フレンチトースト牛乳なしのレシピを徹底解説！アレンジでふわふわに！

フレンチトーストの作り方といえば、卵と牛乳、砂糖を混ぜてパンを浸し、焼き上げるとイメージする人が多いのではないでしょうか？フレンチトーストは少ない材料でも簡単においしく作れるので、朝食やおやつに最適な人気メニューです。

作り方が簡単だからこそ、アレンジといえばトッピングを変えることくらいで、フレンチトーストに飽きてしまいそうになるのではないでしょうか？

実は牛乳なしでおいしいフレンチトーストが作ることができる上、牛乳なしのフレンチトーストにはアレンジ方法もたくさんあります。乳製品たっぷり、砂糖たっぷりでカロリーが高いフレンチトーストですが、牛乳なしならばヘルシーで身体に優しいフレンチトーストも作ることができます。
 

牛乳は栄養価が高い優秀な食品ですので、「わざわざ除かなくてもいいのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、牛乳なしでフレンチトーストを作るメリットはあります。まず第一に上げられるのはアレルギーです。アレルギーによって牛乳を飲めない人にも、おいしくフレンチトーストを食べてもらうことができます。

もう一つのメリットは低カロリーのフものが作れることです。フレンチトーストの材料は、牛乳・砂糖以外のものは代用が難しいですが、この二つさえ代えてしまえば低カロリーでダイエットや健康に良いものを作ることができます。

牛乳の代わりに使われる材料は何が想像できますか？代表的なのが水や豆乳、ヨーグルトです。これらの材料は低カロリーかつ健康に良い成分が含まれているため、ヘルシーな牛乳なしフレンチトーストを作ることができます。

この他にオレンジジュースやブルーベリーシロップ、インスタントコーヒーの粉末などを使い、全く違う風味のものを楽しむこともできます。

まずは基本的な作り方を紹介します。とっても簡単ですので、卵の数を増やしたり、砂糖を減らしたりなどして、自分好みにカスタマイズするのもおすすめです。

• 食パン1枚
• 卵1個
• 砂糖大さじ1
• バター(マーガリン)適量
• お好みのトッピング

材料は以上の通りです。トッピングにはホイップクリームやフルーツ、チョコスプレーなど、自分好みのものを用意しておきましょう。バニラオイルやココナッツオイルがもしあれば、さらに味に深みを出すことができます。

フレンチトーストの作り方で一番大事なのは焦がさないことです。牛乳なしのフレンチトーストは牛乳なしなので、とても焦げやすくなっています。焼きあげる際には注意しましょう。手順の中ではおいしくなるコツも説明していますので、じっくり読んでみてください。

ボウルに卵と砂糖を入れ、よく混ぜ合わせます。このときバニラオイルやココナッツオイルなどがあれば、さらに味に深みが出て美味しくなるのでぜひ、入れてみてください。

食パンを①のボウルの中に入れて漬け込みます。牛乳なしですので、食パンの厚さによっては染みこみずらい場合があります。お好みでかまいませんが、4つ切りにして漬け込むのもおすすめです。

さらに食パンにフォークで数カ所穴を開けておくと、卵液が染みこみやすくなります。たっぷりと染みこませたい場合は、卵と砂糖の分量を増やしてください。
 

熱したフライパンにバターを溶かし、卵液に浸した食パンを入れて弱火〜中火でじっくりと焼きます。砂糖は焦げやすい物質ですので、焼くときには注意してください。両面がこんがりしたら焼き上がりです。
 

焼き上がった食パンをお皿に盛りつけ、お好みのトッピングをしたら完成です。フルーツや粉砂糖、ホイップクリームなど、好きなトッピングを試してみてください。
 

牛乳なしのフレンチトーストは冒頭で述べたように、アレンジ方法が多岐にわたります。代表的な水や豆乳、ヨーグルトを代用した牛乳なしのレシピだけでなく、さらに工夫をこらしたレシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

基本的な作り方の分量を変えず、少ししっとり感を加えたい人には、牛乳の代わりに水を代用したフレンチトーストがおすすめです。水を入れることによって、さらにしっとりふんわりな仕上がりになります。

また、水はどこの家庭にもある上、カロリーを抑えることもできるのでダイエット中にもむいています。

• 食パン1枚
• 卵1個
• 砂糖大さじ1
• 水30cc
• バター(マーガリン)適量
• お好みのトッピング

1. ボウルに卵と砂糖、水を入れてよく混ぜ合わせる。
2. 食パンを1のボウルの中に入れて漬け込む。
3. 熱したフライパンにバターを溶かし、卵液に浸した食パンを入れて弱火〜中火でじっくりと焼く。
4. 焼き上がったフレンチトーストをお皿に盛りつけ、お好みのトッピングをしたら出来上がり。

