2019年07月26日公開
2024年09月22日更新
スタバのドリンクサイズの読み方!1番値段がお得なドリンクの量は?
アメリカで生まれ、日本にも数多く出店している世界的コーヒーショップ「スターバックス」。そのドリンクサイズの表記は他のチェーン店とは異なる独特表記を採用しています。故にスタバに慣れていなければ読み方や量が分からないと戸惑う方も多いかも知れません。今回はスタバのそれぞれのドリンクサイズの読み方や容量、値段がお得なサイズ、タンブラーのお得な活用方法について紹介します。
目次
スタバのサイズの読み方や量について徹底解説!
日本では一般的にドリンクはS・M・Lといった表記がされる場合が多いです。しかし、アメリカはシアトル生まれの人気コーヒーチェーン店スターバックスでは、他のチェーン店とは異なる独自のサイズ表記を採用しており、その容量自体も大きく異なります。という事で今回はそんなスタバのサイズの読み方や、それぞれの量の違いについて解説します。
スタバのサイズの読み方と容量
スタバのドリンクサイズには、ショート、トール、グランデ、ベンティの4種類があります。中でもグランデやベンティはスタバでしか使用されていないサイズ表記なので、一般的なモノに置き換えた場合どれ位になるかがなかなか想像が付きにくいかと思います。
ここではそんなスタバのドリンクサイズのそれぞれの読み方や綴り、容量についてを詳しく紹介します。何となく覚えていた方も全く知らなかった方も、この機会にしっかりと覚えておきましょう。
ショート
スタバのドリンクで一番小さいのがショート(Short)で、容量は240mlです。これは一般的なマグカップやカップ販売されているコーヒーなどとほぼ同じ容量です。
空き時間等にコーヒーが飲みたいと思ったときにはちょうど良い大きさです。因みにショートはアメリカでは基本的にメニューには記載されていないとの事です。アメリカは基本飲み物が大きな国なので、ショートだと物足りなさを感じるのかも知れません。
ドリンクによってはショートでの販売をしていない場合や、販売されていてもメニュー表に記載されていない場合もあります。特にスタバの商品の中でも人気が高く話題になりやすい季節限定商品については、ショートでの販売が行われていない場合が多いです。
季節限定商品以外ではショートでオーダーできるドリンクもあるので、メニューに表記されていない場合は店員さんに聞いてみましょう。
トール
トール(Tall)は標準的な大きさで、容量は350mlです。これは一般的に販売されている缶ジュースと同じ容量で、ちょっとした休憩などの際に飲み切るにもちょうど良いサイズです。
トールが基本であるという事は、メニューを見れば直ぐにお分かり頂けるかと思います。またスタバ利用者が最も多く注文するのがこのトールだそうです。初めてのスタバでどれくらいの大きさか分からない場合は、取り敢えずトールを注文するのがおすすめです。
グランデ
出典: https://asbs.jp
ショートの約2倍の大きさに当たるのがグランデ(Grande)で、容量は470mlで、一般的に販売されている500mlのペットボトルよりは若干少ないです。グランデという表記はスタバ以外では使用されていないので、一体どの位の大きさなのか想像できないと戸惑う方も多いかも知れません。
ショートやトールであればちょっとした休憩で一息つきたい時におすすめですが、グランデの場合はその容量から考えて、じっくりと勉強や仕事をする時や長時間のデスクワークのお供とするのをおすすめします。
ベンティ
そしてこちらがスタバで最も大きなベンティ(Venti)です。容量は何と590mlで、スタバ以外の飲食系のチェーン店であればLLに相当する大きさを誇ります。アメリカ発祥のシアトルコーヒー系ショップであるスターバックスならではの大容量で、ガッツリとコーヒーを飲みたい方にはうってつけのサイズと言えるでしょう。
これだけの大容量に成ると一度で飲み切るのは大変なので、購入の際はマイボトルに入れて頂くのがおすすめです。コーヒーを暖かいままに、コールドドリンクなら冷たいままにキープして、最後まで美味しく頂いて下さい。
スタバのサイズで最も値段がお得なのはどれ?
