叙々苑の値段は店舗で違う？料理メニューやコースなどの平均も紹介！

今や焼肉好きであれば知らぬものはいない高級焼き肉の名店の叙々苑ですが、叙々苑各店舗によって値段が違うっていうのは知っていますか？そのため店舗ごとにお客さん一人当たりの平均単価も変わってくるそうです。また、値段だけでなくメニューも店舗ごとに若干違うそうです。なぜこのような違いが出ているのか、叙々苑の一番高い店と安い店とではどう違うのか、平均金額はどうなのかも解説します。

叙々苑は、芸能人もおすすめする高級焼き肉店で、全国各地にその店舗を広げています。叙々苑はお肉の質はもちろんのこと、店内や外観も高級外観の雰囲気がよく出ています。今でこそ人気の叙々苑ですが、店舗を出すのに随分と苦労したそうです。安いお店が流行る飲食業界に高級路線という新たな風をふかせたのが叙々苑です。叙々苑とはいったいどんなお店なんでしょうか？

叙々苑は東京都港区に本社を置く、叙々苑グループ焼肉チェーン店です。横須賀出身の在日韓国人社長朴泰道氏が1976年4月に東京の飲み屋街として有名な六本木に叙々苑一号店を開店させました。しかし、その道のりは困難の連続だったそうです。朴社長は中学3年の時に家を飛び出し、東京の神田にある「大同苑」というお店で毎日15時間を超える過酷な修行をしていたそうです。

在日韓国人であることから、独立して店を出そうにも不動産業者からことごとく断られたそうです。ようやく六本木に叙々苑1号店を出せたところから、快進撃が始まりました。始めは少しずつ客席を増やしていきましたが、バブルを境に叙々苑の店舗は急成長を遂げ、高級焼き肉店という位置づけを確立しました。朴社長は、「個室を持ち接待ができる店舗」を目指し、日々努力を重ねています。

叙々苑の朴社長は、「高級店を目指すのではなく、一流店を目指す」とのことで、内容がしっかりと伴って折れば高い値段でもお客さんは喜んでくれると話しています。叙々苑の社長以下、役員の全てが職人あがりであり、味について並々ならぬこだわりを持ち続けているそうです。叙々苑の平均単価は高いもののこれほど人気があるのは、味やサービスにこだわり抜いたからかもしれません。

叙々苑がここまで人気になったのは女性の意見を考慮したサービス体型にあるからかもしれません。当時の焼肉屋は焼肉を焼く煙で髪が臭くなるという女性の意見を聞き、当時は珍しかった無塩ロースターを導入しました。叙々苑は無料のデザートを出したり、口臭予防のガム、レモンをかけた塩タンのメニューまでも女性客の意見を取り入れた結果できたメニューだそうです。

芸能人も度々通う叙々苑ですが、どの叙々苑の店舗に行っても芸能人のサイン色紙は飾っていません。それは、叙々苑の創業者である朴社長が従業員にサインをもらうことを禁じているからです。叙々苑は一流の焼肉店を目指しています。一流の店を利用したいお客さんは店にも品位を求めます。叙々苑では芸能人のサインなどを飾るのはお客さんにとってリラックスできる空間ではなくなるので飾っていないそうです。

たとえ芸能人が叙々苑に来店しても他のお客さんと同じようにサービスを提供するというこだわりも芸能人たちにとって通いやすい理由の一つかもしれません。叙々苑は芸能人だけでなく、全てのお客さんにとって本当にプラスになることを十分に考えていく、実践していくという飲食業界にとって当たり前のことを当たり前のように実践しているお店です。

北は北海道から南は沖縄県まで全国展開している叙々苑は一体何店舗あるのでしょうか？游玄亭など叙々苑を更に高級にした店も含めると、本拠地である東京にはなんと40店舗あります。一般の店舗だけでなくショッピングモールの中にも店舗があります。叙々苑は埼玉県では3店舗、神奈川県で3店舗、北海道1店舗、宮城県で1店舗、石川県1店舗、愛知県3店舗あります。

関西より南では、京都府に1店舗、大阪府で3店舗、広島県で2店舗、福岡県で1店舗、沖縄県では1店舗出店しています。現在も叙々苑グループの店舗の拡大を図っており、今後100店舗を超える日が来るのかもしれません。どの叙々苑店舗でもこだわっているのが「おいしさ」であり、おいしさこそ最良のサービスであるとしています。店舗によって平均的な値段が違うのも叙々苑ならではの特徴と思います。

