東京で焼き鳥を食べるならココ！おすすめの名店や人気の専門店を紹介

焼き鳥は、たくさんの方に人気のある肉料理です。東京都内で人気のあるお店は素材のおいしさを生かすために、塩だったりタレだったり、ワサビを添えてみたりなど、自店の味付けをきちんと持っています。

焼また女性にとっては、オシャレな雰囲気ならおいしさも倍増するでしょうから、その佇まいも大切にしたいところです。その辺にポイントを置きながら、東京での人気店や専門店、また隠れた名店など、焼き鳥好きの方に、おすすめ10店を紹介します。

東京・新宿三丁目駅から歩いて5分。カウンターが9席ほど、こぢんまりした屋台のようなお店「鳥はな」です。家飲みしているような温かさを感じるのは、ご夫婦で営業しているから、でしょう。おすすめは、ほかの店にはないであろうスペシャルな「かわ」。幾重にも巻かれた皮を香ばしく焼きあげて、先につくっておいた豆板醤と醤油を合わせたタレで、つるりといただきます。レバーの大きさと、そのジューシーさもたまりません。

東京・新橋駅から歩いて5分。「益子」は15人ほどしか入れない小さなお店ですが、焼き鳥自体の大きさに満足できること間違いなしの、焼き鳥10本コースが光ります。

新中でも人気はつくね。いろいろな部位がたくさん詰まった「だんご」と呼ばれるそれは、口の中でほろほろと、砕けるような、とろけるような。不思議な感覚ですが、一度食べたら病みつきになるおいしさです。ついついお酒がすすむのは、塩加減が少し強めだからといえるでしょう。

東京・錦糸町にある「とり喜（とりき）」は、コース料理でお任せしてしまうのが一番おすすめです。高級な備長炭で焼きあげる鶏肉は、よく焼いてもらうも良し、レアで仕上げてもらうのも良しと、そのパーフェクト感は、文句のつけようがありません。

例えれば、「かしわ」の絶妙な火の通し方や、シソの香りがほんのり漂う「つくね」のレア感など、名店ならではの技が、随所に散りばめられています。東京にはけっこう多いのですが、時間や人数などが予約時と違うと少しだけ厳しい面があるので、そちらはご注意ください。

焼き鳥というと、串で食べるもの、と決めつけがちですが、「やきとり心香（しんか）」は違います。串料理は3本ほど、あとは、上品にお皿に盛られた「レバーパテ」や「西京焼きのもも肉」など、美しく、またうれしい工夫が「やきとり心香」の真骨頂といえるのではないでしょうか。東京・西麻布にあるおしゃれな肉料理屋さん、といわれるのも納得です。

東京という土地柄からか、海外からのお客様も多いです。そのために英語での対応もしてくれるなど、サービスも充実しています。落ち着いた、隠れ家風のお店ですが、店内はいつも明るく、清潔感と高級感でいっぱいです。上品さも兼ね備えているので、女性客にも人気があります。東京で女子会を開催する場所としても活躍してくれるお店といえるでしょう。

人気の一品は、サビ焼きささみだという「鳥しき」。けれど一度来店した人はみんな、「すべてがおいしい」といいます。伊達鶏をまるごと仕入れ、自分で捌く。ていねいな串打ちをする。「串打ち三年焼一生」の言葉に象徴されるように、自らの手、のみで焼きあげる。こういったことがすべて、「鳥しきは日本一」との称号を得る要因といえるでしょう。まさに職人技、まさに東京の専門店です。

「鳥しき」と検索すると、必ずといっていいほど出てくるワードが「近火の強火」です。あるいは「極限」もそうでしょう。焼き鳥を新境地へと、芸術品の域へと高めた店主、池川氏には、神々しささえ感じます。このお店のスペシャリテでもある手羽先はおどろくほど大振りです。骨離れがものすごいのは「近火の強火」という技を、店主・池川氏が編み出してくれたおかげといえるでしょう。

あえてシンプルな味付けを選んだこと、まっすぐな串打ちをし続けること、焼き鳥本来のおいしさを引き出せること。「鳥長」のそういったことすべてが、地元・東京の練馬のファンを魅了するのでしょう。定番は「生つくね」だとお客が言い切れてることや、「軍鶏刺し」「とりわさ」など、新鮮なものを提供できるのは、素材を選ぶ目が確かであればこそできることです。「鳥長」を肉料理の専門店と呼べる理由はそこにあります。