スタバでは自分の飲みたい量や日常のシーンに合わせて購入する事ができます。当然ながら容量によって値段も変わりますが、果たして値段で比べるとどれが一番お得なのでしょうか?ここではそれぞれの値段差と容量から最もお得なサイズについて検証しました。
サイズごとの値段の差
まずは、ドリンクサイズごとに値段の差がどれ位あるのかを検証して行きましょう。ショートからグランデまで展開されているスタバの商品の中でも、特に人気の高い商品の1つであるスターバックスラテを元に値段を比較してみましょう。
スターバックスラテの値段は、ショート(240ml)は340円、トール(350ml)は380円、グランデ(470ml)は420円、ベンティ(590ml)は460円です。
スタバのドリンクはショートからトールで110ml、それ以降はサイズアップするごとに120mlずつ量が増えていきます。値段はショートからベンティまで、それぞれの間で40円ずつ高くなっていることが分かります。
一番小さなショートと一番大きなベンティでは、ドリンクの容量は350mlも違いますが、値段でみると120円しか差がありません。ショート2杯分よりもベンティ1杯の方が安く容量も多いため、ベンティがかなりお得であるという事が分かります。
最も値段がお得なサイズ
ではスタバで最もコストパフォーマンスの高いお得なサイズはどれなのでしょうか?値段差同様スターバックスラテを元にそれぞれの100mlあたりの値段を計算して比べると、ショートは142円、トールは108円、グランデは89円、ベンティは77円と算出されました。
100mlあたりの値段で比べた場合も、やはりベンティが圧倒的にお得です。ショートとベンティには約2倍という非常に大きな値段差があります。単純にドリンクの容量と値段だけで比べた場合、ベンティが最もお得と言えます。
ラテはトールサイズが一番損!?
スターバックスラテのようにエスプレッソを使用したコーヒーは、サイズごとに入っているエスプレッソの容量が異なります。この使用されるエスプレッソ量の単位はショットという名称で呼ばれており、その容量は1ショットあたり30ccとなっております。
選択したドリンクサイズによってミルクとエスプレッソの割合も変わるため、コーヒーの風味を感じる度合いもコレに合わせて変化します。ショートは1ショット(13%)、トールは1ショット(9%)、グランデは2ショット(13%)、ベンティは3ショット(15%)です。
ショートとトールはどちらも1ショットです。トールの方がショートよりも容量が大きい分スチームミルクが多くなるため、トールが最もエスプエッソの量が少なくなります。逆にベンティだとエスプレッソが3ショット(90cc)も入っているので、コーヒーのテイストを強く感じる事が出来ます。
標準では物足りない場合、50円を追加で支払うことで1ショット分のエスプレッソを追加することが可能です。もう少し濃い目にしたい場合は、次回からは1ショット分追加して注文してみてください。たった50円でエスプレッソを1ショット追加しただけで、スタバのラテはガラッと印象が変わります。
スタバのサイズの読み方は英語!?
