胡椒餅は台湾の人気B級グルメ!台北・台北駅周辺のお店を紹介!

かわいくておいしい街、台湾。インスタ映えする観光スポットもたくさんあり、海外旅行人気ランキング一位にも選ばれています。そんな台湾の食べ歩きB級グルメの定番「胡椒餅」パリパリもちもちの皮とジューシーな肉の餡から溢れる肉汁が人気を呼び、台湾版のミシュランガイドにも掲載された今一番熱い台湾グルメです。胡椒餅ってどんな食べ物?台湾で人気のお店は?日本でも食べられるの?など、「胡椒餅」の気になることすべてを紹介します。

胡椒餅は台湾の人気B級グルメ!台北・台北駅周辺のお店を紹介!のイメージ

目次

  1. 1話題の胡椒餅を食べてみたい!
  2. 2ミシュランも注目する胡椒餅とは?
  3. 3台北・台北駅の胡椒餅人気店を紹介!
  4. 4日本でも胡椒餅が食べられる
  5. 5日本に胡椒餅ブームがやってくる日は近い!

話題の胡椒餅を食べてみたい!

台湾は海外旅行ランキングで一位にも選ばれ、今とても人気が高まっています。そして、旅行中の楽しみに現地の食事を挙げられる方も多いのではないでしょうか。台湾は独自のグルメが発達し、特に中華街や夜市での台湾グルメは安くて美味しいと評判です。台湾旅行で必ず訪れる台北や台北駅周辺には特に台湾中のおいしいものが集まっています。

台湾のグルメとして注目を集めているのが「胡椒餅」です。もともと夜市の食べ歩きグルメとして旅行雑誌などには必ず載っている定番料理でしたが、台湾版のミシュランガイドに掲載されたことでより一層人気が高まっています。日本ではまだ馴染みが薄いですが、旅行中食べた人は必ず「おいしい」と言う絶品です。日本人の口に合うので今後益々人気が高まっていくでしょう。そんな「胡椒餅」を紹介したいと思います。

ミシュランも注目する胡椒餅とは?

胡椒餅はどんな食べ物?

「胡椒餅(フォージャオビン)」は小麦で作ったパンのような生地に、胡椒をたっぷり使った豚ひき肉と葱の餡が入った窯焼きの豚まんです。スパイシーな肉と葱の甘みが癖になります。高温の窯に張り付けて20~30分焼くので、外はパリパリ、ちもちの皮からたっぷりの肉汁が溢れる台湾B級グルメの定番です。

白くて丸い餡の入った生地を窯に押し付けて焼きます。窯の底から200度の炭の熱が力強く焼き上げ、パリパリの食感を生み出しています。生地は何層にもなり中はもちもちとした食感です。胡椒餅は小麦の生地で肉と葱と胡椒の餡を包んだシンプルな料理なので、お店によって胡椒の強さや生地の食感など違いがわかりやすく各店のこだわりを感じることが出来ます。それぞれの違いを食べ比べてお気に入りを見つけてみてください。

胡椒餅のルーツは?

遊牧民が羊や牛のひき肉を小麦の生地に包んで焼いて食べたことが始まりと言われています。その後、中国福州で「葱肉餅」という食べ物が出来、台湾に伝わると「福州」と「胡椒」の発音が似ていたことから台湾では「胡椒餅」と呼ばれるようになりました。台湾独自のアレンジを加え、現在の形になっています。

台北を中心に専門店

台北にはたくさんの胡椒餅の専門店があり、行列のできる大人気店から、路地裏の地元に愛されるお店まで様々です。台北駅周辺や中華街、夜市でもたくさんの胡椒餅専門店を見つけることが出来ます。さらに台北には有名で大きな夜市が多く、胡椒餅は食べ歩きに欠かせない定番グルメになっています。特に「饒河街夜市」の胡椒餅は有名です。

日本にもブームがやってくる?

インスタグラムで「胡椒餅」を調べると1万9千件もヒットがあります。中華街、夜市やカラフルな公園や映画のモデルになった街並みなど、インスタ映えする景色が人気を呼び台湾への旅行者が増えました。SNSなどを通じて台湾のグルメが日本にも広がっています。その中でお手軽に食べられる「胡椒餅」も人気がでています。日本にある台湾料理店でも胡椒餅のリピーターが増え、ブームが訪れているようです。

台湾の夜市はグルメがいっぱい!

台湾観光の楽しみといえば夜市です。夕方になると屋台が出始め、日暮頃にはいくつもの屋台が集まって夜市が開かれています。小籠包やマンゴーかき氷、タピオカミルクティーなど日本人に馴染み深いものから、魯肉飯(ルーローハン)や蚵仔煎(オアチェン)など台湾独自のグルメまで幅広く楽しむことが出来ます。中華街とは一味違った台湾の食文化を感じることが出来ます。

台湾で最大規模を誇る人気の夜市「士林夜市(シーリンイエシー)」は台北駅からMTR(地下鉄)に乗ると10分で行くことが出来ます。また台北駅から徒歩10分程度で行くことのできる「寧夏夜市(ニンシャーイエシー)」はB級グルメの屋台が多く、人混みが苦手な人にもおすすめです。

全長600メートル、台北で最長の夜市「饒河街観光夜市(ラオハージエイェシー)」は台北駅から一駅の松山駅にあります。ガイドブックで目にする中華街のにぎやかな雰囲気を楽しむことができます。台北駅を中心にいくつか夜市をハシゴするとそれぞれの夜市の特色を感じることが出来ます。

台北・台北駅の胡椒餅人気店を紹介!

