2019年10月09日公開
2024年09月30日更新
コストコが和歌山県に出店する可能性は?コストコができる予定はある?
コストコが和歌山県に出店する可能性についてまとめてみました。美しい海と自然を頂く和歌山県にも、コストコができる予定があるとの噂があります。果たしてこの噂は本当なのでしょうか?気になるコストコの和歌山出店について調査してみました。
目次
コストコが和歌山にできる可能性は低い!?
温暖な気候と美しい自然で知られる南紀白浜和歌山県。この和歌山県にコストコができるのではないか?という噂が以前より立ち上っているのですが、未だ具体的な出店計画などは一切発表されておりません。和歌山県民の方にとっても、もし本当にコストコができるのであれば非常に喜ばしいことでしょう。
しかしながら、割と時間が経過しているにも関わらず、具体的な話が何一つ出ないというのも不思議な話です。一節によると「和歌山はコストコの出店条件を満たしていないから無理」なんて話もあるそうですが、果たして本当のところはどうなのでしょうか?本記事ではそんな和歌山県でのコストコ新店舗計画の可能性についてまとめてみました。
コストコ新店舗の出店条件
コストコは新店舗を出店するにあたり、いくつかの条件を設けています。そして、この条件をクリアできない限り、コストコ新店舗が出店されることは絶対にないと言われているそうです。では新店舗誘致のためにクリアしなければ条件とは一体どのようなものなのでしょうか?
出店条件①基準の人口数を満たしている
コストコは新店舗を出店するにあたり、半径10km圏内に50万人以上の人口がいる場所と定めています。知っての通りコストコは会員制で、会員からの年会費を組み込むことで安く商品を提供することが可能なシステムとなっております。それ故に年会費での最低ラインを明確にクリアすることができる場所でなければならないのです。
これが達成できないと、コストコのビジネスモデルが破綻してしまうことになります。企業である以上、利益を出すために出店するわけですから、不確定要素を抱えたエリアにわざわざ新店舗を作る必要はありません。
出店条件②基準の敷地・建築面積が確保できる
コストコといえば広大な敷地と売り場ですが、こちらにも明確な基準が設けられていると言われています。コストコの店舗予定地候補になる条件は、敷地面積7,000坪以上、建築面積約4,200坪を最低ラインとしており、これを下回る土地に関しては対象予定地には選ばれることはありません。
これだけの土地を確保するとなると、さすがに地方でもそう簡単ではありません。地権者も複数いることが多く、それらの人々の同意を取り、満場一致の条件を満たした段階でようやく出店計画に移ることができるというわけです。
出店条件③800台以上収容できる駐車場が作れる
コストコの性質上、殆どのお客さんは自動車で訪れます。故にその自動車を問題なく駐車できるだけのスペースが必要となります。コストコはこの駐車場スペースに関し、最低800台以上の車を収容できるスペースを確保することと定義しております。自動車800台分の駐車スペースを、店舗の敷地とは別に確保しなければならないのですから大変です。
出店条件④車でのアクセスが良い場所である
また、コストコは車でのアクセスが良い場所であることも前提としています。具体的に言うと高速道路のIC側がその条件に当て嵌まります。例え敷地面積や駐車場などの条件をクリアしていたとしても、高速道路の乗車口から離れた場所だとNGとなります。これら条件に見合った場所となると、やはり自ずと限られてくるのも致し方ありません。
出店条件⑤地代が高すぎない場所である
そして当然ながら地代の高すぎない場所であることも条件に含まれています。これまでコストコができた場所をみるとわかるように、殆どは準工業地域や休耕地に店舗が作られています。大きな土地を必要となりますので、たしかに土地単価が高すぎると話にならないのは明白です。
コストコが和歌山に出店する可能性が低い理由
続いては、なぜ和歌山にコストコが出店する可能性は低いのか?を調査してみました。前途の条件面が大きな影響を与えているのは間違いなさそうですが、具体的にどの辺りの問題が和歌山のコストコ出店予定で弊害となっているのか?その辺りの問題について調査してみました。
理由①人口数が出店条件に満たしていない
いきなり具体的且つ決定的な問題ですが、和歌山県には出店人口である半径10km圏内に50万人を満たす場所が存在しません。これは県庁所在地であり、県内での最大人口を誇る和歌山市でも同様です。現在和歌山市の人口は約35万6000人しかおらず、周辺市町村を含めても50万人には絶対に届かないのです。
