マッサマンカレーの本格人気レシピ！簡単に世界一のカレーを作ろう！

家でも簡単に本格的なマッサマンカレーが作れるレシピを紹介します。本格的といっても難しい調理や馴染みのない食材は使いません。スーパーで揃う食材だけで、本格的なマッサマンカレーを作ることが可能です。マッサマンカレーの人気レシピやその他の人気レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

マッサマンカレーの発祥はタイ南部といわれています。諸説ありますが、起源はイスラム教徒から伝来したともされています。そもそも「マッサマン」という言葉には、「イスラム教徒の」という意味がありその名前からイスラム教徒が作ったのでしょう。

つまり、マッサマンカレーはタイ南部に多いイスラム教徒の料理とタイ料理が合わさり、そこから生まれた料理といえます。そのため、イスラム教の規律(ハラール)に従い、豚肉以外の肉を使って作られます。

マッサマンカレーは濃厚なコクと上質な甘みが特徴です。コクや甘味の理由はカルダモンやシナモン、クローブといったスパイスやココナッツミルクやピーナッツを使っているためです。程よい辛さと酸味の中に、ココナッツの甘い香りと数種類のスパイスの深いコクが絶妙にマッチします。

マッサマンカレーはタイ南部で食されていた、いわばご当地カレーです。それがなぜ世界的に人気となったのか？その理由は2011年にアメリカの旅行情報サイトで、「世界一おいしい食べ物」に選ばれたことが挙げられます。

ピザやチョコレートなど有名な食べ物を差し置いて、1位を獲得したマッサマンカレーはたちまち話題となり、その味で世界的に人気の食べ物となりました。

世界一のカレーといわれているマッサマンカレーの本格レシピを紹介します。マッサマンカレーペーストは市販のものでも構いません。ペーストも家で簡単に作ることができるので、是非作ってみてください。

【材料】

• じゃがいも…2〜3個
• 玉ねぎ…1個
• 鶏もも肉…400g
• サラダ油…大さじ3
• カルダモン…3粒
• クローブ…3粒
• シナモン…1本
• マッサマンカレーペースト…80g
• ココナッツミルク…400ml
• 水…300ml〜
• カシューナッツ…ひとつかみ
• ピーナッツ…ひとつかみ
• ライム又はレモン…1/2
• ナンプラー…大さじ1
• 砂糖…小さじ2

【作り方】

1. じゃがいもと玉ねぎを大きめにカットします。
2. 鶏肉もざっくりと大きめにカットします。
3. 鍋にサラダ油を敷き、温める前にカルダモン、クローブ、シナモンを入れます。
4. 弱火でじっくりと油にスパイスの香りを移します。
5. マッサマンカレーペーストを加え、油と馴染ませるように混ぜます。
6. ココナッツミルクを数回に分けて入れて煮立てます。
7. 水を加えて弱火で5分程煮込みます。水の量は味を見ながら調整します。
8. 鶏肉、玉ねぎ、じゃがいも、ピーナッツ、カシューナッツを入れます。
9. ナンプラー、砂糖を入れ、ライム(又はレモン)を絞ります。
10. 蓋をして10分程煮込んだら完成です。

基本的に切って煮込む作業だけで、料理経験のない人でもレシピ通りに進めれば、本格的なマッサマンカレーを簡単に作れます。煮込むことで味が変化するので、適度に味を見ながら調整してください。

【材料】

• カレーパウダー…大さじ1
• 塩…小さじ1/3
• 赤唐辛子（鷹の爪）…2本
• にんにく…2片
• しょうが…1片
• ライムの皮
• 干し海老…小さじ2
• イカの塩辛…小さじ2

1. にんにくとしょうがを包丁の腹で潰して粗みじん切りにします。
2. たまねぎ、ライムの皮を粗みじん切りにします。
3. にんにく、しょうが、玉ねぎ、ライムの皮、干し海老、イカの塩辛をミキサーにかけます。
4. 割った赤唐辛子を種ごと入れます。
5. カレーパウダーと塩を加え、滑らかなペースト状になるまでミキサーにかけます。

スーパーでも入手可能な食材だけで、本格的なマッサマンカレーペーストを簡単に作ることができます。また、1~5の工程の際にすべての食材を一緒に入れてミキサーにかけることも可能です。ミキサーにかけるときに少量の水(約30cc程度)を加えると回しやすいです。

本格的なマッサマンカレーを作るためには、イカの塩辛と干し海老とナンプラーは必要不可欠な食材です。この食材はマッサマンカレーの美味しさの秘密でもあります。スーパーでも手軽に揃えられるものですので、必ず揃えましょう。これらの食材を揃えるだけで、簡単に本格的なマッサマンカレーが作れます。