行列必至の超人気胡椒餅店「福州世祖胡椒餅」

台北に来て一番目にする胡椒餅の看板といえば「福州世祖胡椒餅(フーゾウシーズーフージャオビン)」です。饒河街夜市にある本店は毎日行列が出来る大人気店です。ミシュランにも掲載されたことで話題を呼びました。長い列が出来ていますが、窯出しの時にたくさんの量ができるので列は一気に進みます。松山駅から一本道を歩いてすぐの饒河街夜市の入り口にあるので迷わず見つけることが出来ます。

「福州世祖胡椒餅」食べたいけど行列に並ぶのは苦手という方は台北駅近くの重慶店がオススメです。夜市に比べると並ばずに買うことができ、ホテルなどの多い台北駅近くなのでアクセスしやすくフラッと立ち寄ることが出来ます。メニューは胡椒餅ひとつしかないので、個数を伝えるだけで買うことが出来ます。

「福州世祖胡椒餅」の胡椒餅は粗びきの肉が特徴です。厚めの皮に胡椒の効いたジューシーな肉がたっぷり入っています。齧ると熱々の肉汁が溢れるので火傷に要注意。人気店の為いつでも出来立てが食べられることも魅力の一つです。サイズは他の店よりも大きくボリュームたっぷりです。機械を使わず全て手作りで、お店ではスタッフが胡椒餅を包む早業を見ることが出来ます。

学生街の人気店「大學口胡椒餅」

MRT公館駅から徒歩約10分、國立台湾大学付近にお店を構えています。大学に近いこともあり、学生たちにも人気の地元に根付いたお店です。1978年に萬華の元祖胡椒餅から独立したオーナーが作るこだわりの店で、豚肉以外にも胡椒餅には珍しい、牛肉、鶏肉、羊肉も提供しています。変わりタネの餃子餅を食べてみたい人はこちらを訪れてみてください。

宜蘭から毎日直送される三星葱と黒豚を使った弾力のある餡が人気です。紅土と台湾ヒノキで作られた特注の窯は保温効果が高く、外はパリパリ中はもっちりの皮を焼き上げることができます。豚肉、牛肉の胡椒餅は辛さ控え目、カレーチキン、カレーマトンの胡椒餅はやや辛めです。生地の表面にたっぷりついたゴマから香ばしいかおりがします。オーナーのこだわりが感じられる餃子餅です。

有名グルメ雑誌注目の人気店「南京東路胡椒餅」

南京復興駅にあるブラザーホテルの東側、269巷の入り口にあります。建物はなくオフィス街にある小さな屋台ですが、焼きあがりの時間になるとビジネスマンたちが集まり、毎日行列ができています。その場で餡の詰め込みから成形、焼きまで全てを家族三人で行っています。有名な台湾グルメ雑誌の編集者も推薦している今注目の胡椒餅店です。観光地から離れた場所にありますがこの胡椒餅を食べるために行く価値ありです。

「南京東路胡椒餅」では昔ながらの伝統的な味を楽しむことができます。皮に老麺を使用しているので、高温で焼き上げたあとも、もちもちとした歯ごたえと香りを感じることが出来ます。薄めの皮に葱の甘さと胡椒の突き抜けた辛さが特徴の餡は相性がよく、シンプルながら素材のうまみが引き立っていると評判です。

パイのようなサクふわ生地「龍門胡椒餅」

三重國小駅から3分、龍門路にあるビルの1階にあります。黄色い大きな看板が目印です。台北の隣町、新北市に位置しますが、店の前から出る226のバスに十数分乗ると小吃店が立ち並ぶ雙連駅エリアへも行くことが出来ます。三重は台北駅からMRTで15分の隠れグルメスポットなので合わせて楽しむことが出来ます。一つ50~45元で販売している胡椒餅が多いですが、「龍門胡椒餅」は35元とお得です。

「竜門胡椒餅」が他店と一番違うところは生地です。しっかりと焼いたパンのような生地が一般的ですが、こちらの生地はふわっと軽くパイのようになっています。優しい生地に包まれた餡は大きめに切られた葱の甘みと粗びきの肉がよく合っています。たっぷりの肉汁が生地にしみ込んで最後までジューシーに食べることが出来ます。

地元の名店「福州元祖胡椒餅」

パワースポットとして有名な「龍山寺」の近くにあります。龍山寺駅の三番出口を裏に進んだところにある細くて暗い路地に入ると見えてくるのが「福州元祖胡椒餅(フーゾウユェンズーフージャオビン)」です。路地の入口も看板も見つけにくいので、老舗店ながら観光客が少ない地元に愛されたお店です。忙しい時には番号札を渡され、焼き上がりの時間を教えてもらえます。

