2018年04月19日公開
2024年07月06日更新
セイコーマートの店舗一覧!関東・関西から北海道の店舗数まで!
セイコーマートというコンビニチェーンを知っていますか?北海道生まれのコンビニチェーンです。北海道でセイコーマートを知らない人はいないほどの人気コンビニエンスストアですが、全国的に見ればマイナーです。現在は関東にも限定的に店舗展開をしています。商品ラインナップも北海道産など、関東にはないちょっと珍しいものを取り扱っていますので、数あるコンビニ選びのヒントにしてください。
目次
北海道の一大勢力のセイコーマート
北海道民が愛するオレンジの看板
セイコーマート、通称セコマ。北海道に住んだことのある人間は、みんな知っているお店です。オレンジ地に白抜きの看板の、北海道以外の人にはなじみは薄いかもしれません。北海道の道を走ると必ずと言っていいほど見かけるオレンジ色の看板は、地元で根強い人気を誇るコンビニエンスストアを示しています。
日本で最も古いコンビニがセイコーマート?
地方コンビニと侮ってはいけません、その歴史は1971年からという、セブンイレブンをしのぐ最古参組のひとつ。「日本のコンビニ発祥の地」という看板を掲げていたタックメイト藤山台店(元ココストア藤山台店)が閉店し、ファミリーマートに吸収合併されたことを踏まえると、現在も営業しているコンビニの中では最古と言っていいでしょう。
もともとはお酒の卸売りの店だったセイコーマート
セイコーマートのルーツは、もともとお酒の卸売りでした。時代の変化を感じ取った初代西尾長光氏が、このままでは小さい酒屋は生き来れないと危機感を抱いたときに、小さい店でもお客さんに愛される店にして、将来生き残れるようにできないかという発想から、冬至アメリカで成長していた「コンビニ」というものにしていけばいいのではないかと考えに至りました。
当時まだコンビニがなかった頃に、酒屋一軒一軒説得にあたり店舗数を増やしていき、最初の100店舗になるのに、10年の月日が流れました。
地域密着型店舗へ
1971年から現在、北海道という限定的な場所でですが、店舗数ナンバーワンを維持してきた超地域密着型・実力派コンビニチェーンなのです。その実力は全国で店舗数一位のセブンイレブンをして、追いつくことはできません。
関東近畿での出店もありましたが、なにより北海道内での店舗数展開は目覚ましく、2000年には北海道内店舗数800を超え、不可能な場所と言われた北海道の離島、利尻島に店舗を出すなど、北海道全道に販売店を網羅していきました。コンビニの常識を破り、他店ではマネのできない、全道流通網を築きあげたのです。全道で生鮮食品を配達できるのは、セイコーマートだけでした。
セイコーマートは北海道を網羅する
過疎地域の場所にも営業しているのも大きな魅力の一つです。道東・道北の国道沿いにあるオレンジ色の看板は旅人のオアシスと言っても過言ではありません。気軽に入れる場所、ファミレスやスーパーなどがない北海道です。自動販売機、トイレ一つ探すのも一苦労の中、セイコーマートの存在はドライバーの強い味方です。
北海道名物、次のドラッグストアまであと100㎞の看板を見て、呆れるとともに北海道の広さに驚く旅行者も多いことでしょう。携帯電話で検索しても、ガソリンスタンドひとつない地域もあります、北海道の外の場所からきた旅行者の、うっかりをフォローしてくれる力強いオレンジ色の看板です。
顧客満足度ナンバーワンセイコーマート
もちろん、不便な場所にあるばかりではありません。商品の品揃えも、セイコーマートの魅力の一つです。2011年度の「顧客満足度調査コンビニエンスストア部門」で全国1位に輝いています。
種類の豊富さがセーコーマートの人気の秘密
リピーターが多いのはもちろんですが、意外なことに、観光客にも人気の商品ラインナップです。前述しましたが、セイコーマートは、元酒屋であった店がコンビニになった店が多く、お酒の種類が充実しています。ワイン、ウィスキー、果ては地酒まで扱う店舗もあります。
中でも「北海道牛乳」「味付きラムジンギスカン」など、北海道らしいラインナップが人気です。季節と場所によっては、使い捨てのジンギスカン鍋まで売られているのはさすがです。
安価な輸入ワインから地物ワインまで
特にワインは独自で買いつけているので、500円から種類豊富な中から選ぶことができます。海外の物もありますが、帯広ワインや小樽ワインなどの地ワインもあります。セイコーマートから地方発送もできます。20度以下のアルコールは発送できますので(6本ひと箱、1本ずつ発想の場合は自分で梱包が必要)お土産にもぴったりです。
セイコーマートが発祥の店内調理「ホットシェフ」の存在
お酒のおつまみも充実しています。特に「ホットシェフ」という店内の厨房で作る、おにぎりやサンドイッチ類も豊富です。本州でも店内で焼いたパンや出来立てのお惣菜の店がありますが、その先駆け的な存在です。
手作りそして無添加
店内で、手作りでつくられたお弁当やお惣菜の種類がとにかく豊富です。食べ盛りの年代の子が喜ぶ「おおきなおにぎり」という、名前の通りのサイズ感のおにぎりや、かつ丼、からあげ丼は、ホットスナックと同様温めて置いてあるのでいつでもあたたか。店舗によっては「ハセストの焼き鳥弁当」焼き鳥と書いてありますが、豚肉を使っているのは有名です。「帯広ぶた丼」などのご当地弁当も置いてあります。
