2018年10月15日公開
2024年08月11日更新
ものすごい鯖とは?ものすごい鯖の定食が食べられるお店も紹介!
皆さんは鯖を食べたことがありますか。おそらく、多くの日本人は鯖を口にしたことがあると思います。また、煮物や塩焼きなどにして鯖を食べた経験はあると思います。そして、そんな鯖でも中には現代では考えられないような手間をかけて作られたものすごい鯖が存在するのです。そんな鯖を一度は食べてみたい方がいると思います。今回はものすごい鯖について紹介していきたいと思います。良かったらぜひ参考にしてみてください。
目次
ものすごい鯖について詳しく知りたい!
日本人のほとんどの人は人生で一度は食べたことある鯖という魚がいます。塩焼きや煮物など、どのような調理をしてもおいしく出来上がりますが、世の中には鯖は鯖でも「ものすごい鯖」というのが存在します。今回はものすごい鯖とは一体何なのか紹介していきたいと思います。良かったらぜひ参考にしてみてください。
ものすごい鯖について解説
とはいってもものすごい鯖の手がかりは全くありません。そして、そのものすごい鯖というのも噂が独り歩きしてる可能性もあります。そもそも、ものすごい鯖自体が一種の経営戦略かもしれません。なので、ものすごい鯖とはそもそも何なのか解説していきたいと思います。良かったらぜひ参考にしてみてください。
ものすごい鯖とは越田商店が製造販売する干物
ものすごい鯖とは、茨城県に工場を置いている越田商店というお店が製造と販売をしている干物です。越田商店では昔から代々鯖の干物を製造販売をしています。そして、最近では高級レストランから町の定食屋などと、様々な客層の人が集まる飲食店に鯖を出荷しています。製法も、創立当初から代々受け継がれてきた方法で作っている干物になっています。ものすごい鯖には深い歴史が詰め込まれているのです。
越田商店の場所と営業時間について
越田商店の場所と営業時間について紹介していきたいと思います。先ほども説明した通り、越田商店は茨城県に工場を構えています。茨城県の神栖市という場所に工場があります。ちなみに、工場の場所は海からとても近いところにあります。また、工場から歩いて5分くらいの場所に波崎海水浴場という海水浴場があります。そして、この辺は漁業が盛んなことで有名な地域です。
そんな越田商店の営業時間について紹介します。越田商店は、普通の商店などとは違った営業時間になります。そもそも、営業日が天候によって左右されます。つまり、晴れているときは営業をしていますが、雨が降っている日は営業をしていないということになります。もしくは、越田商店の事情による臨時休業ということもしばしばあります。そして、はっきりした営業時間は明記されてませんが、日中に行くことをおすすめします。
脂と塩分のバランスが良く美味しいすごい鯖
そして、多くの人が気になっていることがあると思います。それこそ、商品名にもなっているものすごい鯖とは一体何なのか。結論から言うと、何がものすごい鯖とは、脂と塩分が絶妙なバランスをキープしていることにあります。干物にする以上どちらかがほぼ必ず欠陥してしまいます。しかし、ものすごい鯖はどちらも欠陥していません。鯖特有の上質な脂を余すことなく、なおかつ塩分のほのかな香りも残っています。
ものすごい鯖を作る手順や越田商店のこだわりを紹介
ものすごい鯖とは、越田商店が販売している美味しい鯖のことでした。そんなものすごい鯖を作る手順を紹介していきたいと思います。また、ものすごい鯖を作っている越田商店のこだわりも紹介していきたいと思います。
越田商店は46年続く干物屋
