2018年09月29日公開
2024年08月06日更新
「鳥よし」中目黒店にはメニューや値札がない?行列ができる焼き鳥店を調査
焼き鳥の店は数多くありますが、メニューに値段が書いていない店と聞くと身構えてしまう人もいると思います。しかし、「鳥よし中目黒店」は心配無用なようです。予約ができないことや注文方法が特殊であるということを知っても、こだわりの鶏肉を使った絶妙な焼き加減の焼き鳥が食べたいと「鳥よし中目黒店」を訪れる人は多いです。この記事では、「鳥よし中目黒店」の店舗の詳細な情報や、口コミについて詳しく述べていきます。
目次
値札がない「鳥よし」中目黒店が気になる!
焼き鳥といえば、お酒の肴や小腹がすいたときに食べるイメージがあって、どうしても「主菜」というイメージを持つ人は少ないように感じます。しかし、そんな脇役の焼き鳥を、それだけを目当てに味わいに行きたいと思えるお店があることがわかりました。その名も、「鳥よし」。口コミサイトでも高評価を受けるその店は、メニュー表がない、価格がわからないなど謎の多い店です。
予約が取れない「鳥しき」や「とり喜」オーナーも修行を積んだ店とあって行きたいと思う人も多いのではないでしょうか。食べログというサイトで「焼鳥 百名店 2018」に選出されたということもあり、期待は高まります。予約ができないことと注文方法の特殊さからか一般的な焼き鳥店のカジュアルさに比べると敷居が高く感じてしまう「鳥よし」のお店の詳細や、注文の仕方について紹介していきます。
「鳥よし」中目黒店とはどんなお店なのか?
そんな謎めいたお店である「鳥よし」ですが、一体どんな店なのでしょう。注文方法や料金を明記しない店側のポリシーなど、気になる点は多々ありますが、まずは店自体の情報について書いていきます。
鳥よし中目黒店はどこにあるの?
まずはアクセスについてです。鳥よし中目黒店は、中目黒駅から徒歩4分の、とてもアクセスのよい場所に店舗を構えています。中目黒駅には東京急行電鉄(東急)と東京地下鉄(東京メトロ)の2路線が乗り入れています。中目黒店は通りに面しているようなので簡単に見つけられそうです。
ここで気になるのは、グーグルマップで「鳥よし中目黒店」のすぐ近くにある「分店鳥よし」です。詳しく調べてみると、中目黒店の混雑などを緩和するために新設された店舗であることがわかりました。この「分店」についてはあとで詳しく述べますので、気になった人は読んでみてください。
鳥よしは伊達鶏を使った絶品焼き鳥店
「鳥よし中目黒店」は焼き鳥に使う鶏肉にもこだわっています。店主が吟味して選んだ福島県の伊達鶏を、食鳥処理免許を持つ店は内臓をつけたまま取り寄せ、店内で解体します。内臓があるかどうかで鮮度や肉の旨みがかわるそうで、素材にもその素材を生かす方法にもこだわりがみられます。
鳥よし中目黒店は予約不可?
鳥よし中目黒店は、「カウンターのみ」、「予約不可」、「値札なし」という特徴を持っています。とはいえ、当日に店舗にいき並べば、店員が誘導してくれるらしいので心配はありません。店内に6人ほどの椅子が用意されているらしいので、長時間立ったまま待たなくてはいけないということもなさそうです。
開店直後と日曜日の夜遅くだと、席が空いている可能性が高いそうなので、待ち時間なく店内に入りたい人はその時間帯を狙って出かけるとよさそうです。
「鳥よし」中目黒店にはメニューや値札がない!?
初心者には敷居が高く感じてしまう「メニューや値札がない」という情報ですが、実際に行った人のレポートをみるとそれほど緊張しなくてもよいことがわかります。ここでは、メニューがないという「鳥よし」の注文方法や料金の目安について書いていきます。
鳥よしにはメニューがない!?
鳥よしのメニューは独特な方法で掲載されています。店内になにも焼き鳥の部位を示すものがないというわけではなく、壁掛けの札に部位が書いてあるだけだそうです。その部位の書き方も独特で、レバーのことを「血肝」、軟骨のことを「かっぱ」などと書かれています。しかし、通常の名称で注文しても注文は通るそうなので、心配はなさそうです。
鳥よしには値札がないので料金がわからない
店内には鶏肉の部位だけが書かれたものがあるだけで、そこには料金は書かれてていません。「鳥よし中目黒店」に出かけようとしている人は、これが一番心配な点かもしれません。料金がわからないと、清算のときに財布の中身が足りなくて恥をかくかもしれないと思ってしまいます。ついつい食べる量を控えめにして、せっかくの鳥よしを楽しめなくては本末転倒です。
しかし、実際に鳥よしで焼き鳥を食べた人たちのレポートで、大体の相場はわかります。それを参考にして準備していけば、それほど予想を大きく外れることもないでしょう。口コミからわかる料金の相場もあとで言及しますので、参考にしてみてください。また、店側はレシートもくれるようなので安心です。
料金が分からない鳥よしの注文方法とは?