そして何より、100円惣菜の存在が大きいでしょう。コンビニなのにコスパがいいのです。100円スパゲティー、こんがり焼けた塩サバも100円。からあげ、ミートボールなどが100円からという、色々なモノを少しずつ食べたい女子会や、ひとり暮らしの夕食にはありがたいラインナップです。胡麻和えや浅漬け、ポテトサラダなど、今晩のおかずにちょっと一品にも重宝します。
安価で添加物をできるだけ使わない取り組みをしていますので、毎日使っても身体にも安心です。
店内で焼く焼きたてパン
HOTCHEFベーカリーの表示がある店舗では店内焼き上げパンが販売されています。パン屋さんに負けないクォリティ、できるだけ道内産の食材を使い、小麦粉は道産小麦粉ゆめちからが使われていて、メロンパンやちくわパンなどは、関東では販売されていないものもあります。
チラシの存在
セイコーマートはチラシが配布されます。スーパーのチラシとかわらず、割引商品や格安商品狙いの主婦にも人気です。たまご10個入り140円など、お得な商品が並んでいます。チラシはセイコーマートのホームページを検索すると見ることができるので便利です。
セーコーマートオリジナルのリテールブランド
セイコーマートはオリジナルブランドの数々も目につきます。今でこそプライベートブランドと呼ばれ、自社製品は当たり前ですが、95年頃からリテールブランドと呼ばれていた、オリジナルのソフトドリンク、弁当、インスタント食品など、今や約1000品目のプライベートブランドを展開しています。ここにしかない、面白いお菓子やカップ麺などもありますので、これもお土産に人気です。
スィーツも北海道産の食材をふんだんに使い、北海道豊富産牛乳を使用した北海道牛乳ソフトや、サロベツ牛乳40%使用のアイス最中も人気のひとつ。北海道産もち米、あずきや白手亡豆を使った、Secoma大福シリーズは、北海道内では108円で販売されています。
これもセイコーマートが発祥?コンビニクラブカード
今では当たり前になっているコンビニクラブカードですが、これもセイコーマートが始めたものです。ICカード決済、「クイックペイ」をJCBと共同で本格導入しました。クラブカードも、店内調理販売も、プライベートブランドも、セイコーマートが最初に始めたもので、偉大な最古参と言うほかありません。
セイコーマートの関東での展開
現在、セイコーマートは北海道全域で店舗数1000店を超え、そして関東に埼玉県・茨城県のみ店舗展開となっています。埼玉県には10店舗、茨城県には89店舗があります。
消極的な関東進出
しかし、関東への出店は、関東へ進出するべく出店したわけではありませんでした。埼玉と茨城にある、当時同じことをしたいと申し出た店舗が残っているといった風で、積極的に関東圏への進出ではありませんでした。
あえて関東圏へは進出しない
セイコーマートの生き残り戦略として、北海道を出ずに勝負しています。たくさんの人に知ってもらえるのはいいことですが、「希少価値」を大切にしていくやり方なのです。あそこにいかないと買えない、という希少さがブランド力を高めていくのです。
関東と北海道では商品に違いが
残念ながら、本場北海道と関東では、商品ラインナップもそうですが、値段も少々異なっております。インターネットで検索した結果だけを見て、お店にいくと残念な思いをするかもしれませんが、それは運送費であるとご理解ください。
関東でも北海道名物が買える場所ととらえると面白いようです。「カツゲン」や「ガラナ」など、聞いたことはあるけど飲んだことはない飲料も置いています。
関東圏では埼玉県と茨城県のみ
現在埼玉県にあるセイコーマート店舗全部にホットシェフがあるわけではありません。ご自宅など、今いる場所の近くにあるセイコーマートを検索して、確認してから行くことにしましょう。
関東の拠点は茨城県
茨城県は流通の拠点になる会社があるので、店舗数がありますが、コンビニエンスストアは閉開店の激しい業種なのからで、確認してからいくことにしましょう。下記のサイトから検索できます。行きやすい場所を検索してみてください。
関東でのホットシェフベーカリー
ホットシェフ併設の店舗は多いのですが、ホットシェフベーカリー併設の店舗は関東には一軒もありません。
関東エリアにある店舗は、駅から離れた郊外の住宅地や幹線道路沿いにあるのが特徴的です。コンビニエンスストアの定石から外れた戦略です。
行く前に検索して確認しましょう
セイコーマートはコンビニエンスストアでありながら、24時間365日経営ではありません。夜は閉まりますし、年始には休みます。営業時間も検索できますので、確認してから行きましょう。
関東へも進出のセイコーマートのまとめ
いかがでしょうか、セイコーマートの魅力は伝わりましたか。2017年8月に、北海道新聞が「道内最大手コンビニ 、セイコーマート が関東で弁当を供給、新工場建設も視野に入れている」と報じた為、セイコーマート関東への期待が高まりましたが、残念ながら、現在はあくまで弁当供給のメーカーであるようです。
関東ではやはり店舗は限定的なので、北海道に行った際には立ち寄ってみましょう、ご当地もの、リーデルブランドが多いので、珍しいものに出会うことができます。ちょっとしたお土産の購入や、話のタネになることは間違いありません。
セイコーマートは関東では全部合わせても110店舗ほどしかありませんし、幹線道路沿いなどが多いので、ドライブがてら、「ご近所北海道」を探しに行くのも楽しいでしょう。