クラフティはフランスのお菓子!基本の作り方や人気アレンジレシピを紹介!
人気のお菓子「クラフティ」を知っていますか?クラフティとは、果物にカスタードプディングの生地を流し込んで焼いた、フランスの伝統お菓子です。簡単に作ることができ、アレンジがきくクラフティ。その基本の作り方と人気のアレンジレシピを紹介します。
目次
クラフティってどんなお菓子?
クラフティはフランスのリムーザン地方発祥の伝統お菓子です。見た目は華やかですが、実は、カスタードプティングの生地を果実と一緒に、型に流してこんで焼くだけの簡単なお菓子です。手軽で美味しいので、フランスでは定番のお菓子です。
手軽に作れて、トロッとした生地が美味しい。そんなクラフティは日本でも人気です。そんなクラフティの基本のレシピと人気のアレンジレシピを集めました。是非、参考にしてみてください。
クラフティの基本のレシピ
基本のチェリーのクラフティレシピ
フランスの家庭でよく作られる定番クラフティは、チェリーを使ったものです。焼いたチェリーがより甘味を増し、果汁が生地と程よく馴染んで、美味しいお菓子です。その基本の人気レシピを紹介します。
材料は、21~22cmの型に対して、チェリー50個、全卵2個、グラニュー糖80g、塩ひとつまみ、小麦粉50g、溶かしバター20g、牛乳200ml、生クリーム50ml、バニラエッセンス数滴です。
作り方は、まず、材料の砂糖と塩、全卵を混ぜ合わせます。それに、薄力粉、溶かしバターを加えて混ぜます。その後、牛乳、生クリームの順に加えていきます。全て混ぜ合わせたら、バニラエッセンスを数滴加えます。生地は、たったこれだけです。分量さえ覚えたら、混ぜるだけなので簡単です。
チェリーは事前に種を取っておきましょう。数が多いので、種を取る道具を使うと楽です。溶かしバターを塗っておいた型に、チェリーをバランスよくぎしりと並べ、さきほどの生地を流し込みます。それを180℃のオーブンで35分から40分ほど焼きます。
焼きあがったら、常温で冷ましましょう。お好みで粉砂糖をふりかけると美味しそうに仕上がります。温かいうちに食べるのも、冷蔵庫で冷たく冷やして食べるのも、どちらでも美味しいです。その時の気分や、季節に応じて、変えてみるのもおすすめです。
人気のクラフティアレンジレシピ
とても簡単なレシピのクラフティ。基本の生地さえ覚えたら、フルーツを変えるだけで、いろいろなクラフティにアレンジができます。いくつか人気のアレンジレシピを紹介します。
甘酸っぱくて美味しい!いちごのクラフティ
オーブンから漂うカスタードといちごの甘い香りに、春を感じられるレシピです。作り方は、型にいちごを並べ、基本のレシピの生地を流し込むだけです。いちごはお好みで、1粒丸々か半分にカットをしましょう。たっぷり贅沢に敷き詰めると美味しいです。いちごは春だけでなく、一年中手に入るので、クリスマスシーズンなどにもぴったりのお菓子です。
ダークチェリー
ダークチェリーの缶詰を使ったクラフティです。作り方は、基本のレシピと同じですが、缶詰を使うので、生のフルーツがないときにも作ることができると人気です。果肉が柔らかくて、甘酸っぱいダークチェリーは紅茶にもよく合います。
ベリーたっぷりクラフティレシピ
作り方は簡単、基本のレシピにいちごやブルーベリー、ラズベリーなど、たっぷりのベリーを加えます。お好みで、砂糖を少し減らす代わりに、ハチミツを少し加えると美味しくなります。見た目が華やかで、ベリーの甘酸っぱさがたまらないクラフティアレンジです。ベリー好きの人に人気です。
シャキシャキ食感が美味しい!りんごのクラフティ
りんごのシャキシャキ食感が残って、温かいまま食べるのが人気のレシピです。作り方は、基本の生地に、シナモンを少し加えておきます。そして、りんごを2ミリ程度の幅に均等に切り、型にきれいに並べます。そこに生地を流して、オーブンで焼きます。シナモンの香りがたまらないお菓子です。アップルパイのようで、アップルパイより簡単に作ることができると人気です。
甘酸っぱくてさっぱり!キウイのクラフティ
作り方は簡単。均等にスライスして並べたキウイに基本の生地を合わせます。キウイは、スーパーで安価に手に入るので、普段のおやつにぴったりのレシピです。クラフティはプディングのようなので、トロッとしていて子どもにも喜ばれます。キウイの爽やかさがさっぱりとして、冷やして食べるのがおすすめのレシピです。
洋梨の香りで贅沢気分!洋梨のクラフティ
作り方は、基本の生地に、ラム酒を少量加えます。洋梨は食感が残る程度に数ミリの厚さにスライスして、並べましょう。洋梨の上品な香りとほんのりとしたラム酒の香りが、何とも贅沢な気分になれる大人のお菓子です。疲れたときに、ご褒美としていかがでしょうか?
