サンテオレのメニューと店舗情報！ハンバーガーやポテトが大人気！

「サンテオレ」は、国内外の企業が相次いでハンバーガー業界に進出した1970年代に、乳業メーカーとして有名な「明治乳業」が作り出したハンバーガーショップです。そのため、出店当初は「明治サンテオレ」という屋号でした。

その後、一時期は100店舗を超えるほどの勢いで店舗数を増やしていきましたが、マクドナルドやロッテリアなどの大手ハンバーガーショップの低価格化路線の競争に耐え切れず、残念ながら店舗数は激減し、現在は明治乳業グループからは独立して営業しています。

上述のように、1973年の7月に「明治サンテオレ」として第1号店がオープンしました。マクドナルドは1971年に第1号店を出店していますので、実はマクドナルドと並ぶほどの歴史のあるハンバーガーショップなのです。その後は明治乳業の流通網を活かして、レジャー施設や商業施設を中心に店舗を展開し、1995年3月に100店舗を突破しました。

しかしながらその後は、大手チェーン店との競争の激化により、様々な対抗策を試みたものの、最終的には2017年10月現在では、全国で9店舗のみとなってしまいました。それでも、当時のサンテオレのハンバーガーやポテトの味を忘れられない根強いファンも多く、日常的に訪れている方や店舗の再拡大を望む声も多く見られます。

かつては東京都内にも20店舗以上あったサンテオレですが、現在は、千葉県に3店舗・神奈川県に1店舗・群馬県に1店舗・茨城県に1店舗・新潟県に3店舗の、計9店舗での営業を行なっています。

9店舗あるサンテオレですが、その中でも「日本大通り駅店」は他とは一線を画したカフェ風のオシャレな外観となっています。場所はみなとみらい線日本大通り駅構内の地下1階にあり、メニューもカフェをイメージさせるような、スイーツ系の充実したラインナップとなっています。

サンテオレ日本大通り駅店では、ハンバーガーショップであるにも関わらず、まるでスイーツメインのカフェのようなショーケースになっています。ハンバーガーやポテトはもちろんありますが、それよりもクレープやパフェなどが目に飛び込んできます。こんな独自のメニュー構成も、サンテオレの魅力の一つなのです。

また、お店のロゴマークも他の店舗とは違っていて、ハンバーガーショップであるにも関わらず「カフェ」を強調したものになっています。大手チェーン店ではまず見られない、自由でユニークな展開が面白いですね。

さていよいよ、気になるサンテオレのメニューを紹介しましょう。基本的なメニューとしては、他の多くのハンバーガーショップと同じく、シンプルなハンバーガー・チーズバーガー・テリヤキバーガーなどがあります。またサイドメニューとして、ポテトやオニオンリングなどもあります。しかし、サンテオレの魅力はまだまだ奥が深いのです。先ずは定番のおすすめメニューを紹介します。

サンテオレでは様々な種類のハンバーガーがありますが、その中でも一番人気と言えるのが、この「男爵コロッケバーガー」です。

コロッケには北海道産のじゃがいもを使用していて、カリッと揚がったホクホクの食感は、一口ごとにその甘みが感じられます。またたっぷりとかけられた甘めのソースは、見た目と違ってくどさが無く、たっぷりのシャキシャキしたキャベツと柔らかめのバンズと相まって、最後まで飽きることなく食べることができます。流石に店側も一押しの一品と言えるでしょう。

サンテオレには他店と同様に様々なハンバーガーがありますが、標準のハンバーガーも美味しいのです。その特徴はグリルされたオニオンがたっぷりと入っていて、たっぷりと乗せられたデミグラスソースとのハーモニーがまた絶品なのです。このたっぷりのオニオンが良い役割を演出してくれます。

ハンバーガーもさることながら、サイドメニューのポテトも人気があります。やや細めに切ったポテトをカリカリに揚げた、程よい塩味のポテトです。素朴な味ですが、サンテオレのポテトが好きだという方も多くいます。また、残念ながら今ではお目にかかれませんが、初期のポテトは星型だったそうです。この辺りからも、サンテオレの独創性が感じられます。