越田商店は1972年に創業されてから、今でも続いている老舗の干物屋なのです。今の越田商店の店長にあたる人は4代目になっています。代々、血縁者が越田商店を継いでいる由緒正しい商店の1つでもあります。しかし、もうそろそろ創業から50年の月日が経とうとしています。越田商店の店長さんに話を聞いたところ、ここまでは長い道のりだったそうです。売り上げが酷いときは伝統のつけ汁を捨てようかと考えたほどだそうです。
周りの同業者が倒産する中守り続けたつけ汁
しかし、売り上げが低迷していたのは越田商店だけではありませんでした。越田商店の周りの同業者も次々に倒産していきました。手間のかかったお高い無添加の鯖よりも、手間の少ない安い添加物込みの鯖の方が需要は高かったのです。時代の流れは完全に機械化でしたが、越田商店は手作り、なおかつ創業当初から細心の注意を払って調節してきたつけ汁を守り続けました。そして、ある時越田商店に一本の電話がかかってきたのです。
高い無添加干物が売れない中での電話の内容は、越田商店の鯖を仕入れたいという話でした。当時の店長は嬉しさのあまり郵送先であった東京のお店まで鯖を持って行ったそうです。そして、そのお店で提供される鯖定食が大評判でした。どのお客さんも鯖定食を頼んでは、美味しいと次々に口にして帰っていくのです。その時に当時の店長はつけ汁を捨てない決断をしたのです。その思いは今でも紡がれています。
ものすごい鯖の材料はノルウェー産
そんなものすごい鯖とはどこの鯖を使っているのでしょうか。意外なことにものすごい鯖で使われている鯖は国産ではありません。以前は国産の鯖を使っていました。しかし、20年ほど前に日本の海で鯖が水揚げされないという事態が起きてしまいました。原因は、その時に鯖を乱獲したことです。それによって、鯖の数が減ってしまい、品質も下がってしまったのです。その時に代わりとして使った鯖がノルウェー産なのです。
のちに3代目になった店長も、最初は目の前に海があるのにどうして遠い海の鯖を使わなきゃいけないんだ、と思ったそうです。しかし、ノルウェー産の鯖は日本の鯖よりもひと回りほど大きく、脂も十分にのっていたのです。その理由は、魚の乱獲を防ぐために年間に水揚げできる漁獲枠、通称IQ方式(漁獲枠個別割り当て方式)を決めているからだそうです。それにより魚の品質は常に保たれていたそうです。
なおかつ、ノルウェーの鯖は日本の鯖と比べてとても肉厚で大きく、安定した供給が保てていました。そこにノルウェーの鯖を使わない理由はありませんでした。料理人にものすごい鯖が選ばれる理由は、おいしさだけではなく、ものすごい鯖を使うことで乱獲による魚の未来について考えさせられることにあると思います。そして、お客様にも料理の説明を通してその現状を伝えられることであると思います。
おそらく、鯖を干物に加工をしているだけの業者にとっては鯖も「たかが魚」と考える人が多いと思います。しかし、越田商店にとってはそんな魚についても深く考えているのです。そこまで環境に寄り添っていることを知っているからこそ、お客さんだけでなく料理人からも支持されている理由の一つだと思います。つまり、ものすごい鯖とは、日本の昔ながらのやり方でノルウェー産の鯖を加工したものということです。
ものすごい鯖を作る手順を紹介
ものすごい鯖を作る手順を紹介していきたいと思います。まず初めに、鯖を三枚おろしにします。鯖を身と骨の合計三枚に分けます。越田商店では、割砕機は一切使わずすべて手でさばきます。越田商店で鯖をさばいている人は鯖1尾あたり平均6~7秒でさばいています。割砕機も思わず見とれてしまうほどの職人技です。そして、骨に一切身が残らないので、素材を余すことなく使うことできます。