爽やか!オレンジのクラフティ
夏にぴったりのレシピです。オレンジは包丁で皮をむき、輪切りにするのがおすすめです。切り口が丸くて見た目が可愛いクラフティができます。生地は基本のレシピと同じですが、お好みでオレンジリキュールを少し加えても美味しいです。爽やかなオレンジでさっぱりと食べられます。果汁たっぷりのオレンジがいい具合に生地と馴染んで、冷やして食べると美味しいです。
洋梨と柑橘のクラフティ
洋梨とオレンジを合わせた人気のクラフティレシピです。作り方は、基本のレシピと同じで、チェリーを洋梨とオレンジに変えるだけの簡単レシピ。ポイントは、2つの果物の厚さと大きさを切りそろえて、交互に並べることです。それだけで、それぞれの食感の違いが楽しめ、見た目にも楽しいお菓子になります。
バレンタインにもぴったり!チョコのクラフティレシピ
みんなが大好きなチョコレートを使ったアレンジレシピです。基本のレシピと同じで、チョコレートクラフティの生地の作り方さえ覚えたら、いろいろなアレンジができると人気です。その人気のチョコレートを使ったレシピを紹介します。
バナナのチョコクラフティ
作り方は、基本のレシピの薄力粉のうち、15g分を減らし、無糖のココアパウダー15gを代わりに加えます。また、細かく砕いたチョコレート50gを材料の牛乳を温めたもので溶かします。これだけの材料を変えるだけで、後の作り方は、基本のレシピと同じです。チョコレートクラフティの生地には、バナナがよく合うと人気です。
バナナ以外に、チョコレートクラフティの生地と合わせるフルーツは、ベリーも人気です。ほろ苦いチョコレートとベリーの甘酸っぱさがよく合います。お好みのフルーツを加えると、バレンタインにもぴったりのお菓子ができあがります。相手の好みに合わせて、作ってみてはいかがでしょうか。
おかずにもなる甘くないクラフティアレンジレシピ
スモークサーモンと下仁田ネギ
少し変わったおかずアレンジの紹介です。作り方は、一口大に切ったスモークサーモンと下仁田ネギを、型にバランスよく並べます。生地は基本のレシピから砂糖を抜いたものを使います。スモークサーモンの塩気と、下仁田ネギの甘味がとても相性のいい簡単おかずのレシピです。見た目もお洒落なので、パーティーにもおすすめです。
より美味しくなる盛り付け工夫を紹介
生のフルーツを添えて
切り分けたクラフティに、生のフルーツを添えると、お店で出てくるような綺麗な盛り付けになります。フルーツは、クラフティに入れた余りでも、別のものでもいいです。生のフルーツの酸味でさっぱりとし、クラフティが更に食べやすくなります。ホイップクリームやミントの葉を添えると、更にお店に近づきます。
温かいクラフティにアイスクリームを添えて
焼きたての温かいクラフティに、バニラアイスクリームを添えるのも人気の盛り付けです。温かいのと冷たいのと、両方が引き立てあって、何とも贅沢な一皿です。りんごや洋梨のクラフティは、温めてアイスクリームを添えて食べると、とても美味しいと人気です。
容器を変えてパーティーアレンジ
ココットで可愛く
ココットに入れてクラフティを焼くと、1人分の可愛いクラフティができると、人気です。少ない人数分を焼きたいときはもちろん、フルーツをそれぞれ変えて焼くこともできるので、とても便利です。バナナやキウイのクラフティは普段使いにぴったりなので、ココットを使って、パパっと作ることができます。切り分けるのに自信がない人には、崩れる心配もないので安心です。
スキレットでお洒落に
調理した後に、そのまま食卓に出せ、とてもお洒落なスキレット。そのスキレットでクラフティを焼けば、とてもお洒落に仕上がります。家に誰かを招いたときや、誕生日などの特別なイベントに、スキレットでクラフティを作ると、簡単なのに見た目も華やかで喜ばれます。
カップで焼いて手土産に
使い捨てのカップで焼くと、ホームパーティや手土産にぴったりのミニクラフティを作ることができます。季節の旬の果物を入れて作ると、季節感もあり、見た目も可愛くて、喜ばれること間違いなしです。小さなカップで焼いて、ラッピングをすると、プレゼントに最適です。
クラフティの人気レシピについてのまとめ
フランスの伝統菓子、クラフティの基本のレシピと人気のアレンジレシピを紹介しました。いかがでしたでしょうか?クラフティは、とても簡単でアレンジ自在なお菓子です。基本の生地を覚えておけば、その時に旬な果物を合わせて、すぐに作ることができます。是非、クラフティを、我が家の定番お菓子に加えてみてはいかがでしょうか?