なんと、今では当たり前のスパイスポテトは、サンテオレが初めて作り出したものだったのです。発売当時は、ポテトの入った袋にお好みのスパイスをふりかけて、シャカシャカと振るという斬新なポテトに、新鮮な感激を受けた方が多いそうです。そのため、今でもやはりサンテオレのスパイスポテトが食べたい、というリピーターの方に支持され続けているのです。

先ほどの「日本大通り駅店」ではクレープがメインだったように、なんとサンテオレは各店舗ごとにメニューが違うのです！もちろん、全てのメニューが違うわけではなく、基本のメニューは共通でありながらも、その上で各店舗ごとのオリジナルメニューを揃えている、という感じです。これも面白いです。

千葉県八千代市にあるサンテオレ勝田台店では、毎日コーヒーを淹(い)れるところから、手作りでカフェゼリーを提供しています。お客様に喜んでいただきたい、との店長の方針から手作りにこだわっているそうです。

新潟県上越市にある上越アコーレ店では、なんとハンバーガーショップにも関わらず、定食やカレーまで揃っています。地元の人にとっては、ここに来れば何でも食べられる、とても便利なファーストフード店として重宝されているようです。

サンテオレの魅力として、店舗ごとにメニューが違うだけではなく、お店そのものの雰囲気も各店舗で違う、ということが挙げられます。これは、どこに行っても同じ造りの大手チェーン店とは全く違う魅力と言っていいでしょう。

新潟県の上越市にある上越アコーレ店では、上の画像のようにもはやハンバーガーショップの域を超えて「何でも屋さん」のような雰囲気になっています。悪く言えばゴチャゴチャして何が何だか分からない印象とも言えますが、しかしこんなハンバーガーショップが全国にあるでしょうか？豊富なメニューがあることから、ここに来れば何でも食べられるという便利さと、その独特なカオス感が何とも言えず魅力的です。

また、アイスクリームやかき氷もありますので、小さなお子様連れのご家族でも、安心して気軽に立ち寄ることが出来ます。実はサンテオレはアイスクリームも人気で、ハンバーガーではなくアイスクリームを食べに来られる方も多いのだとか。こんなお店が近くにあれば、定期的に通ってしまうこと間違いなしです！

みなとみらい線日本大通り駅構内にあるこちらのサンテオレは、レンガを配した外観がシックな雰囲気を醸し出しています。先ほどの新潟県のサンテオレとは全く違うお店に見えるこのギャップこそが、サンテオレの魅力を奥深いものにしているのです。

以上のように、チェーン店でありながらも、いわば各店舗が個人営業の喫茶店のような感じで、その店独自の雰囲気を作り上げているのです。店舗数が減ってしまった現在では、歩き回って各店舗の雰囲気の違いを感じてみる、ということは難しいですが連休が取れた時などに、小旅行がてら各地のサンテオレの店舗を覗いてみる、というのも面白いかと思います。

東京都内に住んでいる方には、みなとみらい線一本で行ける「日本大通り駅店」をオススメします。都内から一番近い店舗ですし、内観も落ち着いて飲食できるオシャレで静かな雰囲気になっています。また、スイーツ系のメニューが豊富なことから、甘いものが好きな方にも楽しめるお店だと思います。

しかし、サンテオレの原点とも言える「何でもアリ」の楽しい雰囲気を感じてみたい方には、遠出になってしまうかもしれませんが、新潟県の店舗を訪れることをオススメします。きっと、店内に足を踏み入れた瞬間に「THE・サンテオレワールド」が広がっていくでしょう。

いかがだったでしょうか？今回は「サンテオレ」というレアなハンバーガーショップを紹介しました。何だかよく分からないけど行ってみようかな？と思われた方には、是非足を運ぶことをオススメします。一度訪れてみると、その何とも言えない独特の雰囲気に病みつきになるかもしれません。お時間のある時に、また出張で近くを訪れる機会のある時に、一度サンテオレに行ってみましょう！