辛ラーメンの辛さはどれくらい？激辛カップは？辛さを抑える方法も

激辛ラーメンの代表格として知られる辛ラーメン。ですが、日本の辛ラーメンは辛さ控えめで、辛党以外の方でも美味しく頂ける程度の辛さであると言われています。実際お隣韓国の辛ラーメンは日本よりもずっと辛く、激辛の冠に恥じない刺激的なラーメンに仕上げられているそうですから、これは日本仕様の辛さレベルということなのでしょう。

その辛ラーメンには、実は辛さ2倍の激辛カップと呼ばれる商品があります。辛さ2倍というだけのことはあり、こちらはかなり凶暴な辛さを有しているとか。普通の辛ラーメンと勘違いして購入してしまった日には、大惨事になりかねません。

という訳で、今回は辛ラーメンと辛ラーメン激辛カップの辛さ検証や、辛さを抑える食べ方などについてまとめてみました。「辛いモノは苦手だけど、辛ラーメンは食べてみたい」という方は必見です。

この記事をご覧頂いている方なら当然知っているでしょうが、辛ラーメンはお隣韓国のインスタントラーメンです。韓国の食文化を語る上で唐辛子の辛さは欠かせない存在ですが、この辛い物好きな韓国人のハートを鷲掴みにしたのがこの辛ラーメンでした。

1986年に発売した辛ラーメンは、瞬く間に人気を獲得していきました。やがて韓国のインスタントラーメン市場で不動の人気を誇る存在となり、現在も19年連続で市場占有率首位を記録し続けています。その市場シェアは何と72%。それ故韓国の人々にとってインスタントラーメンとは、辛ラーメンを指す言葉として認識されているのだそうです。

辛い物が大好きな韓国人に愛されている辛ラーメン。さぞや辛いのだろうと思いきや、実際は辛さ控えめのマイルドな味わいです。これは先程申し上げた通り、日本仕様に辛さが変更されていることが原因でしょう。実際に韓国で販売されている通常の辛ラーメンを食べると、その驚くほどの辛さに度肝を抜かれる筈です。

辛ラーメンは世界70カ国で販売が行われており、それぞれの国により味や辛さなどを調節していると言われています。日本人と韓国人では明らかに辛さへの耐性が異なるので、もし韓国版同等の辛さで発売していたら今ほどの人気は獲得できなかったかも知れません。旨辛にして日本でのウケを狙った作戦は見事に成功したわけです。

続いては辛ラーメンに含まれているカロリーと、販売価格について紹介しておきます。まず辛ラーメンの販売価格ですが、袋売りタイプの希望小売価格は1個170円で、カップ入りタイプの希望小売価格は1個193円となっております。勿論これはメーカー希望小売価格ですので、販売店によってはこれよりも安く売られている店舗もあるでしょう。

続いては辛ラーメンに含まれているカロリー量です。袋タイプの辛ラーメンには1食 (120g) 当たり500kcalのエネルギーが含まれています。一方、カップタイプの辛ラーメンの場合、1食 (68g) 当たり294kcalのエネルギーとなっております。具材が入っていることもあり、カップタイプの方がややカロリーは高そうです。

辛ラーメンには幾つか種類が有ります。その中でも特に辛さの強いタイプとして知られる商品がこの「辛ラーメン 激辛カップ」です。辛さ控えめなノーマル辛ラーメンの2倍という辛さには、辛党の方も大満足間違いなしでしょう。

辛ラーメンは辛さ控えめと言いますが、当然一般的なラーメンと比べれば充分辛いレベルです。その辛ラーメンの辛さを2倍にしたのですから、これが辛くない筈がありません。カップには「クセになる辛さ！」と控えめな表現が書き込まれていますが、実際はそんな生半可な辛さではありません。くれぐれも辛いものが苦手な方はご注意を。

