2019年02月03日公開
2024年09月02日更新
本格グリーンカレーに合う具は?基本の作り方や簡単アレンジを紹介!
グリーンカレーは、ピリッとした辛さとまろやかなコクが特徴のタイ料理です。お店で食べることの多いグリーンカレーですが、グリーンカレーペーストを使用すると自宅でも簡単に手作りすることができます。ここではグリーンカレーに合う具や基本的な作り方、アレンジレシピなどを詳しく紹介します。肉や野菜などの具にこだわると本格的なグリーンカレーが作れます。是非一度おいしいグリーンカレー作りに挑戦してみて下さい。
グリーンカレーとは?
グリーンカレーは、色鮮やかなグリーン色をしたタイのカレーです。日本で一般的なカレーと違い、グリーンカレーはまろやかな味わいとピリッとした辛さが特徴です。ここでは本格的なグリーンカレーの具材や簡単な作り方、おいしいグリーンカレーを作るコツなどを紹介します。グリーンカレーは肉や野菜などアレンジ方法も様々です。基本の作り方も押さえつつ、色んなアレンジにも挑戦してみましょう。
ココナッツミルクと青唐辛子のタイカレー
グリーンカレーはタイ料理の一種で、日本ではタイカレーとも呼ばれています。本格的なグリーンカレーは、ハーブや香辛料のペーストを炒め、ココナッツミルクや肉、野菜を煮込んで作られます。グリーンカレーの味の決め手となるのがココナッツミルクと青唐辛子です。ココナッツミルクはグリーンカレーの風味をつけるのにも欠かせない材料で、青唐辛子の辛さをまろやかにしてくれる役割も果たしています。
欠かせないスパイスは?
タイ料理に使われるスパイスというと、パクチーやレモングラスなど様々な種類があります。その中でも本格的なグリーンカレーを作るのに欠かせないスパイスが「こぶみかん」です。こぶみかんは東南アジア原産の柑橘類の一種で、グリーンカレーでは葉の部分を香りづけとして使っています。こぶみかんは葉自体に爽やかな香りがあり、グリーンカレーに入れると簡単に本格的なタイカレーを作ることができます。
市販のペーストで簡単に作れる!
簡単!オリジナルタイカレー(グリーンカレー)のベース調味料だよ♪辛いだけじゃなく、味がしっかりしていて、スープが旨い!https://t.co/npVBdcv7C4
— 調味料で味を楽しもう! (@more_seasoning) December 19, 2019
グリーンカレーはタイ料理店などで食べるイメージがあるかもしれませんが、市販のグリーンカレーペーストを使うと自宅でも簡単にグリーンカレーが作れます。ペーストの種類によっては、こぶみかんの皮やレモングラスなど本格的なスパイスが入っているものもあるので、購入の際は原材料のチェックをしてみることをおすすめします。
グリーンカレーの具はなに?
ここからはグリーンカレーの基本となる具材について紹介します。基本的なグリーンカレーは、肉や野菜など様々な種類の具がたっぷり入っているのが特徴です。グリーンカレーを自宅で作る場合は、まず基本の具材を使って作ってみると良いでしょう。
一般的な肉や野菜は?