スタバでは容量表記にショートやトールといった英語と、グランデやベンティといったイタリア語が混在しています。一体何故英語表記に統一しなかったのか?アメリカ発祥のスターバックスコーヒーにも関わらず、何故イタリア語が容量表記として使用される事に成ったのか?実はかなり興味深い点でもあります。
という訳で、ここではスタバの容量表記が何故この様な独特な読み方に成ったのか?その理由や経緯について紹介します。英語と伊語が混在する意味とは一体⁉
英語とイタリア語
スタバのサイズ表記には英語とイタリア語の2つの言語が使用されています。ショートやトールは英語、グランデやベンティがイタリア語です。最初から設定されていたショートとトールは英語表記で、後から出来たサイズであるグランデやベンティにはイタリア語がつけられています。
イタリア語でサイズ表記をしているお店は日本では少数派なので、一般的に馴染みが薄いのも致し方無いところです。然しながら何故アメリカ発祥であるスターバックスコーヒーなのに、2つの言語が使われているのでしょうか?それには確固とした理由があるのです。
イタリア語を使う理由
スターバックスはアメリカのワシントン州シアトルで発祥したコーヒーチェーン店です。にも関わらず何故イタリア語を使うのか?と疑問に思う方も多いことでしょう。しかし、これにはしっかりとした理由があります。
スターバックスはイタリア流のコーヒーを提供すると共に、店舗のデザインや雰囲気をイタリア流に仕上げた事がアメリカ全土で流行し成功した大きな要因だと言われています。
世界的な企業に成長させたCEOであるハワード・シュルツ氏は「スターバックスが成功できたのは、イタリア流のエスプレッソのドリンクをメインにしたおかげである」と敬意を表し、あとから出来たドリンクサイズにイタリア語を取り入れました。こうした理由からグランデとベンティというイタリア語が使用されるようになったのです。
アメリカの一番上のサイズはトレンタ
スタバ発祥の国であるアメリカのスタバにショートはありません。トールからはじまり、ベンティよりもかなり容量の大きなトレンタ(Trenta)が最も大きなサイズになっています。なお、ショートはアメリカではメニュー表記されてないだけで、店員さんに直接注文すれば作ってもらうことは可能です。
トレンタの容量は約917mlと1Lに迫る大容量のドリンクです。トレンタはイタリア語で30を意味する言葉で、アメリカの容量表示であるオンスだと30オンス程度がこのドリンクの容量となるため、このトレンタという名称が付けられたのだそうです。
残念ながら日本の店舗では取扱いされておりませんので、もしスターバックスコーヒーの本場であるアメリカに行く機会があれば、その際にでもチャレンジしてみてください!
スタバで大容量サイズならタンブラーがおすすめ
容量の大きなグランデやベンティなどの場合は、飲み切りというよりは時間をかけてドリンクを楽しむというスタイルが向いています。そしてスタバのドリンクをより長く美味しく楽しむ為にタンブラーの使用をおすすめします。ここではタンブラーを利用する利点や、スタバで販売されているタンブラーのサイズについて紹介します。
タンブラーは保温性がいい
ショートやトールならば一人でゆっくり飲んでもちょうど良いですが、グランデやベンティなどの容量が大きいものは正直飲み切るのに時間が掛かりますし、ゆっくりと長く楽しみたいという方も多いのではないでしょうか?ですが、あまり時間をかけすぎると冷めてしまい、せっかくのコーヒーが台無しなんて事に成りかねません。
そんな大容量のドリンクもタンブラーで注文すれば、長時間に渡り温かいままで美味しく頂く事ができます。もちろん冷たい飲み物は保冷する事ができるので、夏の暑い時期には冷えたドリンクを楽しむ事が出来ます
タンブラー持参なら割引がある
タンブラーを利用するメリットはドリンクの保温性だけに限りません。スタバではドリンクを持参したタンブラーに入れてもらった場合、タンブラー割引で20円引きされます。タンブラー割引は、スタバで販売されているタンブラーに限らず、持参したタンブラー全てに適用されます。
ラテ代を少しずつでも節約できる上に、何度でも再利用できるタンブラーはエコにもなるので、ぜひ活用してみてください。
スタバのタンブラーサイズの種類
今現在スターバックスで販売されているタンブラーの代表的なサイズは、トール(350ml)とグランデ(470ml)です。タンブラーのデザインも豊富にあり、地域限定で販売されているものもあります。
タンブラーのサイズは2種類ですが、必ずそのタンブラーと同じサイズのドリンクを頼まなければいけない、ということはありません。タンブラーよりも小さいドリンクを頼むこともできます。
スタバのサイズの読み方と量はこれでバッチリ!
今回はスタバのドリンクのサイズの読み方と容量について紹介しました。他の店舗ではされていないような、馴染みのない読み方には戸惑ってしまうかもしれませんが、迷った時には標準サイズであるトールをおすすめします。
日常的に利用する際には一人で飲み切れるショートやトールにして、スタバの季節限定の商品や、誰かとドリンクをシェアする際には、グランデやベンティに挑戦してみてはいかがでしょうか?