ダージリンクーラーの特徴は？爽やかな紅茶味のカクテルを紹介

ダージリンクーラーは、紅茶の香りのとベリーの甘さやさわやかさが特徴のロングカクテルです。バーなどで飲まれるカクテルの中でもアルコール度数が7度と比較的低く、紅茶の香りなどでアルコール感を感じることが少ないため、アルコールに弱い人や女性に人気があります。

また紅茶好きの女性の間でも人気の高いカクテルです。適度な甘さと甘酸っぱさ、炭酸のさわやかさが加わり、暑い日などに飲むのにピッタリ、ついついお酒が進んでしまいます。

ダージリンクーラーの紅茶の香りの素は紅茶リキュールです。紅茶リキュールは、カルーアなどコーヒーリキュールと比べるとまだまだ一般的ではありませんが、紅茶好きの間では、紅茶とは違った味わいがあることで知られています。

一般的な紅茶のリキュールはスピリッツ系など蒸留酒に茶葉漬け込んで作られたもので、薬草系・香草系のリキュールと同じカテゴリーに分類されます。リキュールに使われる茶葉は産地など製造メーカーによってさまざま、同じリキュールでも味わいが違ってくるのが特徴です。そんな紅茶リキュールを使ったカクテルがダージリンクーラーです。
 

ダージリンクーラーの味わいといえば、なんといっても爽やかさです。ダージリンクーラーには紅茶リキュールだけでなく、フランボワーズやレモン、ジンジャーエールが使われています。そのため順ジャーエールの炭酸のすっきり感にフランボワーズがもつベリーの甘酸っぱさ、レモンの爽やかさが加わりほかにはない爽やかさがあります。

また、度数が低いためお酒とお酒の合間の口直しなどにも気軽に楽しめますし、お酒に弱い人でも飲みやすい味わいとなっています。
 

• A紅茶リキュール30m
• Aフランボワーズリキュール20ml
• Aレモンジュース10ml
• ジンジャーエール適量
• レモンスライス（好みで）

1. シェイカーにAの材料を注いで混ぜる
2. コリンズグラスなどロンググラスに混ぜたAの材料を注ぐ
3. グラスに氷を入れて、ジンジャーエールを適量注ぐ
4. お好みでレモンスライスを入れたら出来上がり

ダージリンクーラーの基本的な作り方です。シェイカーがない場合はあらかじめAの材料をグラスに注いでステアしてもOKです。ジンジャーエールは好みの味に合わせて注いでください。ただし、あまりジンジャーエールが多いと、せっかくの紅茶の味わいがうすくなってしまうので気をつけましょう。

また、ジンジャーエールを辛口にするとショウガのピリッとした辛さが加わり違った味わいとなりますし、大人味のカクテルができあがります。レモンスライスはお好みですが、さっぱり感があるほうが好きな場合は、加えたほうがいいでしょう。

紅茶リキュールといっても、市販されている商品はメジャーなものから、あまり目にしない商品まで10種類以上あります。もちろん商品ごとに個性があるのですが、中でもダージリンクーラーを作るのにピッタリな紅茶リキュールを紹介します。

ティフィン・ティーリキュールはドイツ・ミュンヘンにあるアントン・ライメーシュミット社が製造している紅茶好きにはたまらないリキュールです。世界三大紅茶のひとつともいわれる高品質で厳選したヒマラヤ産のダージリンを使用、第二次世界大戦後に生まれたリキュールで、アルコール度数は24度です。

ダージリンが持つ香り高さと味わいをお酒にギュッと詰めこんだティフィンのティーリキュールは紅茶好きの人が20年もの歳月をかけ開発したといわれています。リキュールとしての歴史は浅いものの、その品質の良さから紅茶リキュールの代名詞ともいえる商品で、ティフィンの名のついた紅茶カクテルがあるほどです。

130年以上の歴史のあるフランス・パリの老舗食料品店で、美食の代表格ともいえるブランド・フォションが作っているこだわりの紅茶リキュールがフォション・ティーリキュールです。こちらもダージリンを使用しています。フォションのティーリキュールはフォション社が認定した茶葉を使用しています。

