2019年06月16日公開
2024年09月19日更新
ご祝儀袋をコンビニで買うと失礼にあたる?コンビニ各社の商品紹介と選び方・使い方
ご祝儀袋は常備しておく物ではないため、いざ必要な時に手元に無いという経験をした方も少なくないでしょう。そんな時に便利なのが24時間運営をしているコンビニです。コンビニにはいくつかの種類のご祝儀袋が販売されていることもあり、すぐに手にすることができます。コンビニのご祝儀袋は失礼にあたるのでは?と思う方も居るかもしれませんが、失礼にはあたらないのが事実です。コンビニで販売されている商品の値段やご祝儀袋の書き方やマナーを一挙紹介していきましょう。
ご祝儀袋をコンビニで買うことは失礼ではない
ご祝儀袋は結婚式の際にご祝儀を入れるものですが、中には用意するのを忘れてしまったという経験をした方も多いのではないでしょうか?結婚式は男性も女性も呼ばれる機会の多いイベントですが、忙しい合間を縫って用意をするという方はご祝儀袋を買い忘れてしまい、当日に焦って購入するという方も少なくありません。
コンビニではご祝儀袋を扱っていることもあり、買い忘れてしまった方には助かることでしょう。ですがコンビニで購入するのは失礼なのでは?と疑問に思う方も少なくないですが、コンビニで販売されているご祝儀袋が失礼に当たるのかというとそうではないのです。
コンビニ各社のご祝儀袋の商品と値段
大手のコンビニのセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンではご祝儀袋を各種取り扱っています。コンビニによっては種類や価格も異なるため、どのコンビニにどのようなご祝儀袋が販売されているのか把握しておく必要があるでしょう。結婚式場の近くや駅付近のコンビニでは品切れになる可能性もあるため注意が必要と言えます。
セブンイレブン
セブンイレブンのご祝儀袋の特徴として、飾りが派手な物が多いと言います。セブンイレブンではどこの店舗でも品揃えが良いため、比較的どこのセブンイレブンでもご祝儀袋を購入することができるでしょう。
セブンイレブンの商品の中で一番高い値段の物では500円を超え、安い物では値段が200円ほどです。またご祝儀袋には結婚式では使用することはできずとも蝶結びのお祝い用も販売されており、簡易的な物では80円前後の値段で購入することも可能です。
ファミマ
ファミマには豪華な飾りの付いた物からカジュアルな商品まで揃っています。種類はそこまで多くはないものの、適用性の高いご祝儀袋が用意されていることもあり使い勝手は良いでしょう。
値段は高い物で500円ほど、安い値段の物で300円ほどの商品が用意されています。またファミマのご祝儀袋はコンビニの中でも一番高額な商品が販売されていることもあり、金額多く入れる場合にはファミマのご祝儀袋がおすすめです。
ローソン
ローソンはコンビニの中ではご祝儀袋の種類が少ないとされています。セブンイレブンやファミマと比べると派手なものは少なく、飾りもシンプルな物ばかりです。また豪華さのある商品も一部の店舗にしか置いていないようです。コンビニでご祝儀袋を購入する際にはローソンは若干不向きであると言えるでしょう。
値段は400円未満の商品となり他のコンビニと比べると、そこまで高級な商品は用意されていないことが分かるでしょう。
ご祝儀袋の選び方
コンビニでご祝儀袋を購入することは失礼にはあたらないものの、ご祝儀袋の選び方を間違えてしまうことで失礼にあたる可能性があることを知っていますか?
