ポルボロンはスペインの伝統菓子！名前の意味や東京で買える場所は？

スペイン発祥のポルボロンというお菓子を知っていますか？幸せが訪れるという意味を持っているポルボロンは、自分で食べるのはもちろんのこと、手土産や引き出物などにもおすすめされているお菓子になっています。食感に特徴があり、おまじないを唱えることで幸せが訪れるといわれています。

今回は、そんな笑顔になれるようなスペイン伝統のお菓子である、ポルボロンについて詳しく解説していきましょう。また、日本でも東京にスポットをあててポルボロンを購入することのできるお店をピックアップしてみました。見た目も可愛らしいポルボロンを、ぜひ堪能してみましょう。

まずは、ポルボロンがどのようなお菓子なのか詳細を見ていきましょう。ポルボロンの詳細を知ることで、より一層ポルボロンを手に入れたくなることでしょう。

ポルボロンの発祥は、冒頭でも紹介したようにスペインとなります。スペインでは、お菓子の文化も独特になっており、おしゃれな街並みの想像できるスペインでは、お菓子一つ取ってもおしゃれなものが多くあります。そんなスペインでポルボロンは、クリスマスの時期に多く食べられているクッキーといわれています。

また、現在ではスペイン発祥の伝統クッキーのポルボロンはスペインの文化が輸入されたとされるフィリピンなどの中南米でも、多く食べられている伝統のクッキーとなっています。また、スペインの街中のお菓子店でも販売がされていますが多くは手作りをしている家庭も多いのも特徴です。

ポルボロンの原料は主に小麦粉と砂糖のシンプルな味わいです。本場のスペインのポルボロンには、ナッツ系がふんだんに使用されていることもあり、香り高い味わいになっています。また、中には牛乳を加えてコクを出しているものもあり、商品によって味わいは変わってくるといえるでしょう。

表面には、粉砂糖がまぶしてあるものが多いので、甘みの強いクッキーよりもシンプルかつ味がしっかりしているお菓子であるといえます。ポルボロンは、クッキーの仲間にはなりますが、細かく見てみるとマンテカードというバターを含んだお菓子の一種になります。

ポルボロンの食感は、普通のクッキーとは少し異なり口に含むとホロホロと崩れるような食感です。溶けだしたポルボロンは、ナッツ系の風味豊かな味わいと甘さが口の中に広がります。

一口サイズのものも多いため、一口で口の中に入れてポルボロンの食感を楽しむのがおすすめの食べ方であるといえるでしょう。軽く崩れて溶け出すポルボロンは、スペインの方にはもちろん日本人にも好まれています。ついつい食べ過ぎてしまうのも、この食感が理由といえるでしょう。

ポルボロンと似ているお菓子に、ポルボローネというものがあるのを知っていますか？ポルボローネとポルボロンは一緒のお菓子であると思っている方も多いようですが、実は違いがあります。

原料に小麦粉と砂糖を使用していることはポルボロンもポルボローネも違いはありませんが、大きさに違いがあったり、ポルボローネには卵が使用されていたりする場合も多く、ポルボローネは食感にも違いが出てくるそうです。

しかし、スペインにはポルボローネというお菓子は無いため、日本で出来たポルボロンの造語がポルボローネであるという説もあるようです。そのため、違いにはさまざまな諸説があります。どちらにしても、両方美味しいお菓子には違いないので、ぜひ手に取ってみましょう。

ポルボロンが願いが叶う、幸せを導くと言われている理由を解明していきたいと思います。ポルボロンの名前の由来を初め、おまじないの呪文に関しても紹介していきましょう。

ポルボロンという名前ですが、実は由来があります。スペイン発祥のお菓子なので、スペイン語を用いた由来にはなりますが、スペイン語でパウダーの意味を指す言葉がポルボであることから、ポルボロンという名前になったといいます。食感が表現された由来になっていることが分かることでしょう。

