冷凍うどんはレンジ解凍が楽！解凍方法・時間やおすすめレシピなど解説

手軽に調理できる冷凍うどんは、忙しい日やキッチンに立つのが億劫な日に大活躍のお手軽食材です。そんな冷凍うどんをさらに簡単に調理したい方におすすめなのがレンジ解凍です。本記事ではレンジを使って冷凍うどんを解凍する方法や注意点、そしておすすめレシピなどをまとめました。簡単に美味しく冷凍うどんを食べましょう！

冷凍うどんを鍋で調理する時は、鍋に水を入れて沸騰させて茹でなくてはなりません。しかしこの方法だと、水が沸騰するまで待つ時間がかかり、吹きこぼれないように見張っておく必要があります。少しでも調理時間を短くしたい方にとっては、時間と手間が掛かるのがネックです。

ところが冷凍うどんをレンジで解凍すると、それらの手間が一切かかりません。お湯を用意する必要もなく、鍋も汚れないので、後片付けも楽です。ここでは時短調理をしたい方に知っておいて欲しい冷凍うどんのレンジ解凍方法を詳しく紹介します。

1. 耐熱皿に冷凍うどんを袋から出し、ラップをします。
2. 600wの電子レンジで2分半～3分加熱します。
3. 加熱終了後皿を取り出し、流水で締めて水気を切ったら完成です。

冷凍うどんをレンジで解凍するときは、解凍モードではなく加熱モードで調理してください。1袋の解凍時間は2分半～3分半が目安ですが、商品によって異なりますのでパッケージをチェックしてください。また冷凍うどんの中には袋ごとレンジにかけられる商品もあります。こちらも解凍する前に確認しておきましょう。

冷凍うどん2玉を一度に解凍することもできます。1玉解凍する時と同様に耐熱うどんを耐熱皿に並べ、600wで5分加熱してください。この時の注意点としては、冷凍うどんが重ならないように並べることです。重なっていると加熱にムラがでるので気をつけましょう。

手軽で美味しい冷凍うどんですが、解凍方法を間違えると美味しさが損なわれることもあります。冷凍うどんを美味しく解凍して調理するために、覚えておいて欲しい注意点を紹介します。

冷凍うどんは常温で解凍したくなりますが、これはNGです。冷凍うどんを常温に置いて自然解凍すると、麺の表面からじんわりと解凍が進み、時間がかかって全体的に麺がのびた状態になります。これによって冷凍うどん本来のコシが失われてしまい、口当たりも悪くなってしまいます。そのため常温に放置して解凍するのは、避けましょう。

夏には冷やしうどんやざるうどんが食べたくなりますが、その際の流水解凍はおすすめできません。冷凍うどんを流水解凍すると、自然解凍の時と同様に時間がかかり、コシや食感が悪くなってしまいます。冷やしうどんが食べたい方は、レンジの加熱モードで解凍した後で流水や氷水で冷やして締めるようにしてください。

ただし冷凍うどんの中には流水解凍できる商品も販売されています。パッケージに記載されていますのでチェックしてみてください。

レンジで解凍したうどんが余ってしまった際、再び冷凍するのはNGです。家庭用冷凍庫は急速冷凍できる業務用のものとは異なり、完全に冷凍するまで長い時間がかかり、食感が悪くなってしまいます。そのため冷凍うどんは食べきれる分だけ解凍し、一度解凍したものはすぐに食べるようにして下さい。

レンジで解凍した冷凍うどんを一番手軽に食べたいなら、トッピングをプラスするのがおすすめです。合わせるトッピングによってさまざまな味わいが楽しめるので、試してみてください。

冷凍うどんをあっさり食べたい方には大根おろしがおすすめです。さっぱりとした味わいで、食欲がない日でもするすると食べることができます。大根おろしには美しい肌を保ったり、免疫力を高めるビタミンC、血圧を下げるビタミンP、むくみを解消するカリウムなどが含まれ、栄養も満点です。

胃腸の働きを助け、消化を促進するジアスターゼも含まれているので、胃もたれしがちな方にもぴったりです。大根おろしを作る際は甘味の強い上の部分で作りましょう。冷凍うどんを解凍したあとにたっぷりの大根おろしをトッピングし、めんつゆを回しかけるだけで、あっという間にひと皿完成します。