ご祝儀袋は見た目も種類が豊富であることから、好みのものを選んでしまうという方も少なくありません。ご祝儀袋にはいくつかのルールも存在しているため、知っているという方も再度確認しましょう。
水引の結び方
水引はご祝儀袋にも付いている帯紐のことを指します。水引はいくつものご祝儀袋を見ると分かるように、いくつもの結び方が存在しています。
水引には結び目が意味するとされており結婚式では結び目がほどけにくく、一度きりのお祝いを称している結び切りやあわじ結びが適切でしょう。その反面ほどけやすい蝶々結びは、何度でも結び直すことができることから結婚式には相応しくないのです。
水引の色
水引には色も用意されています。おめでたい日に使用されるのはやはり紅白の水引かと思いがちですが、金銀の水引が結婚式には良いとされています。紅白の水引の付いたご祝儀袋の場合は、入学や出産等におすすめです。金銀の水引は紅白の物に比べるとグレードが上がることもあり、結婚や新築祝いに適切であるとされているのです。
近年ではご祝儀袋に使用される水引の色は、紅白や金銀のみならず鮮やかなカラーが用いられているため友人の結婚式などであれば可愛らしいカジュアルなご祝儀袋でも良いでしょう。
水引の本数
ご祝儀袋に付いている水引は、ただ単にお祝いを示すために付けられているものではありません。本数にも意味が込められており、5本の水引を基準としています。
基本的には奇数が用いられ3本の場合は5本を簡易化したもの、7本は5本よりも丁寧にしているもの、10本は偶数でありながらも5本を倍にした本数として両人と両家が互いに手を結び合った形を表すとされています。
熨斗(のし)の有無
現代の若い方の中にはご祝儀袋の基本でもある、熨斗を知らないという方も少なくありません。熨斗とはご祝儀袋の右上に付いているお祝いを意味する飾りとなり、熨斗の無いご祝儀袋は結婚式では使うことができません。
そのためご祝儀袋を購入する際の基準として、熨斗の付いている商品を手に取る必要があります。お見舞い袋もご祝儀袋の一つとして知られていますが、お見舞い袋には熨斗は必要無いと言われているためこちらも間違えないよう注意が必要でしょう。
包む金額に合ったものを選ぶ
ご祝儀袋は豪華な物からシンプルな物まで幅広く展開されています。そのご祝儀袋の見た目と同様に、包む金額も異なってくるのです。水引が印刷されている袋の場合には5000円~1万円、水引付きの金封は3万円前後、水引の付いた大金封は10万円以上が適切です。
とても派手なご祝儀袋に低い金額を包むのも、シンプルすぎてしまう袋に高い金額を包むのも実はどちらも失礼にあたります。そのため包む金額がはっきりしているのであれば、その金額に見合ったを選ぶのが先決でしょう。
ご祝儀袋のパッケージには包む金額のおおよその目安が記載されていることも多いため、そちらを参考にして購入するのも良いでしょう。
ご祝儀袋の使い方
いざご祝儀袋を手にしても、普段使い慣れているものではないため使い方が分からないという方も少なくないでしょう。ご祝儀袋は基本の使い方を抑えておくことで、いざ使用する場面で焦ることなく使うことができます。
書き方
まずご祝儀袋を手にした際に戸惑うのが書き方でしょう。書き方の前に書く際に使用する物は、毛筆もしくは筆ペンが推奨されています。手元に無い場合にはフェルトペンの黒色で代用もできます。ボールペンや鉛筆等は相応しくないので注意しましょう。書き方として袋にまず名前を記載する際は、楷書体で読みやすく書くのがマナーです。
何名もで同一の袋で出す場合には表書きは3名までの名前の記載が可能となり、4名以上の場合には代表者のみの名前で横に小さめに外一同という書き方をしましょう。表側にお祝いの言葉が記載されていない場合には、自身で寿や御祝のように見合った言葉を書き込みます。
お金を入れる中袋への金額の書き方は表に「金〇萬円」として記載し、裏には自身の住所と名前を書くのがマナーです。
お金の入れ方
ご祝儀袋に入れるお金は基本的には、新札を用意するのが一般的です。忙しくて用意できない場合でも、折れ目の沢山付いたお札は控えるようにしましょう。入れ方にもマナーがあり、書き方で紹介した中袋の金額を記載した表側から取り出した際に、お札の顔が出るように入れましょう。
外袋の包み方
外袋の包み方は要注意ポイントとなり、これを間違えてしまうと相手に対し失礼にあたる危険性もあります。外袋は後ろ面が重なる様に折られていますが、上の折り返し部分に下の折り返しを重ねるようにしましょう。反対にしてしまうことで不祝儀袋となり、お悔やみ事で使用される重ね方になるため縁起が悪いのです。
持ち運び方
ご祝儀袋はそのまま持ち歩くのも悪くはないですが、袱紗に包んで持ち歩くのがスマートでしょう。コンビニではご祝儀袋は販売されていますが、袱紗は販売されていないため別に用意する必要があります。
マナー的にも良いためお祝い事などが重なるシーズンに合わせて、一つは持っておくと良いでしょう。袱紗にもお悔やみ事で使用するカラーもあるため間違わないように使いましょう。
コンビニのご祝儀袋を上手に活用しよう!
コンビニ各社では買い忘れてしまったご祝儀袋をいつでも購入できるよう販売されています。失礼にはあたらないため、コンビニで購入するのも一つのポイントとして知っておくと良いでしょう。
ですがご祝儀袋には様々なマナーが存在しているため、基礎だけはしっかり覚えておくのがベストです。お祝い事の場で恥をかかないようにマナーを身に付け、スマートにご祝儀袋を使用できるようにしておきましょう。