世界一辛いソース「コブラチリ」とは？入手方法や味を解説！

世界一辛いソースと言われる「コブラチリ」は、見た目のパッケージからもまるで毒性があるような、何とも怯えるような物々しさがあります。そこで今回は、世界一辛いソース「コブラチリ」とは?入手方法や味を解説!しています。一体どんな種類の辛いソースなのか、また食べ方や危険性について注意すべきことは何なのかを、詳しく紹介しています。

「コブラチリ」の世界一辛いソースはオーストラリアに会社があります。コブラチリの生みの親である創始者ヴィーン･ヘンリー氏が2011年頃に、興味のあった唐辛子の栽培でその年に大量収穫したことがきっかけに、チリソースを作ってみようと思い立ったのがコブラチリの原点になります。日夜研究や独自の配合や食べ方に至るまで開発を重ね、ついに商品化までこぎつけました。
 

市場向けの商品として販売するまでに至り、2013年にはアメリカのスコヴィルアワードチリソース部門で1位、オーストラリアのミスターチリアワードのバーベキュー部門でも堂々1位を獲得するまでになりました。コブラチリ社のチリソースは辛いソースながらも、自然派原料のみを使用し、独自の製法で研究を重ねながらベストな状態までに仕上げているので、辛いだけでなく素材の旨みが感じられます。

世の中に甘いものが好きな甘党の人がいれば、辛いものが好きな辛党の人もいます。そして、辛党の中には更に強い辛味と刺激を求める激辛党がいます。そんな激辛党をも降参させてしまうような、ギネス認定された世界一辛い唐辛子を使ったソースが前述のコブラチリ社が開発したチリソースです。その独特の味と他に類を見ない驚愕な辛さがあるコブラチリについて、さらに深掘りしていきます。

オーストラリア産のコブラチリは、2014年に最も辛いソースと認定されたアメリカのキャロライナ･リーパー（キャロライナの死神）が原料だそうで、この唐辛子の名前を聞いた時点で口にするのも怖いと言われるほどの刺激性の強い唐辛子です。その辛さは156万9300スコヴィルになります。このスコヴィル値とは辛さの単位で、激辛唐辛子の代表ハバネロが最大35万スコヴィル程度なので、まさにケタ違いの辛さなのです。

このスコヴィル値をもう少し説明すると、唐辛子には辛味物質のカプサイシンがありますが、その割合を配合したもののことを言い、正確には「スコヴィル辛味単位」で通称「SHU」と呼ばれています。栽培する場所の気温や土壌の状態、また管理方法によっては同じ品種でもスコヴィルに差が出ることもあるので、これはあくまでも目安とされています。このスコヴィル値は高ければ高いほど辛いソースだと言うことを表明します。

100年以上前の1912年には、既にスコヴィル値による味覚テストが考案され、唐辛子エキスの溶解物を複数の被験者を対象にし、辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かして、何倍に溶かしたかをスコヴィル値として実験を開始していましたが、被験者の主観が出てしまい不明瞭な結果になったため、現在では高速液体クロマトグラフィーによって、カプサイシンの量を直接測る「ジレット法」で測定がされています。

刺激があまりにも強いため、この辛いソースをどういった方法で食べるのがベストか定かではありませんでした。口に1滴含んだだけでも悶絶してしまうのは確かのようですので、食べ方にはくれぐれも注意して下さい。もしも「激辛党だからぜひ挑戦してみたい！」という方がいたら、コブラチリに挑戦してみてはいかがでしょうか?

辛いソースでまず思い浮かぶのは、日本でも一般家庭にお馴染のタバスコでは約2500~5000SHU、日本の七味唐辛子では20000~50000SHU、国産の鷹の爪は約40000~50000SHUです。そして世界的に辛いと言われるあの唐辛子「ハバネロ」はどうでしょうか?辛さの中にフルーティーな香りもあり、日本ではスナック菓子にも使われています。ハバネロでは約100000~350000SHUで、辛さはタバスコの10倍です。

罰ゲームにも使われる激辛ソースの代表といえば「デスソース」ですが、その辛さは約100000SHUから最も辛いもので約1173000SHUになります。それに対し、コブラチリで使用されている唐辛子はギネス認定されたもので、その辛さは何と約3000000SHUという驚愕の辛さです。スコヴィル値に多少の幅があるといえども、一般的にタバスコのおよそ1000倍、デスソースのおよそ150倍辛いという結果が報告されています。