基本の牛乳なしフレンチトーストの作り方と同じく、バニラオイルやココナッツオイルを加えると、味に深みが出て美味しくなります。

水を加えることで焦げにくくなるので、基本的な牛乳なしフレンチトーストより作り方は簡単かもしれません。また、ダイエット中だという方は砂糖の代わりに蜂蜜を使うと低カロリーになります。

コーヒーや紅茶に入れるミルク、コーヒーフレッシュを牛乳代わりに使うと甘みとコクがあるパリふわなフレンチトーストが作れます。蜂蜜も入れることで、ほのかに感じる味わいがフレンチトーストをさらに美味しくさせます。

• 食パン(6枚切り)1枚
• 卵1個
• コーヒーフレッシュ25ml
• オリーブオイル中さじ1
• バター入りマーガリン小さじ1
• 蜂蜜小さじ1
• 砂糖中さじ1

1. ボウルに卵・コーヒーフレッシュ・砂糖・蜂蜜を入れ、混ぜ合わせる。
2. 食パンを半分に切り、ボウルに食パンを漬けて染み込ませる。
3. 食パンの片面が染み込んだら裏返し、もう片面も染み込ませる。
4. フライパンにオリーブオイルとバター入りマーガリンを入れる。
5. 弱火でオリーブオイルとバター入りマーガリンを混ぜて伸ばす。
6. 漬けて染み込ませた食パンをフライパンに入れる。
7. 片面が焼けたら引っくり返し、もう片面もじっくり弱火で焼く。
8. 焼き上がったら出来上がり。

コーヒーフレッシュがなければ生クリームでも代用できます。甘みを抑えたレシピですので、甘いフレンチトーストをご所望の方は、砂糖を大さじ1にするか、蜂蜜を中さじ1に変えると甘みが強くなりおすすめです。

酸味の効いたヨーグルトを使った牛乳なしフレンチトーストは、酸っぱいフレンチトーストになるイメージが浮かぶかもしれません。しかしながら、ヨーグルトの独特な酸味は熱が入ることで減るので、牛乳とちょっと違った風味の甘いフレンチトーストが出来上がります。

また、ヨーグルトは腸内環境を整える作用があるので便秘によるポッコリお腹や、胃腸の調子が悪い人にもおすすめです。牛乳とはちょっと違った風味のヨーグルトフレンチトーストをぜひ、試してみてください。

• 食パン(5枚切)2枚
• 卵2個
• プレーンヨーグルト(無糖)大さじ4
• 砂糖大さじ2
• バター10g

1. 卵、ヨーグルト、砂糖をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる。
2. 4つに切った食パンと卵液をジップロックに入れ、冷蔵庫で染み込ませる。
3. フライパンにバターを入れて焼く。
4. お好みでメイプルシロップやジャムをかけたら出来上がり。

バターがなければサラダ油でもかまいません。こちらのフレンチトーストも甘みが抑えられているので、甘いフレンチトーストが好きな人は砂糖を倍量にするとよいです。一人分ずつ保存袋に入れ冷凍しておくと忙しい朝でも簡単に焼くことができ、とても楽なので作り置きすることをおすすめします。

先ほどのヨーグルト入りフレンチトーストのレシピに、クリームチーズを加えたらまるでチーズケーキのような牛乳なしフレンチトーストができあがります。チーズケーキを実際に作るよりもフレンチトーストを作るほうが簡単なので、子供へのちょっとした豪華なおやつなどにおすすめです。

ただし、チーズに加え生クリームも使用しているので、高カロリーなフレンチトーストになります。ヘルシーなフレンチトーストを求めている人は、別のレシピを試してみてください。

• 食パン2枚
• クリームチーズ50g
• A生クリーム100cc
• A砂糖大さじ2～3
• A卵1個
• Aレモン汁小さじ2

1. クリームチーズは,レンジで30秒くらいかけて柔らかくし、ボウルに入れる。
2. クリーム状にし、A入れてよく混ぜる。
3. 2に食パンを5分くらい浸す。
4. 熱したフライパンに油をしき、食パンを並べる。
5. 中火より弱めの火加減で焼く。
6. 焼き色が付いたら裏返し、裏側にも焼き色を付けたら出来上がり。

ボウルに卵液が残ったら、食パンを焼き上げるときに上に乗せて焼くと無駄がなくなる上、さらにコクが増しておいしくなります。トッピングにいちごやブルーベリー、メープルシロップ、アイスクリームなどを添えるのもおすすめです。