グリーンカレーに使われる肉は、鶏肉が基本となります。日本のカレーの具というとジャガイモや人参、玉ねぎが一般的ですが、グリーンカレーに使用する野菜はナスやタケノコ、ピーマンなどが挙げられます。また牛肉や豚肉が使われることも多く、キノコや玉ねぎなどが入ることもあります。
タイのナスは小さな豆のよう
タイナス🍆
— えびな美・食・農プロジェクト (@ebinabisyokunou) August 31, 2019
緑色で小振りなナスですがずっしりしています
こちらも試験栽培なので安定した量はありません
それでも欲しい方いましたら連絡ください pic.twitter.com/7cltbiSTVl
タイのグリーンカレーに必ずと言ってよいほど入っている野菜がタイナスです。タイではマクワ・プロと呼ばれており、紫色の日本のナスとは見た目も味わいも大きく異なります。タイナスはミニトマトほどの小さなナスで、中にぎゅっと実が詰まっていて生でも食べられるのが特徴です。また日本のナスと比べるとアクが強いのも特徴の1つで、タイナスを入れると本場で食べるようなグリーンカレーが再現できます。
さつまいもの甘さが合う
青唐辛子の辛味がきいたグリーンカレーは暑い季節にもぴったりな食べものです。グリーンカレーの刺激が気になるという方は、グリーンカレーを作るときに具材としてさつまいもを入れるのもおすすめです。さつまいもの甘みがグリーンカレーのピリッとした辛さを和らげてくれるでしょう。
グリーンカレーの作り方【基本編】
ここからはグリーンカレーの基本の作り方を紹介します。具は出来る限り本格的なものを揃えると、おいしいグリーンカレーに仕上がります。グリーンカレーは色んな具材を使用するため、準備などに時間がかかることもあるでしょう。しかし手間をかけた分おいしいグリーンカレーが食べられるので是非一度チャレンジしてみて下さい。
材料
まずグリーンカレー作りに必要な具材から紹介していきます。日本でグリーンカレーを作るのであれば、市販のグリーンカレーペーストを使用するのが一番です。もし手に入るのであれば、こぶみかんの葉やタイナスなどの具を準備すると良いでしょう。こぶみかんの葉は販売されていないことも多いため、グリーンカレーペーストを購入する際はこぶみかんが入っているものを選ぶのがおすすめです。4~5人分の具材は下記の通りです。
- グリーンカレーペースト50g
- ココナッツミルク1缶(400ml)
- 鶏もも肉300g
- タイナス(普通のナスでも可)350g
- ピーマン1個
- パプリカ1/4個
- バジル2枝
- こぶみかんの葉7枚
- サラダ油大さじ2
- きび砂糖大さじ1
- ナンプラー大さじ2
- 水300ml
作り方
- 鶏肉はひと口大に、タイナスは4等分にカットします。ピーマンは斜め切りに、パプリカは縦にスライスしましょう。
- 鍋にサラダ油を入れてグリーンカレーペーストを香りが立つまで炒めます。ココナッツミルクを半量入れ、油が分離するまでしっかり炒めます。
- 残りのココナッツミルク、水を2の鍋に加え、具材の鶏肉、ナスを順に入れて煮込みます。
- 火が通ったところで具材のピーマン、パプリカを加え、バジル、手で切り込みを入れたこぶみかんの葉を入れます。仕上げにナンプラー、砂糖で味を調えたら完成です。
おいしい作り方のコツ
おいしいグリーンカレーを作るには、いくつかコツがあります。まずグリーンカレーに使うココナッツミルクはパウダーではなく缶詰を使うということです。グリーンカレーの具のナス、ピーマン、バジルは加熱しすぎないようにするのもポイントとなります。具に食感の良いタケノコを入れるのもおすすめです。仕上げにパクチーを盛りつけると、更にエキゾチックなおいしいグリーンカレーになるでしょう。
ペーストで簡単に本格的な味
本格的なグリーンカレーを作るならグリーンカレーペーストは必須です。輸入スーパーなどに行くと何種類ものグリーンカレーペーストが販売されているので、いくつか試して自分好みの味を見つけると良いでしょう。東南アジアの食材を取り扱うスーパーが近くにあるなら、グリーンカレーペーストを手作りしてみるのも面白いかもしれません。
グリーンカレーの作り方【アレンジ編】
ここからはグリーンカレーのアレンジレシピを紹介します。スパイシーなグリーンカレーは、具材や食べ方をアレンジするとマイルドな味わいも楽しめます。辛さが苦手な方は砂糖を増やしてみるなど、自分に合った味にアレンジできるのも手作りグリーンカレーの魅力です。