料金がわからない「鳥よし中目黒店」では、どのように注文すればいいのか、わからないという人が大半だと思います。鶏肉の部位が示された札から自分で指名して注文することも可能なようですが、実際に食べにいった人たちの多くはそのような頼み方をしていません。
いわばフランス料理などの「コース料理」のように、店主に「お任せ」して提供された焼き鳥を食べる、という方法があります。店側が飽きないように順序を考えて提供してくれるので、肉と野菜の比率もよく満足度も高いようです。また、絶対にほしい部位を言っておいてそれ以外はお任せ、といった頼み方もできるようで、店主と客とのコミュニケーションが重視されていることがわかります。
例えばとある人は、お任せで注文し串を16本食べたそうです。「ちょうちん」という希少部位とレバーを入れてほしいと注文し、初めにお通しが出てきます。2~3品のようです。そして「かしわ」と「つくね」、頼んでおいた「ちょうちん」、「厚揚げ」、「砂肝」、「かわ」、「ししとう」と「銀杏」、「レバー」、「うすら」と「ネギ」、「合鴨」、「アスパラ」、「ハツ」と「さび焼」、「軟骨」というラインナップでした。
「ちょうちん」という部位は、鶏が卵を産む前の、まだ体内にある卵黄と、それに連なった卵管を一緒に食べるときの名前です。卵黄が「ひも」にぶら下がっている様が居酒屋などの軒先にでているいわゆる提灯に似ているためこの名がついたそうです。卵黄の旨みが口の中でほどけるといいます。
これに自分で頼んだ日本酒、そぼろ丼と、初めにでてきたお通しを合わせて、税込み8000円だったそうです。その人曰く少し頼みすぎたそうなので、もっと早くにストップをかけていればもう少し安かったかもしれません。いずれにせよ、客の好みをできるだけ汲み取ってくれる心遣いが客の心を掴むのでしょう。
鳥よしの予算はどのくらい?
気になる予算ですが、よほど大食いの人でもない限り、1回の食事1人分で1万円を超えることはなさそうです。上で述べたように、8000円ほど頼むと「頼みすぎた」と感じるほどなので、1回の食事で何万円もかかるということはないと思っていいでしょう。他にも、満足いくまで食べて7000円という人や、4000円程度で済んだという人もいました。口コミサイトでは相場は6000円~7999円ということで、それほど高くはないでしょう。
「鳥よし」本店が満席なら分店をのぞいてみよう
「開店直後と日曜日の夜遅く」というピンポイントしか「待たずに座れる」時間はないとあって、行列の絶えない人気店ということがわかります。万が一、どうしても「鳥よし 中目黒店」の味を味わいたいのに行列が長く、待つ時間もないという場合は、「鳥よし 中目黒店」の本店のすぐそばにある分店を覗いてみましょう。
分店も本店と同じく、予約は不可のようです。できたばかりの店ということもあり店内は綺麗だそうです。分店の営業を任されているのは、本店で長く修行した経験のあるベテランということで、分店の味が本店より劣るということはなさそうです。分店は本店から徒歩1分もかからないところにあり、本店と間違えて入ってしまった人もいます。
本店とはメニューも注文方法もほとんど同じですが、一品料理には「山椒煮」と「鷄の土佐漬け」という新メニューが加わっているそうです。本店にすでに行ったことのある人も、限定料理目当てに分店に出向く価値はありそうです。
分店の口コミをみると、1食で13000円使ったという人がいました。頼んだ焼き鳥の本数は24本だそうで、本店で16本頼んだ人が頼みすぎたそうなので、本店と分店のメニューと料金がそれほど違わないのなら少し食べる量が多い人だったのかもしれません。口コミサイトの予算の目安は5000~5999円でした。訪れた人がまだ少なく口コミが多くないので詳しくはわかりませんが、料金の目安は本店と同程度と思ってよさそうです。
分店にはIHプレートがついたテーブル席もあり、鍋メニューも登場する予定だといいます。本店の味をしっかり継承しつつ、オリジナリティも追求する分店の動向から目が離せません。
「鳥よし」中目黒店以外にもお店はあるの?
