カドヤ食堂の人気メニューは？大阪の名店のおすすめを徹底解剖！

大阪といえばたこ焼きやお好み焼き、串カツといったグルメが有名です。大阪でラーメンを食べるというイメージがない人もいるかもしれません。そんな大阪でも、美味しいラーメンが食べられる店舗があります。それがカドヤ食堂です。

カドヤ食堂は、大阪に住む地元民はもちろん、別の地方から大阪へ来た人も認める美味しいラーメン店です。カドヤ食堂はどんな店なのか？人気メニューや店舗の情報を紹介します。

カドヤ食堂は、1957年に大阪の鶴見区で大衆食堂とし創業した店舗でした。当初の食堂で展開されていたラーメンが人気となり、2001年にラーメン店として再スタートしました。それが現在西長堀にある、カドヤ食堂の本店です。再スタート当時から話題となり、行列ができるほどの人気だったようです。

カドヤ食堂は、大阪に住む人はもちろん、大阪以外から来る観光客にも人気です。昼時になると長い行列ができる、今や大阪を代表するラーメン店となっています。中には、美味しいラーメンを食べ慣れている東京などから来る人も、カドヤ食堂のラーメンには満足度の高い口コミを寄せています。

カドヤ食堂のラーメンの人気は、なんといってもその完成度の高さにあります。麺は北海道産のはるゆたかを使用した自家製麺であり、平打ちのストレート麺です。茹で上がった麺にはツヤとコシがあり、ツルツルしたのど越しも絶品で、小麦のほんのりした甘みや香りも豊かに感じます。盛り付けもまるで高級料亭の蕎麦のようです。

さらにスープも、鶏や豚、魚介や野菜など、様々な食材の旨味を凝縮した濃厚なスープです。麺との相性も抜群で、芳醇な旨味と香りがあります。こだわりのメンマやチャーシューなどの具材も大きく食べ応えがあり、一杯で非常に満足感の高いラーメンです。

カドヤ食堂のラーメンは味付けにもこだわっており、薄すぎず脂っぽくなりすぎず、しかし旨味はしっかり味わえるバランスの良さがあります。この美味しさと人気から、カドヤ食堂は過去にミシュランガイドにも掲載されたことがあり、口コミサイトでも非常に人気の高いラーメン店です。

そんな完成度の高いカドヤ食堂のラーメンですが、本店の看板メニューである中華そばは、一杯900円で食べられます。具材や量は少々違うものの、今福鶴見店では680円、阪神梅田店では500円とさらに安い値段です。カドヤ食堂本店の値段は一般的なラーメンと比較するとやや高めですが、こだわりと完成度を考えると安いといえます。

カドヤ食堂は本店以外にも店舗がありますので、座席の数も店舗によって違います。一番人気のカドヤ食堂本店はカウンター席が6席、4人掛けのテーブル席が2つの計14席です。今福鶴見店はカウンター席のみで9席、クリスタ長堀店はカウンター席のみで28席と席数が一番多い店舗です。

西宮ガーデンズ店はフードコートですので、席数を気にせず利用することができます。また、阪神梅田店は椅子のない立ち食いスタイルとなっています。回転は早いですが、グループや家族連れでピーク時間に行くと、待ち時間が長くなるかもしれません。

中華そばはカドヤ食堂の看板メニューであり、初めて食べる人にまずおすすめの一杯です。ラーメンが好きな人からは具材、スープ、麺の全体のバランスがよく完成度の高いラーメンと言われる一品です。スープは豚や鶏の出汁に昆布やホタテなどの魚介類から旨味を抽出しています。

しかし、素材の醤油でしっかり味をまとめているので、脂っぽさやくどさはありません。あっさりめでいくらでも飲めてしまいます。小麦の香りが高くのど越しのよい麺との相性は抜群です。また、真ん中に盛り付けられたのりの存在感と香ばしさも、カドヤ食堂の名物となっています。