冷凍うどんはどうしてもあっさりとしているため、食べ盛りの子供や、お腹がペコペコの男性には物足りなく感じることもあります。そんな時はボリュームのある天ぷらをトッピングしてみてはいかがでしょうか？人気のエビやイカ、さつまいも、かぼちゃのほか、かき揚げなども美味しいです。

テーブルに天ぷらをいくつか並べ、好きなものをトッピングしてもらうのも楽しいでしょう。自宅で天ぷらを揚げるのが面倒な方は、惣菜や冷凍食品を上手に活用して下さい。

手軽に栄養を補いたいなら、温泉卵のトッピングもおすすめです。卵には体の基礎を造るタンパク質や、記憶力を高めるレシチン、免疫力を高めるリゾチームなどの栄養がバランスよく含まれる完全栄養食品と言われています。あらかじめ温泉卵として売られている商品を購入しておけば、冷凍うどんに乗せるだけですぐに食べることができます。

とろっとした食感の温泉卵を冷凍うどんに絡めて頂くのは最高です。だし醤油やめんつゆをひと回しかけて、つるりと頂きましょう！

意外かもしれませんが、冷凍うどんにキムチのトッピングもよく合います。キムチには胃腸の粘膜を刺激して消化液を分泌させるカプサイシンや、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、アミノ酸、整腸作用のある乳酸菌などが含まれているため、栄養面も優れています。

ちなみにキムチに含まれる乳酸菌は加熱すると死んでしまうので、生のまま食べるのがおすすめです。レンジで解凍した冷凍うどんに、食べやすい大きさにカットしたキムチを乗せれば準備OKです。

ぴりっとした辛さで食が進みます。キムチは白菜や大根、きゅうりなどどんなものでも構いませんので、お好みでトッピングしてください。

冷凍うどんに最近ブームの缶詰をトッピングするのもおすすめです。定番のツナのほか、サバやいわし、さんま、焼き鳥缶などの缶詰を乗せても美味しいですし、コーンをマヨネーズで和えたものをトッピングすると子供も喜んでくれます。またタイカレーの缶詰を温めて冷凍うどんにトッピングすると、エスニック風料理が簡単に完成します。

缶詰は種類豊富で、日持ちがするので安い時にまとめて買ってストックしておくと便利です。最近缶詰のバリエーションがますます増えているので、スーパーやコンビニでチェックしてみてください。

冷凍うどんにちょっとひと手間かけると、さらに美味しくいただくことができます。ここではレンジで解凍した冷凍うどんのおすすめアレンジレシピを紹介します。簡単なレシピばかり集めたので、料理が苦手な方も気軽にチャレンジしてみてください。

【材料】

• 冷凍うどん 2玉
• 水 600ml
• 豚バラ肉 (薄切り) 120g
• 長ねぎの青い部分 30g
• 生姜 (皮付き) 10g
• Aしょうゆ 大さじ1
• A料理酒 小さじ2
• Aみりん 小さじ2
• A粒和風だし 小さじ2
• 紅しょうが 10g
• 小ねぎの小口切り 適量

1. 生姜は薄切りにします。
2. 豚バラ肉は3等分に切ります。
3. 鍋に水、材料A、(1)、長ねぎの青い部分を入れて中火にかけます。
4. 沸騰してきたら、(2)を広げて入れ、火が通ったら取り出します。
5. 生姜と長ねぎの青い部分も取り出します。
6. 器に全てを盛り付け、トッピングを乗せたら出来上がりです。

沖縄の郷土料理ソーキそばをイメージしたレシピです。本当は豚の塊肉を使うので、調理に時間がかかりますが、こちらのレシピでは簡単に使える豚バラ肉で代用しています。手軽で美味しいので、ぜひ作ってみてください。

• 明太子 1本(70g)
• かいわれ 1/2パック
• 冷凍うどん 2袋
• バター 10g
• 薄力粉 大さじ2
• 牛乳 200cc
• Aコンソメ 小さじ1/3
• A塩 小さじ1/3
• Aこしょう 少々

1. 明太子は真ん中に切れ目を入れ、中身を取り出します。
2. かいわれは根元を切り落とします。
3. 耐熱容器にうどんを入れ、ふんわりとラップをして600Wのレンジで3分加熱して水気を切ります。
4. 耐熱容器にバターを入れて600Wのレンジで10秒加熱して溶かし、薄力粉を加えて混ぜます。
5. 牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、ふんわりとラップをして600Wのレンジで1分加熱して再び混ぜます。
6. 材料Aを加えて混ぜ、明太子の半量を加えてさらに混ぜます。
7. 器にうどんを盛り、(7)をかけて残りの明太子、かいわれを乗せたら、出来上がりです。