ひき肉入りグリーンカレー
鶏ひき肉を具材に使ったグリーンカレーのレシピです。グリーンカレーの辛さをカボチャがマイルドにしてくれるため、辛いグリーンカレーが苦手な方にもおすすめです。具はカボチャがなければさつまいもでもおいしく仕上がります。まろやかなコクと爽やかな辛味のグリーンカレーを楽しんでください。4人分のグリーンカレーの材料、作り方は下記の通りです。
- ナス3本
- カボチャ200g
- 鶏ひき肉150g
- グリーンカレーペースト30g
- Aココナッツミルク400g
- A水100ml
- A三温糖大さじ1
- Aナンプラー大さじ1
- A鶏がらスープの素小さじ2
- サラダ油大さじ1
- ナスは乱切りに、カボチャはひと口大に切ります。
- 鍋にサラダ油、グリーンカレーペーストを入れて中火で香りが立つまで炒め、鶏ひき肉、ナスを入れて更に炒めます。
- ナスに油がなじんだらAを入れて5分ほど煮込みます。カボチャを加えて弱火で10分ほど煮込み、具材が柔らかくなったら完成です。皿にご飯と一緒に盛りつけていただきましょう。
夏野菜の冷製グリーンカレー
暑い季節にぴったりな冷製グリーンカレーのレシピです。ズッキーニやナス、万願寺唐辛子などの夏野菜をたっぷり入れて作るグリーンカレーは、夏バテを吹き飛ばしてくれるスタミナ食です。冷たくすることで辛さが和らぎ、グリーンカレーが食べやすくなります。2~4人分のグリーンカレーの材料、作り方は下記の通りです。
- A鶏もも肉200g(ひと口大)
- Aズッキーニ大1本(1cm幅の輪切り)
- Aナス3本(1cm幅の輪切り)
- A万願寺唐辛子10本(うち3本を斜め切り)
- Aカボチャ200g(一口大)
- 赤ピーマン1個(1cm幅に縦切り)
- グリーンカレーペースト50g
- B固形スープの素1個
- Bココナッツミルク1缶(400cc)
- B水400cc
- ナンプラー大さじ2
- 塩こしょう適量
- オリーブ油大さじ3
- 鍋にオリーブ油、グリーンカレーペーストを入れて香りが出るまで弱火で炒めます。Aを加えてさっと炒め、Bを入れて鶏肉に火が通るまで中火で煮込みます。
- ナンプラーを加えて味が薄ければ塩こしょうで調えます。最後に赤ピーマンを加えてひと混ぜしたら火を止めます。容器に移し冷蔵庫で冷やしたら完成です。皿に盛りつけ、好みでミニトマトやしし唐をのせていただきましょう。
グリーンカレーのつけうどん
グリーンカレーにうどんを合わせたレシピを紹介します。つけ麺風にグリーンカレーを食べる斬新なアレンジレシピで、いつもとひと味違ったグリーンカレーが食べたいときにもおすすめです。タイナスを使用して作っていますが、なければ普通のナスでも構いません。普通のナスを使う場合、加熱しすぎないようにするのがおいしく作るコツです。2~3人分のグリーンカレーの材料、作り方は下記の通りです。
創業150年の「佐藤養助」で冷やし稲庭うどんの「タイ風グリーンカレーつけ麺」を食べてみた http://t.co/TU9vak4dMR pic.twitter.com/L1uMdY6rmh
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) August 9, 2015
- うどん2玉~
- 鶏肉130g
- タイナス180g
- グリーンカレーペースト25g
- ココナッツミルク200ml
- 水150cc
- Aナンプラー大さじ1
- A砂糖大さじ1/2~1
- バジル10枚
- サラダ油大さじ1
- 鶏肉はひと口大に、タイナスは半分にカットします。
- 鍋にサラダ油、グリーンカレーペーストを入れて香りが立つまで炒め、水とココナッツミルクを加えて沸騰させます。
- 鶏肉、タイナスを加えて火が通るまで煮込み、Aで味を調えます。仕上げにバジルの葉を加えてさっと混ぜたら完成です。別鍋で茹でたうどんと合わせていただきましょう。
グリーンカレーを色々アレンジしてもっと作ってみよう!
エスニックでスパイシーなグリーンカレーは、タイ料理好きにはたまらない食べ物です。基本の具材や作り方をマスターすれば、アレンジも自在に楽しめるようになります。市販のグリーンカレーペーストを使うと簡単に作ることができるため、いつもはお店でグリーンカレーを食べるという方も一度手作りしてみることをおすすめします。是非、自宅でもおいしいグリーンカレー作りに挑戦してみてください。