本格的なマッサマンカレーでは、酸味は非常に重要な要素ですので、ペーストを作る時や煮込む時にもライムは必ず加えましょう。このひと手間が本格的で美味しいマッサマンカレーを作るポイントです。酸味の強い方が好きな人は、レモンの方が酸味が強いので、お好みで変更してください。その際はペーストで使うライムの皮も、レモンの皮に変えましょう。

食材を煮込むときは極弱火で煮込みましょう。その理由の1つは、極弱火で煮込むこと乳化を起こすためです。乳化とは水と油がきれいに混ざり合う現象で、乳化が起こるとカレーにまろやかさが生まれます。

2つ目は食感を良くするためです。お肉は高温で煮込んでしまうと固くなってしまうので、極弱火で煮込むことによりトロトロで柔らかく仕上げることができます。野菜は極弱火で煮込むことで食感を残すことができるので、じゃがいもがホクホクに仕上がります。

【材料】

• にんにく…1片
• 玉ねぎ…1/8
• パブリカ…1/8
• セロリ…30g
• 有頭海老…150g
• イカ…150g
• セロリの葉
• 赤玉ねぎスライス
• カレー粉…小さじ1
• ナンプラー…小さじ1【A】
• シーズニングソース…小さじ1【A】
• 砂糖…小さじ1【A】
• オイスターソース…大さじ1
• 味の素…小さじ1/2
• 卵…2個【B】
• 牛乳…大さじ2【B】
• エビ油…大さじ2【B】
• 鶏がらスープ…140cc

1. 【A】と【B】を混ぜ合わせます。【B】は軽く混ぜ合わせる程度で大丈夫です。
2. 海老を200度くらいの油で約20秒油通ししておきます。
3. にんにくを潰します。
4. 油を引いたフライパンににんにく、たまねぎ、パプリカを入れ、火が通ってない状態で【A】とオイスターソースを入れて炒めます。
5. カレー粉を鍋肌にいれ風味を出すように混ぜ合わせます。
6. 鶏がらスープ、イカ、セロリ、エビを炒めます。エビは味が絡んだら一度別皿に移しておきます。
7. 【B】の調味料を鍋肌から注ぎ、火が通り始めたら味の素を入れ味を調えます。
8. 海老を中央、周りにセロリの葉と赤玉ねぎを盛り付けて完成です。

魚介の香りと旨味が凝縮された、家庭でも簡単に作ることができる本格的なパッポンカリーのレシピです。イカやセロリは火を通しすぎると、イカは硬くなりセロリはクタクタになるので、さっと火が通る程度に炒めるのがポイントです。

【材料(2人分)】

• グリーンカレーペースト…2人分
• ナス…1本
• パプリカ…1/8
• ヤングコーン…2本
• こぶみかんの葉…4枚
• タイスイートバジル…適量
• 鶏手羽元…4本
• ココナッツシュガー…小さじ1
• ココナッツミルク…280cc(固形部分140cc、液体部分140cc)
• ナンプラー…小さじ2

1. 手羽元の出汁が出やすいように隠し包丁を2か所ほど入れ水洗いします。
2. 手羽元全体が浸かるくらいの水を入れ火にかけ、アクを取り落し蓋をして7分間茹でます。
3. ナスを少し色が変わるくらい油で揚げます。
4. ココナッツミルクの固形部分(140cc)とグリーンカレーペーストを鍋に入れ焦げないように炒めます。
5. 香りが立ったら手羽元とスープ140cc、パプリカとヤングコーンを入れ煮込みます。
6. ココナッツミルクの液体部分(140cc)を入れ、馴染んだらナンプラーとココナッツシュガーで味付けします。
7. ナスとこぶみかんの葉を入れ煮込み、最後に火を切ってからバジルを入れて完成です。

ココナッツミルクの固形部分と液体部分をしっかり分けて使うのがポイントです。自家製のグリーンカレーペーストで作ると、より色がきれいで本格的なグリーンカレーが作れます。市販のペーストには味が付いているものが多いので、使う場合は味を見ながら調整しましょう。

本格的なマッサマンカレーを、家でも簡単に作ることができるレシピやポイントについて紹介してきました。切る・煮込むという工程だけで、世界一美味しい食べ物と称されるマッサマンカレーが家でも簡単に作れます。

美味しいマッサマンカレーを作るポイントは、イカの塩辛と干し海老、ナンプラーにライムです。全てスーパーで揃う食材で、世界中で人気のマッサマンカレーを作ることができます。本格的なカレーが食べたくなった際は、是非作ってみてください。