こちらの路地を進んでください。日の入らない薄暗い路地の奥にLEDライトの看板が見えてきたらそこがお店です。

他のお店に比べて甘めの餡が特徴です。その中にピリリと効いた胡椒と五香粉の香りが台湾独自の味を感じさせてくれます。餡の肉はひき肉というよりも角切りになっていてごろごろとした触感が楽しめます。皮は厚目でフランスパンのようで食べごたえ十分です。

伝統の味を守る「丞祖胡椒餅」

「丞祖胡椒餅(チョンツウフウチャオビン)」は伝統的なお店で昔ながらの手法と味を守っています。オーナーの曽祖父は元祖胡椒餅の創業者であり、もっとたくさんの人に胡椒餅を食べてもらおうと2002年に独立したのがこのお店です。胡椒餅を焼く窯は代々伝わる自家製の窯で抜群の保温効果があるそうです。台湾ひのきでできた窯の木の香りがほのかに胡椒餅にも感じられます。

胡椒餅の脂っこさが苦手な方にオススメです。肉は赤みで低脂肪のものを使っているので、肉汁はありながら脂っこさは控え目です。スパイシーな香りが胡椒餅らしさを醸し出していますが、胡椒の辛みはなく反対に甘さを感じることができます。餡の味は他店よりしっかりしていて、伝統的な胡椒餅を味わうことが出来ます。

半世紀、歴史をつなぐ「楊家胡椒餅」

「楊家胡椒餅」は地元の常連客が列を作り一日500個は売れるという人気店です。現在二代目の店主は初代からの製法を引継ぎ、味を守っています。通常、窯で焼き上げる胡椒餅ですがこちらでは高温に熱した専用のオーブンで焼き上げます。満遍なく焼けるように何度もひっくり返して出来る胡椒餅は外側がふわっと香ばしいのが特徴です。

外側のカリカリとした生地の食感は他で味わうことのできない「楊家胡椒餅」らしさを楽しむことが出来ます。粗びきの胡椒で味付けされた新鮮な豚肉は甘みがあり、葱の香りと共に肉汁が口いっぱいに広がります。葱は柔らかく、五香などの風味とよく合っています。台北駅から電車で一本の「剣潭駅」が最寄り駅です。

日本でも胡椒餅が食べられる

台湾に行かなくても「胡椒餅」を食べられるところはあるのでしょうか?日本の中華街や台湾料理店で胡椒餅を提供しているところを紹介します。

横浜中華街「王府井」の台湾正宗胡椒餅

横浜の中華街でおいしい小籠包が食べられることで有名な「王府井(ワンフーチン)」高級食材を使った本格的な中華料理が頂けます。焼き小籠包「正宗生煎包(マサムネサンチェンパオ)」を求めて連日長蛇の列ができています。有名なのは小籠包ですが、中華街に通う人たちの中ではこちらの「胡椒餅」が新たな食べ歩きグルメとして注目を集めています。

日本で初めて提供された胡椒餅は中華街にある「王府井」の「台湾正宗胡椒餅」です。日本では「窯焼き肉まん」とも呼ばれています。注文を受けてから焼くので熱々を食べることができます。本場台湾と同じようにゴロッとしたひき肉にたっぷりの葱、しっかりと効いた胡椒味が食欲を刺激します。外をカリカリに焼いた生地にゴマが香ばしいです。店頭で胡椒餅を食べられるのはイートインのある横浜中華街二号店のみなのでご注意ください。

台湾料理の老舗店新宿「山珍居」

西新宿にある老舗の台湾料理屋「山珍居」昭和22年の開業から多くの文化人に愛され、手塚治虫や赤塚不二夫が通ったことでも有名です。店内にたくさん飾られたサイン色紙を眺めながらおいしい胡椒餅が頂けます。お店の入り口に「焼きまんじゅう」「胡椒餅」と掲げてあります。

「山珍居」の胡椒餅は数量限定です。持ち帰りも出来るので自宅でも楽しむことができます。餡は本場台湾よりも少し甘めで日本人の口に合うように作られています。柔らかい胡椒の香りと八角の香りが鼻から抜け、辛いのが苦手な方でも本格的な胡椒餅を味わえます。手間のかかる胡椒餅ですが、お客さんの「胡椒餅がたべたい」というリクエストに応えた台湾料理専門店ならではの胡椒餅です。

日本に胡椒餅ブームがやってくる日は近い!

いかがだったでしょうか?美味しくて安いグルメがたくさんある台湾。その中でも手軽さと日本人の口に合いやすいことから胡椒餅は年々人気が高まっています。今では台湾の食べ歩きグルメとして定番になりましたが、日本でも中華街の食べ歩きグルメとして注目され始めています。タピオカティーやマンゴーかき氷に続く台湾の人気グルメとして日本でも気軽に食べられる日も近いかも知れません。

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