ポルボロンは、幸せを導くお菓子になっていますが口に含んでからポルボロンが口の中で溶けてなくなってしまう前に、ポルボロンと3回唱えると幸せが訪れるとされています。これは、名前の由来にもなっているパウダーのような柔らかさのあるポルボロンだからこそ、試すことのできるおまじないでしょう。

この幸せになれるおまじないに挑戦するものの、初めて行うときには中々難しいようで、数回目で唱えることができたという方も少なくありません。数人でポルボロンを囲んで楽しんでみるのもいいでしょう。ぜひ3回唱えることができるか、試してみてはいかがでしょうか？

見た目も可愛らしく、独特な食感を楽しめ、また由来や意味合いも良好なことからポルボロンは手土産や引き出物としても人気の高いお菓子として今話題を集めています。ギフトとしてプレゼントすることで、相手の幸せを願っている気持ちも伝わることでしょう。ぜひ、さまざまなシーンのギフトにポルボロンを渡してみてはいかがでしょうか？

そんな人気のお菓子でもあり、幸せが訪れるという理想のポルボロンは自宅でも簡単に作ることができるのでしょうか？ポルボロンを作る際のポイントは、いかにホロっとした食感に仕上げるかがコツになってきます。レシピを見て自宅でもポルボロンを作ってみてはいかがでしょうか？

• 薄力粉40g
• アーモンドプードル15g
• A無塩バター25g
• A粉砂糖20g
• 仕上げの粉砂糖適量

今回のポルボロンのレシピは、スタンダードでシンプルなポルボロンレシピになります。味わいを変更したい場合には、今回のレシピ材料に加えて抹茶パウダーやココアパウダー、レモン汁などを追加することで味わい豊かなポルボロンを作ることも可能になっています。では、レシピの作り方を見ていきましょう。

1. 薄力粉をフライパンに入れて、炒めるようにして火を通していきましょう。薄力粉は焦げやすいため、弱火で火を通すのが好ましいです。
2. Aの材料を混ぜ合わせた後に、粉類を振るってから混ぜ入れていきましょう。
3. クッキーのレシピのように粉類がまとまらないのがポルボロンの特徴なので大丈夫です。大きめの塊にしてラップで包み、常温で30分～1時間寝かせます。
4. オーブンを130度に設定し、生地を厚さ1～2cmに伸ばしたら丸形にくりぬきます。
5. オーブンにて30分焼き上げたら完成です（オーブンによって仕上がり時間が異なるので注意しましょう）

ポルボロンの購入のできるお店を、今回は東京にピックアップして紹介していきましょう。東京で、手土産や引き出物を決める際に取り扱っているお店を知っておくことで、スムーズに購入まで進むことができます。ぜひ参考にしてください。

東京でポルボロンの食べられるお店のひとつ目は、本場スペインのお菓子等が堪能できることでも有名なマヨルカです。スペイン王室も御用達という信頼度も高いお菓子店になっています。

スペインの街中に、1号店を構えていることもありスペインの歴史と文化を日本に受け継いでいるお店になるため、本場スペインのポルボロンが楽しめることでも注目のお店でしょう。

丸形とハート型のポルボロンが販売されており、ハート型に至ってはラードが濃いめに入っており、また赤ワインを使用していることで、ほんのり大人の味わいを感じられるポルボロンを堪能することができます。

東京でも老舗のケーキ屋さんとして知られている、レピドールでもポルボロンを販売しています。ポルボロン意外のケーキやお菓子も豊富に取り揃えているので、ポルボロンと合わせて手土産として包んでもらうのもいいでしょう。

レピドールのポルボロンには、3種類の味が用意されておりシナモン、胡麻、抹茶から選ぶことができます。どれも風味豊かな味わいになっているので、ぜひ堪能してみましょう。

幸せを運んでくる、願いが叶うと言われるスペインの伝統のお菓子のポルボロンは、食べた人が笑顔になれるお菓子として今後も人気を博していくことでしょう。ぜひ、おまじないを唱えながら、ポルボロンを口に含んで、その味と食感を楽しんでみてください。