コーヒー好きにはたまらない、コーヒー風味のフレンチトーストも牛乳なしで作ることができます。ココナッツミルクを一緒に加えることで、さらに南国風味のフレンチトーストになり、朝食にもぴったりです。コーヒーのほのかな苦味と、ココナッツミルクの香ばしい甘さが口の中に広がります。

• 食パン (5枚切り)１枚
• 卵1/2個
• Aココナッツミルク60cc
• A砂糖大さじ1
• Aインスタントコーヒー (細粒)小さじ1
• バター適量
• 粉砂糖適量

1. Aの材料をよく混ぜ合わせる。
2. 食パンをお好みの形に切り、1に浸す。
3. フライパンにバターを入れ、弱火で温める。
4. 食パンをフライパンに並べ、 弱火でじっくり両面を焼く。
5. 器に盛り、お好みで粉砂糖を振ったら出来上がり。

ココナッツオイルをこのレシピでは使用していますが、甘いのが苦手な人は水で代用すると甘みが抑えられ食べやすくなります。分量はココナッツオイルと同じで大丈夫です。

豆乳は、美肌効果の高い大豆イソフラボンやタンパク質、ビタミン、ミネラル類が豊富に含まれている栄養食品です。牛乳のかわりに豆乳をフレンチトーストに入れると、豆乳の風味が広がりもっちりふわふわに仕上がります。

• 食パン2枚
• 卵1個
• 豆乳150cc
• 砂糖大さじ1
• オリーブオイル大さじ1
• はちみつ大さじ1～お好みで

1. ボウルに卵を割り入れ、ほぐす。
2. 1に豆乳と砂糖を加えよくかき混ぜる。
3. 食パンを4等分にする。
4. 2に食パンを最低2～3分浸す。
5. フライパンにオリーブオイルを熱し、パンを並べて焼きます。
6. 適度に焼き目がついたら裏返す。
7. 両面に焼き目がついたらお皿に盛りつけ、お好みではちみつをかけたら出来上がり。

食パンを豆乳に浸すときは、じっくり浸すほどふわふわの食感のフレンチトーストになります。焦げないよう焼き上げるときは、弱火～中火でゆっくり焼き上げるのが豆乳入りフレンチトーストをさらにおいしくするコツです。はちみつの他、アイスクリームやシナモンをトッピングするのも相性抜群でおすすめです。

シナモンはお菓子作りの定番材料、フレンチトーストとも相性抜群です。口の中でふわっとシナモンが香り、絶品の牛乳なしフレンチトーストが作れます。

• 食パン2枚
• 砂糖スプーンで数杯(お好みに合わせて)
• 卵2個
• マーガリン(バター)適量
• シナモンシュガー適量
• 粉砂糖適量

1. 溶き卵に砂糖を加え混ぜ、そこにパンを浸す。
2. 熱しておいたフライパンにマーガリン(バター)をしき、1のパンを中火で焼く。
3. 両面が綺麗に焼けたら、シナモンや粉砂糖を振りかける。
4. 半分に切り、お皿に盛り付けたら出来上がり。

じっくり浸すとふわふわな食感になりますが、浸しすぎるとパンがドロドロになってしまうので注意が必要です。食パンの耳に十分卵液か浸ったかを目安にしましょう。トッピングのシナモンや粉砂糖はココナッツなど他のものでも代用可能です。

牛乳の代わりにオレンジジュースを使って、フルーティーで爽やかなフレンチトーストも作れます。ちょっとしたおやつや、爽やかな朝食として、フレッシュでおいしく食べられるフレンチトーストをぜひ、試してみてください。

• パンの耳食パン4枚分
• 卵2個
• オレンジジュース150ml
• 砂糖20g
• バター適量

1. ボウルに卵を溶き、オレンジジュースと砂糖を加え混ぜる。
2. 1にパンの耳を入れて浸し、液を染み込ませる。
3. フライパンにバターを溶かし、2のパン耳の両面を焼く。
4. お皿に盛りつけたら出来上がり。

オレンジジュースを染みこませるときは、保存パックなどに食パンとオレンジジュースを入れて、冷蔵庫で一晩寝かすとしっとりした出来上がりになります。もちろん、パンの耳ではなく普通に食パン1枚使ってもかまいません。

ブルーベリーシロップに浸して焼いたフレンチトーストは、鮮やかなベリー色に仕上げることができ、見た目もおしゃれです。味も甘酸っぱく、バターの風味とホイップクリームが絶妙なハーモニーを生み出します。