叙々苑は高級焼き肉店として知られていますが、それは焼肉の値段という意味だけではなく、店内も高級感を感じさせる作りとなっています。店舗によって多少しつらえは違いますが、麻生十番店は白を基調とした明るい店内で、装飾品にもこだわりを感じさせます。店内は焼肉店と思えないほどのスタイリッシュでモダンな造りとなっており、落ち着いた雰囲気となっています。

叙々苑には個室も完備されており、個室にも額を飾ってあるなどまるで一流料亭に訪れた気持ちにさせてくれます。ビジネスの商談もしやすいように雰囲気だけでなく、叙々苑の従業員一人ひとりにも十分な教育が行き届いています。値段設定が高価な游玄亭だけでなく、平均価格が安価な叙々苑の店舗も内装にはこだわっており、他の焼肉店とは違うラグジュアリーな空間を提供しています。

叙々苑の値段設定は店舗によって違うことも特徴です。特に平均価格が高いのは、叙々苑の中でも高級志向である游玄亭です。郊外にある店、ファミリー向けに作られた叙々苑店舗は値段設定が少し安くはなっています。また、メニューやコース料理の内容も店舗によって少し違うのもチェーン店としては珍しいのかもしれません。特にランチメニューなどは叙々苑店舗ごとの特色がよく表れています。

游玄亭は叙々苑の中でも特にハイクオリティの店舗で、有名芸能人やトップアスリート、政治家の接待にもよく利用されているそうです。游玄亭は店内のしつらえも他の叙々苑店舗よりも高級感に溢れており、焼肉屋というよりも高級料亭のような雰囲気です。味はもちろんのことですが、接客サービス、盛り付け方、器にまでこだわりぬいたまさに一流店と呼ぶのにふさわしい店舗となっています。

游玄亭は全国にもまだ7店舗しかないですが、そのどの店舗も叙々苑の平均よりはるかに上質のサービスと値段となっています。游玄亭のどの店舗でも個室が20室以上もあり、接待に使われることも多いのでプライバシーに配慮された空間となっています。また、店舗によってはピアニストやバンド演奏者が配置されており、毎日ディナーには音楽の生演奏を聴くことができます。

さらにホテルのラウンジさながらにバーテンダーもおり、焼肉以外にも楽しんでもらえるために様々なカクテルを用意しています。もちろん焼肉がメインですが、ここまでエンターテイメントに長けていれば焼肉を食べる以外にも楽しみがたくさんあります。しかし、やはりメインは焼肉です。焼肉のメニューも叙々苑では提供していないのもたくさんあり、どれもが平均をはるかに超える味わいだそうです。

叙々苑で最も価格やサービスが他の店とは違う、より高級志向のお店が游玄亭ですが、その游玄亭の中でもトップクラスのお店が游玄亭西麻布本館です。西麻布本館はビル自体が叙々苑の持ち物で1～8階まですべて叙々苑のテーブル席や個室で埋め尽くされています。そのどのフロアもラグジュアリーな空間で、大理石が敷き詰められていたり、掛け軸が個室に飾られていたりとまるで一流料亭のようです。

游玄亭西麻布本館の定番のメニューの上カルビは、厳選された牛肉と丁寧な下処理が施されているため、脂っぽさがなく、繊細な脂の甘みと上質な赤身のハーモニーを楽しめます。壺漬けカルビは游玄亭西麻布本館の名物の一つであり、しっかりと味付けされたカルビを壺から直接網に乗せて焼き、食べる際に切り分けるそうです。韓国焼肉では定番のメニューですが、游玄亭の壺漬けカルビは一味も二味も違う美味しさです。

游玄亭のメニューの中でも特に人気なのが特製シャトーブリアンです。値段も叙々苑の平均よりもはるかに高いメニューですが、一度食べたら忘れられなくなるくらいに味わい深く、とろりと口の中で溶けていきます。シャトーブリアンは牛肉のヒレでも中央の部分で、牛一頭からもほんの少ししか取れない希少部位です。売り切れが必須なので、どうしても食べたい人は前もって予約しておくことをお勧めします。