• 油揚げめん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩)
• スープ(唐辛子調味パウダー、粉末しょうゆ、香味調味料、食塩、マルトデキストリン、野菜エキス、粉末みそ、しいたけパウダー)
• かやく(にんじん、ねぎ、しいたけ、唐辛子フレーク)
• 加工でん粉
• 調味料(アミノ酸等)
• かんすい
• 増粘剤(アラビアガム)
• 乳化剤
• 香辛料抽出物
• 酸化防止剤(ビタミンE、緑茶抽出物)
• ビタミンB1
• 酸味料
• ビタミンB2(一部に小麦・大豆を含む)

上記は辛ラーメン激辛カップの原材料一覧です。「普通の辛ラーメンと違った原材料が使われている」ということはなさそうです。辛さ2倍の為に唐辛子調味パウダーの量を2倍にし、それに伴い多少の調節を行った程度と考えられます。いずれにせよ、激辛の名に相応しい辛さに仕上げられていることは間違い無さそうです。

続いては激辛カップの販売価格と含有カロリー量についてです。激辛カップのメーカー希望小売価格は1個193円で、通常の辛ラーメン カップと同じ価格が設定されています。カロリー量は1食 (68g) 当たり284kcalと、若干ではありますが激辛カップの方がカロリーは低いようです。

ノーマルカップと激辛カップの見た目の違いですが、これは一目瞭然です。ノーマルは赤がベースの見慣れたカラーとなっており、所々に差し色として黒が使用されています。これに対して激辛カップはベースが黒であり、しかもデカデカと激辛の文字が書き記されております。ここまでの違いがあれば、流石にこの両者を見間違える人はいないでしょう。

続いては両製品の麺の違いを観ていきましょう。公式サイトを調査した結果ですが、恐らくは同じ麺が使用されています。どちらの商品紹介ページにも同じ内容のことが記述されている為、おそらく同一の麺を使用しているのでしょう。

激辛カップとノーマルカップ最大の違いはスープにあります。単純に2倍の辛さに仕上げられているわけですから、両者は明らかに別物です。ただ、ベースとなっているスープにどのくらいの調節が施されているか？については、残念ながら情報も乏しく詳細は不明です。

通常カップの具材表記には「にんじん、ねぎ、しいたけ、唐辛子」と記載されているのですが、一方で激辛カップの具材表記には「にんじん、ねぎ、しいたけ、唐辛子フレーク」と記載されております。具体的に何がどう違うか？については分かりませんが、ここの違いが激辛カップの辛さの源となっているのかも知れません。

辛ラーメンに卵を落とすのは、本場韓国でも定番の食べ方です。卵を入れることで辛さが抑えられてマイルドな口当たりになります。韓国の人々に習い、辛ラーメンを頂く際にはしっかり卵を溶き入れましょう。

辛さを抑えるならば牛乳もおすすめです。牛乳を入れることで一気にまろやかな味わいが醸し出されます。そして、何よりも美味いのだそうです。ちょっと辛いな〜と感じた際は、牛乳で辛さを抑えてみましょう。

牛乳とはまた違った味わいに仕上げるのが豆乳アレンジです。豆乳を入れることでも辛さを抑えることができますが、牛乳と比べてより優しくさっぱりとした仕上がりとなります。牛乳が飲めない人や苦手という方にもおすすめです。

めんつゆでも辛さを抑えることができます。余り多く入れてしまうと味のイメージを大きく変えてしまいますが、出汁の風味によって角が取れてまろやかに味わいとなるそうです。

 

意外とおすすめなのが、トマトやトマトジュースを入れるアレンジです。トマトの酸味と唐辛子の相性の良さは抜群で、見事なハーモニーを奏でます。カップヌードルのチリトマトが好きな方なら間違いなくハマる味です。辛さを抑えるのと同時に、ガラリと味わいも変わるアレンジレシピでした。

旨辛で人気の辛ラーメンについてまとめてきました。韓国版と比べると控えめな辛さに仕上げられている日本の辛ラーメン。激辛カップの様な辛さに特化した商品もあるなど、バリエーションも豊富です。辛いものが苦手な方も、ちょっとしたアレンジで辛さを気にせず食べることができます。ぜひ一度辛ラーメンを味わってみてください！