コブラチリを試食した方のほとんどが、その想像以上の辛さに身震いし、口を揃えて「辛い」と言う結果になったそうです。食べた直後は味覚がその辛さに反応しきれないのもあり何も感じないのですが、数秒のタイムラグの後、脳の中にある唐辛子の辛さより刺激を強く感じ、口内の痛みや熱さに加え激しい発汗や頬の紅潮を訴え咳き込む方も多かったようです。初心者の方は、取扱いや食べ方に十分気を付ける必要があります。

コブラチリには「キャロライナ･リーパー」という激辛唐辛子があり、取扱いや食べ方に十分な注意喚起が必要です。世界一辛いソースと言えど、種類豊富な調味料によって若干、辛さがマイルドなのでそのままディップに付けても良いだろうと思いがちですが、その行為は唐辛子そのものを食べるくらい危険なことを十分理解して使いましょう。

コブラチリを初めて口にする際の食べ方として知ってもらいたいのが、必ず耳かき1杯程度から試すようにして下さい。その無知な未経験者を驚愕させる辛さ、裏面のラベルに「警告」として記載があるほど尋常ではない辛さがあります。間違ってもスプーンでたっぷりすくい取るような食べ方は絶対にしないで下さい。また子供や高齢者の方、辛いのが苦手な方には刺激が強すぎるため、決して食べさせないように気を付けましょう。

コブラチリの入手方法を紹介します。オーストラリアの食品ですが、現在では輸入食品を取り扱うネットショップや大手通販サイト（アマゾンや楽天など）で種類豊富に取り扱われるようになり、日本にいながらにして気軽に購入できるようになりました。世界一辛いとギネス認定された唐辛子を使っコブラチリなので、各サイトでの注意書きをしっかり読んだ上で購入して下さい。

大使館近くの商店には、各国の珍しい食材や調味料を種類豊富に取り揃えている店舗も多く存在し、中でも麻布十番にある「日進ワールドデリカテッセン」は来客の7割が外国人という、インターナショナルマーケットで、あのコブラチリも取り扱っています。また、輸入食品を扱うカルディでもデスソースが販売されているので、コブラチリも問い合わせればひょっとしたら取扱いがあり、購入することができるかもしれません。

コブラチリの辛さの度合いは「デスソースの150倍」と聞いて、激辛党の方はその好奇心から入手する方もいるようで、自分がもっている辛さのキャパを過信する傾向にあるようで危険を伴います。コブラチリを口にする際に絶対に守ってもらいたいのが、無茶な食べ方をせずに必ず水分を手元にキープした状態で少しずつ食べることです。

コブラチリの辛さに対し余裕すらある激辛党の方がいますが、決して甘くみてはいけません。なぜなら、激辛唐辛子キャロライナ･リーパーの存在があるからです。種ごと口に含むと過呼吸で死に至る危険性もあるので、コブラチリもとても危険と言えます。味を確認するときは、必ず水分を近くに置きましょう。

コブラチリ社のチリソースを食べる際には、絶対に素手で食べないようにして下さい。辛味の刺激がとても強いので、皮膚に付いただけでも刺激を感じますし、万が一傷があった場合は沁みて患部に激しい痛みを伴う恐れがあります。目や鼻の粘膜に付いた場合も炎症を引き起こしかねないので、ビニール製などのしっかりした種類の手袋を着用した上でスプーンを使用しましょう。

また、激辛ソースのデスソースはよく罰ゲームに使われたりしますが、コブラチリ社のチリソースは決して罰ゲームなどで使用しないで下さい。再三伝えているように、本当に危険だからです。キャロライナ･リーパーそのままを食べるわけではありませんが、それでも大量に摂取すると口内の感覚が麻痺し、気道が炎症を起こして胃腸に異常をきたすなど、体調不良になる恐れがありますので、絶対に遊びには使用しないようにしましょう。

世界一辛いソース「コブラチリ」の食べ方は、マヨネーズと合わせて野菜スティックなどのディップソースにしても美味しく食べることができます。マヨネーズに対し、コブラチリ社のチリソースはほんの少しで十分です。一見するとトマトソースに見えるので、そのままディップしがちですが、量を間違えてべっとりつけたものを食べると、悶絶する辛さなので十分に気を付けて下さい。

冒頭で創設者ヴィーン･ヘンリー氏について説明しましたが、彼はただ唐辛子を大量消費して、辛いだけの調味料を作るためにチリソースを作り上げた訳ではありません。知って欲しいのは、辛さの中にしっかりとした旨みも必要と、レシピを熟考して作り上げた究極の激辛ソースです。正しい使い方をすれば美味しく食べることができる、ミラクルな辛いソースでもあります。