游玄亭西麻布本館で一番高いメニューはコース料理です。「雪」「月」「花」とあり、一番高い「雪」は22,000円となっています。一般の叙々苑の平均のコース料理の値段が10,000円なので、注文するときはさすがに勇気がいります。しかし、アワビやカニが出てきたり、シャトーブリアンと高級食材がオンパレードで提供され、もちろん味はいう間でもないです。間違いなく至福の時を過ごせると思います。

叙々苑に行きたいけど値段が気になる、家族連れで行きたいという人にはお勧めの叙々苑の平均価格よりも安いお店は全部で10店舗あります。この店舗はファミリー向けの値段になっていますが、味にはもちろん一切妥協していません。内装やサービスももちろん妥協していません。ただし、他の叙々苑の店舗で提供しているメニューが一部提供されていなかったりします。

東京の安い叙々苑の店舗は、赤坂田町通り店、四谷店、池袋東口駅前店、高田馬場店、目黒店、中目黒店、練馬関町店、オズスタジオシティ店、桜上水店となっています。埼玉では西川口店、神奈川では横浜港北店となっています。これらの店では赤身のロースが1,600円となっており、一番高い游玄亭では3,000円と倍近くも違う価格となっています。叙々苑の平均の値段は2200円前後となっています。

叙々苑は店舗によって値段が違うことは前述しましたが、さらに細かく分けると立地条件やその目的によっても値段が違うとのことです。特に都心部にある店舗の方が一般的には値段が高くなりますし、反対に郊外にある叙々苑店舗では値段が安く設定されています。高級志向の游玄亭は値段は高くなっていますが、さらに游玄亭の中でも違う価格設定をしている店舗もあります。

叙々苑は大きく7つの違うグループに分けられています。最も高い値段設定なのが東京の並木通り店や大阪のホテルニューオータニなどの店舗です。2番目に高いグループはその他の游玄亭の店舗で、平均よりも少し高い3番目のグループは東京都の恵比寿ガーデンプレイス店や大阪ルクア大阪の店舗などです。平均価格の4～5グループには、名古屋名駅店や札幌すすきの店など地方の叙々苑店舗も含まれています。

平均よりも少し安い6グループには東京渋谷店、埼玉県の浦和パルコ店などが含まれています。平均よりもかなり安い7グループ目は、前述した東京都の四谷店や目黒店、神奈川県の横浜港北店などが含まれています。特に5グループは地方のみの分類となっており、東京都は含まれていません。叙々苑の値段には場所代も含まれていますので、その点も考慮してもらえたらと思います。

一般に叙々苑は都心部と郊外では違う値段設定になっています。都心部が高く、郊外は安いのでカップルや家族連れにも良心的な値段となっています。最近では東京だけでなく、地方にもどんどんと叙々苑が進出してきているので、叙々苑の焼肉を食べる機会が増えるかもしれません。今後も地方の叙々苑は叙々苑にしてはお値打ちな価格やメニューは継続すると思われます。

それでは、叙々苑グループで提供されているメニューの平均の値段について紹介します。同じメニューでも肉の質が変わったり、値段が違うのでぜひ参考にしてみてください。叙々苑グループで提供されている代表的なメニューとグループ分けされている店舗の値段を提示します。

まず紹介するのが叙々苑グループでも最も人気があるメニューであるカルビです。実はどの焼肉店でも人気の上カルビは、もともとは叙々苑が発祥だとのことです。カルビやミノの前に「上」や「特選」とランクをつけて提供し始めたのも叙々苑が最初で、当初女性のお客さんのカルビの中でも「脂身を除いた良い部分だけ食べたい」という要望に叙々苑が応えたのが始まりで、その後全国的に広まったそうです。

カルビ焼きは1番ランクが高い1グループの游玄亭並木通り店では3,000円、2グループの東京都游玄亭新宿では2,600円、3グループの東京オペラシティ53店では2,500円、4グループの埼玉県大宮店では2,400円、5グループの北海道札幌すすきの店では同じく2,400円、6グループの東京都渋谷店では2,300円、7グループの東京都中目黒点では2,200円となっています。全体の店舗の平均としては2478円となっています。

今や焼肉で一番先に食べるメニューとしてよく知られている「タン塩焼き」も叙々苑から発症したメニューです。叙々苑六本木店がオープンした当初、お店の売りとなる新しいメニューを考えていたところ、食肉業者より「タン（牛の舌）が面白いのでは」と提案されたのが始まりでした。タンは薄く切ってあり、あっさりとした味わいが特徴であったので、当初は塩・コショウで食べるのが主流でした。