鯖を三枚におろしたら、鯖についている内臓を取り出します。この内臓を取り出す作業を奥さんの信江さんとその息子の竜平さんが行っています。
鯖から内臓が取り出されたら、水洗いをします。この時に、三枚おろしにされた鯖をすのこの上に乗せて、鯖の身についている余分な血などを洗い流します。
水洗いが終わったら、いよいよつけ汁に鯖を浸ける工程です。つけ汁に鯖を浸けることで鯖はまろやかな塩気がまとわれます。ちなみに、越田商店で使われているつけ汁の底を網ですくってみると、大量の塩が出てきます。見てるだけでもしょっぱい味が口中に広がりそうです。しかし、つけ汁自体の味は意外にもしょっぱくありません。これこそが越田商店で使われているつけ汁の秘密です。
つけ汁に鯖を漬けこんだ後は、鯖を干します。つけ汁から出した直後に干すのではなく、さっと水洗いをしてから干します。そして、乾く一歩手前で取り込みます。こうすることで、脂をたっぷりと含んだジューシーな鯖の状態になるのです。その目的は、ものすごい鯖を使うお客さんが様々な目的で使えるようにするためだそうです。お客さんのこともしっかり考えたからこそ思いついた方法になっています。
鯖を干し終わったら、最後に冷凍作業をします。冷凍作業中の冷凍庫の中の気温はマイナス30度に設定がしてあります。そうした手間がかかった鯖こそが、ものすごい鯖になるのです。ものすごい鯖のラベルが書いてある保存袋に入れられて、ものすごい鯖を使うお客さんのもとに出荷されていきます。ここまでの作業を機械を一切使わずにほぼ毎日行っているのです。
鯖はすべて手捌き!
先ほど紹介した通り、越田商店において割砕機などの機械を一切使ってません。なので、越田商店の店長などが一尾ずる手捌きで行っているのです。この作業量だけでもかなりの体力を要します。基本的には6から7秒で鯖をさばいています。なおかつ、一人で一日大体2000尾もさばいているそうです。3代目の時は発注が多かった時は一日に8000尾もさばいていたそうです。今ではこの数を超えたいそうです。
ものすごい鯖の入手方法について
先ほども紹介したとおり、ものすごい鯖は多くの人の手間がかかって完成した無添加の鯖ということになります。ここまで聞けば、ものすごい鯖という名前になっているのも納得がいくと思います。そして、今回はそんなものすごい鯖の入手方法について紹介していきたいと思います。良かったらぜひ参考にしてみてください。
直接越田商店に行くと購入可能!
まず最初に紹介する方法は、越田商店に直接行って購入することです。この方法が恐らく一番考えつく方法であると思います。特に、茨城県のさらに神栖市に住んでいる人からしたらこの方法が一番まともな方法であると思います。値段は、220-230gの鯖が6枚入りになっていて3600円です。そして、100-110gの鯖が8枚入っているものが2400円になります。越田商店の近くに住んでいる人はぜひ購入してみてください。
工場には保冷剤の用意はないので自分で用意が必要
工場でものすごい鯖を購入するときにはいくつかの注意点があります。工場内には保冷剤のような魚を冷凍保存できるものは用意していません。なので、保冷剤やクーラーボックスなどは自前のものを用意する必要があります。どうしても用意できないという人は、コンビニエンスストアなどで購入してきてください。ちなみに、越田商店から歩いて10分ほどの場所にセブンイレブンがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
越田商店の商品の取扱店は?
