鮭の塩焼きレシピ！献立にぴったり！フライパンやグリルで簡単調理！

自宅にグリルがないという方や、後片付けが面倒でグリルを使用していないという方も少なくありません。ですが、グリルがなくてもフライパン一つあれば簡単に本格的な鮭の塩焼きを作ることができます。本記事ではフライパンで鮭を焼く際の注意点やコツについて紹介します。

また、トースターやオーブン、グリルを使って鮭の塩焼きを作る際、抑えておきたいコツやポイントについてもまとめました。焼き方や道具によっても温度やポイントが異なりますので、ぜひとも参考にしてみてください。

＜塩鮭の場合＞

• 塩鮭…1切れ

• 生鮭…1切れ
• 塩…適量

• みりん…適量
• 酒…適量

市販の塩鮭を使うか、または生鮭に塩を振ります。下ごしらえが面倒という人は、そのままスーパーで売っている塩鮭を使いましょう。冷凍の場合も解凍せずにそのまま使うことができます。市販の塩鮭だと塩辛いという人は、自分で塩を振って下ごしらえするのがおすすめです。

生鮭に塩を振る場合は、塩の量を鮭の重量に対して1～2％にするとよいでしょう。塩を振った後は15～30分程置いて、余分な水分を取ってから焼いてください。下ごしらえの際に酒やみりんを少々振りかけておくと、仕上がった時の風味がよくなります。

フライパンで塩焼きを作る際ですが、使うフライパンによって焼き方が異なります。フッ素樹脂加工のフライパンの場合は油をひく必要が無いので、そのまま鮭を並べて焼いてください。鉄製のフライパンの場合は、フライパン用のアルミホイルやクッキングシートを敷いた上で焼きましょう。余分な脂が出て美味しくなります。

まず鮭の皮目を下にして置いてから火をつけ、中火で2～3分程焼きます。フライパンに接している表面が白っぽくなったら裏返し、蓋をして3分ほど蒸し焼きにしてください。こうすることで皮目はパリパリ、身はふっくらした美味しい鮭の塩焼きが完成します。

鮭の表面に直接熱したフライパンが当たってしまうので、フライパンで焼く際には余熱をせずに鮭を並べてから火をつけてください。温めてから鮭を入れると、中に火が通る前に表面が早く焼けてしまいます。そうすると皮が縮んだり、表面が固くなってしまいかねません。ですので、予めフライパンは熱しないよう注意が必要です。

グリルを使う場合は、予め3～4分程余熱をしておきます。余熱をしておくことで身が網につきにくくなり、皮がパリッと焼けて綺麗に仕上がります。両面焼きのグリルでは鮭を置いた後、中～強火で7分程焼いてください。片面焼きのグリルでは皮面を3～4分焼いてから、裏返して4～5分ほど焼きます。

火のムラが気になる場合は、グリルの中央ではなく端に置くと火が均等に通りやすくなります。切り身の厚さや大きさによって時間は調節が必要となるので、適宜焼き目を確認しましょう。グリルの火加減は弱火でじっくり焼くと水分が抜けて固くなってしまうので、強めの火で短時間で焼くのがコツです。

塩焼きの場合は、強めの火でも味噌焼きや西京焼きと違って焦げ付く心配はありません。また、何度も裏返すと身崩れを起こしてしまうため、返すのは一度だけにしましょう。

鮭はオーブンを使って塩焼きにしても、簡単に美味しく焼くことができます。オーブンを200℃に熱しておき、アルミホイルに鮭を敷いて皮目を上にして15分程焼きます。この時、フライパンやグリルでは皮目を下にしていましたが、オーブンでは皮目が上になることに注意しましょう。返したり火加減を調節する必要もなく簡単です。

トースターで焼く場合は、油を少量アルミホイルに塗るか、アルミホイルを一度くしゃくしゃに丸めてから広げ、水を少し塗ってから鮭を乗せて焼きます。こうすることで、鮭とアルミホイルがつきにくくなり、焼き上がりも綺麗になります。

焼き時間は、1000Wで30～60秒ほどで余熱した場合はおよそ7分ほどです。切り身の厚さやトースターの機能で時間を調節してください。トースターで塩焼きを作る場合は、魚の匂いが残ってしまう可能性があるので、下準備で酒やみりんを振って余分な水分を出しておき、臭みを抜いてから焼くのがおすすめです。

鮭の塩焼きは塩味が強いので、副菜に控えめな味付けの汁物がおすすめです。ちくわとえのきのスープは優しい中華味で、生姜の風味や大根おろしでさっぱりと食べられます。また、カロリーや糖質が控えめでちくわとえのきの噛み応えがあり、とろみもついていて満足感もあります。ダイエットの献立におすすめの副菜です。

鮭もほうれん草も貧血防止になる成分が含まれており、食べ合わせの良い食材とされています。塩焼きにしているので、ほうれん草は塩気の強くないサラダなどで食べるのがおすすめです。ひじきも加えて、ミネラルも豊富な栄養満点サラダになっています。

ほうれん草に含まれるシュウ酸はカルシウムの吸収を妨げるといわれますが、茹でることで溶けるため、下茹でしてから使うようにしましょう。

鮭に豊富に含まれるアスタキサンチンという栄養素は、ブロッコリーに含まれるビタミンCとの相性抜群です。抗酸化作用を活性化させて動脈硬化を防いでくれます。味が濃いのでサラダの塩分は控えめに、さっぱりしたごまドレッシングなどにするとよいでしょう。

また、このサラダのレシピには鶏ささみと卵も加わっており、鮭の塩焼きとも合わせて一食でたんぱく質を豊富に摂れます。食べ応えもありますので、ダイエットの献立としてもおすすめです。

トマトもビタミンCが豊富に含まれ、鮭の塩焼きとの相性が良い食材です。さっぱりと酢のきいたマリネにすることで、味に変化ができてよい箸休めになります。玉ねぎのシャキシャキ感で食べ応えもあり、大葉の爽やかさも良いアクセントになっています。

材料を切り、調味料を混ぜ合わせて和えるだけで簡単にできるので、鮭を焼いている間にサッと作ることができます。

鮭と玉ねぎも、血液をサラサラにして動脈硬化や高血圧を防ぐ組み合わせとして知られています。一食で両方摂ることで、効果をアップさせることができます。大豆製品である豆腐や味噌も鮭との相性がよく、大豆に含まれるイソフラボンが鮭のビタミンDの量を増やして効果をアップさせることが期待できます。

新玉ねぎと豆腐の味噌汁は、玉ねぎの甘みが溶け込み、程よい塩気と甘味があって美味しい一品です。簡単にできて鮭の塩焼きとの相性が良い献立ですので、ぜひ副菜として一緒に作ってみてください。

フライパンを中心に、グリルやオーブン、トースターを使って簡単に美味しく作れる鮭の塩焼きのレシピを紹介しました。ポイントをしっかり押さえることで、グリルがなくても美味しい鮭の塩焼きを作ることができます。また、食べ合わせの良い食材を使った副菜の献立も合わせてまとめました。

鮭の塩焼きは味がしっかりついており、栄養価の非常に高い料理です。食べ合わせの良い副菜を作れば、一食で栄養の相乗効果が期待できます。食材や味つけを工夫して、美味しい献立を作ってみましょう。