つけ麺も中華そばと並んでカドヤ食堂の人気が高いメニューです。麺はツヤがあり、丁寧に畳まれた盛り付け方はまるで高級料亭の蕎麦のようなこだわりがあります。小麦の味と香りが深くい麺は、濃厚な醤油のつけ汁に漬けるとよく絡まって絶品な味わいです。適度な大きさで切られたネギやチャーシューと共に食べれば、更に旨味が増します。

麺を食べ終わった後最後に残ったつけ汁は、スープ割りにして最後まで美味しく味わえます。濃厚な出汁の旨味がでているのにあっさりしていて、食が進むつけ麺です。つけそばと呼ぶ方も多いですが、つけ麺とつけそばは同じメニューとなります。

黒豚旨味そばは、油そばのような汁なしラーメンです。カドヤ食堂の店内に黒豚旨味そばの食べ方が載っているので、参考にして美味しく食べてみましょう。調味料を加えることで、4段階の味の変化が楽しめます。まず、器の底にたまっているタレに面を絡めるように全体を混ぜて食べてみてください。

ニンニクがきいたタレの濃厚な甘辛さコクが、もっちりした麺の食感によく合って美味しいです。タレの味で食べた後は、ラー油を少し足して味を変化させます。甘さの中に引きしまった辛みが出て、さらに美味しくなります。最後に酢を少し足すと、酸味が加わって濃厚なタレをマイルドに仕立て上げてくれます。

この3つの味の変化で、味が単調にならず最後まで麺を美味しく食べることができます。さらに、カドヤ食堂の黒豚旨味そばにはミニライスが付きますので、残ったタレに入れて絡めましょう。まばらにタレが絡んで旨さと甘味を感じるご飯が、絶品の締めとなります。

カドヤ食堂の看板メニューである中華そばに、自家製のワンタンが追加された人気メニューです。ワンタンは大ぶりで食べ応えがあります。比内鶏に豚や魚介、野菜の旨味で取ったスープはコクがあり、あっさりした醤油味ですが深い旨味を感じます。その旨味がしっかりと染み込んだワンタンも絶品です、

ワンタンのとろけた皮はモチモチした食感で、噛むと肉の餡から旨味の詰まった肉汁が溢れます。スープや麺と肉の旨味が絡んで、あっという間に食べられてしまいます。食べ応えもありますので、定番の中華そばにとは違ったメニューを食べたい時におすすめです。

黒豚めしは、カドヤ食堂で人気のご飯メニューです。480円とお手軽価格ですので、ラーメンのサイドメニューとして頼む人が多いです。鹿児島県産の黒豚がたっぷり混ぜられた炊き込みご飯となっており、豚の旨味や脂の甘み、甘辛いタレが染みて絶品です。脂はしっかり出ていますが、生姜の風味のおかげでくどくはありません。

また刻みのりの香ばしさも良いアクセントとなっています。ボリュームもあり食べ応えも抜群で、食べ終わった後の満足感も大きくなります。ラーメンを食べてお腹に余裕がある人は、是非一緒に頼んでみてください。

スタミナ黒豚めしは、カドヤ食堂の黒豚めしより更にワンランク上のご飯メニューです。価格は650円で、スタミナ黒豚めしだけでも満足できるほどのボリュームがあります。炊き立てのご飯に鹿児島県産黒豚のほぐし肉がたっぷり乗せられ、さらに名古屋コーチン卵、ネギ、メンマが乗っています。具材はよくご飯と混ぜて食べましょう。

細かくほぐされた黒豚は、身はとろとろしており、旨味がご飯に染みて美味しいです。卵のおかげで甘辛い味はマイルドになっており、脂っぽさもそこまでありません。メンマを箸休めにしながら、パクパク食べれてしまうご飯です。ラーメンとセットにするとかなり満腹になりますので、食欲に自信がある人は食べてみてください。