次に紹介する方法は。越田商店が販売している商品を取り扱っているお店で購入をすることです。越田商店では、個人のお客さんだけではなく、法人のお客さんも相手にしているのです。なので、越田商店の商品取扱店へ行きものすごい鯖を購入することができます。この方法は越田商店から遠いところで暮らしている人にとっておすすめの方法になっています。値段も変わらないので、安心して購入することができます。
ちなみに、越田商店のものすごい鯖を取り扱っているお店は、水戸京成グループ、高島屋ファーム、ボンベルタ、そして、三越グループの店舗になります。特に三越だと都内に住んでいる人でも購入することができると思います。自宅から一番近い場所を見つけて購入してみてください。
越田商店の干物が手に入る通販サイトもあり
どうしても近くに越田商店の商品を取り扱っているお店がない場合は、越田商店の公式オンラインショップを利用してみてください。こちらでは、先ほど紹介した分量と同じ量そして同じ値段でものすごい鯖を販売しています。オンラインショップであれば、越田商店から離れたところに住んでいる人や、近くに越田商店の商品を取り扱っているお店がない人でも購入することができます。ぜひ検討をしてみてください。
ちなみに越田商店が販売している商品は楽天などのオンラインネットショップで購入することができます。こちらの方法になると使っているサイトのポイントも使えて、人によっては普通に購入するよりもお得に購入することができるかもしれません。また、ネットショップによっては分量や値段も変わってくると思います。運がよければ、越田商店の販売価格よりも安く手に入れることができるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
ものすごい鯖の定食が食べられるお店を紹介
ものすごい鯖を購入する方法について紹介してきました。ぜひ参考にして購入を検討してみてください。しかし、購入するまでもないけど、とりあえず食べてみたいという人もいると思います。なので、今回はものすごい鯖を使った鯖定食が食べられるお店を紹介していきたいと思います。よかったらぜひ参考にしてみてください。
ものすごい鯖を使った定食が人気の「鯖なのに」
越田商店のものすごい鯖を昔から使っていることで有名なお店の一つとして「鯖なのに」というお店が出てきます。「鯖なのに」は鯖を使った料理を専門にしているとてもコアな専門料理店になっています。そして、こちらで使っている鯖こそが、越田商店で作られた「ものすごい鯖」になります。ちなみに、「鯖なのに」の店主さんは最初は鯖が嫌いだったそうです。しかし、ものすごい鯖を食べてから今では無類の鯖好きだそうです。
鯖なのにの場所と営業時間
「鯖なのに」の場所と営業時間について紹介していきたいと思います。場所は、東京都内のJR大森駅東口の近くになります。鯖の専門店というだけでかなりユニークなお店になっていますが、入口には目立った看板がありません。しいてあるものとしたら、真っ白い暖簾がかかっているだけです。しかし、そここそが「鯖なのに」になります。営業時間は11:00~16:00です。不定休ということなので、行く前に電話をしてみてください。
鯖定食は一日限定50食!
「鯖なのに」で提供される鯖定食はものすごい鯖を使っていることは知っての通りです。しかし、鯖なのにで食べれる鯖定食は一日50食限定となっています。それも、鯖なのにの鯖定食はかなり美味しいと評判となっているので、オープン直後のお客さんのほとんどは鯖定食を注文します。そして、お昼を過ぎるころには鯖定食は既に50食を終えているなんてのはよくあります。鯖なのにで鯖定食があったらぜひ注文してみてください。
鯖だけでなく食材すべてにこだわりがある
鯖なのにで提供される鯖はもちろん至高の物を使っていますが、鯖なのにがすごいのはそれだけではありません。どの食材にもかなりのこだわりも持っているのです。例えば、お米。大森にある老舗米店「鈴木商店」から仕入れている最高のお米と呼ばれる山形県産の「はえぬき」を使っています。炊飯道具は、三升炊きの特大の羽釜を使用しています。どこまでもこだわっているからこその一日50食限定であると思います。
テイクアウトも可能!
また、鯖なのにでは外でも鯖料理を食べられるように鯖をメインとしたお弁当をテイクアウトすることができます。こちらのお弁当で使われているお米である「はえぬき」は冷めても美味しいので安心です。オフィスでも自宅でも好きなところで鯖なのにのものすごい鯖を堪能することができます。
ものすごい鯖のこだわりの味を確かめてみよう!
いかがでしたか。今回はものすごい鯖とは一体何なのかを紹介してきました。また、越田商店のこだわり、ものすごい鯖の作り方、そしてものすごい鯖の秘密についても紹介してきました。ものすごい鯖は越田商店だけではなく、デパートや取扱店、最近ではオンラインショップでも購入できるようになってきました。ものすごい鯖とは何なのかわかったなら、ぜひものすごい鯖を食べてみてください。