居酒屋の定番メニューとしても人気の明太クリームうどんの簡単レシピを紹介しました。火を使うことなく、全てレンジだけで調理できるので、料理が苦手な方も挑戦しやすいです。クリーミーな明太子クリームの味わいがたまりません。

• 冷凍うどん 1玉
• 豚肉 70ｇ
• ザーサイ 10ｇ
• 醤油 大さじ1/2
• みりん 大さじ1/2
• 長ネギ お好みで
• 半熟卵 お好みで
• A焼肉のたれ 大さじ1
• A醤油 大さじ1/2
• A酢 大さじ1/2
• Aごま油 大さじ1/2

1. フライパンで豚肉、ザーサイの順で炒め、醤油とみりんを加えて軽く煮詰めます。
2. 冷凍うどんをレンジで解凍します。
3. 材料Aを混ぜ合わせます。
4. 丼にうどんを入れ、(1)をのせ、ねぎと半熟ゆで卵をトッピングして、たれををかけたら、出来上がりです。

しっかり濃い目の味付けにお箸が止まらない油そば風の絶品レシピを紹介しました。忙しい時にもぱっと作れるので、ひとりランチや夜食にもぴったりです。辛い味つけが好きな方は、仕上げにラー油をプラスしても良いでしょう。

• 冷凍うどん 1玉
• 卵 1個
• A揚げ玉 ひとつかみ
• Aかつお節 ひとつかみ
• Aめんつゆ 大さじ2
• Aネギ お好み

1. 冷凍うどんをレンジで解凍します。
2. 底が深めの小皿に卵を割り入れ、卵が被る位の水を入れます。
3. ラップをかけ、数カ所穴を開けたら電子レンジ600wで1分加熱して温泉卵を作ります。
4. 冷凍うどんが解凍できたら、器に盛り付け、材料Aと温泉卵をのせて完成です。

うどん屋さんの人気メニュー、釜玉ぶっかけうどんです。さっぱりとした味わいなので、食欲がない日にもぴったりです。

• 冷凍うどん 1玉
• ベーコン 2枚
• 卵黄  1個
• 粉チーズ 大さじ2
• めんつゆ(3倍濃縮)  小さじ2
• マヨネーズ  大さじ1
• こしょう 適量

1. ベーコンは1cm幅に切ります。
2. 耐熱容器にうどん、ベーコンを入れて、ラップをして600Wのレンジで表記時間通り加熱します。
3. 容器にマヨネーズ、めんつゆを入れて混ぜます。
4. (2)に加えてよく混ぜます。
5. 器にうどん、(4)を入れて混ぜ、ベーコン、粉チーズ、こしょうをかけます。
6. 最後に卵をのせたら、出来上がりです。

レンジだけで作れるカルボナーラうどんのレシピです。クリーミーで濃厚な味にハマること間違いありません。仕上げに黒胡椒をかけても美味しいので、好みでプラスしてください。

• キャベツ 2枚
• チンゲン菜 1束
• 玉ねぎ 1/2個
• 人参 1/2本
• 油 適量
• もやし 1/2袋
• コーン 1/2缶
• 酒 大さじ2
• 味噌 大さじ3
• 冷凍うどん 2玉
• バター 20g
• 黒胡椒 適量
• 水 600ml

1. キャベツ、チンゲン菜、玉ねぎはざく切りに、人参は細切りにします。
2. 鍋に油を回し入れ、中火で人参、チンゲン菜、玉ねぎ、キャベツ、もやしの順に炒めます。
3. 野菜がしんなりしてきたら、コーンを入れます。
4. 酒と水を入れ、5分煮込みます。
5. 味噌を溶かし入れ、完全に溶かします。
6. レンジで冷凍うどんを解凍して器に盛り、(5)をかけ、黒胡椒とバターを入れたら完成です。

味噌バターコーンラーメンを冷凍のうどんに置き換えたお手軽レシピです。たっぷりの野菜を使っているので栄養も満点です。子供から大人までみんな大好きな味なので、レパートリーに加えてみて下さい。

本記事はレンジで簡単にできる冷凍うどんの解凍方法について紹介してきました。今まで鍋でお湯を沸かして茹でていた方は、あまりの簡単さに驚かれることでしょう。時間も手間もかからず美味しい状態をキープできるので、この機会にぜひ試して下さい！