しかし、女性のお客さんより「塩とコショウでは熱くて食べられない」という意見があり、タンとは合わないタレを使わずにタンを食べる方法を研究した結果、レモン汁をかけるとタン自身の味を損なわず、あっさりと食べられます。しかも熱くなったタンを食べやすい熱さに冷ますことができます。この女性のお客さんのリクエストに叙々苑が対応したことがきっかけで、レモン汁で食べるタン塩焼きは全国的にも広まりました。

タン塩焼きの値段を比較すると、1番ランクが高い1グループの游玄亭並木通り店では3,000円、2グループの東京都游玄亭新宿では2,500円、3グループの東京オペラシティ53店では2,400円、4グループの埼玉県大宮店では2,300円、5グループの北海道札幌すすきの店では同じく2,300円、6グループの東京都渋谷店では同じく2,300円、7グループの東京都中目黒点では2,000円です。全体の店舗の平均として2,400円となっています。

特選カルビは、叙々苑グループでも限られた店舗でしか提供していない叙々苑グループの顔というべきメニューです。通常のカルビの部分でも特に選り分けて、肉質・味わい・柔らかさ・食感などの様々な要素について最高のランクのみが「特選」として区別されています。もちろん「特選」と名乗るだけあり、牛肉のランクはA5の最高級ランクとなっています。

特選カルビ焼きの値段を比較すると、1番ランクが高い1グループの游玄亭並木通り店では7,000円、2グループの東京都游玄亭新宿では5,500円、3グループの東京オペラシティ53店では5,000円、4グループの埼玉県大宮店では4,500円、5グループの北海道札幌すすきの店では同じく4,500円、6グループの東京都渋谷店では同じく4,500円、7グループ以下の店では提供していません。全体の店舗の平均として5,166円となっています。

叙々苑の赤身ロース焼きは、ぷりぷりした肉質に分厚いだけでなく、柔らかい食べ応え十分なお肉です。叙々苑グループの中でも定番のメニューで、赤身ロース焼きを食べるために叙々苑に訪れるという固定のファンも多いです。赤身の味が濃いロース肉は噛めば噛むほど美味しい肉汁が溢れてきます。「ネギ赤身ロース塩だれ焼き」もネギの甘みとお肉のジューシーさがマッチして人気のメニューです。

赤身ロース焼きの値段を比較すると、1番ランクが高い1グループの游玄亭並木通り店では3,000円、2グループの東京都游玄亭新宿では2,300円、3グループの東京オペラシティ53店も同じく2,300円、4グループの埼玉県大宮店では2,200円、5グループの北海道札幌すすきの店では2,000円、6グループの東京都渋谷店では2,100円、7グループの東京都中目黒点では1,600円です。全体の店舗の平均として2,214円となっています。

叙々苑の上ミノ焼きは、ホルモンの特有のいやな臭みがなく、しっかりと味噌ベースのホルモンだれに漬け込まれており、食欲を誘うニンニクとコチュジャンの香りがします。プリプリとした歯ごたえが特徴のミノは大振りですが、しっかりと切れ目が入っているので、お年寄りでも簡単に噛みきれます。噛めば噛むほどホルモンの旨味を味わうことができる叙々苑グループでも自慢のメニューです。

上ミノ焼きの値段を比較すると、1番ランクが高い1グループの游玄亭ホテルニューオータニ大阪店では1,700円、2グループの東京都游玄亭新宿では同じく1,700円、3グループの東京オペラシティ53店は1,600円、4グループの埼玉県大宮店では1,600円、5グループの北海道札幌すすきの店では1,600円、6グループの東京都渋谷店では1,600円、7グループの東京都中目黒点では1,300円です。全体平均として1,585円となっています。

高級焼き肉店叙々苑は、焼肉好きにとっては憧れの焼肉店ですが、どのお店でも同じように高いわけではなく、比較的庶民的なお店も存在します。特に都心部では値段が高くなりがちですが、郊外部の店舗ではファミリー向けの値段で提供しています。叙々苑でも特にランクが高い游玄亭では、お肉の質はもちろん、内装やs-ビスまでも超一流のお店です。この記事を参考にしてぜひ叙々苑でお肉を楽しんでください。