本店、分店と紹介してきましたが、「鳥よし」系列の店はほかにもあるのか気になる人も多いでしょう。結論から言うと、あります。1994年に中目黒で誕生した「鳥よし」は、西麻布、銀座、赤坂にも店舗を展開しています。店舗名の異なる系列店「宮新」を加えると、分店も合わせて「鳥よし」系列の店は6店舗あることになります。
まずは「鳥よし西麻布店」について紹介します。最寄り駅は東京メトロの広尾駅で、徒歩10分の位置にあります。メニューの書かれ方は中目黒店や分店と同じのようです。口コミサイトでは、2017年4月時点では中目黒店と同じく予約不可であったと書かれています。使う料金の相場は4000~4999円で、それほど高くはなさそうです。
次に「鳥よし銀座店」について説明します。最寄り駅はJR有楽町駅または地下鉄銀座駅であり、徒歩4分で店舗に着くことができます。料金の相場は8000~8999円と、西麻布店よりは高めになっています。銀座店は、鳥よし系列の店にしては珍しく、条件付きとはいえ予約して来店することができます。その条件というのは、19時までの来店に限る、というものです。
メニューには値段が書いておらず、お任せコースで注文することができる点はいままでと同じです。「中目黒店」と同じく食べログ「焼鳥百名店2018」に選出された焼き鳥店です。提供される焼き鳥も評価が高いです。
「鳥よし」と名の付く系列店では最後の紹介になります。最後は「鳥よし赤坂店」です。最寄り駅は地下鉄赤坂見附駅で、徒歩1分という好立地に店舗があります。メニューや注文方法はいままでと同じで、焼き鳥への評価も高いです。目黒駅前のミシュランの星を持つ有名店の大将が修行した店らしいです。
系列店ではありますが名前の違う店として、「宮新」があります。正式名称は「鳥料理 宮新」というそうです。「鳥よし銀座店」のビルの2階に店舗を構え、予約も可能だそうです。注文方法などは鳥よしと同じで、1階の銀座店が満席の場合は覗いてみるといいようです。
鳥よしとほぼ同じの雰囲気の「宮新」ですが、カウンター席のみの鳥よしに比べテーブル席もあり、野菜のメニューが多いという報告もあります。鳥よしとの差別化が難しいという指摘もありますが、おいしい焼き鳥を食べられる店が増えたことは喜ばしいことでしょう。
「鳥よし」中目黒店のこだわりの焼き鳥を味わおう!
いままで見てきた通り、「鳥よし中目黒店」は何店舗も系列店や姉妹店を持ち、他の焼き鳥有名店との関わりもあり、口コミサイトの百名店というアワードも獲得している人気店です。一部の系列店を除き予約は不可で、値段の書いていないメニューがある独特の雰囲気を楽しめます。中目黒駅から徒歩4分の場所にあり、分店はそこから徒歩1分もかからない場所にあります。
こだわりの素材「福島県の伊達鶏」を店舗で捌くことで新鮮さと肉の旨みを提供してくれる店です。焼き加減やタレの種類にこだわった焼き鳥をちょうどいいタイミングで提供してくれる「お任せ」が初心者にはおススメの注文方法であり、自分で好きなものを注文することもできます。お任せの場合ストップをかけるまで焼き鳥が出てきますが、1回の料金が1万円を超えることはめったにないようです。
中目黒店のすぐ近くには「分店」があり、こだわりの焼き鳥を待ち時間少なく味わうことができます。分店オリジナルのメニューもあり、どちらも制覇したい焼き鳥の名店です。
値段の書かれていないメニューの札があることから、値段が高いのではないかと初めて訪れる人は少し怖くなってしまいます。しかし、実際に訪れたことがある人の口コミでは、高級すぎるということもなく、女性でも気軽に焼き鳥を頼めると評判です。予約ができない不便さはありますが、気心しれた友人などとぶらりと出かける楽しみがあると思います。
西麻布、銀座、赤坂にある系列店や姉妹店の「鳥料理宮新」とともに、クオリティの高い焼き鳥を食べたい人にぴったりの店です。「ちょうちん」というレアな部位のメニューが美味しかったという人が多いです。レアな部位は無くなり次第終了になりますので、食べたい方は早めに行った方がいいかもしれません。開店直後と日曜日の夜遅くが比較的すいているそうなので、気になる人はその時間帯を狙って行きましょう。