品の小屋にトイレやお風呂はある?
販売されている小屋の、間取り図を見る限り部屋と縁側しか見当たりません。無印良品の小屋にはトイレもお風呂も付いていないので、この小屋の中に初期の状態でずっと住むのは少々厳しいのかもしれません。また、浄化槽などの設置などを個人で一から設置するとしても、価格は決して低く無いので躊躇してしまいます。しかしご安心を。無印良品の小屋には、きちんとトイレ、お風呂が使えるタイプがあるのです。
トイレやお風呂が使える無印良品の小屋がある?
グラスドロップの移転先、シラハマ校舎についての記事。こちらは建築関連サイトSuMiKaに掲載されているものです。https://t.co/8z2Jn6igUt
— グラスドロップ@シラハマ校舎 (@glassdrop_boso) March 5, 2018
千葉県の白浜町にある「シラハマ校舎」という場所に無印良品の小屋が建っています。「シラハマ校舎」とは、実際に学校として使われていた廃校舎を活用した建物で、その校舎の校庭エリアに建てられている無印良品の小屋を借りられる、という訳です。
画像はイメージですが、校庭エリアに小屋があり、校舎内の共有スペースを自由に使えます。校舎内の共有スペースにはもちろんトイレもありますし、シャワールームにランドリー、キッチンと生活に必要なインフラはここで揃っています!地元野菜を使った料理が楽しめるレストランもあるので、地産地消の美味しいメニューを頂くことも出来ます。
昨日食べたシーフードカレーが美味しかったなぁー。やっぱ海老がいいすね、海老。サツマイモに見えるのはスウィートポテトでした。イチジクのケーキも食べました。#シラハマ校舎 #南房総 pic.twitter.com/CRUPiSHqBS
— スキャット後藤 (@scatgoto) November 24, 2017
小屋の中にトイレやお風呂が付いているわけではありませんが、トイレやお風呂などのインフラ設備を共有部分に集約したことで、一つ一つの小屋の小屋の価格を下げる事ができ、シンプルな間取りの小屋を作ることが出来ているのです。
無印良品の小屋って価格はいくら位するの?
価格は、一番安い標準仕様で300万円となっています。断熱仕様になると336万2千円、防犯仕様になると329万円となります。(材料費・施工費を合わせた税込み価格)それと、事前調査の価格が6万円、地耐力調査11万円、測量・配置に17万円かかります。
お好みでオプションを付けることも出来ます。価格と種類を書いていくと、『シーリング照明用電源、スイッチ23000円』『コンセント(2口・2か所)23000円』『エアコン用コンセント40000円』『給排気口44000円』などです。
『網戸(引き戸・小窓セット)31000円』『壁面の断熱材97000円』となります。コンセントや給排気口のオプションを選ぶと、分電盤の設置も必要になり68000円が掛かります。よく考えてタイプ、オプションなどを選びましょう。小屋までの電力供給工事も実費になりますので、注意してください。
無印良品の小屋に泊まってみたい!
「購入するにはハードルが高いけど、一度泊まってみたい」とか「どういうものか泊まって確かめてみたい」という方も居るでしょう。実は、無印良品の小屋に泊まれる施設があります。
無印良品の小屋に泊まろう!
群馬県嬬恋村には、無印良品のキャンプ場があります。そこに4棟の無印良品の小屋が建っているのですが、そこを宿泊施設として利用出来るのです。特産物としてキャベツが有名な嬬恋村で、自然を感じつつ無印良品の小屋に泊まることが出来ます。
キャンプ場の無印良品の小屋にはどんなものが揃っているの?
キャンプ場の無印良品の小屋は宿泊施設になっているので、あらかじめインテリアは備え付けられています。『ベッド・脚付マットレス1台』、『キャンピングベッド3台』、『シュラフ4』、『無垢材ベンチオーク材』、『ポリプロピレン頑丈収納ボックス』、『LED持ち運びできるあかり』が部屋にそろっており、キャンピングベッドはベンチとしても使えます。
エクステリアは、『焚き火台』、『ベースプレート』、『タープ』、『ウィングポール280㎝』が付いており、ウッドデッキの上でたき火をして楽しむことも出来ます。キッチン用具、アメニティなどはありませんので持参しましょう!
追加料金を支払えば、『ランタンハンガー』、『フィールドキッチンテーブル』、『バーベキューグリル』の3点セットもレンタル可能です。価格は税込みで2052円となっています。バーベキューも楽しみたい!という方はこちらをおすすめします。
キャンプ場の無印良品の小屋にはトイレはあるの?
やっぱり気になるのはトイレです。間取り図は他の物とほぼ同じなので、他の小屋同様に小屋自体にはトイレはありませんがご安心を。隣接するAエリアにサニタリー棟1番というところがあり、そこが水場、トイレとなっているのでそこを使用することが可能です。着いたら、まず場所をチェックしておきましょう。
無印商品の小屋でコンパクトな暮らしを
いかがでしたか?価格が高い商品ですので欲しいからすぐ買う、という訳にはいかないかもしれませんが、シンプルな間取りで落ち着いて過ごせそうです。気になった方は、まず嬬恋村などのキャンプ場で宿泊体験をしてみてから考えてみてはいかがでしょうか?