コブラチリは冒頭でも紹介の通り、バーベキュー部門で堂々1位を獲得した通り、肉類とよく合います。また、激辛ソースにはアルコールとの相性が抜群に良く、特にスパイシーなチリソースにはビールがベストペアリングなので、コブラチリを食べる際のお供にはよく冷えたビールを準備しておくと、より美味しく味わうことができるので、おすすめします。

その他の種類の辛いソースについても紹介します。とにかく辛いもの好きな方には必見です。最初に紹介するのは、初心者向けの辛さ「かんずり 和風激辛ソース 雷」です。見た目は黄色がかったソースなので、辛さ控えめなのかな?といった印象です。唐辛子を糀で三年間寝かせたかんずりに、世界一辛いと言われるハバネロをミックスした和風の激辛ソースです。次に、実際に試食してみた方の口コミも紹介します。

「辛さは大丈夫です。ピリ辛といった感じで食欲がそそられる!」「これなら辛いのが多少苦手な方でも食べられます。柚子の香りがして、焼き鳥や冷奴などの和風メニューにも合いそう」「思ったよりも辛くない」といった意見が多くありました。ピリッとした辛さの中にも旨みや香りがしっかりあるので、激辛初心者さんにおすすめします。入手方法は大手スーパーやデパートの他に、大手通販サイト（アマゾンや楽天）で購入下さい。

こちらは有名なピリピリする辛さの「プレアーズ ザドンデスソース･ジョロキア」です。ドクロマークのパッケージが激辛なイメージが伝わるデスソースです。見た目はさらっとしていて、タバスコのような酸味があり、辛そうです。それもそのはず、ギネスブックで世界一辛い唐辛子と認定されたことのある「ブートジョロキア」を主原料に作られた激辛ソースだからです。入手方法は輸入食品を扱う店や大手通販サイトで購入できます。

口コミでは「辛すぎて寒くなりました」「めちゃくちゃ辛いです。牛乳を口に含んだのに、口の中がいつまでもヒリヒリする!」「辛さの中に旨みがある。タバスコに近い味かな?」といった声が寄せられました。結果、これは激辛レベルの辛さではないようです。ヒリヒリと痛いくらいの辛さが続いて、汗をかくほどです。しかし、デスソースのネーミングやパッケージに話題性があるので、パーティーの盛り上げ役に1本あると便利です。

 

次に紹介するのは、韓国生まれの辛さで有名な「カプサイシンソース」です。唐辛子の辛さの元である成分「カプサイシン」を抽出して作った辛いソースです。韓国料理の店で激辛メニューがあったら、だいたいこれで辛さをプラスしていると言ってもいいくらい業界ではメジャーなアイテムです。500mlと大容量で、コチュジャンのような匂いがします。見た目はなめらかな深い赤色ソースになっています。

試食した方の口コミでは「痛い!辛すぎる!耳の奥が痛くなってきた」「これはヤバい。喉にきます」といった感想が圧倒的多数でした。辛いを超えてもはや痛いレベルだそうです。スプーン半分でも辛すぎるのに550ml入りは相当な激辛党でなければ使いきれない量です。入手方法は輸入食品を扱う店や大手通販サイト（アマゾンや楽天など）で購入することができます。

カリブ海で愛され続けている本場の辛いソースです。種類豊富な野菜の旨みと程よい酸味が素材の味を引きたてます。特に肉料理が相性抜群です。バーベキューソースの隠し味にいかがでしょうか?辛党の方におすすめします。またピザやカレー、牛丼にシーフードなど多くの種類が、この辛いソースをかけると美味しいと口コミでも話題です。入手方法は、輸入食品を扱うカルディの店舗かオンラインショップで購入することが可能です。

和食なら、断然国産唐辛子が良いでしょう。国産唐辛子の赤は鷹の爪や一味･七味唐辛子として購入できます。うどんなどの汁物には欠かせない調味料です。また青唐辛子は柚子胡椒を作るのに最適で、繊細な和食の味をより引き立てます。鍋ものにはもちろん、白身魚を焼く時の隠し味にもなります。入手方法は、スーパーで手軽に購入できます。辛さは海外のソース類に比べれば抑え目なマイルドで、種類も豊富なのでぜひ活用下さい。

今回は、世界一辛いソース「コブラチリ」とは?入手方法や味を解説しました。コブラチリの辛いソースについてや、その食べ方や注意点などを詳しく紹介しました。また、辛党の方におすすめしたいさまざまな種類の辛いソースも紹介してきました。コブラチリの激辛に躊躇する方は、まず辛味が少ないソースから挑戦する食べ方をおすすめします。入手方法も意外とすぐに手に入りますので、興味のある方はぜひ試してみて下さい。