カドヤ食堂は本店の他4つの支店があり、どの店舗も人気があります。交通の便が良い大阪ですので、バスや電車などの公共交通機関でアクセスが可能です。市内には阪神高速のインターチェンジもあるため、遠方から車で来ることもできます。カドヤ食堂本店をはじめとする店舗へのアクセス方法や、店舗情報を紹介します。

カドヤ食堂の本店は西長堀駅近くにあり道路も広いので、車でアクセスすることは可能です。しかしカドヤ食堂の店舗に駐車場は設けられていないため、駅前のコインパーキングなどに停めて徒歩で行く必要があります。西長堀駅近くは多くのコインパーキングがありますが、原付や軽専用など制限がついている駐車場もあります。

京セラドームが近いということもあって週末や連休などは混みあいますので、予約できる駐車場があれば事前予約をして置くのが良いでしょう。またカドヤ食堂本店以外の店舗についても、百貨店に入っている阪神梅田店以外は駐車場がありません。近くのコインパーキングを確認しておきましょう。

カドヤ食堂本店から近いバス停は、大阪市バスの白髪橋バス停または地下鉄西長堀駅バス停となります。白髪橋バス停からは徒歩7分、地下鉄西長堀駅バス停からは徒歩4分の距離です。大阪市バスは主要駅である大阪駅から出ているので、フリー乗車券などで大阪市バスで市内を観光しながらカドヤ食堂へ寄るのもおすすめです。

カドヤ食堂本店以外の店舗にもバスでのアクセスができます。今福鶴見店は大阪市バスの鶴見西口バス停、クリスタ長堀店は大阪市バス長堀橋バス停、西宮ガーデンズ店は西宮市バス西宮営業所前バス停、阪神梅田店は大阪市バス大阪駅前バス停がそれぞれ最寄のバス停となっています。

以前のカドヤ食堂本店は、駅から徒歩30分と遠く、アクセスしづらいという口コミがありました。しかし現在は駅近くに移転しており、アクセスしやすくなっています。現在のカドヤ食堂本店は、大阪メトロ長堀鶴見緑地または千日前線の西長堀駅からA-4出口へ出て徒歩3分の距離です。

カドヤ食堂本店以外の他の店舗も、ぞれぞれ駅から徒歩5分以内と近いので、電車で簡単にアクセスできます。大阪はJR以外に地下鉄や阪急線など電車での交通の便が良いので、観光の際立ち寄るのであれば、電車でのアクセスがおすすめです。詳しい最寄り駅は、カドヤ食堂の店舗情報をチェックしてみてください。

カドヤ食堂は本店のほか4つの系列店があり、全部で5店舗あります。それぞれ営業時間や定休日などが異なりますので、訪れる際には注意してください。一番人気の高い本店は毎週火曜日が定休日となっており、11:00～17:00の通し営業です。夜は営業していません。

また、ピーク時間は開店後から13:00頃までのお昼時ですので、スムーズに入店できる狙い目は15:00頃です。他の店舗は夜営業も行っていますが、それぞれお昼時がピークとなります。混雑が苦手な人や並ばずにカドヤ食堂に入りたい人は、お昼の時間をずらして行くと良いでしょう。

カドヤ食堂は、たこ焼き屋お好み焼き、串カツのイメージが強い大阪の中でも代表的な美味しいラーメン店です。その美味しさは地元の人々が認めるのはもちろん、全国からも食べに来る人がいるほどです。

看板ラーメンはスタンダードな中華そばですが、スープの出汁や麺の小麦粉、具材にもこだわっており、味のバランスもよく完成度の高いラーメンです。

カドヤ食堂本店以外にも、支店が4店舗あります。それぞれその店舗独自のメニューなどもあり、店舗によって異なる味やコスパの良さもありますが、まずは是非本流のカドヤ食堂本店のラーメンを食べて、完成度の高いラーメンに舌鼓を打ってみてください。