東京・渋谷にある「とり茶太郎」。入り口は、垢抜けた茶系で統一されているので、置いてある植木の緑が映えます。しっとりとした和風で仕上がっているのが粋な感じです。カウンターなら焼いている様子を目の前で楽しめるし、ちょっと人数が多めなときは、のんびりテーブル席で味わうのもいいでしょう。店内は温かい木目調で、ガラスの仕切りがあるため、煙もほとんど気になりません。その点もおすすめポイントです。
 

比内地鶏・紀州鶏・ホロホロ鳥と、3種を選べるコースの焼き鳥はもちろんのこと、厳選された素材で揃えられたサイドメニューも充実していて、鳥ささみなめろうや、ハツ刺しなどのお刺身系は、その盛り合わせも美しく、口にした瞬間、さらにテンションが上がります。焼くだけではなく、鶏肉をおいしく食べていただこうとの思いが、東京での専門店としての在り方を彷彿させてくれるといえるでしょう。

「鳥ゴロー」の落ち着いた色調の店内は、掘りゴタツと一枚板のカウンターでなっており、舌はもちろん、視覚も満足できるオシャレなお店です。コクのある「レバー」や、ふわふわの「つくね」、そして希少価値の高い「はらみ」など、肉の部位によって、わさびや柚子胡椒、胡麻やネギなどの薬味を適度に添えているため、どれも絶妙な味わいで、飽きることがありません。「鳥ゴロー」は、グレードの高い肉料理店といえるでしょう。

朝締めされた新鮮な鶏肉だからこそできる「鳥わさ」も、しっとりとしたおいしさで、人気メニューのひとつです。ゆったりゆるやかに食事も会話も楽しめる「鳥ゴロー」は、東京都代々木・北参道駅から歩いて3分。場所が少しわかりづらいので、事前に準備していくといいでしょう。東京で開く、華やかな女子会にピッタリな、隠れ家風の上品なお店です。

東京は高田馬場にある「鳥やす」は、メニューが豊富なこと、リーズナブルであること、そしてやっぱりおいしいことでおすすめなお店です。とはいえ、もちろん炭焼きで、店内は鶏肉の焼ける香ばしさでいっぱいです。10代から20代層が多く、いつも混雑していてにぎやかで、活気のあるお店といえるでしょう。学生時代から社会人になっても、「焼き鳥屋さんはずっとここ」というリピーターさんが、かなりの率を占めています。

店内は常にザワザワしているけれど、それはお店が繁盛していて生き生きとしている証拠ではないでしょうか。店員とお客の会話だったり、隣同士が意気投合したり。「鳥やす」は、昔ながらの焼き鳥屋さんの代表格であるといってもいいでしょう。気の合う仲間と「鳥やす」にくり込んで、おいしく食べて、おいしく飲めば、仕事で疲れた体と精神がリラックスできることは間違いナシ！です。

サラリーマンの聖地、東京・新橋にある「鳥九」は、開店して一時間もすると、あっという間に店内がいっぱいになるという人気店です。スタッフの数も多いので、待たされているという感じはあまりしません。焼き台を囲む感じでカウンターがあり、炭火であぶられた鶏肉の、脂の焦げる独特の匂いは、それだけで食欲をそそられます。「鳥九」ならではの雰囲気といえるでしょう。

「鳥九」では、ねっとりとしたうまみが特徴の「レバー」や、ねぎを鶏肉で包んで香ばしく焼きあげる「ねぎま」など、専門的要素も加わった肉料理店としても好まれています。コリコリした「砂肝」や「皮」などは、焦げついてしまった部分をていねいにハサミで切りながら、絶妙な火通しをします。こういった細やかな気遣いは、お客のだれもが喜ぶところといえるでしょう。

東京でおすすめの焼き鳥屋さん、10店をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか？各店舗をこうして改めて見てみると、「焼き鳥」は、日本人の細やかさが作りだす肉料理、お客さまをもてなす最良の肉料理といえるのではないでしょうか。

素材や味付け、そして雰囲気。東京でがんばっている、それぞれのお店の個性をお伝えできていたらうれしいです。この記事が、明日のおいしさにつながりますように。