コストコが商業人口50万人を明確な基準として定めている以上、和歌山にコストコができることは99%有り得ないと言わざるを得ません。人口が増えているのであれば今後可能性もありますが、少子化と一極集中が進む現在の社会においては、これもまた非常に難しいと言えるでしょう。
理由②土地条件も出店に至るには不十分
また、人口のみならず出店候補となるべき土地に関しても、コストコが定める基準をクリアできる場所がないとのことです。どれか一つでも条件を満たせない場合は予定候補地とはならないだけに、この条件を全て満たせない以上、コストコが和歌山県にできる可能性は極めて低いということになります。
特に和歌山県を含む近畿エリアは、滋賀県や奈良県などコストコの誘致に失敗したケースの多いエリアでもあります。無論それらが和歌山県に直接なんらかの影響を及ぼしたわけではありませんが、予定地としての条件を満たすことが難しいという現実を、まるでこうした実例が如実に物語っているようです。
理由③コストコの和歌山出店に関する口コミ
コストコの出店条件
— umemomo (@uknow0123) May 29, 2018
敷地面積 7,000坪以上、建築面積 約4,200坪、半径10km=人口50万人以上
用途地域=準工、商業、近隣商業、他、駐車場収容台数 800台以上
車のアクセスの良い物件
出来る?出来ない?人口少ない?
コストコの出店条件として、
— 下っ端運用係 (@AddDatafile) March 4, 2018
半径10km=人口50万人以上!
人口40万を切った和歌山市には絶対来ない・・・・ https://t.co/TvxrY1oCBg
また、口コミを見る限りでも、殆どの方は和歌山へのコストコ出店は現実的ではないとの声が多数を占めています。コストコの出店条件については今や一般人にも広く知られているため、単純に考えても「和歌山県にコストコを呼ぶことは無理だ」と、そう多くの人々が感じているのではないでしょうか?
また、和歌山のみならず、これまでにも結局実現せずに頓挫した自治体のケースは多々あります。そうした実例から、和歌山でのコストコ新規オープンは現実的ではないことを、地元の方々も痛感しているのかもしれません。
コストコの和歌山出店に和泉倉庫店が影響している?
実は和歌山にコストコができないのは、隣県にあるコストコ和泉倉庫店の影響ではないか?との声もあるようです。とは言っても、和歌山にコストコが明確にできない理由を見てきたばかりなので、直接的な影響があるとは考えにくいところです。しかしながら、コストコができる場所とできない場所を比較することで、どこに違いがあるかを明確に知ることができるかも知れません。
そこで、ここからはコストコ和泉倉庫店についてまとめてみました。果たして和泉倉庫店とはいかなる店舗なのでしょうか?
コストコ和泉倉庫店なら和歌山からも利用可能
大阪府和泉市あゆみ野に店舗を構えるコストコホールセール 和泉倉庫店。堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町で構成される大阪泉北エリアの1都市である和泉市に、2014年6月1日付けでオープン。関西圏4店舗目の店舗となりました。
ここ和泉市は、大阪府とは言っても車で少し走ればすぐに和歌山県が見えてくる場所にあります。つまり、和歌山市民がこのコストコ和泉倉庫店に行くのは何ら苦になる距離ではないわけです。それだけ近くにコストコがあるのなら、確かに敢えて和歌山市内にコストコを作る必要もないかも知れません。
和歌山から和泉倉庫店へのアクセス方法
和歌山市から和泉倉庫店へのアクセスは、とてつもなく簡単です。国道26号と阪和自動車道を経由すれば、たったの45分でコストコ和泉倉庫店に到着することができます。
コストコ和泉倉庫店の特徴
コストコ和泉倉庫店は、広大な敷地と多数の品揃えで有名なお店です。故にここに来れば大概のものは何でも手に入れることができます。品揃えの面でもピカイチである以上、敢えて和歌山にコストコを作る必要性はもはや皆無といっても良いかもしれません。
コストコが和歌山に出店する予定は今のところなさそう
出典: https://tenki.jp
コストコが和歌山に出店する可能性について検証してきましたが、現在のところその予定はないと断言して間違いなさそうです。また、今後もこの話が具現化する可能性は極めて低いと言っても良いでしょう。