いちご煮のレシピ！うにとアワビで贅沢に！缶詰を使った人気アレンジも

メディアの影響で密かに人気を集めているいちご煮は、海の幸を使用した日本の郷土料理です。たいへん美味しい食品ですが、知名度は、まだまだ低いのかもしれません。

「いちご煮に興味があるけど、何が入っているの？」「いちご煮を食べてみたいけど、人気のレシピはどんなものがあるの？」といった疑問に答えるため、いちご煮についてまとめました。詳しい解説をした上で、基本のレシピから人気の美味しいアレンジレシピまで紹介します。

いちご煮という言葉を、初めて耳にするという人もいるでしょう。そこで、基本の具材や名前の由来、どこの郷土料理なのかを解説していきます。いちご煮のことを知れば、きっと食べてみたくなるはずです。

いちご煮に含まれている基本の具は、ウニとアワビです。ウニは、キタムラサキウニやエゾバフンウニを使用するのが一般的です。薄切りにしたウニを、水や出汁で煮て、塩と醤油で味付けします。

いちご煮の名前の由来は、見た目からきています。いちご煮は、白く濁った出汁の中に赤みの強いウニが浮かんでいるものです。その状態が霧に潜む野いちごのように見えたことで、そのような名前がつけられた、とされています。

いちご煮は、青森県の八戸市、または、その周辺である三陸海岸の伝統ある郷土料理です。ウニとアワビという豪華な食材を使用していますが、古くから地元漁師には日常食として食べられていました。

現在では、お祝い事や晴れの日にも好んで食べられています。1年に1度、伝承と交流を目的とした「いちご煮祭り」という催しがあります。このことから、地元の人から根強く愛されている郷土料理であることがわかります。

いちご煮は、缶詰のものがたいへん親しまれています。缶詰でなくても、自宅で美味しく手作りすることができます。いちご煮を作る際の、材料と用意するものやポイントを紹介します。

【材料】（4人分）

• アワビ（小）…1個
• 生ウニの剥き身…120g
• 青じそ…適量
• 酒…大さじ1
• 塩…大さじ1
• 昆布だし…3.5カップ
• 味の素…３振り
• 醤油…少々

• 鍋
• 包丁

【作り方】

1. 包丁を使用して、アワビを殻から外し、薄切りにします。
2. 酒、塩、昆布だしを鍋に入れて、沸騰させます。
3. 弱火にし、生ウニと、薄切りにスライスしたアワビを入れます。
4. 醤油と味の素で味を整えたら、火を止めます。
5. お椀に盛り付けます。
6. 包丁を使用して、青じそを千切りにし、上から振りかければ完成です。

通常の包丁でアワビを殻から外すのは、慣れていないと難しいです。そのような場合は、刃がギザギザしているステーキナイフのようなものを使用しましょう。扱いやすく、上手に外すことができます。

アワビの代用として、ホタテやサザエを使用してもたいへん美味しく出来上がります。アワビと生ウニを入れて弱火にしたら、沸騰させないように注意してください。

いちご煮は、缶詰がたいへんポピュラーです。缶詰の優れているところは、手軽に食べられるところです。また、使い方次第で多様なアレンジができ、いろいろな食べ方が楽しめます。いちご煮の缶詰を使用した人気のレシピを紹介します。

【材料】

• いちご煮の缶詰…1缶
• 長ネギ…1本
• 卵…1個
• 青じそ…適量
• ご飯…200g

• 丼鍋
• 包丁

1. 包丁を使って、長ネギを適当な長さでざく切りにします。
2. 丼鍋に、いちご煮の缶詰のスープを適量入れて、一煮立ちさせます。
3. 程よく火が通ったら、いちご煮の缶詰の具材を入れます。
4. 溶き卵を流し入れます。
5. 丼鍋の蓋を閉めて、卵がとろとろになるまで、火を通します。
6. ご飯の上に盛り付けます。
7. 包丁を使用して、青じそを千切りにしてふりかけたら完成です。

いちご煮の出汁の味と、とろとろの卵が、相性のよいとても美味しい丼です。缶詰を使用しているので、手軽に作ることができるところが魅力です。慌ただしく時間がなくても、贅沢な味を楽しむことができます。このレシピは、しっかりとお腹を満たしたいときに最適です。お好みで刻んだ海苔を、上からふりかけても美味しく食べられます。

いちご煮の缶詰を使用した、極めて簡単に調理できる蕎麦です。調理時間はわずか2分です。シンプルなレシピですが、満足度の高い贅沢な味で美味しく食べられます。上から生うにを追加でトッピングすると、ますます豪華でたいへん美味しく食べることができます。

鍋にお米を加えた以降は、焦げ付かないように木べらで常にかき回してください。リゾットは、いちご煮を洋風の味付けで楽しむことができます。オシャレな出来上がりは、インスタ映えすること間違いありません。缶詰1缶で3〜4人前のリゾットができるので、たいへんリーズナブルに美味しく味わえるところが魅力です。

いちご煮の汁は、およそ半分の量になるまで煮詰めることで、濃厚な味を楽しむことができます。パルメザンチーズは、ソースの水分が多い内に混ぜると溶けやすくなります。そうすることで、パルメザンチーズがパスタによく絡まり、美味しく食べられます。おしゃれな気分を味わえる、女性に人気のレシピです。

器の内側にサラダ油を薄く塗っておくと、キレイに型抜きすることができます。重力に負けて形が崩れる可能性があるので、深い器を使うのは避けてください。ウニとアワビの味が凝縮された煮こごりは、まさに絶品です。晩酌にお酒のアテとして、ちびちび食べるのに最適です。お酒好きが喜ぶ、贅沢で美味しいレシピです。

炊き込みご飯は、いちご煮のアレンジレシピの中でもたいへんポピュラーです。子供から大人まで、幅広く人気のレシピです。アワビとウニの潮の風味が、ほかほかのご飯に相性がよく、飽きのこない味付けです。簡単に自宅で料亭の味を楽しむことのできる、とても贅沢で美味しいレシピです。

いちご煮の汁と卵の割合は、いちご煮の汁が3に対して卵を1にしてください。この比率を守れば何人前を作る場合でも、ぷるぷるで美味しい茶碗蒸しが出来上がります。使用する鍋によって、火にかける時間が変わります。そのため、目安は縁の盛り上がり具合を確認して調節してください。簡単で美味しいウニとアワビの豪華な茶碗蒸しのレシピです。

いちご煮の炊き込みご飯を、更にアレンジしてちらし寿司にしています。錦糸卵をキレイに焼くコツは、卵に火を完全に通さないことです。早めに火から離し、余熱で火を通すイメージで調理しましょう。そうすることで、色味のよい錦糸卵ができます。お酢の酸味で、ウニの甘みが際立つ美味しいレシピです。

いちご煮の基本的な知識から、手作りする方法や美味しいアレンジレシピまで紹介しました。いちご煮は、和風にも洋風にもアレンジ次第で様々なレシピができます。多様な味付けができるため、飽きがこない優れた食品です。また、普段のレシピに加えるだけで、ワンランク上の贅沢な味に変化させることができます。

缶詰を使用すれば、工夫次第で様々なレシピが簡単に調理できます。豪華で美味しい、いちご煮のレシピにチャレンジしましょう。