• ブルーベリーシロップ漬け6個
• ブルーベリーシロップ漬けのシロップ50ml
• バゲットの斜め切りカット2枚
• バター5g
• ホイップクリーム適量
• ミントの葉適宜

1. バゲットの斜め切りカットにブルーベリーシロップ漬けのシロップを吸水させる。
2. フライパンを中火で熱し、バターを溶かす。
3. 1の両面を焼き色が付き過ぎない程度に焼いたら出来上がり。

ブルーベリーシロップ漬けにするときは、平皿に敷いてシロップをパンに吸水させます。全てのシロップがなくなるまでしっかり吸水させましょう。焼くときは、焼き色が強く付きすぎないよう気を付けてください。

バナナならではの、ふんわりとした優しい甘さを感じることができるフレンチトーストです。砂糖の代わりとしてバナナを使用しているのでよりヘルシーに仕上がります。消化も良く、食べやすいので離乳食にも最適です(離乳食として利用する場合はレシピから塩を除いてください)。

• 食パン(パン耳なしでも)1枚
• バナナ5～6cm
• 卵1個
• 粗塩(塩)ほんの少し
• 水100cc

1. バナナをつぶし、卵・塩・水と混ぜ合わせる。
2. 小さくカットした食パンを加え、箸などで突きさしながら、卵液を染み込ませる。
3. バナナと食パンをフライパンに並べ、弱火でゆっくり焼いたら出来上がり。

フライパンで焼くときは、バナナはとても焦げやすいので終始弱火で焼くようにしてください。また、このフレンチトーストはフライパンで焼くのではなく、レンジで加熱する作り方もできます。

耐熱容器にバナナと食パンを入れてラップをし、1分加熱して、30秒加熱することを繰り返し、火の通りを確認しましょう。また、パンの耳を失くすと、よりふわとろな食感を楽しめるフレンチトーストになります。粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やしてもおいしいです。

変わり種の食事系フレンチトーストレシピですが、味は絶品です。だし汁の風味と卵が合い、満腹感を得られるおいしさが感じられます。

• 食パン2枚
• 卵2個
• だし汁3/4～1カップ
• 塩小さじ約1/2
• 油小さじ1

1. 卵をほぐし、だし汁と塩を加え混ぜる。
2. 1の卵液に食パンを浸す。
3. フライパンで弱火でじっくり焼く。
4. 最後に残った卵を流し入れて焼き、巻き付けてだし巻き卵風にしたら出来上がり。

だし汁は市販のだしの素を使って作ってもおいしく仕上がります。卵を薄めるだし汁の割合は卵1に対し、だし汁は1～2の範囲になるようにしましょう。それ以上薄めると茶碗蒸しのように、器がないと固まらなくなってしまいます。塩は卵液の1％の重さにするほどよい塩加減になります。

最後に紹介するのは和菓子風味のフレンチトーストです。豆乳やきな粉、きび糖などを使い和風に仕上げます。マスカルポーネを添えることで、日本茶にもコーヒーにも合う風味になりますので、おやつにぴったりなレシピです。

• フランスパン適量
• A卵2個
• A豆乳100cc
• Aきな粉大さじ2
• Aきび糖大さじ1～
• バター適量
• あんこ適量
• マスカルポーネ適量
• エスプレッソソース・チョコソース・メープルシロップ・シナモン・抹茶など適量

1. フランスパンを2cmくらいの厚さにカットする。
2. バットでAを良く混ぜ、1を浸す。
3. そのまま数時間～一晩冷蔵庫に置いておく。途中ひっくり返すこと。
4. フライパンにバターを溶かし、3を焼く。
5. 焦げ目が付いたら裏返し、蓋をしてさらに焼く。
6. 焼き上がったらお皿に並べ、粒あん・マスカルポーネ等をのせ、お好みでエスプレッソソースやシナモンをトッピングしたら出来上がり。

フランスパンで作るのが最もおすすめです(もちろん食パンでも作ることはできます)。卵液の甘さはトッピングの味が映えるよう控えめになっていますので、混ぜ合わせる量や種類はお好みで変えても大丈夫です。バターは少し多めのほうがカリっと焼きあがりますが、火が強すぎると焦げてしまうので注意してください。

牛乳なしだからこそ、フレンチトーストにあらゆるアレンジが施すことができ、料理の幅が広がります。牛乳アレルギーの人や牛乳が苦手な人、ダイエット中だけどフレンチトーストが食べたい人、多くの人が楽しめるのが牛乳なしのフレンチトーストです。ぜひ、レシピを試してみてください。