美食の伝道師フォションが作っているので、もちろん味も香りも格別です。リキュールボトルを開けると豊かなダージリンの香りが漂い、茶葉が持つ深い味わいを感じることができます。ダージリンクーラーのみならず、お菓子作りなどにもピッタリです。
 

ダージリンクーラーの口コミは、さっぱりしている、爽やかといった声が多く見られました。そのほか、お酒に弱いけどダージリンクーラーなら飲める、甘いカクテルは苦手だけどこれなら飲めるといった声もあがっています。やはりダージリンクーラーの特徴でもある、飲みやすさに注目されているようです。

紅茶味のカクテルを代表するのがダージリンクーラーですが、それ以外にも家庭で簡単に作ることができるカクテルは様々あります。ここではダージリンクーラー以外の家庭で作れて、なおかつ美味しいカクテルを紹介していきます。

• 紅茶リキュール30ml
• A牛乳90ml
• Aクローブ適量
• Aシナモン適量
• Aカルダモン適量
• Aナツメグ適量

1. 小鍋にAの材料をを入れて温め、スパイスの香りを出す
2. カップにティフィン30mlを入れAの材料を濾しながら注ぎ、混ぜたらできあがり。シナモンは飲むときに加えてもOK

インドを代表する飲み物、チャイの香りが楽しめるだけでなく、身体も温まるカクテルなので寝る前などに飲むのにぴったりです。スパイスの香りを引き立たせるために、ティフィンにAの材料を注ぐときはゆっくり注いでください。

ティフィンの名前がついているカクテルですが、もちろんほかの紅茶リキュールを使ってもOKです。冷たいカクテルとして味わいたい場合は氷を入れたグラスに温めた牛乳と紅茶リキュールを加え、スパイスを加えて混ぜてください。もちろん暖めたＡの材料を氷の入ったグラスに注いでも出来上がります。

• 紅茶リキュール30ml 
• オレンジジュース90ml
• オレンジスライス（好み）

1. グラスに氷を入れ、ティフィンとオレンジジュースを注ぐ
2. 軽くステアし、好みでオレンジスライスを入れたら出来上がり

こちらもティフィンの名前がついていますが、好みの紅茶リキュールを使ってください。紅茶は酸味のある柑橘系と相性がよいので、オレンジジュースと非常にマッチします。甘酸っぱくてフルーティーなオレンジジュースに紅茶の風味が加わり見た目もインスタ映えするカクテルが出来上がります。

オレンジジュースも濃い味わいのブラッドオレンジジュースなどに変えると、オレンジの風味がさらに濃くなっておいしく出来上がります。

• 紅茶リキュール50ml
• 季節のフルーツ適量
• レモンジュース5ml
• 炭酸（微糖か無糖）適量

1. 炭酸以外の材料をすべてグラスに入れ、フルーツをペストルなどを使って軽くつぶす
2. クラッシュアイスを加えて炭酸を適量入れたら出来上り

フルーツパンチも紅茶リキュールを加えればおしゃれなカクテルメニューに変わります。フルーツパンチのフルーツはお好みのもので大丈夫ですが柑橘系やベリー系がおすすめです。ダージリンクーラーとはまた違った味わいのカクテルです。

• 紅茶リキュール30ml
• 炭酸50ml
• レモンジュース5ml
• ミントの葉5～6枚

1. グラスにミントの葉を入れしっかり潰し、香りを出す
2. 炭酸・レモンジュース・紅茶リキュールを入れ、砕いた氷を詰めて良くステアしたら出来上り

ミントの爽やかさで夏を代表するカクテルのモヒートも紅茶リキュールを使えば、いつもと違ったモヒートが出来上ります。ミントと紅茶も相性がよく、モヒートに紅茶が加わることで味に深みが出てくるだけでなく、豊かな風味が生まれます。

また、ラムの変わりに紅茶リキュールを使っているので通常のモヒートよりアルコール度数も低くなっています。
 

ダージリンクーラーは暑い日など飲むのにぴったりな爽やかなカクテルだということがわかりました。また紅茶リキュールを使うことでダージリンクーラー以外にもさまざまな飲み方を楽しむことができます。家庭でも簡単に作ることができるダージリンクーラーは、お酒ライフをさらに充実させてくれそうです。