2022年02月25日公開
2024年11月19日更新
ケンタッキーのチキンが小さくなったのは本当?サイドメニューも検証
ケンタッキーのチキンは本当に小さくなったのか、噂の真相を検証します。ケンタッキーのチキンが小さくなったと感じる理由や、チキンサンドなどサイドメニューのサイズの変化についても説明!ケンタッキー以外の小さくなった商品も紹介します。
目次
ケンタッキーが小さくなったという噂を検証
ケンタッキーはフライドチキンの人気店で、長く食べ続けているリピーターも少なくありません。しかし、その分昔のチキンと比べられることも多く、「昔より小さくなった」といわれることもあります。
特に最近はSNSなどが普及したこともあり、小さくなったという噂も広がりやすくなりました。本当にケンタッキーのチキンが小さくなったのか、その噂を検証して解説します。ケンタッキー以外の小さくなった商品も紹介しているため、参考にしてください。
ケンタッキーチキンが小さくなったという噂は本当?
小さくなったという公式発表はない
ケンタッキーのチキンに関して、小さくしたという公式発表はありません。ケンタッキーのチキンには、部位ごとに最低基準値というものがあります。ケンタッキーのチキンは鶏肉をさばく際、この基準値を下回らないようにカットされます。
しかし、最低基準値は公表されておらず、基準値が変わったかどうかも定かではありません。基準値が下がったという発表も今のところないため、本当に小さくなったかどうかの判断は難しいです。
チキンは部位によってサイズにばらつきがある
ケンタッキーのチキンには、5つの部位があります。この部位ごとに、大きさはかなり変わります。ケンタッキーのチキンの中で最も大きい部位は、「サイ」と呼ばれる鶏の腰の部分です。
一方、キール(胸)やリブ(あばら)などは、比較的サイズが小さい部位です。そのため、小さめの部位が出てきた場合は、チキンが小さくなったと感じることがあります。
ケンタッキーでは商品の基準値を設けており、近年は部位ごとに設けられているサイズ下限にあたるチキンが増えているとの意見があるのも事実です。原料の輸入状況が変動するためチキンの基準値には幅があり、時期によっては下限のサイズのものしか入荷されないことはあると考えられます。
ケンタッキーのサイドメニューで小さくなったと噂の商品
商品①サンドメニュー
ケンタッキーにはチキンだけでなく、フィレサンドなどのサンドメニューもあります。間にチキンが挟まっているため、ハンバーガーよりもボリュームは出ます。しかし、バンズの直径が小さく、小さいと感じることもあるようです。
ケンタッキーのバンズは、チキンの下限サイズに合うように作られています。そのため、他の店よりもバンズのサイズが小さく、全体的にも小さくなったと感じてしまうようです。
商品②ビスケット
ケンタッキーのビスケットは、チキンと同じくらい「小さくなった」という声が多い商品です。ビスケットが小さくなった理由は、小麦粉の価格が高騰したためです。
ビスケットは人気メニューであるため、いきなり値段を上げるわけにはいきません。値段を変えずにビスケットを販売するためにも、サイズを小さくしたと考えられます。
商品③チキンポットパイ
ケンタッキーのチキンポットパイは、過去に一度だけサイズダウンしています。その理由は、大きすぎて食べきれないという声が多かったためです。チキンポットパイの購入者は女性が多く、昔のサイズでは食べきれずに残す人が多くいました。
そのため、女性1人でも食べきれるように、現在の小さいサイズへと変更されたようです。また、以前のサイズだと、火が通りにくく調理がしにくいという理由もあります。
調理時間も長くかかってしまうため、作業がしやすいサイズへと変更されました。ビスケットと同じように、小麦粉の価格が高騰したことも理由のひとつだと考えられます。
ケンタッキーの商品が小さくなったと感じる理由
理由①揚げ時間や保管時間の影響
ケンタッキーのチキンは、揚げ時間や保管時間によっても、大きさが変わってきます。チキンの揚げ方はマニュアルがありますが、やはりベテランと新人では腕前が違います。
揚げすぎることで水分が抜け、肉が縮んでしまうこともあるようです。また、揚げてからの保管時間が長くても、同じように肉が縮むことがあります。店のスタッフやそのときの状況によって、いつもより小さいと感じてしまうこともあるでしょう。
理由②原材料高騰のため
昔よりも食品全体の価格が高騰しており、それに伴って商品を小さくする企業が増えました。消費者に公表せずに少しずつ商品を小さくする企業も多く、疑心を抱く消費者が増えたこともひとつの原因です。
ケンタッキーの商品にも、価格が高騰した小麦粉などが多く使われています。そのため、「知らないうちに、商品を小さくしたのではないか」と思う人が増えたのです。
理由③サンドメニューのバンズが他社より小さいため
前述した通り、ケンタッキーのサンドメニューはバンズが小さめです。他のファーストフード店と比べても小さいため、物足りなさを感じる人もいます。これらのサンドメニューの印象により、チキンも小さくなったと感じることがあるようです。
ケンタッキー以外の小さくなった商品
雪見だいふく
雪見だいふくはロッテの人気商品で、餅に包まれたアイスが2個入っています。発売当初の雪見だいふくは50mlありましたが、現在では47mlに変更されています。
雪見だいふくが小さくなった理由は、原料価格の高騰で製造コストが上昇したためです。ケンタッキーのビスケットのように、価格を変えずに販売するためにサイズダウンされました。
カントリーマアム
カントリーマアムは手作りクッキーを再現した、不二家のロングセラー商品です。発売以来40回以上も改良されていますが、改良の際に何度がサイズダウンしています。発売当初は1枚当たり11gでしたが、少しずつ減量されて現在では10gになっています。
直径も発売当初より小さくなっており、比べるとその違いは一目瞭然です。カントリーマアムの値上げの理由も、小麦粉などの原料価格の高騰にあります。カントリーマウムはサイズが小さくなっただけでなく、1パック当たりの枚数も減っています。
キットカット
ネスレのキットカットも、原料価格の高騰によりサイズダウンした商品のひとつです。以前は11.6gあったキットカットが、リニューアルを経て9.9gに変更になりました。長さは約5mmも短くなり、小さくなったことにすぐ気づいた人も多かったようです。
ただ、あまりにも不満の声が多かったため、現在ではまたサイズを大きくして販売しています。長さは7mm増え、サイズダウンする前よりも長くなっています。しかし、重量だけで見ると11.6gと従来品と変わらず、以前の量に戻っただけといえます。
ケンタッキーの商品が小さくなったという公式発表はない
ケンタッキーのチキンが小さくなったという噂はよく聞きますが、ケンタッキー側からの公式発表はありません。ただ、キチンポットパイのように、本当に小さくなった商品もあります。
ケンタッキーのチキンは商品ごとに大きさが違うため、部位によっては小さく感じることもあります。部位の指定ができないことで、不満に感じる人が多くいるのも事実です。
ただ、チキンの下限基準値が決まっているため、一定のサイズより小さくなることはありません。大きい部位が出てくるかどうかは運次第ですが、何が出てくるか楽しんでみるのも良いでしょう。